スーパーのレジ打ちは簡単なの?仕事内容や大変なことも経験者が解説
「もうすぐ定年退職だけど、まだ働きたい!」「年金だけでは不安だから、パート・アルバイトで副収入が欲しい!」
このような考えをお持ちでは、ありませんか?
スーパーのレジ打ちは未経験でも働くことができ、年齢を問わず募集している所が多いので、再就職の働き場所におススメです。
私は2年ほどスーパーでレジ打ちの仕事をしていましたので、実際の経験をもとに、働く上で大事なポイントを解説していきます!
この記事を読めば、スーパーのレジ打ちで働く事をお考えの方の参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
目次
実はレジ打ち以外にも業務がある!
まずはスーパーのレジ打ちの基本的な業務を解説します。
具体的にはバーコードをスキャンしたり、バーコードがない商品などの金額をレジの決められたボタンで入力します。現在はレジ袋が有料化したので、レジ袋の有無やサイズをお客さんに聞く必要があるでしょう。
また、お会計も現金だけでなく、
- クレジットカード決済
- ICカード決済
- QRコード決済
- 商品券やポイントカード決済
などがあり、始めは覚えることが多いかもしれません。
他にはレジ締め・レジ開け作業があります。これはレジの売上確認と売上金額にミスがないか、確認のために行う業務で、閉店・開店時や24時間営業であっても定期的に行います。
ではレジ打ち以外の業務について解説していきます!
商品の種類と名前を覚える
レジ打ちの仕事でも商品の種類や名前を正確に覚える必要があります。(金額はその日の特売や仕入れる値段で変動するので、金額まで覚える必要はありません。)
商品を覚えなくてはいけない理由は、青果やお客さんが自分でパックに入れるお惣菜(主に揚げ物)にはバーコードの記載がないからです。
特に青果製品で柑橘類の果物は、オレンジ、はっさく、グレープフルーツなど、見た目が似ていて間違いやすい商品が多いです。あまり料理をしない人は、他の野菜や果物の名前も覚える必要がある場合があります。
他に間違いやすい商品がお惣菜の揚げ物です。揚げ物は衣に包まれているので、慣れるまでは見た目で判断するのは難しいでしょう。
商品場所の確認
スーパーで働く以上ある程度は商品の場所を知っておく必要があります。
なぜなら、お客さんに商品の場所を聞かれる事があるのはもちろんですが、値段確認のために売り場まで確認しに行ったり、賞味期限が切れていて新しい商品と交換しなければならない場合があるからです。
実際に広告で売り出している値段と、レジを通した時の値段が違ったり、廃棄するはずの商品の取り忘れで、お客さんがレジまで持ってきてしまう事もたまにあります。
そのため正確な場所まで覚える必要はありませんが、どの商品がどの辺りにあるのかを覚えておく必要があります。
品だし・前出し
商品の品出しの手伝いや、お客さんが取っていった商品を次のお客さんが取りやすいように前に揃える作業をします。スーパーにも忙しい時間と暇な時間があり、1番混み合うのが16時以降ですが、それまでは暇な時間が多いです。
ですので、空いた時間を利用して、お客さんが商品を選びやすい店づくりを手伝います。
楽なところやいいところは?
スーパーのレジ打ちの仕事にも、多くのメリットや嬉しい特典があります。では、具体的に一つ一つ解説していきます。
未経験や年齢不問の求人が多い
スーパーの求人では経験・年齢問わず求人している場合が多いです。理由は、特別なスキルが必要なく、1ヵ月程でレジ打ちの仕事が出来るようになるからです。
また、若い人ではないと出来ない仕事ではなく、むしろ人生経験の多い人の方が接客も出来る場合が多く、仕事に真面目に取り組む傾向が強いからです。
実際にスーパーのレジ打ちで働いていた時も学生のアルバイトと比べて、年齢が高いほど仕事がとても早く丁寧な人が多いです。
従業員割引があることもある
お店によっては従業員割引がある場合があります。
これは働いてもらっている従業員に長く働いてもらいたい、という思いと日頃のお礼を込めて行っている事が多いです。実際に私が働いていたスーパーは従業員割引で、全ての商品が7%(当時の消費税分)割引がありました。
ただし、全てのお店で行っている訳ではないので、働く際には確認してみましょう。
常連のお客さんや従業員とのコミュニケーションで社会性が広がる
働くことで多くの人と関わるレジ打ちは、コミュニケーションが多く取れるので、友好関係を築きやすいです。従業員にも老若男女問わず多くの人が働いていますし、常連のお客さんと仲良くなる事も珍しくありません。
私も常連のお客様から「いつもありがとう」とお菓子や飲み物を貰った経験がありますし、自分より30歳以上年の離れた従業員の人とも仲良くしていました。
また50代の女性従業員の方が暇なときは常連さんとよく喋っていたのを覚えています。自分から積極的にコミュニケーションが取れる人なら、交友関係が広がるはずです。
働き方に融通が利く
スーパーは営業時間が他に比べてとても長く、24時間営業している店もあります。そのため、好きな時間や働く時間もある程度自由に出来ます。
私の場合は学生だったので、平日は夕方~夜で働いて、休日は朝からフルタイムで働かせてもらい、試験がある時には2週間ほどお休みも頂けました。
ただし、店が小さく従業員があまり雇えないスーパーだと、融通が利かない場合があるので、働く前にお店の規模を確認しましょう。
Q:ネイルや服装、髪型はどこまで自由?
A:店によりますが、極端に派手でなければ大丈夫です!
