中高年がリストラの際に気をつけるべきこと|その後や転職、仕事の選び方について

中高年サラリーマンにとって切っても切れない関係なのが「リストラ」

このご時勢、自分が働いている会社でもいつリストラが行われるかどうかわかりません。

そこでこの記事では中高年のリストラ事情について解説していきます。しっかりと予習して対策しておきましょう。

 

この記事は下記のような方々におすすめ
  • リストラが心配な人
  • リストラを受けてどうしたらよいかわからない人
  • 中高年の転職や再就職事情について知りたい人

50代などの中高年がなぜリストラされるのか?理由は?

リストラを受けた中高年男性

©metamorworks/stock.adobe.com

会社で頑張って働いてきた中高年世代。こんなに頑張ってきたのに、なぜリストラをされるのでしょうか?

日本の景気の伸び悩み、企業の業績不振、終身雇用制度・年功序列の崩壊などマクロな視点もありますし、ポストがなくなっていく40代以降、出世競争に勝てなかった社員を平社員で雇い続けるのは年収の費用対効果や、今後の将来性を考えるとリストラをした方がよいというミクロな視点もあります。

以下の記事ではどのような人がリストラリストに入るのか?といったことをより詳しく学ぶことができます。

興味のある方はご一読お願いします。

▼どのような人がリストラ対象になるのか?記事はこちら

リストラ対象になりやすい人とは|基準は?年齢は?管理職がなりやすい?などの疑問を網羅的に解説

リストラされた中高年。その後はどうなる?

中高年がリストラを受けたその後は?

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辞めるも地獄、残るも地獄なんて言われてもいる「リストラ」

筆者はヒトシアの運営以外にも総合求人サイトの立ち上げを2年間行っていたので、人材ビジネスにもある程度精通しています

ミドルエイジ~シニア世代に関する知識と人材の知識を持つ筆者の経験から申しますと、リストラのその後は人それぞれだというのが正直なところです。

結局は準備をちゃんとしているかが重要になります。

リストラの準備をしていた方は、辞める残る関係なく比較的うまくいっていますし、準備をしてこなかった人は辞めても残っても苦労している方が多いです。

 

また、苦労している方の特徴としては、人生の中で仕事の占める割合が大きすぎることが挙げられます。

リストラにあっても、趣味や家族の生活など他で楽しみや生きがいのある方は、辛い気持ちもある程度分散されます

しかし家庭をかえりみていなかった方の場合、リストラをきっかけに離婚なんてこともあります。

 

まとめるとポイントとしてはこのようになるでしょう。

  • 人生のポートフォリオを仕事だけに割かない。家族や趣味などにも分散させる。
  • 準備が大切。これができているかどうか

中高年のリストラがテーマのブログ。あくまでも参考程度に

参考までにリストラ経験をした方のブログを読むのはおすすめです。

一次情報にあたることで、自分が抜けていた視点の気づきも得られます

しかしあくまでも参考程度にしておきましょう。

自分と同じ境遇の者がいるという安心感でずっとネットサーフィンをしてしまう人もいます。小休止も必要ですが、ずっと休んでいるわけにもいきません

また個人のアフィリエイトブログの場合、必要以上に不安を煽るような内容もあり、精神が落ち込んでいる時に読むと冷静な判断を取れなくなってしまうこともあるため注意が必要です。

コロナや金融危機などは特に要注意

リストラと不景気

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リストラの場合、コロナなどのパンデミックやリーマンショックのような金融危機は注意が必要です。

理由としては下記の通りになります。

  1. そもそも社会全体が不景気のため、リストラを行う企業も当たり前だが増える。
  2. その流れに乗じてリストラを行う企業もある。普段リストラをすると目立つものの不景気の場合は他社もリストラを行っているため目立ちにくい。
  3. 不景気なので、どこも採用を見送っている。企業は不景気の際に採用費と広告費を真っ先に削るため。

