【島根・玉造温泉観光】まるで化粧水!枕草子にも登場した日本最古の美肌の湯

玉造温泉は島根県松江市にある温泉で、全国でも屈指の美肌の湯として知られています。奈良時代に記された出雲国風土記にはすでに玉造温泉の存在が描かれており、温泉としての歴史の長さにおいても全国でトップクラスに位置する由緒ある温泉です。

今回は若々しい肌を求める人が全国から数多く訪れる玉造温泉の効能、温泉街の歴史、そして見どころなどをご紹介します。

1300年前から湧き出る「玉造温泉」

玉造温泉は大国主命とともに国造りをした少彦名命(すくなひこなのみこと)が発見したという伝承が残っています。しかし、実際に開湯した時期は定かになっていません。西暦733年に完成した出雲国風土記では、すでに入浴に訪れる人でにぎわっていたと記されていることから、日本最古の湯のひとつとも言われています。

「湯に一度入ると容姿端麗となり、再び入れば万病が治る。これまで効果を得られなかった人はいない。それゆえ人々は神の湯と呼んでいる」とも記され、その存在が広く知られることになりました。

のちに清少納言による枕草子にも玉造の湯の素晴らしさが書き記され、今日まで日本屈指の美肌の湯として揺るぎない地位を保っています。玉造温泉は美しい肌をつくる温泉が湧く場所としてのほか、日本の歴史上とても重要な意味を持つ場所でもあるのです。

 

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玉造温泉の泉質・効能

玉造温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性)」です。昔から「神の湯」としてその豊かな効能が認められている玉造温泉の湯は、歳をとるにつれて目立ってくる肌のくすみや乾燥などに対して効きめがあります。

弱アルカリ性の湯が肌表面の古い角質を落とし、硫酸イオンが肌に水分を補給。そしてメタケイ酸が肌の新陳代謝を促進し、塩分が肌から水分が蒸発するのを防ぐカバーとなります。

このように肌質の改善に有効なほか、神経痛・関節痛・五十肩・痔疾などシニアの方が抱えるたくさんのお悩みに対しても効能があります。脳卒中の予防にも効果が期待できると言われています。

 

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玉造温泉の見どころは?

玉造温泉では自慢の湯や、この地に根ざした歴史・文化を体現したものを随所で見ることができます。温泉好きだけでなく、歴史や日本神話に興味がある方も楽しめる街です。

玉造温泉を観光する際、とくに注目してほしい見どころをご紹介します。

中心に川が流れる温泉街の景観

 

玉造温泉街の中心にはすぐ近くの宍道湖へと続く玉湯川が流れ、その川沿いを歩いて観光することになります。温泉街のなかは車がほとんど通らず、端から端まで直線的に広がっているのでとても観光がしやすいのもいいところです。

街の至る所に面白いオブジェや眺めの良い場所、お洒落な店に無料の足湯などがあり、それらは探さずとも真っ直ぐな道を歩いているだけで見つけることができます。迷ったり見落とすことなく見どころを順番に見て回れるので、玉造温泉の面白さを誰もが余すことなく楽しめます。

 

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いたる場所で見つけられる勾玉

「玉造」の名前は、八咫鏡(やたのかがみ)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と並ぶ三種の神器のひとつ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)がこの地で作られたことに由来します。

歴史の上でそのような重要な出来事があった場所ということもあり、玉造温泉の街ではたくさんの勾玉を目にすることになります。そして街中に散りばめられた勾玉の中でも特に大きな勾玉が玉湯川にかかる「勾玉橋」にあり、玉造温泉のシンボルのひとつとして定番の撮影スポットとなっています。

 

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美肌関連のスポットやグッズがたくさん

玉造温泉は日本屈指の美肌の湯として有名なので、足がツルツルになる足湯、美肌のご利益があるお寺、肌に良い化粧品が売られているお店など、やはり美肌に関係するものを街の随所で見ることができます。

肌が綺麗だと見る人に良い印象を与えるので、普段から肌を気にしている方はもちろん、肌の保湿などをしていない方は玉造温泉の観光を機に肌の手入れを始めてみてはいかがでしょうか。

 

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玉造温泉散策で立ち寄りたいおすすめスポット

玉造温泉を訪れた際に、ぜひ楽しんでいただきたい場所をご紹介します。いずれの場所においてもほかにはない珍しいものを見ることができるので、玉造温泉定番の撮影スポットとなっています。

玉作湯神社

玉造温泉街の奥の方に位置する玉作湯神社は、出雲国風土記に登場する歴史ある神社です。江戸時代にはすぐそばに玉造御茶屋が建てられたほか、松前藩代々の藩主によって参詣されていました。

現在では縁結びのご利益を求める人や、触れて願い事をすることでその願いが叶うと言われる「願い石」を目当てに訪れる人など、たくさんの参拝客が足を運んでいます。自分だけのお守りをつくることができるというということもあり、島根県内でとくに人気のパワースポットとしても知られています。

