タクシー運転手の年収はいくら?給料を上げるコツなども紹介!

前回、タクシー運転手の仕事について基礎的な内容をお話しました。今回は、更に掘り下げて実際どのような働き方なのか、どのくらい稼げるのかを引き続きタクシー運転手経験者の私がさらに詳しくお伝えしていきます。

タクシー運転手の平均年収は?

下記URLの3をご覧ください。2018年度の全国平均で、タクシー運転手の年収は348万円と低めで、バブルが弾けて以降下がり続けています。2017年と比べると、近年はインバウンド効果で4.5%持ち直したものの、それもコロナにより吹っ飛びました。未だ収束の見通しが立たないため、現在の数字はこれよりもかなり悪いと予想できます。

https://taxi-driver.tokyo.jp/blog/tenshoku/nensyu/post-0-47/

個人と法人で年収は異なる?

当然年収は個人と法人で異なります。同じ売上でも差し引かれる経費が違います。また個人でも新規許可(新規開業・新車購入)か譲渡譲受(既存の事業者から車・営業区域を譲り受ける)かで異なります。法人は会社によって給与体系が異なるため手取りは違ってきます。

年収を決定づけるのはに、個人か法人かよりも、どの地域・どの会社のどんな勤務体系かが重要です。個人タクシーを始めるにしても、いきなりは無理なので目指すにはまず法人タクシー運転手として10年間無事故無違反をクリアするのが条件です。

地域による違いはどれくらい?

最初のURLに記載されていましたが、東京のタクシー運転手の平均年収は2018年度で470万円です。地方へ行けば200万円台の地域も多いです。「未経験からタクシー運転手で稼ぎたい」「将来個人タクシーを目指したい」などの希望があれば、最初から東京でやるべきです。

どうしても東京へ行けない方は、関西圏、名古屋、福岡、札幌等都市部でも構いませんが、東京とそれ以外ではマーケットが根本的に異なるという事を知っておいてください。

 

Q:ボーナスや退職金はあるの?

基本的にないと考えてください。タクシー運転手はサラリーマンとは根本的に違います。自分の水揚げが全てです。

 

50代から働き始めても、稼げる?

タクシー運転手は基本能力給です。稼げなければ辞めざるを得ません。稼ぐ人でも、死亡事故またはそれに匹敵する大事故を起こすと解雇されるシビアな世界です。

根気よく走るには体力が必要ですので若いに越したことはありませんが、闇雲に走ればいいと言うわけではないので、やり方を工夫すれば50代でも稼げます。

ただ努力である程度売上は上がりますが、基本は自分が走らないといけないので、初年度年収400万だった人が2年目500万、3年目600万と伸ばせてもいずれ限界が来ます。今年700万を達成しても、来年700万稼げる保証はありません。事故や違反で免停になり仕事が出来なくなる事もあります。

未経験者がタクシー運転手を始める場合、ベースの基本給に能力給が加算される給与体系で、きちんとした保険に加入している会社が安心です。稼ぐ人は初月から30万、40万円稼ぎますし、5万、10万円も稼げず半年もたたずに辞める人もいます。

タクシー運転手に年齢制限はあるの?定年や勤続年数などを解説

タクシー運転手の給与体系

タクシー運転手の給与体系は主に2つです。

  1. 基本給+能力給(例:売上を6:自分 / 4:会社で配分)
  2. 車をリースで購入、売上から固定費+変動費を引かれた分が給料になる

地域や会社によって違いますが安心して勤務出来るのは1です。また、勤務体系も重要です。主に以下の4つがあります。

  1. 昼勤または夜勤専属(22勤)
  2. 昼と夜交互(22勤)
  3. 2車3人制または3車4人制(20勤)
  4. 11勤

ちなみに4は稼げる東京ならではの勤務体系です。

まず昼勤からスタートし、マナーや身だしなみ、真面目に走る、売上が出来る、無事故等信頼が積み上がっていき半年~1年くらいかかってようやく3や4の勤務体系で働く事が出来ます。一般のタクシー運転手はカラフルな色のタクシーですが、彼らは黒塗りのハイヤーです。

ハイヤーに乗ることになると、まず無線の顧客ランクが上がりいい仕事が回ってきます。見た目からして高級車なので、流しでも料金を気にするようなお客様は乗りません。実際メーターが回るのも早いです。要はより稼げる環境になるのです。

ハイヤーに乗れるのは一握りの運転手です。どうせやるなら”タクシーの運ちゃん”より”一流のハイヤードライバー”を目指しませんか。

 

Q:稼げる会社はどんな会社?見極める方法はあるの?

