大自然の中の巨大ダム!シニアも楽しめる黒部ダムの観光情報をご紹介!

黒部ダムは富山県の黒部川上流にそびえる、日本を代表する水力発電用のコンクリートダムです。下流側に向けて前傾するアーチダムと両端に設けられたウイングダムが、ほかのダムとはちがった造形美を感じさせます。

ここでたくわえられた水は「黒部川第四発電所」に送られて発電に用いられることから「黒四ダム(くろよんダム)」とも呼ばれており、地元住民だけでなく多くの観光客の方々からも親しまれています。

今回は富山県屈指の観光スポット、黒部ダムの魅力や観光に最適な時期などをご紹介するとともに、黒部ダムへのアクセス方法についてもお伝えします。

黒部ダムの魅力とは

1年を通してたくさんの観光客が訪れる黒部ダムは、たとえダムが好きな方でなくても楽しめる魅力がいっぱいです。

まずはほかのダムにはない、黒部ダムならではの大きな魅力を3つご紹介します。

大自然の中にある日本最大級のダム

左右を北アルプスの立山連峰と後立山連峰に挟まれている黒部ダムは、高さ186m、幅492mに達する日本一高いアーチ式のダムです。ダム湖には東京ドーム160杯分にあたる2億トンもの水を蓄えることができます。

なぜこのような秘境にこれほど大きなダムを建設するに至ったのかというと、第二次世界大戦後に大きな問題となった、関西地方の電力不足を克服するためです。1956年から1963年までの7年間を費やして、関西電力が総工費513億円をかけて作りあげました。

結果的に多数の犠牲をともなって完成した黒部ダムは、関西の電力需要の半分もの電力を供給するという偉業を成し遂げます。そして現在では全国的に有名な観光地であるとともに、その当時に繰り広げられたドラマを今に伝える存在となったのです。

大迫力の放水

 

この投稿をInstagramで見る

 

yamamo(@yamamo289)がシェアした投稿

黒部ダムといえば毎秒10トンもの水を霧状に放出する「観光放水」がとくに有名です。ダムの下流に広がる峡谷との対比が実に美しく、運が良ければ綺麗な虹を上から見下ろすことができます。

「ドドドドドッ」と滝のように放水するダムが多いなか、黒部ダムが霧状に放水するのには理由があります。それは霧状にすることによって水の力を分散し、川底が深くえぐれてしまうのを防ぐためです。

こうした地形に影響を与えたいための工夫が、結果的にこの場所の名物として扱われるほどのダイナミックかつ美しい景観を生み出すこととなりました。

四季折々に表情を変える自然

ダム湖の両側を北アルプスの立山連峰と後立山連峰に挟まれている黒部ダムは、その大きさや観光放水の迫力だけでなく、周囲を取り囲む自然の美しさにも定評があります。

景色を楽しめる遊歩道も整備されており、静かにゆれるダム湖の湖面を吊り橋から眺めたり、ブナの原生林で森林浴をすることも可能です。遊歩道はコンクリートで綺麗に舗装されているので、シニアの方でも負担を感じることなく楽しめます。

さらに間近でダム湖の美しさを感じたい方は、「黒部湖遊覧船ガルベ」への乗船がおすすめです。黒部湖遊覧船ガルベは日本で一番高い場所を周遊する遊覧船であり、窓のない展望デッキに立つと周囲を取り囲む自然がより色鮮やかで立体的に感じられます。

黒部湖遊覧船ガルベ
所要時間 約30分
料金 大人1100円 / 小人550円
運行期間 6月1日〜11月10日

観光におすすめの時期

標高およそ1450mにある黒部ダムは1年を通して気温が低く、冬の時期にはたくさんの雪が積もる場所です。そのため観光できる期間が4月中旬から11月一杯までに限定されています。

観光が可能な期間のなかであっても訪れるタイミングによっては見ることができる景色が変わるので、ここではとくにおすすめの時期をご案内します。

観光放水を行う6月下旬から10月中旬

黒部ダム名物の観光放水は、実施される時期と時間が限られています。そのため実際に放水される様子を見たい場合には、そのタイミングに合わせて観光に訪れる必要があります。

