海の真横を走る千里浜なぎさドライブウェイ!おすすめのポイントや注意点などをご紹介

千里浜なぎさドライブウェイは、日本で唯一、砂浜を車で走ることができる観光道路です。

石川県の能登半島の西側、羽咋郡宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町にかけての8kmの砂浜が、走行可能なエリアとなっています。

能登半島西側の玄関口に位置することもあり、これから始まる能登の観光に期待を膨らませながら走る人、あるいは能登での思い出を振り返りながら帰路につく人など、それぞれの思いが行き交う場所でもあります。

今回は日本中でここにしかない体験が待っている千里浜なぎさドライブウェイの魅力や、周辺の観光情報をご紹介します。ぜひ能登半島への旅行の計画にお役立てください。

砂浜を走れるのはなぜ?

普通であれば、砂浜に車で進入したらタイヤが埋まってしまい、最悪の場合には走行不可能な状態になってしまいます。では、なぜ千里浜なぎさドライブウェイは車で走行することができるのでしょうか?

その理由は、この場所に敷き詰められた「砂」にあります。千里浜なぎさドライブウェイの砂はほかの場所の砂と比べて粒子が細かく、そして大きさがそろっているのが特徴。その砂が水分を含むことにより、観光バスが走行できるほど固く引き締まるのです。

実際に千里浜なぎさドライブウェイに行った際には、車から降りて、ご自身の足で砂の上に立ってみてください。まるでコンクリートのような固さを体感できるはずです。

なんとバイクや自転車でも通行が可能

千里浜なぎさドライブウェイは車以外にも、バイクや自転車で走行することができます。車ならまだしも、バイクや自転車で砂浜を走った経験を持っている方はごく一部でしょう。

この場所でなら、たとえオンロードバイクでも恐怖を感じることなく楽しめます。ただし、車と違って転倒するリスクはもちろんあります。バイクで行く場合には、景色を楽しみながらも十分に注意して走行しましょう。

自転車の場合も、タイヤが細いロードバイクであっても走行できます。マウンテンバイクであればさらに余裕です。

また、千里浜なぎさドライブウェイの北側にある「千里浜レストハウス」では、ビーチクルーザーという自転車のレンタルを行なっています。どなたでも砂浜を簡単に走ることができる自転車なので、興味がある方はぜひご利用ください。

千里浜なぎさドライブウェイの3つの魅力

「砂浜を車やバイクで走る」というここにしかない貴重な体験。

それが得られる千里浜なぎさドライブウェイは、車やバイクが好きな方、綺麗な景色を見るのが好きな方、そして観光地のグルメを食べるのが好きな方など、たくさんの方が楽しめる魅力がたくさんあります。

そのたくさんの魅力の中から、ぜひこれは体験して欲しいというものを3つご紹介します。

夕日に燃える海を横目にドライブ

1日のうちで、もっとも感動的な景色を見ることができるのは夕方です。千里浜なぎさドライブウェイは能登半島の西側の海岸なので、ちょうど水平線に夕日が沈みます。

視界を邪魔するものが一切ない夕景を横目に見ながら、窓を全開にして走ると気分は最高。ゆっくり走っていても心の奥まで風が吹き込んでくるかのような、果てしない爽快感が得られます。

そしてたまには道路脇に車を停めて、景色を眺めながら一服。夕日で輝く愛車を写真におさめてから先に進みましょう。

夏には海水浴でにぎわう横をドライブ

千里浜なぎさドライブウェイは海水浴場としても人気のスポット。1年の中でも夏の時期はいっそう大きなにぎわいを見せます。小さな子供たちが弾けるような笑顔で遊んでいる姿を見ると、その可愛らしさにこちらも微笑ましい気持ちになります。

この時期には安全を確保するためのロープが道路に張られ、海水浴をする人のエリア、車両が走行するエリア、駐車場のエリアの3つに区分けされます。車から降りて景色を楽しみたい方は、駐車場のエリアに駐車するようにしましょう。

浜茶屋でちょっと一息

 

