警備員の夜勤バイトきつい?楽?仕事内容や給料、求人の探し方も紹介

はじめて夜間の警備を仕事に選ぶとき、きついのか楽なのか、危険はないのかなど、心配なこともあるかと思います。この記事では、夜勤も含めトータル12年間警備の仕事を経験した筆者が、夜間警備の仕事について実体験をもとに解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

夜間の警備員の仕事とは?

夜間の警備員の仕事は現場によって様々ですが、交通誘導なら工事箇所に車が入ってこないよう誘導することがメインになります。施設警備なら、夜のビルを巡回し異常がないか確認して報告、トラブルがあれば対応、あとは待機といった感じです。

では、それぞれをより具体的に説明していきます。

交通誘導

交通誘導警備は、工事の現場で片側交互通行を誘導したり、工事車両を誘導する仕事です

片側交互は、片方の一般車両を止めて、片方を通すという道路工事でよく見る交通警備で、道路での片側交互通行誘導は、夜間だと車の通りが激しい現場と手持ち無沙汰な現場の差があります。夜なので明るい誘導灯で車をスムーズに通行させます。

工事車両の誘導は、工事現場に出入りする専用車両の誘導などをします。こちらは通行人の安全に注意しながらの誘導です。

いずれも何もない現場は立っている状態ばかりで、休憩が多めに取れる現場も多いです。

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施設警備

施設警備はビル内での立哨、巡回、受付対応、各トラブル対応などが主な業務です。

どんな施設でも定時巡回と受付業務は必ずありますので、異常がないかどうか館内を確認して見回りを行います。受付はビル内で残業をしている人のチェック、鍵の受け渡しなどを行います。

立哨がある現場もあります。夕方や朝、テナント社員の方へ挨拶を行いながら不審者予防の効果もあるため、地味にみえても重要です。現場により30分くらいは立っているだけの状態が続きます。

定期業務以外は待機時間となり、防犯カメラの監視業務や業務連絡などの引継ぎ業務を入力することが一般的です。時折ある警報(火災感知器の誤作動や防火扉開閉)などに対応できる準備ができていれば自由な時間が割とあります。

夜間警備員の待遇は?

夜間の交通誘導と施設警備の待遇について一番の違いは、屋外と屋内ということですが、給与体系や勤務時間が場所によってさまざまということもあります。具体的には以下になります。

給与は?

施設警備は時給制のところが多く、交通誘導は日給が多いです。

  • 施設警備の時給:1,000円前後が多く、大体一夜勤で1,1000円~1,4000円程度
  • 交通誘導の日給:9,000円~1,3000円程度

都内ではこのような現場が多いと思います。給料に幅があるのは警備会社や経験などにより変わってくるからですね。交通誘導の場合は、交通誘導2級という資格があります。誰でも受けられる資格で現場によっては、1,000円~2,000円程アップします。交通誘導をする現場では需要がある資格です。

ちなみに正社員は月給で、月に大体19万~23万程です。業務の範囲が広がり、自分でシフトに入りながら管理をすることになります。

勤務時間は?

交通誘導と施設警備、警備会社によっても違いがありますが、夜間の時間帯ですので夜からの勤務となります。大体の時間は以下のとおりです。

  • 交通誘導:20時~21時くらいから8~9時間くらい(実質平均6~7時間程度)
  • 施設警備:17時~翌8時、18時~翌9時など

交通誘導は、現場に着いたらまず会社に電話連絡をして、仕事に入ります。上記の時間帯が多いですが、工事の現場によって終電後にスタートするなど制限がつく場合があり、23時過ぎからの始まりもありますが、大体言われている時間よりも早く終わることが多いです。現場によって作業時間も変動があるため、中には3時間くらいで終わることもありましたが、日給はそのままもらえます。時間変動は道路の使用許可の関係ですね。

次に施設警備ですが、上記の時間の中で休憩が2時間あり、14時間勤務くらいが多いでしょうか。警備会社によっては、3交代制のビルなどもあります。中には24時間勤務の会社もあると思いますが、仮眠時間が4~5時間は連続して取れるなど対応はされています。この場合はトータル16時間勤務くらいが目安となると思いますが、次の日は勤務明けになり、その次の日が休みというシフトになります。

 

Q:夜勤のとき、休憩はどれくらいとれるの?仮眠はできる?

