リストラ部屋とは?配属されたら考えるべきことを解説

キャリア開発センター、人材強化チームといった部署に配属されることになったあなた。

仕事内容は、自分のキャリアにつながる仕事をする、1日中雑用を行うなど今までと180度異なり、まさかここは追い出し部屋では…?と不安になるでしょう。

そこで今回は自分がリストラ部屋(追い出し部屋)に配属された際にどうすべきかという内容ついて解説していきます。

リストラ部屋

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そもそもリストラ部屋とは?

リストラ部屋、別名追い出し部屋は、自己都合退職してもらう目的の部署のことをいいます。

追い出し部屋(おいだしべや)とは、日本の企業や団体の職場において、従業員・職員を「自己都合退職」(または懲戒解雇)に追い込み、「会社都合」で退職させないために配属させる部署、または既属部署から頻繁に呼び出す部屋。

「無期雇用の従業員を容易に解雇できない規制」又は「割増による退職金の支給」を免れるため、一部の企業で脱法的に設けられる。

表向きの名称としては、配属する場合は人材強化センター、キャリアデザイン室など、既属部署から呼び出す場合はコーチングルーム、ワーク・ライフ・バランス相談室などと通称される。後者の場合、組織開発と称して面談を外部に委託し、候補・対象者以外の社員も一通り呼び出して絞り込んでいくやり方がとられることもある。

引用:追い出し部屋 – Wikipedia

自己都合退職と会社都合退職の違いについての詳細は「自己都合退職と会社都合退職の大きな違いは失業手当にあった | | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE」をご覧ください。

会社都合で行われる解雇の場合、不当解雇にあたると労働者から裁判をおこされるリスクもあるため、自己都合退職を企業は望むとだけ簡単に抑えてもらえればよいです。

 

また前提として、追い出し部屋は従業員を不当に退職へ追いやるための部署にあたります。

それを客観的に不当にあたらないように、キャリア開発センター、人材強化チームといった名前をつけたり、自己都合退職してもらうようにすることが目的になります。

リストラ部屋は違法か?

リストラ部屋は違法にあたるのか?法律に絡む内容のため、労働問題弁護士ナビの内容を引用しながら解説していきます。

記事を書いている弁護士曰く、違法かどうかの線引きが難しいのが実情のようです。

そもそもこれらの「追い出し部屋は違法といえるのか」ですが、結論から言うと、必ずしも全部が違法とはいえないが、違法となる可能性は否定できないということになるでしょう。

引用:追い出し部屋の実態と実例|追い出し部屋に対処する方法|労働問題弁護士ナビ

過度な退職勧奨や、不当な配置転換、パワーハラスメントが行われる場合もあり、違法と判断される場合があります。

またリストラ部屋でなく、人材会社が全部を請け負うリストラ会社の手法もあるので、抑えておきましょう。

参考:「追い出し部屋」はもう古い! リストラの最新手法 | PRESIDENT Online

リストラ部屋に異動になったらやるべきこと

追い出し部屋に異動になった場合にやることは基本的に3つあります。

  1. 転職も視野に入れる
  2. 残る
  3. 違法性が考えられる場合は弁護士に相談する

自分がどういった判断をするべきかについては、次の節で説明致します。

リストラ部屋に配属された段階でキャリアだけでなくその後の人生について考えよう

ここまではあくまでも、リストラ部屋とは何かといった定義や、配属されたら何をすべきかという客観的な内容を元に解説してきました。

今回記事をリストラ部屋の記事を作成するきっかけは、ヒトシアのLINE@経由の問い合わせで以下のような質問を頂いたからになります。

ネット記事でリストラ部屋や追い出し部屋について読んでみたところ、大体の定義やリストラ部屋に配属されたら何をすべきかというやるべきことは書いてあり理解できました。ただ、実際に配属されて残るかどうかといった時にどのように判断したらよいかわからないので教えてほしいです。

