【日本さくら名所100選】会津若松・鶴ヶ城の桜 「八重の桜」で知られる赤瓦の城

鶴ヶ城は福島県会津若松市にある赤瓦が特徴の城で、別名「会津若松城」・「黒川城」とも呼ばれる東北を代表する名城のひとつです。

戊辰戦争での1ヶ月に渡る篭城戦や飯盛山で自刃した白虎隊にゆかりのある城として歴史好きには堪らない場所といえます。

過去に激しい争いや悲劇的なストーリーを繰り広げてきたこの鶴ヶ城も、現在では「鶴ヶ城公園」として春には多くの人が花見に訪れる観光名所となっています。

今回は「日本さくら名所100選」と「日本100名城」の2つに選ばれている名城、鶴ヶ城の楽しみ方や見どころ、さらに鶴ヶ城周辺で美味しいランチを楽しめるおすすめのお店をご紹介します。1年の中でも特に美しい姿を見せる春の鶴ヶ城の魅力をお楽しみください。

毎年春に行われる鶴ヶ城 「さくらまつり」の楽しみ方

桜の名所である鶴ヶ城では、その時期ならではの楽しみ方があります。

鶴ヶ城を100%楽しむためには欠かすことのできない楽しみ方やイベントをご紹介します。

鶴ヶ城公園ライトアップ

鶴ヶ城公園では1年にうちに数回、公園全体がその季節に合ったテーマでライトアップされます。

桜の季節には公園内にある約1000本の桜が夜空を飾り、その中でひときわ目立つピンク色にライトアップされた天守閣が幻想的な雰囲気を放ちます。

公園西側の桜がライトアップされるとすぐ近くの堀の水面にその姿がそのまま映し出され、さながらもうひとつの世界がそこに出現したかのようです。

ここでは通る人皆が足を止め、そうせずにはいられないとでもいうようにカメラを向けています。

ライトアップ開催期間 2020年4月上旬~5月6日(水)
開催時間 日没〜21:30(桜の開花時期が過ぎてからは20:30まで)

「大茶会」などのさまざまなイベント

夜間のライトアップのほか、鶴ヶ城公園内では1年を通してたくさんのイベントが開催されます。その中のいくつか「鶴ヶ城さくらまつり大茶会」、「会津清酒屋台村」、「月釜」がさくらまつりの時期に開催され、毎年多くの人で賑わいます。

鶴ヶ城さくらまつり大茶会

会津で最大級のお茶会で、1席500円で本格的な抹茶を味わうことができます。気軽に作法を学びながら、プロがたてた抹茶の深い味わいを楽しみましょう。

 

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会津清酒屋台村

地元産の食材を肴にして、桜を見ながら会津清酒を楽しめます。会津にある12の酒蔵の地酒の飲み比べも可能で、日本酒が好きな方にとって嬉しいイベントとなっています。

月釜

千小庵が建てた茶室麟閣で毎月7日に開催されるお茶会です。

7日は千小庵の月命日であり、千家の復興の祖である千小庵をしのぶと共にたくさんの人に茶道の文化に触れてもらうことを目的に開かれます。

NHK大河ドラマ「八重の桜」に登場した場所を巡る

2013年に放送された「八重の桜」の主人公である新島八重は、会津藩の砲術師範のもとに生まれ、親から砲術を習い育ちました。

のちに白虎隊の隊士となる人物に銃の扱いを教えられるほどの腕前を持ち、自ら篭城戦にも参戦し活躍しました。

鶴ヶ城はそのような激動の時代を生き抜く女性を描いた「八重の桜」のロケ地となっています。新島八重が劇中で敵を見据えていた天守閣の鉄砲狭間など、鶴ヶ城公園内の各地でドラマの名シーンを生んだ場所を見ることができます。

 

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例年の桜の見頃時期

2020年の開花情報は現在時点(2020年1月)では公開されていません。

例年では気候状況により変動しますが、例年4月中旬~4月下旬頃までが桜の見頃となっています。桜を目当てに旅行を計画される方は、毎年発表される開花情報をしっかり確認しましょう。

例年の混雑具合は?