求人雑誌や広告に休憩がとれると書いてあるところで、休憩がとれないことはまずないです。施設警備の場合は、スペースが限られており、休憩しづらいなどの場合でも、上着を着て外へ買いものに行く、バックヤードをふらふらするなど気分転換は可能だと思います。

仮眠に関しても、問題なく取れます。現場によっては、二段ベッドで他にも寝ている人がいる中で、寝たり起きたりをする現場もあるので、私などは耳栓をもっていたり、ケータイのアラームはライトのみにするなど、注意はしておりました。

交通誘導の際は、近くに公園などトイレのある場所がないといったことも、まれにはありましたが、大体は暇な現場で休憩も十分に取れていました。

 

働き方は?

交通誘導の場合は、夜間ですと仕事終わりには終電がありません。みんな自分の家から自転車やバイクで来ています。明け方に帰って昼夜逆転になるため、朝に寝ることに。

また、屋外で天候に左右されますので、天気予報の確認は必須です。現場によりけりですが、雨で中止になることもあるので、急に休みになった分の穴埋めを、単発で他の日に出勤という働き方も必要になってくると思います。

施設警備は、屋内の分、早く終わるなんてことはなく、時間通りに拘束されます。私の経験では、正直暇な時間も多く、その時間をどう過ごすかが重要です。時給なのでただ時間が過ぎるのを待つ人もいれば、基本的に一人が多いので、雑誌や本を読んでいる人も多かったです。夜勤務のサイクルができれば、施設警備で体力を使うこともあまりないため、すぐに慣れるでしょう。連勤は避けた方が無難です。

50代や60代でも夜間警備をするのは楽?きつい?

結論から言えば、夜間警備は50代や60代の方でも問題なくこなせます。

むしろ、年齢不問のところだと、気を遣ってくれシフトにも配慮してくれるところがほとんどだと思います。私は管理する側として、体調には常に気を遣っていました。

施設警備では、決まった業務以外の不審者対応や拾得物対応、設備不具合などの対応は、どこの施設でもあるはずですので、そのようなトラブル対応以外の時間をどう過ごすかになってきます。

巡回時間が1時間と決められているのであれば、ゆっくりと50分くらいで回るなど怒られることはありません。また、重い荷物を持つことや、体力勝負などの現場はほぼありませんし、むしろ今までの仕事で培われた対応力を業務に生かしていた方が多かったです。

施設警備も交通誘導も夜間現場は忙しくないことがほとんどなので、トラブルが起きたときの冷静さの方が重要になり、実はシニア世代の人の方が夜間勤務には向いていると思います。

また、何もなければ本当に暇なので、本を読んだり、談笑したりと日中警備では難しいソフトな警備も可能ではあります。うまく時間を使ってゆっくり休んでいる人もいますから、きついことよりも楽だと感じることの方が多いでしょう。

ただ、私としては、どちらかと言うと交通誘導警備の方がきついと感じることが多いと思います。天候に左右されることに加え、冬場の夜間などは寒いことは間違いありません。休憩時間以外は基本的に立ちっぱなしですので、きついと感じるのは屋外での交通誘導の方が多いでしょう。

夜間警備の仕事をするメリット・デメリット

次に夜勤警備のメリットとデメリットを解説していきます。交通警備と施設警備で異なりますが以下にまとめました。基本的にどこの現場でも難しい仕事はないと思います。仕事があらかじめ決まっているので、慣れるだけで問題ないからです。

メリット

まずは交通誘導ですが、昼間より日給が高いところ、夜間のため車もあまり通らず、ほとんど何もない現場が多いところですね。また、場所によって勤務時間が短くなるところや残業がほとんどないところなどもメリットでしょう。基本的に一人仕事なので無理なコミュニケーションを取ることもなく、仕事ができるところは、実は最大のメリットだと思います。また、一人で片側交互誘導などの仕事は研修があるので、いきなり車をさばくのか、と思わなくても大丈夫です。

次に施設警備ですが、こちらも日勤に比べ時給は高いです。夜間は何もトラブルが無い日も多く、警報やイレギュラーな対応もあるにはありますが、大抵どこもマニュアル化されていますし、慣れれば問題ありません。また、体力を使う仕事もほとんどなく、何の仕事もない待機時間をうまく自分の時間として使うことが求められます。

現場によりますが、一人で勤務したい人やノルマや時間制限のある仕事が嫌な人にはもってこいだと思います。何時に何をやるかは決められているので、時間通りに行えば良いですし、ノルマなんてありません。一人きりになる時間の多い現場もあるので、時間のあるときには可能な範囲で自由を満喫できます。