そのため最後は、人材業にも携わっていた筆者が、リストラを受けた人の話を聞いてきた経験を元に持論を展開していきます。

持論のため、あくまでも参考としてみてください。

残るか残らないべきかは慎重に判断する

配属された際にやってはいけない1つとしては、熟慮せず残る残らないを決めることです。

特に思考停止で何が何でも残るという選択は苦しくなってきます。

残るにしてもできれば、キャリアや今後の人生を判断した上で選択しましょう。

リストラ部屋に配属された段階で、給与は下がっていく

リストラ部屋に配属された段階で、長くいればいるほど給与は下がっていくものだと覚悟したほうがよいです。

残るにしてもジリ貧になってくるのが目に見えます。

我慢する、裁判をする、どちらの選択も精神的にはきつい

リストラ部屋で我慢して残る、不当解雇による裁判で戦う。正直どちらも時間がかかり精神的にはきついです。

平日に8時間仕事をすると考えると1週間のうち約1/4は仕事にあたります。

この25%をどう捉えるか。仕事がつまらなかったり苦しかったりすると他のプライベートも楽しむことが難しいです。

精神的に苦しいと、ストレスをお金を使って発散するという燃費の悪い悪循環な生活にも陥りがちです。

 

リストラ部屋の配属は確かにショックですし怒りも込みあがります。

しかし残るのは、それ以上に精神的にきつくなってきます。

幸せに生きることが人生の目的だと考えた際に、我慢したりや残って戦ったりするよりも次の未来を見据えた動きをする方がよいと考えます。

※残るつもりはないが納得がいかないから裁判をするはありだと考えます。何がなんでも残るために裁判をするというのは正直辛い期間が続きます。

未来がないよりも、未来がある方が人間は頑張れる

リストラを受けて残るか残らないべきか。

未来が見えない不安から、現状維持バイアスに陥り残る人もいらっしゃいます。

現状維持バイアス(status quo bias)とは、変化や未知のものを避けて現状維持を望む心理作用のこと。現状から未経験のものへの変化を「安定の損失」と認識し、現在の状況に固執してしまうというものである。

提示された変化にメリットとデメリットがある際、現状得られている利益よりも変化による損失から得る苦痛の方が大きいと判断し、非合理的な選択をする傾向がある。

引用:現状維持バイアスとは 意味/解説 – シマウマ用語集

しかし先述した通りリストラ部屋に配属された場合、現状維持ではなくほぼ確実に下降線を迎えます

 

たとえ話にはなりますが、真っ暗なトンネルをライトなしで歩くのも大変ですが、徐々に落下することがわかっているジェットコースターの方がきついと思います。

トンネルの場合は、転職活動を通じて新たな転職先を見つけたりするなど光が見えることがあります。

自分の力で進めることで、自己コントロール感も得られるため精神的にも頑張れますが、ジェットコースターの場合自己コントロール感もなく耐え忍ぶしかなくなるため精神的にも辛いでしょう。

切り替えに時間はかかるかもしれませんが、気持ちの整理が付いたら未来に向けて走ることをおすすめします。

リストラ部屋にいられるのであれば、転職先が見つかるまでは辞めないようにする

辛いリストラ、せめて不幸中の幸いだったと思える内容を共有します。

中小企業の場合はリストラ部屋を設置する体力もなく、整理解雇が行われて離職せざるを得なかったり、そもそも倒産して職を失ってしまったりしまいます。

転職よりも離職中の再就職の方が難易度は間違いなく高いです。

そのため転職先が見つかるまでは、リストラ部屋に残るようにはしましょう。

▼リストラで残るべきか迷っている方はこちら

リストラを受けても残るべきか?迷ったら一読必須【一人で抱え込むのはNG】

まとめ

リストラ部屋に配属され残るかどうか考える中高年

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今回は要点だけをわかりやすく重点的に説明しました。

  • そもそもリストラ部屋(追い出し部屋)は不当
  • キャリア開発センターという名前や、自己都合退職を促すように不当にあたらないよう企業側も工夫している
  • リストラ部屋以外の手法も増えてきているので情報収集はしよう
  • 残るか残らないべきかは慎重に判断する
    • リストラ部屋に配属された段階で、給与は下がっていく
    • 我慢する、裁判をする、どちらも精神的にはきつい
    • 未来がないよりも、未来がある方が人間は頑張れる
    • リストラ部屋にいられるのであれば、転職先が見つかるまでは辞めないようにする

リストラは情報戦、準備が大事になります。

ヒトシアではリストラに関する記事を随時更新しているので是非チェックしてみてください。

参考:リストラに関する記事一覧|ヒトシア

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