富士山と駿河湾を望む三島スカイウォークのおすすめポイント ❘ お土産やアクセス情報もご紹介
三島スカイウォークは静岡県三島市に位置する、日本で一番長い歩行者専用の吊り橋。全長400m、高さ70mの吊り橋から見ることができる絶景を求めて、多くの観光客が訪れる場所です。
今回は観光資源に恵まれている伊豆の中でも異彩を放つ絶景スポット、三島スカイウォークの魅力をお伝えします。
そのほかにも割引情報やバリアフリー情報、三島スカイウォークとあわせて訪れたい、周辺の観光スポットの情報もご紹介。伊豆方面への観光を計画している方は、ぜひお役立てください。
目次
三島スカイウォークとは
三島スカイウォークがある静岡県三島市笹原新田。今では伊豆有数の観光スポットとなっていますが、、この場所から素晴らしい景色が見えるということは、日本最長の歩行者専用吊り橋が建設される以前から地元の間では知られていました。
しかし整備がそれほど進んでいなかったこの地では、残念ながらその景色を見るための場所がありませんでした。その問題を打開して多くの人に足を運んでもらい、ひいては地域を活性化させるため、2012年に吊り橋の建設を開始するに至ります。
そのような経緯を経て完成した、長大かつ、大人2100人分の重さにも耐えることができる頑強な吊り橋は、2015年に営業を開始。今では子供からシニアの方までが楽しめる、定番の観光スポットに生まれ変わったのです。
2020年7月現在は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、営業時間の短縮・消毒用アルコールの設置・施設内の消毒作業など、すべての人が安全に楽しめるように対策をおこないながら営業しています。
三島スカイウォーク 基本情報 | |
所在地 | 〒411-0012
静岡県三島市笹原新田313 |
電話番号 | 055-972-00 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 年中無休 |
所要時間 | 吊り橋:片道10〜15分
施設全体:80分 |
人数制限 | なし |
三島スカイウォークのおすすめポイント
ここにしかない体験、ここでしか見ることができない景色が待っている三島スカイウォーク。
この場所で過ごす時間が一生忘れられないほど刺激的で濃密なものとするために、ぜひ味わってほしいポイントや、おすすめの楽しみ方をご紹介します。
日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を日本最長の大吊橋から眺める
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三島スカイウォークは、標高3776mの「富士山」と、水深2500mに達する「駿河湾」、そして長さ400mを誇る「箱根西麓・三島大吊橋」の3つの「日本一」を一度に見ることができる場所です。
吊り橋から西側の景観がとくに優れており、富士山や駿河湾のほか、伊豆の街並みまで見渡せます。
視界いっぱいに広がる景色と優しく吹き抜ける風を楽しみながら歩く時間は、スカイウォークの文字通り、まさに片道400mの空中散歩。小さく揺れる吊り橋がもたらすスリリングな体験が、ここで見た景色をよりいっそう鮮明に記憶させてくれることでしょう。
季節や時間によって表情を変える自然
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吊り橋を全方位から取り囲んでいるのは、鬱蒼(うっそう)とした自然。季節の移ろいとともに、その景色も姿を大きく変えます。春にはみずみずしい若緑、秋には円熟を感じさせる赤色や黄色。その隙間を縫うように流れる小川が、色とりどりの景観に花を添えます。
また、遠くに見える富士山も、季節により多彩なコントラストを見せてくれます。例年10月頃に初冠雪を迎え、7月頃まで残る富士山の雪。その真っ白の雪が、どれだけ離れていても姿を視認できるほどの存在感を富士山にもたらしています。
そして景色の変化は、季節の移り変わりだけでなく、その日1日の時間の経過とともに訪れます。夕方の景色はとくに感動もの。西側の景色は大きく開けているので、夕日が沈みきるその瞬間までを、その目に焼き付けることができます。
充実したアクティビティ
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三島スカイウォークのメインは巨大な吊り橋ですが、そのほかに用意されている各種アクティビティもかなり力が入った本格的なもの。
森をそのまま利用して作られた「フォレストアドベンチャー」では、往復560mの距離を滑り降りる「ロングジップスライド」を始め、小学3年生までの小さなお子様が全身を思いっきり動かして安全に楽しめる「キッズコース」などのアクティビティが満載。
そのほかにも新感覚の乗り物「セグウェイ」に乗ることができる「セグウェイガイドツアー」や、4輪のバギーに乗って森の中を駆け抜ける「ゴーゴーバギー」など、ほかの観光地にはない体験ができるのも、三島スカイウォークの魅力です。