見どころの多い鶴ヶ城公園は1年を通して多くの観光客が訪れる場所ですが、さくらまつりの時期には例年かなりの混雑を見せます。

近くの駐車場も競争率が激しくなりますので、時間には余裕を持って行くべきでしょう。

午前中の早い時間だとまだ人が少ないので、人混みを避けたい方や待つことなく駐車場に車を停めたい方は、早朝から出かけることをおすすめします。

 

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桜以外にも見どころがいっぱい!鶴ヶ城の見どころ

桜の名所として東北では特に有名な鶴ヶ城ですが、さくらまつりの時期以外であっても十分に楽しめる見どころがたくさんあります。

1年のうちいつ行っても楽しめる鶴ヶ城の見どころをいくつかご紹介します。

鶴ヶ城天守閣

会津のどこからでも見える町のシンボル鶴ヶ城天守閣は、鶴ヶ城公園のみならず会津地方を訪れた際には外すことのできない観光スポットです。 天守閣内部は郷土資料館となっており、貴重な文化遺産を始めとした歴史資料を多数展示しています。

天守閣最上階からは会津の町を一望できる上、日本で唯一の赤瓦を間近に見ることができます。桜が咲いている時期の眺望は素晴らしく、天守閣を取り囲むように咲き誇る桜の花とそれを見に来た人たちの動きを見て楽しみましょう。

城の赤瓦と桜の温かい雰囲気をより一層楽しむことができ、気分はまるで城主になったかのようです。

鶴ヶ城天守閣の石垣

城が好きな方であれば見落としてはいけないのが石垣です。鶴ヶ城天守閣の石垣は石を自然そのままの形で積み上げる「野面積み」という工法で作られています。

大きさも形も不揃いな石が積み上げられている姿から安定性がないようにも見えますが、排水性に優れているため大雨により崩れることがないというメリットがあります。

過去に会津地方を襲ったマグニチュード6.9、震度6以上の地震にも持ちこたえたとされ、築城に携わった職人たちの技術力の高さをうかがい知ることが出来ます。

 

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鶴ヶ城稲荷神社

本丸最上階の展望台から赤い鳥居が見える鶴ヶ城稲荷神社は、築城当初から祀られていた鶴ヶ城の守護神として崇められてきた神社です。

境内には編み笠赤いとほっかむりを身に付けた駒狐が合計6体安置されています。

商売繁盛、家内安全、学業成就などにご利益があるとされ、今もたくさんの人が参拝に訪れています。

土日限定で売店を兼ねたテントの中でお守りや御朱印の授与を行っているので、興味のある方はそのタイミングを合わせて行くと良いでしょう。

 

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鶴ヶ城周辺のおすすめランチ

鶴ヶ城公園周辺でランチをとることができるおすすめのお店をご紹介します。

この地ならではの名物を提供し、会津らしさを存分に感じさせてくれるお店をピックアップしました。鶴ヶ城を観光する際にはぜひお立ち寄りください。

茶室 麟閣

鶴ヶ城の本丸内にある茶室 麟閣は、約140年前に取り壊しをまぬがれて現在まで保存され続けてきた県指定重要文化財に指定されている茶室です。

わび茶を完成させた茶聖、千利休の養子である小庵により建てられました。

千利休が豊臣秀吉の怒りに触れ切腹した後に、千利休に師事していた蒲生氏郷が小庵をかくまっていたという物語が今も残されています。

現在この麟閣は一般客が抹茶を楽しめる茶室となっており、定期的にお茶会が開催されています。千家の意思を継いだ小庵と、千家の茶を愛していた蒲生氏郷に思いを馳せながら優雅な時間を楽しみましょう。

所在地 〒965-0873 福島県会津若松市追手町1-1
営業時間 8:30~17:00(入場締め切り16:30)
定休日 無休
入場料 大人 210円 小中学生 無料 抹茶一席 600円

 

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本丸茶屋

鶴ヶ城の堀に面して店を構える本丸茶屋は、レトロな雰囲気を残す人気のお店です。

茶屋とは言っても天ぷらまんじゅうなどの軽い食べ物から、ソースカツ丼、ラーメン、ざるそばなどしっかり食べたい方でも満足のメニューを提供しています。

ソースカツ、桜肉(馬肉)のにんにく味噌あじ、あっさりすだち味噌あじの3種類から選べる本丸茶屋オリジナルのライスバーガーといった意外性のある食べ物を楽しむことができます。

所在地 〒965-0873 福島県会津若松市追手町4-1
営業時間 10:00~17:00
定休日 不定休

 

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蕎房 かみしろや

鶴ヶ城すぐ近くにあり黄緑色ののれんが特徴的な蕎麦屋です。

ここでは喉越しよく香り高い本格的な蕎麦を提供してくれます。店の佇まいには気品があり、それでいて気取った感じがないので1人でも気軽に入ることができるお店です。

天ざるそばと鴨そばがきが特に人気のメニューで、しっかりと出汁の効いたつゆと歯応えのある蕎麦が絶品です。会津地方の名物である高遠そばも、ほかの場所ではなかなか食べられないおすすめの一品です。
日本人の食文化として欠かせないそばを食べて、タイムスリップした気分で楽しむことができるでしょう。