人間関係にもそこまで縛られなくて良いので、夜勤警備の新人さんを研修しているときも、「違う警備会社で働いていた」なんて方ばかりでした。

デメリット

まずは交通誘導のデメリットからですが、繫華街で人通りが多い工事現場に当てられたときや、車通りが多いところでは、立っている時間が多い可能性はあります。また、車の運転手からのクレームや、酔っぱらいにからまれるということも無いわけではないです。

また冬の夜中に外で立っていないといけないのは、本当に寒いですので、厚着などをして対策をしましょう。

施設警備の場合は、屋内なので外の寒さは巡回で外構を回ったときくらいしか感じませんが、何かトラブルがあれば最初に対応する人になります。具合の悪そうな人、酔っ払い同士のケンカ、テナント社員のクレーム対応、警報対応、火事や救急の対応……。何か対応をするときにまずは警備が反応することになります。

ただ、難しい対応と言うほどでもないので、経験と冷静さがあるシニア世代の方ならデメリットよりも一人で勤務する気軽さの方が勝つでしょう。

 

Q:夜間警備を始めたときに苦労したことは?

昼夜逆転のため、昼間しかやっていない銀行や郵便局などに行きにくいことでしょうか。

あとは、施設警備ですが、夜間警備から連続で日勤警備をヘルプで入ると、体調に影響が出てくるので、安請け合いしない方が良いとは正直思いました。

仮眠に関しても寝られるうちにしっかりと寝ておくことが重要です。朝に訓練がある現場などは動きに影響が出てきますので。

交通誘導の場合は、屋外ですので冬場は体調管理にご注意ください。本当に風邪をひきます。私はホッカイロを貼りつけ、上に下に厚着をしてしのいでいました。

 

どんな人におすすめ?

夜間の警備員を仕事とされる方には、様々な人生を通ってきた方がたくさんいました。

意外と警備員しかやってこなかった人よりも、以前は企業で働いていた人など、今までの人生の経験と知識で、いざというときに動じない毅然とした警備対応をして、見本となるような方も多かったように思います。

一人が好きな人、一人で仕事をしたい人、空いた時間の過ごし方がうまい人、やることだけやり、あとは放っておいてほしい人、人との付き合いをほどほどにしたい人などにおすすめです。また、仕事でのメリハリをつけることがうまい人、細かなことが気になる人など、繊細な方にも向いているかと思います。

 

Q:仕事を探す時に注意した方がいいことは?

  • 施設警備でも交通誘導でも、一番はどこの現場に入るかどうかです。勤務地を確認して、ここには入りたくないなどの地域があれば、面接時に言っておきましょう。
  • 残業の有無も確認しましょう。新しく入る人がどれだけ残業できるかどうかは、シフト作成者が気にするところだからです。
  • 週に入れる勤務数は残業代(1週間に40時間以上勤務分の割増)にも影響するので、確認しておきたいところです。
  • 福利厚生がしっかりしているか。各種保険がしっかり整備されているかも重要です。
  • 金銭面でのフォローがあるかも重要です。制服のクリーニング代を自分で払うところや、資格や研修を受けている時間は給料が発生しないところもあります。
  • 電車代などの交通費はどれくらい出るか。1か月最大いくらか上限は確認しておきましょう。雑誌や広告に載っていても念のため確認しておいた方が良いです。
  • ローカルルールなどは聞けるようでしたらたら、確認しておくとよいでしょう。その現場特有のルールも存在しますので。たとえば、設備と警備が一体の施設警備などでは、警備のシャワーの利用時間は何時頃か、夜に施設に入りタイムカードを切ったあと買い物に行く時間があるか、などは現場により違うためです。面接をする人間が配属現場のことを熟知していないことも考えられるため、配属先で研修の人に聞いても良いですね。
  • 施設警備なら訓練があるかどうかなどもぜひ確認しておきましょう。近年は特に訓練を重視する警備会社もあるためです。ただ、ここは差があるので、正直訓練なんかまったくやらない会社もあると思います。個人的には、大手警備会社ではなく、最近警備部門を立ち上げた設備管理の会社などが良いのではないかと思います。
  • 交通誘導なら、大体が直行直帰になりますから、自分が現場に行く交通手段を言っておきましょう。自転車やバイクなどを話しておくと、可能な距離の現場を紹介されます。

 

まとめ

以上が、夜間の警備についてです。決められている業務以外はほどほどのモチベーションでも十分務まります。誰でもできますし、慣れればあとは繰り返すだけなので難しいことは何もありません。

夜間警備に必要なのは若さより、知識と経験、冷静な対応力です。経験豊富なシニア世代の方の力を各現場も求めているはずです。この記事がこれからのお仕事選びの一助になれば幸いです。

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ヒトシア編集部

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