三島スカイウォークの料金と割引情報
三島スカイウォークの入場料金は以下の通りです。
三島スカイウォーク 入場料金 |
大人:1100円 / 中高生:500円 / 小学生:200円
※障害者手帳の提示で、同伴者1名まで通常料金の半額 |
また、「箱根フリーパス」を利用される方は、そちらを提示することで大人が100円引き、中高生が50円引き、小学生が20円引きの割引が適用されます。
箱根フリーパスとは、2日間あるいは3日間にわたって、箱根エリアの電車・バス・ケーブルカー・ロープウェーなどが乗り放題になるお得なパスです。
箱根湯本や強羅、そして三島などの箱根エリアの主要な場所には箱根フリーパスひとつで好きなだけ移動できるので、箱根観光に訪れる際にはぜひご利用ください。箱根観光がよりスムーズになります。
箱根フリーパス 料金 | |
2日間有効 | 大人:4600〜5700円 / 子供:1000〜1500円 |
3日間有効 | 大人:5000〜6100円 / 子供:1250〜1750円 |
公式HP:https://www.hakonenavi.jp/transportation/ticket/freepass/ |
三島スカイウォークのお土産おすすめランキング
日本最長の吊り橋と、本格的な各種アクティビティをそろえている三島スカイウォーク。実はそれ以外のもの、たとえばレストランやカフェなどもかなり充実しており、そしてすべてがハイクオリティーなのです。
そしてもちろん、ショップで販売されているお土産の充実度もかなりのもの。三島スカイウォークのショップでしか手に入らない、喜ばれること間違いなしお土産をランキングでご紹介します。
第1位.FUJI HANA CUBE CAKE
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三島スカイウォークのお土産のなかで、もっとも人気がある焼き菓子です。1箱のなかにチョコレート・フルーツ・レモンチーズの3種類の小さなケーキが入っており、1つ1つが綺麗なデザインのパッケージに包装されています。
個包装なので複数の人に配るのに都合が良いですし、価格も手頃で買いやすいのもうれしいところ。「三島スカイウォークといえばコレ!」というほどの定番商品で、吊り橋と富士山が描かれた外箱が素敵です。迷ったらこれを買っておけば間違いないでしょう。
第2位.ロングバウムクーヘン
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テレビで取り上げられたことがある、インパクト絶大のバウムクーヘン。長さは75.5㎝にも達し、ショップに置いているサンプルの前で誰もが一度、足を止めるような商品です。日本一長い吊り橋を持つこの場所ならではのお土産と言えるでしょう。
味はコーヒーやお茶によく合うメープル味で、少しずつ切り分けて食べます。これではあまりに長すぎるという方は、ハーフサイズも販売されているのでそちらもおすすめ。洒落がきいたお土産がいいという方に最適です。
第3位.Kicoro
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Kicoro(キコロ)は吊り橋を渡った先に広がる「Kicoroの森」に隠れているキャラクターです。間伐材を丸く削り、表情豊かな顔が描かれたその姿は、さながら森の妖精のよう。形も木目もすべてランダムで、同じものは2つとありません。
そのKicoroが三島スカイウォーク内のショップ、「ツリーツリーツリー」や「スカイガーデン」で手に入ります。小さなキーホルダーやちょっと大きめの置物など、見るだけで気持ちが明るくなりそうな可愛らしいKicoroたちが笑顔で棚に並んでいます。
施設内のバリアフリー情報
三島スカイウォークは、お年寄りの方や体が不自由な方への配慮がかなり行き届いている施設です。そのため、介助が必要な方であっても心配はいりません。
吊り橋は車椅子同士がすれ違うことが可能な幅を確保しており、目線が低くても十分に景色を楽しめるようになっています。吊り橋を渡った先にある展望デッキは、頂上までは車椅子で行くことはできませんが、それでも駿河湾を見渡せる絶景を味わえます。
各種店舗が立ち並ぶショッピングエリア「スカイガーデン」へ車椅子で行くためには、通常とは別のルートが用意されています。そのルートを利用するためにはスタッフの方に案内してもらう必要があるので、利用される場合にはその旨をお伝えください。
三島スカイウォークのアクセス情報
三島スカイウォークは山の中にある観光スポットではありますが、国道1号線沿いに位置しているためアクセスは容易です。
三島スカイウォークまでのアクセス方法を、公共交通機関と車に分けてご案内します。
公共交通機関
東京・名古屋・長野の3地点から公共交通機関を利用する場合のアクセス方法をご案内します。
公共交通機関でのアクセス | |
東京駅から | 【所要時間】1時間15分
