50代で事務に再就職するのは難しい?採用されやすい求人の特徴も紹介

これから事務職を始めようと思っている皆様にむけて、他業種から事務職に転職し、勤務歴5年の私が、事務職への転職についてや、また、シニア世代の再就職について、本音で解説して行きたいと思います。

若い世代が採用される事の多い、人気の事務職ですが、是非諦めず、トライしてみて下さい。

50代からの事務職は難しい?

若い頃は立ち仕事が苦にならず、体力的にも問題なくこなせたかも知れません。ですが、やはり50代になると、座って出来る事務職に就きたいと考えますよね。ただし、体力的には楽かも知れませんが、事務職も決して楽ではありません。ここでは事務職への再就職の難しい理由をご紹介します。

求人数が少ない

比較的求人が多いのは、飲食店やコンビニエンスストア、店舗スタッフやレジ等の立ち仕事の募集です。

indeedで東京23区の求人情報を検索すると、飲食店が43,440 件、販売が21,077 件あるのに対して、事務職は6,755 件。

タウンワークでも「杉並区」を例に調べてみましたが、飲食店が570件、販売が422件あるのに対して、事務職は191件ほどとなっており、事務職の求人の少なさがわかるでしょう。

出来れば自宅の近くで、土日がお休みで、夕方~夜の勤務がない事務職。それらの条件で絞りこむと、求人は更に少なくなります。

その少ない求人の限られた採用枠を、若い人も含めた多数の応募者の中から勝ち取らなければいけないのです。いかに難しいか、お分かりになりますよね。

経験のある即戦力が求められている

事務職の求人情報によく記載されているのが、「経験者優遇」「Word、Excel、インターネット使用に支障のない方」という文言です。

「簡単なPC操作が出来る方」と記載のある求人であっても、多数の応募者の中から採用を勝ち取る為には、ある程度のパソコンスキルは求められると解釈して間違いはないでしょう。

「未経験」の人と、「経験者」の人。同じ条件の応募者であれば、「経験者」が採用されるのは当然ですね。「即戦力」となる人材であれば、「未経験の若い人」よりも、「即戦力となる50代の経験者」が採用される可能性も高くなるでしょう。

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50代以降でも事務職に採用される人の特徴

「50代からの事務職への再就職は、簡単ではなく意外と難しい」という現実に直面し、諦めようとしている方、ちょっと待って下さい。実際に50代以降でも事務職に採用され、定年まで安定して勤務している方は大勢居るのです。

では、その人達はどのような人なのか?以下にて解説します。

 謙虚で前向き

50代から新しい仕事を始める場合、大抵の場合は自分より年下の先輩から仕事を教わる事になります。場合によっては、自分の子供ぐらいの年齢の先輩や、社員からの指導を受ける事もあるのです。

それを謙虚に受け入れ、悲観的にならず、常に前向きに学ぶ姿勢のある方は、とても重宝されます。「年齢=経験値」ではないので、不必要なプライドは捨て、一から学ぶ姿勢で仕事に取り組みましょう。

前職のやり方に固執しない

経験のある業種で即戦力として採用された場合、「前はこうだった」「こうした方が効率が良いのに」と思う事は多々あると思います。

ですが、一旦その考えは捨てましょう。それぞれの会社にそれぞれのやり方があり、それに順応する事を第一に考えましょう。

どんなにベテランであっても、会社から見て「新人」である立場の人間が入社当初からあれこれ口を出す事は好まれません。まずは、素直に会社の方針に従う方が信頼されます。

話題が豊富でコミュニケーションスキルが高い

業務を円滑に行う為には、円滑な人間関係を築く事も大切なスキルです。特に女性同士は会話を通じて円滑なコミュニケーションをはかり、より一層仲間意識が高まります。

明るく前向きで笑顔の多い人は会社でも重宝され、信頼される事に繋がります。家庭内の愚痴ばかり言うのではなく、休日の過ごし方や趣味の話題などが豊富な人は見た目も考え方も若く、社内でとても魅力的に感じられます。

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事務職に再就職する際、強みになるスキル

一昔前の紙ベースの時代とは変わり、事務職といえばパソコンを使用します。今の時代、「読み・書き・そろばん」に替わるスキルがパソコンスキルなのです。その他にも語学や資格など、強みになるスキルはいくつかあるので、以下にてご紹介します。

高度なPCスキル

Word、Excelの基本操作は、今の時代では常識になりつつあります。強みになるスキルとしては、Word、Excelに加えAccess、PowerPointなどのスキルがあれば、再就職する際の強みになるでしょう。

また、Excelの中でも上級者に分類される「関数を使用した集計表の雛型を一から作成出来る」「関数を理解し、必要な数式に変換出来る」レベルまで到達出来ていれば、若い世代に負ける事はないでしょう。「MOS資格」もあれば、履歴書の時点でアピール出来ます。

語学スキル

日常会話程度の英語が話せる人は、大きな強みになります。私は出来ないのですが、友人で語学を武器にして再就職をした方がいます。

英語や中国語、韓国語等、高い語学力がある方は外資系企業や商社、秘書(バイリンガルセクレタリー)など、仕事の幅は大きく広がるでしょう。

英語で話すお客様から電話が掛かってくると通常はかなり動揺してしまうのですが、社内に一人でも英語対応が出来る人が居てくれると、周りの人間もとても安心して心強い気持ちになります。

応募業界に関係する資格

事務職は特に資格を必要としない業種も多くあるのですが、応募する業界に関係する資格があれば、それを武器にすることもできます。例えば事務職の中でも医療事務の求人は数多くあり、医療事務の資格がある経験者は採用されやすでしょう。