特に注意が必要なのが金融危機です。

2019年に始まった新型コロナによる不景気は業界ごとに好景気、不景気がわかれていましたが、金融危機の場合は社会全体が不景気になります。

そのため次の就職先が一向に決まらないなんてこともありますので、リストラの通告を受けた際には転職先が見つかってから辞めることをおすすめします。

再就職は転職よりももっと大変

会社都合退職ですぐ失業保険の給付も貰えるからとりあえず辞めようは大間違いです。

転職活動は働きながら行うのが原則になります。一度辞めてから転職活動をするのは選考で不利に働くため、まだ辞めていない人は就職先が見つかってから転職しましょう

もちろん、止むを得ず既に退職してしまっている方もいらっしゃいます。そういった方は気持ちを切り替えて再就職に望みましょう。

【補足】キャリアハックの繋ぎの起業は中高年にはあまり意味がない

就職活動がうまくいかなかった学生や、退職後に履歴書に穴を開けないために十数万円で起業する方もいらっしゃいます。

一部の界隈ではキャリアハックとして重宝されていますが、これは真に受けると痛い目にあいます。

正確に言うと20代、30代など若いというのが前提になるため、中高年の方が同じことをしてもあまりメリットがありません。

 

起業すればもちろん、売上や利益も見られます。

若い人であれば、起業を経験していることで普通に働いている人よりも相対的にスキルや経験があると判断されることもありますし、たとえ会社がうまくいっていなかったとしてもマイナスに評価されることはほとんどありません。

 

しかし中高年の場合はそうはいきません。

とりあえず繋ぎで起業したものの失敗しましただと、相対的に今いる社内の人より優秀かどうか判断することは難しいためです。

再就職よりはハードルが下がるかもしれませんが、それでも転職よりはきついと考えます。

 

ポイント

  • 職場からのプレッシャーからとりあえず辞めるはNG。しっかり転職先を見つけてから転職しよう。
  • とりあえず起業も注意。その後再就職が前提の場合は要確認必須。

リストラ後の仕事選びの軸について

中高年の転職の考え方

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最後にリストラを受けて転職をしようと考えている方向けに、転職・仕事選びの心構えについて解説していきます。

ここではいわゆる転職のお作法というよりはどちらかというと、キャリアだけではなく人生全体の中のキャリアという視点からどのように考えるかといった点をお話します。

老後を豊かに暮らす視点を持つ

人生100年時代、50代でリストラにあった方はまだ長い人生の折り返し地点でしかありません。

確かに2021年4月に高年齢者雇用安定法の改正がされて、70歳までの就業機会が確保される方向になりました。

参考:高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~|厚生労働省

それでも70歳で退職したとして、残り30年もあります。

 

仕事一筋で70年間突っ走って定年退職した場合、退職後に仕事以外に何をすればよいかわからないといった状態になる方もいらっしゃいます。特に男性に多い傾向です。

あくまでも、仕事は人生の中の一部分にすぎません。

平日に8時間働くとすると、1週間のうちの23.8%の時間を働いていることになります。あくまでも人生のうちの1/4です。

もちろん重要ではあるものの、仕事が全てではありません。

働いていた時間よりも、老後の時間の方が長いという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

「例えば、60歳で定年になって、そのあとずっと過ごしていったら、自由時間ってどれくらいあると思いますか?」
「これはちょっと私の方で計算したら、8万時間ですね。1日自由になる時間が何も仕事をしないと大体11時間くらい、これ私自身の経験なんですけど。それで、今、平均の余命が長くなっていますので、60歳の時だと男性で84歳くらい、女性だと88歳ぐらいまで生きるという試算で計算すると、自由時間が8万時間なんですね。」
「今、働いている方は労働時間が年間1,800時間なので、40年間ずっと働いてきた労働時間より長い自由時間があると。この自由時間をどうやって過ごしていくか、というのが、人生後半戦の大切なポイントだと思っているんですね。」

引用:老後の自由時間は8万時間もあるそうですが… | コラム | ダイワのiDeCo

人生は仕事だけではありません。仕事が終わった後にも人生は続きます。

もちろんお金も大事です。

ただあくまでもお金はマイナスを0にするものだと考えます。

不幸はお金である程度解消できます。しかしお金でプラスになる、幸せになれるとは必ずしも言えません。

そのため生活に困らない収入を意識した上で、家族との生活や趣味など仕事以外も充実させて人生の楽しみを分散しておくのが肝要です。

鶏口となるも牛後となるなかれ

転職後も給与が下がらず同じような環境が理想ではあるものの、なかなかそういうわけにもいきません

そのため中高年の方が転職をする際には、業界や職種など視野を広げて仕事を選ぶ必要があります。

 