着け爪や、金髪などはダメですが、シンプルなネイルや暗めの茶髪くらいなら許容範囲です。しかし、お金のやり取りやカゴに擦ってしまうので、ネイルは剝がれやすいです。
服装も動きやすくて派手でなければ問題ありません。
スーパーのレジ打ちのきついところ
スーパーのレジ打ちでも、やはり嫌な事や辛いこともあります。特に50~60代の方に向けて注意するポイントを解説していきます!
立ち仕事なので、足腰に負担がかかる
長い時間立ったまま仕事をするので、やはり足が疲れます。またカゴに入れられた商品を主に扱うため、うつむきの姿勢が多く腰にも疲れがきます。
実際に50~60代で働いている方は足をよくマッサージしていたり、休憩室で腰を伸ばしていました。足腰のケアを意識するのがおすすめです。
ずっと年下の上司や先輩ができる
これは人によると思いますが、気になる人はきついでしょう。自分の上司にあたるお店の店長も30~50歳位が多いですし、アルバイトで高校生の先輩が出来ることも珍しくありません。
私も30歳以上も年上の新人さんに仕事を教えた経験もありますし、先輩でも年下だからと態度の大きい人にも出会ったことがあります。
このような人だと職場の空気も悪くなりますし、店長にも職務態度が悪いと怒られかねません。
しかし、無理に気を使えという事ではなく、普通に接していれば大丈夫です。敬語でなくても仕事を教えてもったら、「ありがとう」と言えるようにしましょう。無理に気を使われると、相手にも気を使わせてしまいます。
始めは覚える事が多い
レジの扱い方は特に覚えることが多いです。特に、バーコードがついていない商品のボタン配置や、入力ミスをした時の取り消し方法などの基本操作を覚えなくてはいけません。
決済方法も現金だけでなく、いろんな方法で支払うことが出来るので、決済方法を覚えることに加え、決済方法に合わせたレジの対応手順も覚える必要があります。
他にも各種金券・クーポン券やお店によってはポイントカードの扱い方など、始めのうちは覚えることが多いです。
しかし、マニュアルもあり、始めは先輩と一緒に教わりながらレジに入ります。慣れてくれば問題なく出来ますので、安心してください。
Q:初めてのレジ打ちで苦労したことは?
A:バーコードがない商品を入力するボタンを探すのに苦労しました。他にもレジ締めやレジ開け作業は、一日に1~2回しかやらないので、覚えるまでに時間がかかりました。
また、金額を入力した商品のカゴ詰めも苦労しました。食パンなど柔らかい物は潰れてしまうので、上手くカゴに収めるのに考えながら入れていました。
クレーム対応が多い
人によっては1番キツイかもしれません。お客さんがクレームを言う時は多くがレジ打ちのスタッフに言いに来ます。
なぜなら、他のスタッフは店中を動き回っていたり、裏方で作業していて見つからないからです。
ただし、自分のミスによるクレームでなければ、始めにクレームを受けても店長やその売り場の担当者の人に任せてもいいので安心して下さい。
どんな人がむいている?
では、スーパーのレジ打ちの仕事が向いている人は、どんな人なのでしょうか?向いていない人もあわせて具体的に解説します。
社交的・または接客業を経験している人
スーパーのレジ打ちは社交的な人には向いています。理由は、レジ打ちは多くの人と関わる仕事であることと、多くの従業員が働いているので、人付き合いが得意な人におススメです。
例えばスーパー以外でもコンビニや飲食店で、態度が悪かったり愛想のない定員に嫌な思いをしたことがありませんか?スーパーのレジ打ちも同じで、人と関わる以上は明るい接客を心が出来る人の方が評価は高いです。
責任感があり、正確な仕事が出来る人
レジ打ちはスーパーで1番売り上げに関わる、お金をやり取りする仕事です。ミスによって売り上げが下がったり、お客さんから多くお金を取ってしまって、信用を失ってしまうことにつながります。
ですので、責任感が強く、ミスなく仕事が出来る人にはおススメです。
スーパーのレジ打ちに向いていない人
では逆に向いていない人の解説です。むいている人に当てはまらない人はもちろんですが、他にもスーパーのレジ打ちに向いていない人を解説します。
単純作業が苦手
レジ打ちは慣れてくると、何も考えずに流れ作業で出来るようになります。そうなると仕事が単調になり、つまらないと感じて来るかもしれません。
特に夕方~夜にかけての忙しい時間は、ひたすらレジ打ちになるので、単調作業が苦手な人は向いていないでしょう。
足腰を悪くした経験がある
長い時間の立ち仕事になるので、足腰を悪くした経験があると長く続けられない可能性があります。
実際に足や腰を理由に辞めていった従業員も何人か見て来たので、無理せずに違う仕事を探すのがおススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
- スーパーのレジ打ちの業務内容
- 働く上でのメリットや注意するポイント
- 働く人の向き、不向き
について解説してきました。
50~60代の方で働く意欲のある方はとても増えてきています。いつからでも働けるスーパーのレジ打ちは、おススメです。
しかし、立ち仕事なので足腰を悪くしたりと、働く前に注意しなければならない事もあります。
スーパーのレジ打ちで働こうとお考えの方は、この記事を読んで後悔のないよう、チャレンジしてみてください!
当サイトでは、定年・子育て後の再就職に関する情報以外にも、介護や終活、健康について、役に立つ情報を毎週発信中!
「新着記事をいち早くチェックしたい!」「終活や老後の楽しみ方について、情報収集したい」という方にむけ、LINEアカウントでは新着記事の情報や充実したセカンドライフに役立つ記事を定期的に配信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
友だち追加はこちらから。