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浜茶屋(はまぢゃや)とは、要するに「海の家」のことです。日本海沿岸地域の一部では、このように呼ばれます。車を走らせていると、海の反対側にポツリポツリとあらわれ、「焼きはまぐり」などと書かれたのぼりが目を引きます。

そこではサザエやはまぐり、イカなどの定番の海産物のほか、ほかではなかなかお目にかかれない「白貝」と言う二枚貝を焼いて食べることができます。焼いた白貝はコリコリと強い弾力があり、味は淡白で上品。かすかに感じる潮の香りがクセになります。

8kmの距離をただ走り抜けるだけというのは、少々もったいないのではないでしょうか。休憩もかねて、浜小屋の雰囲気と新鮮な海の幸をお楽しみください。

千里浜なぎさドライブウェイへのアクセス情報

能登方面、金沢方面、富山方面からのアクセス方法をご案内します。

千里浜なぎさドライブウェイへの入り口は、「千里浜北口」・「千里浜IC口」・「柳瀬口」・「今浜口」の4つ。その中の「千里浜IC口」と「今浜口」のどちらかから入るのがおすすめです。

その2つの入り口は、無料の自動車専用道路「のと里山海道」のインターチェンジのすぐ近くにあります。

能登町から 【所要時間】1時間10分

県道60号線・のと里山海道を経由して「千里浜IC」まで1時間

→「千里浜IC」出口を出て、「千里浜IC口」まですぐ

金沢市から 【所要時間】40分

県道60号線・のと里山海道を経由して「今浜IC」まで40分

→「今浜IC」出口を出て、「今浜口」まですぐ

富山市から 【所要時間】1時間20分

国道8号線・国道160号線・国道415号線・県道232号線を経由して「千里浜IC口」まで1時間20分

ドライブに行く前に確認しておきたいこと

千里浜なぎさドライブウェイは安全かつ快適に走行できる道路ではありますが、それでもやはり特殊な状況の中で走ることに変わりありません。

そのため、トラブルに遭わないために気をつけていただきたいポイントを3つお伝えします。

砂の色が薄い場所はタイヤが埋まってしまう可能性が

千里浜なぎさドライブウェイで車が普通に走行できるのは、砂が濡れて固まっている部分だけです。砂の色が薄い場所は乾いてサラサラになっているので、タイヤが埋まってしまう可能性は十分にあります。

浜茶屋を利用する時などは仕方ありませんが、あまり不用意に砂の色が薄い場所を走行しないようにしましょう。4WDでない車やバイクは、とくに注意する必要があります。

とくにバイクで行く場合には、スタンドの下に挟んでおくための板を忘れないようにしましょう。たとえ砂が固まっているとしても、バイクのスタンドには大きな力が加わるので転倒するおそれがあります。

標識がないので安全運転を

 

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千里浜なぎさドライブウェイは車線が区切られているわけではありませんし、標識も30km/hの速度制限をあらわす標識がたまに立てられているだけ。無法地帯ということはありませんが、普通の道路よりは自由に走っている様子が多く見受けられます。

しかし、千里浜なぎさドライブウェイでは、普通の道路と同じように道路交通法が適用されます。開放的な気持ちになるのは仕方ありませんが、しっかりと交通法規を守り、安全な運転を心がけるようにしましょう。

波が強いと通行止めになるので出発前に確認を

千里浜なぎさドライブウェイは、天候や波の状況によって安全に通行することができないと判断された場合、交通規制が施されることがあります。

通行できるかどうかは、その日になってからでなければわからないので、旅行の当日に道路情報を確認してから出発することをおすすめします。

千里浜なぎさドライブウェイの交通規制の情報は、以下に記載する「石川みち情報ネット」で確認することができます。

石川みち情報ネット
https://douro.pref.ishikawa.lg.jp
画面上部の【観光道路情報】を確認してください。

「千里浜なぎさドライブウェイ」の横に、

「規制なし」と表示されていれば通行可。

「規制あり」と表示されていれば通行不可。

電話での問い合わせもできますので、電話される場合には下記の連絡先をご利用ください。

【問い合わせ先】
石川県中能登土木総合事務所

羽咋土木事務所

電話:0767-22-1225

周辺の観光情報

千里浜なぎさドライブウェイの周辺には、その地域の魅力を感じることができるスポットがいくつかあります。

千里浜なぎさドライブウェイを走行する前、もしくは走行した後に、時間があればぜひお立ち寄りください。

道の駅「のと千里浜」

 