 

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清巌寺

玉作湯神社のすぐ近くにある清巌寺は、布袋尊を祀っている寺としてこれまで多くの参拝客が訪れた場所です。寺の裏山には四国八十八か寺の遍路に似せて作った道があり、四国に行きたくても行くことができない人々がそれぞれの思いを抱きながら歩いていたと言われています。

今ではこの清巌寺に置かれている「おしろい地蔵」へ参拝するために、玉作湯神社と合わせて訪れる人も多くなっています。おしろい地蔵の参拝方法は、地蔵におしろいを塗るという非常にめずらしいものです。ほかではまずできない体験なので、美肌祈願と思い出づくりのために行ってみてはいかがでしょうか。

 

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無料で入れる3つの足湯

温泉街の楽しみのひとつである足湯。玉造温泉には3か所、足湯を楽しめる場所があります。

ひとつは温泉街の中心部に位置する姫神広場にある足湯です。足湯の上には屋根がかかっている上、イスやテーブルなどの設備が充実しています。手入れが行き届いており、気持ちよく玉造温泉自慢の美肌の湯を源泉掛け流しで味わうことができます。

あとの2つは公衆浴場「玉造温泉ゆ~ゆ」の目の前、川へ降りた場所にあります。自然のなかに作られた足湯のため風情があり、川のせせらぎを聞いていると心が洗われる気さえします。温泉街ならではの景観と雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと休みましょう。

 

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玉造温泉ならではのおすすめお土産

美肌の湯を求めてたくさんの入浴客が訪れる玉造温泉には、綺麗な肌をつくるのに役立つお土産がたくさん売られています。

最近では肌の手入れを入念に行う男性も増えているので、肌のトラブルに悩んでいるお孫さんがいましたら、お土産にしてあげると喜ばれるはずです。

「湯薬師広場たらい湯」の天然化粧水

玉作湯神社の手前にある湯薬師広場には、大きな勾玉を中心に置いた「たらい」があります。たらいの中から常に温泉が湧き続けており、たらいの横に置かれた持ち帰り用のスプレーボトルを200円で購入することで、温泉水をお土産として持ち帰ることができます。

市販の化粧水と違い保存料が入っていないため使用できるのは5日間ほどとなりますが、むしろケチらずに使用できる分、美肌の湯の効能を十分に受けられるとも言えるでしょう。数あるお土産の中でも、とくに玉造温泉らしさを感じられるお土産です。

 

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「玉造温泉美肌研究所姫ラボ」の化粧品・石鹸

姫ラボとは、昔から美肌をつくると言われている玉造温泉の成分を科学的に研究し、数多くの実験をくり返して商品開発をしている会社です。姫ラボの化粧水や石鹸、クリームなどを手に入れると、玉造温泉が持つ美容への効能を日常的に家庭で取り入れることができ

ます。

玉造温泉の中心に店舗を構えており、そこで迎えてくれるスタッフ全員が温泉ソムリエの資格を持っています。温泉に関する豊富な知識でもって、それぞれの肌のお悩みに合った商品を提案してくれます。ネット販売もしているので、肌に合うようでしたら継続的に購入することも可能です。

 

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 「とんぼ玉工房 いちの家」のとんぼ玉

とんぼ玉とは模様が入ったガラス玉のことで、見た目の美しさからアクセサリーとして人気があります。とんぼ玉工房 いちの家では、桜の花やモミジの葉が描かれた、季節感のある珍しいとんぼ玉も販売しています。商品を選ぶのが非常に楽しいお店です。

ここでは職人が丁寧に作ったとんぼ玉を買うことができるほか、とんぼ玉の製作体験もできます。自分で作ったとんぼ玉は玉造温泉で過ごした時間を忘れないための思い出の品になりますし、お土産として誰かに渡したらずっと大切にしてくれることでしょう。

 

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玉造温泉から1時間以内に行ける有名観光スポット

玉造温泉は島根県を代表する温泉地ですが、それと並んで有名な観光スポットである出雲大社と松江城にほど近い場所にあります。時間がありましたら、そちらの2か所と合わせて観光するのがおすすめです。

出雲大社と松江城それぞれについて簡単にご紹介するとともに、玉造温泉からの行き方をご案内します。

玉造温泉から松江城へ

松江城は江戸時代に築かれた城で、天守閣は国宝ならびに現存12天守のひとつに数えられています。現存12天守とは、現在まで大幅な改修などをせず保存されている12の天守閣を指します。現存天守と国宝の2つに指定されている城は現在のところ松江城、松本城、犬山城、彦根城、姫路城の5つのみで、その価値の高さがよくわかります。