また、経理の仕事に応募する際は、日商簿記検定や給与計算実務能力検定の資格があれば重宝される可能性があります。応募する際に、自分に自分の強みになる点やセールスポイントを明確に示す事が出来るため、持って居る資格は最大限に生かすことがおすすめです。

SNSやブログの運営スキル

最近では企業のイメージアップや売上向上、集客の為のツールとして、Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSを利用する事が当たり前になってきています。日常的にSNSを利用しており、その使い方や活用の仕方に関する知識があれば、それは強みになります。

更に、ブログ記事が書ける程度のライティングスキルがあれば、広報担当として企業のブログやSNSの運営を任される事になるかも知れません。

今現在はSNSやブログを活用していない企業であるなら、SNSやブログの開設を提案し、あなたがそのチームのリーダーとなる可能性もあるのです。

50代以降の事務職への再就職でアピールするポイント

採用面接を受ける際は、同じ求人に応募する若い世代の人達に負けないためのセールスポイントが必要です。採用担当者に「この人を採用したい」と思ってもらえる、上手くアピールしましょう。

 コミュニケーションスキルや責任感がある

なんといっても、若い世代よりは長く生きている分、多くの人と関わりを持ち、多くのコミュニケーションを育んできている実績があります。

また、若い世代にありがちな「ここが合わなければ、また次を探せばいいや」というような安易な考えはなく、出来れば最後の就職先として定年まで勤めたいと考えているはずです。その考えや、仕事に対しての熱意や責任感をしっかりとアピールしましょう。

一つの職場に長く勤めた経験

例えば「勤続年数10年以上」などの経歴は、若い世代では到底真似の出来ない財産です。

同じ職場で長年勤めるという事は、それなりの苦難を乗り越え様々な人間関係を円滑に行い、その職場での信頼を勝ち得てきた結果でもあるのです。長く勤める事で築き上げたキャリアや知識、それらを最大限にアピールすると良いです。即戦力となり、再就職先でも定年まで長く勤める事を期待して貰えるでしょう。

子供が大きく、ある程度働く時間が確保できる

20代、30代の若い主婦層の場合、子供の急な発熱等や学校の行事等で仕事を休んだり、早退したりしなければいけない事があります。

50代以上にもなると子供が大きく、急病の際もずっと付き添わなくて良い事や一人で留守番させておく事に支障がない事は、大きなアピールポイントになります。

急な休みや遅刻、早退等をしない事はもちろんの事、遅い時間までの残業や休みたい人が多い土日勤務にも対応出来る事は、会社からとても重宝されるでしょう。

50代以降で再就職しやすい事務職の探し方

せっかく再就職に応募するのなら、出来れば採用されやすい求人を狙って応募するのが得策です。履歴書と職務経歴書を用意して交通費を掛け、意気揚々と面接に行ったにもかかわらず、不採用が続いてしまっては心が折れそうになってしまいますからね。

ここでは、50代以降も採用されやすい求人の特徴をご紹介します。

大量募集やマニュアル完備の記載がある

そもそも募集している枠が1人~2人程度の求人よりも、大量募集であれば、その分採用の確率も上がります。

また、若い世代のみならず幅広い世代での採用を検討する事も多いでしょう。「大量募集」の記載があれば、是非応募してみましょう。

また「マニュアル完備」という記載があれば、マニュアルが必要なほど多くの採用実績と新人教育を行ってきたという事であり、業務が効率化されていて分かり易いと考えられるため、おすすめです。

勤務地が駅から少し離れている

通勤が便利な求人が良いにこした事はないですが、その分競争率も高くなります。

例えば駅から徒歩20分などの求人でも、もし通勤可能だと思えるようなら応募してみましょう。慣れれば良い運動にもなりますし、足腰も鍛えられて一石二鳥です。駅からバスに乗って行くような勤務地や専用の送迎バスがあるような求人も、意外と敬遠されやすいので狙い目です。

データ入力やファイリングの仕事

仕事の内容が分かり易くてオススメです。主に繁忙期に短期での募集が掛かるのをよく見かけますので、是非応募してみて下さい。

私の勤務先でも、短期パートの募集で採用され、仕事ぶりが認められて長期雇用になった50代の方が複数名活躍しています。

短期や期間限定の求人

出来れば長く勤務したいから、短期の募集を見送る方が多いのは理解出来ます。

ですが、短期雇用をきっかけに長期雇用となる可能性も大いにあるため、是非敬遠せずに応募してみて下さい。「試用期間」のような感覚でいきなり長期で募集せず、短期での求人を出す企業もあります。

また、短期で採用されて勤務している間にその会社の長期契約の既存スタッフが退職したり、業務自体が多忙となり、人員を増やす事を企業が検討した場合、真っ先にお声が掛かるのが短期や期間限定で雇用されているスタッフです。

改めて求人広告を出す手間やコストも新たに仕事を教える手間も省けて、企業にしてみれば願ったり叶ったりの人材なのです。またすぐに長期の求人がなくても、その会社が新たに求人を出した際、以前短期で勤務した経験は大きなアピールポイントになるでしょう。

 まとめ

50代以降の世代が全くの未経験、かつ、パソコンも使えない状態で事務職に再就職する事は簡単ではありません。

ですが、どうか諦めないで下さい。たとえ未経験であってもパソコンスキルや語学、資格を身に付け、謙虚に一から学ぶ姿勢があれば、不可能ではないと思います。

経験があり、即戦力となる方なら採用されやすい求人を狙って応募し、採用面接で上手くアピールする事さえ出来れば、務職の再就職に成功する確率は高くなるでしょう。

この記事を参考して、人気の事務職の仕事を是非勝ち取って下さい。

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ヒトシア編集部

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