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旅行をする中で非常にありがたい存在である道の駅。現地の魅力がギュッと詰まった素晴らしい道の駅が、千里浜なぎさドライブウェイの入り口のひとつ、「千里浜IC口」すぐそばにあります。

2017年の7月にオープンした「道の駅 のと千里浜」は、能登のイノシシ(のとしし)をはじめとした地元の食材で料理を作っているレストラン、地元の特産品を幅広く取りそろえる直売所、そして源泉かけ流しの足湯まであります。

車の下回りに付着した砂を落とすための「タイヤシャワー」も無料で使用できるので、千里浜なぎさドライブウェイを走行したあとはぜひご利用ください。

道の駅 のと千里浜
住所 〒925-0054

石川県羽咋市千里浜町タ1番地62

営業時間 9:00〜18:00

(12月〜3月 9:00〜17:00)

加賀藩十村役「喜多家」

 

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喜多家(きたけ)は国の重要文化財に指定されている、かつての「加賀藩十村役」の屋敷。加賀藩十村役とは、十の村をひとつの区切りとし、それらをまとめる長として置かれた役職のことです。

喜多家は十村役の中でも筆頭に挙げられるほどの存在であったため、その屋敷は非常に立派なもの。藩主を迎えるための玄関や、それぞれが違った意味を持つ部屋なども含め、趣深く気品あふれる造りとなっているのが特徴です。

併設されている資料館では、加賀藩のことを深く知ることができる資料や文化財が展示されています。この土地の歴史について興味がある方は、屋敷と資料館の両方をお楽しみください。

喜多家
住所 〒929-1332

石川県羽咋郡宝達志水町北川尻ラ1-1

営業時間 3月〜11月 9:00〜16:45

12月〜2月 9:00〜15:45

※最終入館は45分前まで

定休日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)

年末年始

料金 大人 500円 / 小中学生 200円 / 未就学児 無料

志乎・桜の里温泉 古墳の湯

 

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古墳の湯は、千里浜なぎさドライブウェイから車で15分の距離にある温泉施設です。6基の古墳と1000本の桜がある全国的にも珍しい公園、「志乎(しお)・桜の里 古墳公園」の入り口に位置しています。

泉質は肌触りが良く「美肌の湯」と言われる弱アルカリ性単純泉。神経痛や関節痛、慢性消化器病などに効能があります。サウナや露天風呂も備えているため長い時間ゆっくりと楽しめるほか、施設内はバリアフリーが行き届いているのでシニアの方も安心です。

お風呂から上がったあとは、公園に植えられた1000本の桜が見える休憩室でまったりとした時間を過ごしましょう。

志乎・桜の里温泉 古墳の湯
住所 〒929-1406

石川県羽咋郡宝達志水町石坂リ16-1

営業時間 10:00〜21:00
定休日 金曜日
入浴料 大人 420円 / 中人 150円 / 小人 50円

まとめ

日本で唯一、砂浜を車で走ることができる千里浜なぎさドライブウェイ。お気に入りの曲をBGMに、夕日が沈む水平線を横目に駆け抜ける。そのような、一生思い出に残る最高のドライブが体験できます。

周辺にも見所がいくつもあり、とくに道の駅がすぐ近くにあるというのが非常にありがたいポイントです。

能登半島の玄関口というアクセスしやすい場所に位置しているので、能登方面に観光に訪れる際にはぜひお立ち寄りください。

この記事を書いた人:斎藤 誠

この記事を書いた人:斎藤 誠この記事を書いた人:斎藤 誠

旅行・温泉・ラーメンが大好きな、自称アウトドア派の30代。47都道府県すべてに訪れた経験を活かし、あなたにとって本当に役に立つ情報を発信します。

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