その地域で知名度の高い会社がいいでしょう。行灯の力は絶大です。ここでは固有の会社名は控えますが、東京であれば大手4社が有名です。

中にはブラックな会社もあるので、ネット等でしっかり事前に情報を集めてください。未経験から始める場合、友人でタクシー運転手がいればその人に聞くのが一番いいのですが、最初はどうしても情報が乏しいため、とにかくまず飛び込んでみる、という勇気が必要かもしれません。

タクシー業界は、同業を渡り歩く人が多いです。どの会社がどうというのは正直他社から来た人、また辞めて他社へ行った人と情報交換するのが一番正確な情報だと思います。一旦どこかへ入社して、合わなければ転職するのもありです。

ちなみに個人タクシーを目指す場合、会社をいくら変わっても無事故・無違反の履歴は引き継がれるのでその点は心配いりません。

 

年収をあげるためのコツ・工夫

稼ぐには割増の時間帯である夜22時から朝5時の間に(割増の時間帯)走る必要があります。また1日余分に出ればその分稼げます。無理せず計画的に走りましょう。月間いくら稼ぎたいか、そのためにいくら売上が必要か、何日出勤するか計算していくと、1日いくら必要か見えてきます。

例)基本給10万円+売上65万円×60%=49万円 社会保険料や税金を引くと手取35~6万円

売上65万円を25日で達成するためには65÷25=1日平均2万6千円必要です。49万円*12ヶ月=年収588万円です。これは決して高い数字ではなく、わざわざ東京に行かずとも地方都市で十分稼げる数字です。

年収を上げるコツ①実車率を上げる!

真面目にコツコツ走る事が大前提ですが、それだけではなくメーターを倒している時間を増やす事が重要です。これを実車率といい、50%を目指してください。300キロ走ったら150キロはメーターを倒しているという事です。

これが当たり前になるには、「流し」と「無線」を上手く組み合わせて走れるようになる必要があります。今から約20年前GPSという革命的なシステムが導入され、無線の得意な運転手が自由に無線を取れなくなり、タクシー運転手の走り方が大きく変わりました。

この話をすると長くなるので今回は割愛しますが、今のシステムでは無線に頼らず、まず流しでお客さんをより確実に掴めるテクニックを身に着ける事が最優先となります。

一つアドバイスをしましょう。まず歩いている人をよく観察してください。稼げない人はスピードを出しすぎです。タクシーに乗ろうと思ったが、空車が見つからず、時々振り返りながら歩いた経験はありませんか?振り返った歩行者が突然手を上げるケースがあります。スピードを出していれば急に止まれませんし、急ブレーキをかけると後続車と衝突してしまいます。空車時は、迷惑にならない程度にゆっくり走りましょう。

年収を上げるコツ②夜走る!

夜=2割増の時間帯を走れば、単純に売上は20%UPします。隣県等への長距離輸送(業界用語で”飛び”と呼ぶ)の機会も増えます。

ただ”飛び”は方向と時間帯によっては気をつけなければいけません。仮に10,000円の仕事をしても、市内で2,000円、3000円の仕事をしている方が効率いい場合があります。

目標は1時間5,000円の売上です。営業エリアに戻る途中でまた実車になればそれがベストですが、それが望めない場所へ”飛ばされた”場合、2時間以内に営業エリアに戻りまた実車にならなければかえって損なのです。時間帯によっては高速を使ってでも戻ったほうがいい場合もあります。(*空車の場合高速代は自腹)

年収を上げるコツ③1日でも余分に出勤!

タクシー運転手は体力勝負です。実車率を上げるテクニックは一朝一夕で身につかないため、無理にお客さんを乗せようとすると事故を起こしてしまいます。そんな時は人より余分に出勤して日数でカバーすれば無理なく売上が出来ます。

会社によっては毎月売上順位を発表して競争を煽るところもありますが、事故を起こしては水の泡ですので焦らず自分のペースで仕事をしてください。

まとめ

ここまでタクシー運転手が年収を上げるコツをお話ししました。繰り返しですが、もしこれから本当にあなたがこの仕事を選ぶのであれば、必ずゴールはどこかを常に目標を設定してください。

運転手になれば、「今日いくら出来た?」が合言葉になりますが、人と比べる必要はありません。誤解を恐れず言えば、他人はどうでもいいのです。一匹狼になってください。日々自分との勝負です。

開業資金を稼ぐとか、個人タクシーを目指すとか、夢を叶えるため一番大切な事は安全運転です。あなたの帰りを待つ家族がいます。どれだけ稼げるようになっても、これだけはは常に肝に銘じてください。

タクシー運転手の仕事内容や年収などを紹介【シニアにおすすめ!】

当サイトでは、定年・子育て後の再就職に関する情報以外にも、介護や終活、健康について、役に立つ情報を毎週発信中!
「新着記事をいち早くチェックしたい!」「終活や老後の楽しみ方について、情報収集したい」という方にむけ、LINEアカウントでは新着記事の情報や充実したセカンドライフに役立つ記事を定期的に配信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね! 友だち追加はこちらから。

  LINE友だち追加はこちら 新着記事をいち早くお届け!

ヒトシア編集部

ヒトシア編集部です。 シニアの方々の、これからの人生がイキイキとなるような記事を執筆していきます。 毎月、ヒトシア編集部員が旅行、趣味、仕事、健康・美容、終活、介護についての先進的な取り組みをしているサービスや企業の事例をお届けします! フェイスブックを登録するとお得な情報を素早く取り入れることができます。

関連する記事

記事のカテゴリ