松江城は玉造温泉から約10km、車で20分ほどの距離にあります。玉造温泉から出て宍道湖沿いの国道54号線を東側に走り、「袖師」の信号を左折。宍道湖大橋を渡って真っ直ぐ走った先にあります。

バスで行くのもおすすめです。乗り換えなしで行くことができます。温泉街のなかにあるバス停「温泉下」・「姫神広場」・「温泉上」のいずれかから乗車し、「国宝松江城県庁前」で降りましょう。そこから徒歩数分で松江城に到着します。

 

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玉造温泉から出雲大社へ

出雲大社は島根県出雲市にある、大国主大神を祀る神社です。全国にある神社の中でもとくに有名な神社のひとつで、誰もがその名前を聞いたことがあることでしょう。二拝四拍手一拝の作法で参拝することでも知られ、国内外からたくさんの参拝客が訪れています。

出雲大社は玉造温泉から西方向におよそ35km、車で50分の距離にあります。松江城とは逆に宍道湖沿いを西に走り、国道54号線、国道9号線、国道431号線を経由します。

電車で出雲大社の近くまで行くこともできます。玉造温泉駅から出雲大社前駅まで、途中2回乗り継ぎをして最短50分ほどで到着します。

 

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玉造温泉 へのアクセス

玉造温泉へのアクセス方法を、公共交通機関を利用する場合と、車を利用する場合に分けてご案内します。

公共交通機関での行き方

飛行機を利用する場合は、「出雲縁結び空港」を目指しましょう。出雲縁結び空港で「空港連絡バス」に乗車すると簡単に玉造温泉に行くことができます。出雲縁結び空港から玉造温泉までの所要時間は、約30分です。

電車で行く場合は、「玉造温泉駅」を目指しましょう。玉造温泉駅から温泉街まで路線バス・タクシーを利用して5分で到着します。

東京から 【所要時間】6時間20分

「東京駅」から「岡山駅」まで新幹線で3時間20分→「岡山駅」から「玉造温泉駅」まで特急やくもで2時間40分→「玉造温泉駅」から温泉街まで路線バス・タクシーで5分

大阪から 【所要時間】3時間50分

「新大阪駅」から「岡山駅」まで新幹線で50分→「岡山駅」から「玉造温泉駅」まで特急やくもで2時間40分→「玉造温泉駅」から温泉街まで路線バス・タクシーで5分

福岡から 【所要時間】4時間40分

「博多駅」から「岡山駅」まで新幹線のぞみで1時間40分→「岡山駅」から「玉造温泉駅」まで特急やくもで2時間40分→「玉造温泉駅」から温泉街まで路線バス・タクシーで5分

高速バスの利用も便利です。いずれも「玉造バス停」で降車、そこから温泉街まで徒歩30分、もしくはタクシーで10分となります。

東京から 【所要時間】11時間30分

【乗車場所】東京駅八重洲南口

または

【所要時間】10時間40分

【乗車場所】渋谷マークシティ

大阪から 【所要時間】4時間50分

【乗車場所】梅田ターミナル

福岡から 【所要時間】7時間50分

【乗車場所】博多ターミナル

車での行き方

車でのアクセス方法をご案内します。

東京から 【所要時間】9時間20分

新東名高速道路・中国自動車道を利用し、「米子IC」出口を出る→国道9号線を経由し、玉造温泉まで40分

大阪から 【所要時間】3時間40分

阪神高速道路・中国自動車道を利用し、「米子IC」出口を出る→国道9号線を経由し、玉造温泉まで40分

福岡から 【所要時間】5時間30分

九州自動車道・中国自動車道・松江自動車道を利用し、「松江玉造IC」出口を出る→国道9号線・県道25号線を経由し、玉造温泉まで10分

玉造温泉周辺の駐車場

玉造温泉には日帰り観光用の無料駐車場が1つあります。無料駐車場の基本情報をご案内します。

宿泊をされる方は、宿泊先の専用駐車場をご利用ください。

所在地 玉造温泉観光案内所 たまなびや(〒699-0201 島根県松江市玉湯町玉造32-7 )近く
駐車可能時間 9:30〜19:00

まとめ

玉造温泉はほかの温泉地とはまた違った魅力に溢れる場所です。若々しい肌を手に入れたい方、温泉を利用して体をより健康的に保ちたい方、出雲国の歴史に興味がある方はぜひ玉造温泉を訪れてみてください。

もともと出雲大社や松江城へ行く予定があった方も、玉造温泉観光を予定に組み込むことをおすすめします。3か所すべてを1日で回るのは難しいですが、時間をとって全部楽しんでしまいましょう!

この記事を書いた人:斎藤 誠

この記事を書いた人:斎藤 誠この記事を書いた人:斎藤 誠

旅行・温泉・ラーメンが大好きな、自称アウトドア派の30代。47都道府県すべてに訪れた経験を活かし、あなたにとって本当に役に立つ情報を発信します。

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