中にはそのような状況を受け入れるのが難しく、なぜ私がこの仕事を…と考える人もいらっしゃると思います。

その人に是非アドバイスしたいのは「鶏口となるも牛後となるなかれ」です。

大きな団体の属員になるよりは、小さな団体でも、そのかしらとなることのほうがよい。

引用:鶏口となるも牛後となるなかれとは – コトバンク

意外と視野を広げてみると、実は今の企業よりもトータルで見ると待遇が良いところも結構多かったりします。

大企業で今まで働いてきた人が、メガベンチャーやベンチャー、中小企業に入社してVIP待遇を受けるなんてこともあります。

最初から選択肢を減らすのはむしろもったいないです。視野を広くすることをおすすめします。

変化に苦労を感じる

先ほど中高年の方が転職をする際には、業界や職種など視野を広げて仕事を選ぶ必要があると申しましたが、あまりにも急激な環境の変化には注意が必要です。

今まで大人数で話すような職場環境から、いきなりぽつんと一人でやる職場環境に変わったりすると適応に苦労します。

また職場環境は似ているものの、通勤時間が大きく異なるといった変化も苦労する場合があります。

転職活動をする際は、今までの環境からの変化も考慮に入れましょう。

支出を把握して、どれくらい収入が必要かを考える。

現在の暮らしでかかっている生活費をまずは洗い出しましょう。

  • すぐに削減できる費用
  • すぐには削減できない費用
  • 老後の介護費用や、子供の学費、家のローンの支払いなど、今後の人生でかかる支出

中にはローンなどそもそもリストラを受けない前提の支出をしているものもあります。

 

漠然と年収が下がるのは嫌だ!!!と思っていたものの、よくよく調べてみるとマイナス100万円までなら許容できるなといったことが見えてきます。

貴重な時間を使うのであればどうせなら今後の役に立つ仕事をしよう。

人生の折り返し地点を迎えたあなた。どうせ時間を使うのであれば、お金のためだけではなく今後の役に立つ仕事をする時間に充てる方が充実した老後をおくれます。

  • 仕事を通じて孫との話があう
  • 自分の老後の介護経験に活かす
  • 単純に楽しい
  • 同年代以外の人とのコミュニケーションをとりたい

収入も貰えて一石二鳥と思えるようになりますし、自分ゴト化にすることで労働という意識が減り、充実した時間を過ごせます。

何にストレスを感じるか、何にどうしても我慢できないかを把握する

100点の仕事や職場はそもそもありません。そのため自分で折り合いをつけて納得する必要があります

折り合いをつけるコツとしては、これだけは嫌というものを軸に判断するとよいです。

  • どうしても年下に接客するのが耐えられない
  • もう年齢からか、とにかく考えたり勉強したりするのが苦痛で仕方がない
  • 過度な目標達成のために鬱病っぽくなってしまったので、売上目標など数字に追われたくない。

よくやりたいことを軸に話す人がいますが、ほとんどの人はやりたいことなどありません

何をというwhatを重視するのではなく、どのような状態でありたいというbeingを意識しましょう。

本当にやりたいことがある人は転職という選択肢ではなく、起業という選択肢になるでしょう。

 

またここで重要なのはあくまでも食わず嫌いをしないこと、そして嫌の基準を高く見積もることです。

あれも嫌これも嫌だと何もできません。本当に嫌なことを3つ位に絞るのが良いでしょう。

経験した上で本当に嫌だというものを選びましょう

まとめ

中高年がリストラの際に気をつけるべきことを今回は解説しました。

リストラはいつ行われるかわかりません。

そのためにも普段から準備しておくことが肝要です。

ヒトシアではリストラに関する記事を随時更新しているので是非チェックしてみてください。

参考:リストラに関する記事一覧|ヒトシア

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ヒトシア編集部

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