観光放水が行われる時期・時間については以下の通りです。

黒部ダム観光放水時刻

(実施期間: 6月26日~10月15日)

6月26日~7月31日 6:00~17:30
8月1日~9月10日 6:30~17:00
9月11日~10月15日 7:00~16:30

紅葉が見頃な9月下旬から10月中旬

 

この投稿をInstagramで見る

 

M119(@jf6ery)がシェアした投稿


1年のなかでも季節により表情を大きく変える黒部ダム周辺の自然環境。いつ行っても美しく雄大な姿を見せてくれますが、紅葉を見るのが好きであれば、狙うべきはやはりこの時期です。

ダムの上流側を見ると青色の湖面と赤や黄色に色づいた木々とのコントラストが視界いっぱいに広がり、ダムの下流側では紅葉の渓谷に観光放水による虹の7色が加わるという奇跡の景観が生まれています。

この素晴らしい景色を楽しむには、観光放水が実施される6月下旬から10月中旬、そして紅葉が見られる9月下旬から10月中旬の両方の期間が合致するタイミングで観光を計画するといいでしょう。きっと一生忘れることのできない体験ができるはずです。

大人気のご当地グルメ!黒部ダムカレーとは

 

この投稿をInstagramで見る

 

Hiro(@h.zako55)がシェアした投稿

知る人ぞ知る黒部ダムゆかりのご当地グルメ「黒部ダムカレー」。アーチ状に形成した白米の横に、ダム湖を模したカレールゥが盛られているのが特徴のカレーです。黒部ダムの特徴的な見た目がよく再現されており、思わず写真に撮ってしまいたくなります。

黒部ダムカレーは黒部ダムのレストハウスで食べられるほか、長野県大町市にあるいくつかの飲食店でも提供しています。それぞれのお店が創意工夫を凝らして作った本格的な黒部ダムカレーを、ぜひ土産話のネタとしてご堪能ください。

黒部ダムカレーを提供している店舗を知りたい方は、こちらの黒部ダム公式ホームページをご覧ください。

黒部ダムに来たら買って帰りたいお土産情報!

観光に行ってから悩むことになるのが、お土産を何にするかです。せっかくお土産を買うのであれば、その場所ならではのものを選びたいところ。

そこで、黒部ダムでしか買うことのできない定番のお土産をご紹介します。買って帰るお土産に悩んだ際には、ぜひ参考にしてください。

黒部ダムカレーレトルト

黒部ダムのレストハウスにて提供している黒部ダムカレーの味を、忠実に再現したレトルトカレーです。ダム湖の青さを表現するために材料としてほうれん草を使用し、見た目が面白いだけでなく健康にも良いグリーンカレーに仕上がっています。

これを買って帰ったら、ぜひお家でもお米をアーチ状に固めて、黒部ダムカレーを再現してみてください。食卓がいつも以上に盛り上がること間違いありません。

黒部ダムチョコクランチ

 

この投稿をInstagramで見る

 

くみ(@dodopiyo)がシェアした投稿

黒部ダムは1000万人もの作業員の努力と情熱によって建設されたダムです。その勇敢な作業員の方々がかぶっていた黄色いヘルメットを入れ物にしたのがこちらの商品。

中身は普通のクランチチョコですが、外箱のインパクトはかなりのものです。クランチチョコが嫌いな人はあまりいないでしょうし、意外性のあるその見た目に、もらった方はきっと喜んでくれるはず。

ヘルメットの横には誇らしげに「黒部ダム」の文字がプリントされており、どこで買ったお土産かは一目瞭然。ウケを狙うのであればこのお土産で決まりです。

遊覧船ガルベチョロQ

 

この投稿をInstagramで見る

 

りんご姫(@ringohime18)がシェアした投稿


ダム湖の上を周遊する遊覧船「黒部湖遊覧船ガルベ」のデザインをデフォルメして作られたチョロQです。特徴的な赤のラインや展望デッキなど、全体の見た目がよく再現されています。

自分の家に飾るのもいいですが、チョロQは子供に人気のミニカーなのでお孫さんへのお土産に最適です。実際に黒部湖遊覧船ガルベに乗船した方であれば、このチョロQを目にするたびに船上で見た美しい景色が思い起こされることでしょう。