所在地 〒965-0807 福島県会津若松市城東町1-50
営業時間 11:00~15:00 / 17:30~19:00
定休日 毎週月曜日

 

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鶴ヶ城公園の基本情報

鶴ヶ城公園の開園時間や入場料などの基本情報をご案内します。鶴ヶ城観光の計画にお役立てください。

所在地 〒965-0873 福島県会津若松市追手町1-1
電話番号 0242-27-4005
開城時間 8時30分~17時(入城締め切りは16時30分)
入場料 無料
天守閣入場料 大人 410円 小人 150円 茶室麟閣共通券 520円

※障がい者手帳ご提示で本人無料

鶴ヶ城へのアクセス

東京方面・仙台方面・新潟方面からの鶴ヶ城へのアクセス方法を、公共交通機関と車に分けてご案内します。

・マップ挿入(こちらで挿入致します。)

公共交通機関

電車を利用する場合はJR会津若松駅で下車し、そこからバスを利用して鶴ヶ城へ向かうのが良いでしょう。大人600円、小人300円で1日乗り放題のお得な周遊バス「ハイカラさん」と「あかべぇ」を利用するのがおすすめです。

東京駅から 「東京駅」から「郡山駅」まで新幹線で1時間20分→「郡山駅」から「会津若松駅」まで電車1時間15分→「会津若松駅」からバス停「鶴ヶ城三の丸口」までバスで20分
仙台駅から 「仙台駅」から「郡山駅」まで新幹線で45分→「郡山駅」から「会津若松駅」まで電車1時間15分→「会津若松駅」からバス停「鶴ヶ城三の丸口」までバスで20分
新潟駅から 「新潟駅」から「新津駅」まで20分→「新津駅」から「会津若松駅」まで2時間30分→「会津若松駅」からバス停「鶴ヶ城三の丸口」までバスで20分

各方面から出ている高速バスの利用もおすすめです。高速バスを利用する場合は、「若松駅前」で降車後、周遊バスに乗り換えて鶴ヶ城を目指すと良いでしょう。

東京から バスタ新宿→猪苗代駅→会津アピオ→若松駅前

【運賃(若松駅前まで)】片道:2,500円~4,900円/往復:7,600円〜8,200円(子供半額)

仙台から 仙台駅東口→電力ビル前→会津アピオ→若松駅前

【運賃(若松駅前まで)】片道:3,100円/往復 専用回数券5,800円(子供半額)

新潟から 万代シティバスセンター→ 新潟駅前 →会津アピオ →若松駅前

【運賃(若松駅前まで)】2,100円(子供半額)

各方面から車で行く際は、磐越自動車道「会津若松IC」を目指しましょう。「会津若松IC」から出た後、国道121号線を経由し15分走ると鶴ヶ城に到着します。

東京方面から 首都高速・東北自動車道・磐越自動車道を経由して会津若松ICまで3時間25分
仙台方面から 東北自動車道・磐越自動車道を経由して会津若松ICまで1時間50分
新潟方面から 磐越自動車道を経由して会津若松ICまで1時間20分

駐車場

鶴ヶ城には専用駐車場が3か所あります。それぞれの基本情報をご案内します。

鶴ヶ城公園東口駐車場

所在地 〒965-0807 福島県会津若松市城東町1
営業時間 7:30~18:00
駐車料金 最初の1時間200円、以降1時間ごとに100円
駐車可能台数 129台

鶴ヶ城公園西出丸駐車場

所在地 〒965-0873 福島県会津若松市追手町1-1
営業時間 7:30~18:00
駐車料金 最初の1時間200円、以降1時間ごとに100円
駐車可能台数 200台

鶴ヶ城公園南口駐車場

所在地 〒965-0807 福島県会津若松市城東町15
営業時間 7:30~18:00
駐車料金 最初の1時間200円、以降1時間ごと100円
駐車可能台数 35台

まとめ

今回は桜の名所としての鶴ヶ城をご紹介してきましたが、さくらまつり以外のシーズンであってもたくさんのイベントが開催され、四季折々の魅力を見せてくれる場所でもあります。

日本の歴史上重要な城でありドラマの撮影もされた鶴ヶ城は、訪れる人々に辿ってきた歴史と文化を伝え、学びと感動を与え続けています。

桜の花が好きな人、城が好きな人、日本の歴史が好きな人などたくさんの人に大きな満足感をもたらしてくれる鶴ヶ城への観光を、ぜひご計画ください。

この記事を書いた人:斎藤 誠

この記事を書いた人:斎藤 誠この記事を書いた人:斎藤 誠

旅行・温泉・ラーメンが大好きな、自称アウトドア派の30代。47都道府県すべてに訪れた経験を活かし、あなたにとって本当に役に立つ情報を発信します。

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