「東京駅」から「三島駅」まで東海道新幹線で50分 →「三島駅」から三島スカイウォークまでバスで25分 |
名古屋駅から | 【所要時間】1時間45分
「名古屋駅」から「三島駅」まで東海道新幹線で80分 →「三島駅」から三島スカイウォークまでバスで25分 |
長野駅から | 【所要時間】2時間40分
「長野駅」から「東京駅」まで北陸新幹線で1時間25分 →「東京駅」から「三島駅」まで東海道新幹線で50分 →「三島駅」から三島スカイウォークまでバスで25分 |
車
東京・名古屋・長野の3地点から車を利用する場合のアクセス方法をご案内します。
車でのアクセス | |
東京ICから | 【所要時間】1時間25分
「東京IC」から「厚木IC」まで東名高速道路を30分 →「厚木IC」から三島スカイウォークまで国道271号線・国道1号線を経由して55分 |
名古屋ICから | 【所要時間】2時間50分
「名古屋IC」から「長泉沼津IC」まで新東名高速道路を2時間30分 →「長泉沼津IC」から「三島塚原IC」まで伊豆縦貫自動車道を10分 →「三島塚原IC」から三島スカイウォークまで国道1号線を10分 |
長野ICから | 【所要時間】3時間30分
「長野IC」から「甲府南IC」まで長野自動車道と中央自動車道を1時間50分 →「甲府南IC」から「新富士IC」まで国道358号線・国道159号線を経由して1時間10分 →「新富士IC」から三島スカイウォークまで新東名高速道路・伊豆縦貫自動車道を経由して30分 |
駐車場情報
三島スカイウォークには広い専用駐車場があります。駐車場の詳細情報をご案内します。
三島スカイウォーク駐車場 | |
所在地 | 〒411-001
静岡県三島市笹原新田313 |
駐車台数 | 普通車:400台 / 大型バス28台 |
駐車料金 | 無料 |
周辺の観光スポット情報
三島スカイウォークの周辺には、ぜひ訪れてほしい観光スポットがいくつかあります。
せっかく伊豆まで足を運ぶのですから、時間があればこれらの場所でも観光を楽しみましょう。
箱根観光
神奈川を代表する観光地の1つ、箱根エリア。全国的にも有名な温泉街がある箱根湯本をはじめ、点在する美術館とススキの草原が人気の仙石原、噴煙がもうもうと立ちこめる大涌谷など、楽しめるスポットであふれています。
すでにご紹介した「箱根フリーパス」があれば、これらの場所を気軽に行き来することが可能です。公共交通機関を利用して箱根を観光する計画を立てるのであれば、箱根フリーパスの利用をおすすめします。
沼津でグルメを堪能
新鮮で上質な海産物を求め、グルメな観光客の方が多く訪れるのが沼津という場所。三島スカイウォークからおよそ15kmという近い距離にあり、食事をするために立ち寄るのもおすすめです。
漁場として有名な沼津港の近くにある「港八十三番地」では、駿河湾でとれた多種多様な海産物を提供する飲食店が所狭しと立ちならび、あっちの店にしようか、それともこっちの店にしようかと大いに悩ませてくれます。
そのほか、日本一深い駿河湾に面した沼津らしい施設「沼津港深海水族館」も知的好奇心を刺激してくれる面白い場所です。なかでも生きた化石ことシーラカンスの冷凍個体と剥製の展示が目玉となっています。
冷凍されたシーラカンスを展示しているのは、世界中でこの沼津港深海水族館だけ。世界人口77億人のほとんどの人が一生のうちに一度も目にすることができないであろう非常に貴重な個体を、360度全方向から眺めることができます。
御殿場プレミアム・アウトレット
富士山を間近に望める場所に広がる、日本最大級のアウトレットモール。出店しているテナントは210店にものぼり、身近な日常雑貨から憧れのハイブランドのアパレルまで、多種多様な商品がお買い得価格で販売されています。
アウトレットモールの施設内は、じっくり見ていたら最後まで辿り着けないほどのボリューム感があり、購買欲をかき立てられながら歩く時間がなんとも楽しく感じられ、そして目の保養になります。
普段はまず入らないような店にも気軽に立ち寄れるのが、アウトレットモールの良いところ。そこかしこに新たな発見が転がっていて、このような施設に入った経験がない方は、目に入ってくる情報の多さに圧倒されることでしょう。
まとめ
日本で一番高い富士山、日本で一番深い駿河湾、そしてそれを日本で一番長い吊り橋から見ることができる、三島スカイウォーク。3つの日本一があるこの場所では、小さな悩み事などどうでも良くなるような、スッキリと晴れ渡った気持ちになります。
さらに日本一の吊り橋のすごさもさることながら、飲食店や各種店舗、そしてトイレに至るまでが特別感をただよわせる立派な佇まい。そして至るところに散りばめられている、最高のおもてなし。
そのすべてがこの場所で過ごす時間を素晴らしい経験として、訪れる人々に強く印象づけてくれます。
数々の観光資源に恵まれた伊豆の中でも唯一無二の魅力を持っている三島スカイウォークへ、ぜひ足を運んでみてください。「空を歩く」という、いつの頃か夢に見たような体験が、あなたを待っています。