シニアも安心のバリアフリー情報

黒部ダムはかなりバリアフリーの環境が整っている場所です。足腰の強さに自信がない方や車椅子を利用している方であっても、ほぼストレスを感じることなく観光を楽しめます。

車椅子で入れる多目的トイレがあることはもちろん、建物内での移動はエレベーターが利用可能です。そしてダムの観光放水を見るための「放水観覧ステージ」にも、スロープを利用して車椅子で行くことができます。

スロープがないために車椅子で行けない場所もいくつかありますが、それでも黒部ダムを満喫するには十分なほど自由に行動できます。そのため安心して旅行の計画をお立てください。

アクセス情報

黒部ダムへのアクセス方法は、長野県大町市の「扇沢駅」からトロリーバス(電気バス)で向かう方法と、富山県立山町の「立山駅」からロープウェーなどを乗り継いで向かう方法の2つがあります。

立山駅のほうから向かうと3時間30分もの時間がかかるうえにバスやロープウェーなどの運賃がかなり高額になります。そのため、より早く黒部ダムにアクセス可能な扇沢駅までの行き方をご案内します。

車でのアクセス

東京・大阪・金沢方面から扇沢駅まで、車で行く方法をご案内します。

東京から 【所要時間】3時間10分

「調布IC」から「安曇野IC」まで2時間20分

→「安曇野IC」出口を出て県道310に入り、県道306・45号線を経由して「扇沢駅」まで50分

大阪から 【所要時間】5時間15分

「吹田IC」から「安曇野IC」まで4時間25分

→「安曇野IC」出口を出て県道310に入り、県道306・45号線を経由して「扇沢駅」まで50分

金沢から 【所要時間】2時間45分

「金沢森本IC」から「糸魚川IC」まで1時間15分

→「糸魚川IC」出口を出て、国道148号線・県道45号線を経由して「扇沢駅」まで1時間30分

電車でのアクセス

扇沢駅は鉄道の駅ではなくトロリーバスのバス停なので、直接電車で行くことはできません。長野県大町市の「信濃大町駅」まで電車で行き、そこからバスやタクシーで扇沢駅へ向かうことになります。

また、長野県長野市にある「長野駅」から扇沢駅へ向かう特急バスが出ているので、そちらを利用するのもひとつの手です。

東京・大阪・金沢方面から扇沢駅まで、電車で行く方法をご案内します。

東京から 【所要時間】2時間15分

「新宿駅」から「松本駅」までJR中央本線で2時間40分

→「松本駅」から「信濃大町駅」までJR大糸線で55分

→「信濃大町駅」から「扇沢駅」までバスで40分

大阪から 【所要時間】4時間30分

「新大阪駅」から「名古屋駅」までJR東海道新幹線で50分

→「名古屋駅」から「松本駅」までJR中央本線で2時間5分

→「松本駅」から「信濃大町駅まで」JR大糸線で55分

→「信濃大町駅」から「扇沢駅」までバスで40分

金沢から 【所要時間】3時間30分

「金沢駅」から「糸魚川駅」までJR北陸新幹線で50分

→「糸魚川駅」から「南小谷駅」までJR大糸線で1時間5分

→「南小谷駅」から「信濃大町駅」までJR大糸線で55分

→「信濃大町駅」から「扇沢駅」までバスで40分

まとめ

今回は富山県を代表する観光スポット、黒部ダムの観光情報をご紹介しました。立山連峰と後立山連峰に挟まれた秘境にそびえる巨大な黒部ダムは、普段からそれほどダムに興味がないという方でも大いに楽しめる場所です。

富山県には黒部ダムのほかにも、黒部渓谷を走る「トロッコ列車」、合掌造り集落で知られる世界遺産「五箇山」、日本の渚百選のひとつ「雨晴海岸」などの見どころがたくさんあります。

それらの有名な観光地と合わせて、黒部ダムの観光を計画してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人:斎藤 誠

この記事を書いた人:斎藤 誠この記事を書いた人:斎藤 誠

旅行・温泉・ラーメンが大好きな、自称アウトドア派の30代。47都道府県すべてに訪れた経験を活かし、あなたにとって本当に役に立つ情報を発信します。

関連する記事

記事のカテゴリ