【東海道 関宿】歌川広重が描いた宿場町の見どころをご紹介

浮世絵師として有名な歌川広重が描いたことで知られる、東海道五十三次のうちの47番目の宿場町である「関宿」は、宿場町として栄えていた時代の景色を色濃く残している歴史的な魅力あふれる場所です。

今回は、江戸時代の文化が今も残る関宿の魅力や見どころ、おすすめのグルメなどをご紹介します。

関宿とは

関宿は三重県亀山市にあり、江戸時代から交通の要所として多くの人々が往来した場所で、およそ1800mにわたるエリアが「重要伝統的建造物群保存地区」と「日本の道100選」に選定されている歴史的な雰囲気漂う街です。

町全体の風景がとても良い状態で保存されており、一歩足を踏み入れるとまるで江戸時代にタイムスリップしたような気持ちになります。

駐車場や休憩所などもよく整備されているため、体力に自信がないという方にもおすすめの観光地です。

 

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関宿の魅力

全国の観光地の中でも特におすすめしたい場所のひとつである関宿の魅力をご紹介します。

古い町並みの保存状態が良好

関宿の魅力はなんと言っても、古い町並みをとても良い状態で見られることです。

町の建造物の約半数が江戸時代と明治時代のもので、歴史的な価値のある家屋や旅籠屋などが数多く残されています。

東海道の宿場町のほとんどが往時の面影を失ってしまった中で、これだけの規模で伝統的な建物が残っている場所は他にありません。

思わず写真を撮りたくなる風景が続く、非常に見ごたえのある町です。

 

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観光客が多すぎず観光しやすい

関宿は歴史的な町並みが好きな方であれば必ず気に入って頂ける素晴らしい場所なのですが、メディアに取り上げられることはあまり多くありません。

そのため、大勢の観光客が押し寄せるような場所ではなく、自分が見たいものを気の済むまで存分に見ていられます。

駐車場や店が混んでいてなかなか入れないということもなく、他の観光客のマナーも良いのでストレスなくのんびりと散策することができます。

すぐ近くに道の駅がある

関宿の中心地からおよそ600mほど、徒歩8分の場所に「道の駅 関宿」があります。

道の駅なのでもちろん駐車場・トイレは24時間利用可能です。周辺の観光情報などを見ることができる情報案内コーナーが設けられているので、情報収集をするのにとても便利です。

施設内には地元の農産物や名物を数多く取りそろえているほか、レストランでは「ご当地ラーメングランプリ」でグランプリを獲得したことのある亀山ラーメンを提供しています。

関宿のことをもっとよく知るために、ぜひ立ち寄ってみて欲しい道の駅です。

 

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関宿の歴史的魅力あふれるおすすめ観光スポット4選

関宿を観光する中で、特に歴史を感じられるおすすめの場所をご紹介します。

鶴屋脇本陣跡

「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と言われ関宿の中でも特に人気があった旅籠屋のひとつ「鶴屋」の跡です。

脇本陣とは位の高い人が寝泊りする本陣に準ずる宿のことですが、一般の人々も利用できたそうです。

手の込んだ意匠が随所に盛り込まれており、漆喰で塗り固められた2階部分には格子状の虫籠窓(むしこまど)と千鳥破風が設けられています。豪華な見た目からも、格式の高さがうかがえます。

 

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関宿旅籠玉屋歴史資料館

鶴屋と並んで人気があった「玉屋」の内部を資料館にした施設です。

こちらも2階部分の外壁には漆喰が用いられ、特に目立つ虫籠窓は玉屋の屋号を主張するように、火がついた宝珠を表現する形となっています。

資料館の中には帳場や客室、台所など旅籠屋として営業していた時の姿が再現されており、そこで使用されていた食器なども見ることができます。

自分が宿泊客になった気分で楽しめる資料館です。

 

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関まちなみ資料館

ここでは昭和から現在まで続く関宿の町並みを保存するための取り組みと、それによって移り変わる町の様子を後世に伝える写真が展示されています。

そのほか昔から使用されている家具類がいくつも置かれており、当時の町民の暮らしを知ることができる施設ともなっています。

格式の高い鶴屋や玉屋と比べると内外装ともに質素ではありますが、素朴で落ち着いた雰囲気がこの資料館の魅力となっています。

 

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地蔵院

741年に行基によって創建されたとされる寺院で、日本最古の地蔵菩薩がご本尊としてここに祀られています。

関宿の町の人々や行き交う旅人達を見守り、古くから「関の地蔵」として慕われてきました。

この地蔵院では1年のうちに何度か行事が行われ、その中でも特に有名なのが2月18日・8月26日に行われる大護摩祈願祭です。

境内で護摩を焚いた後に、その上を修験者や信者達が歩いて渡る「火渡り」が行われる珍しい神事となっています。参拝者の方も火渡りに参加できるので、その日を狙って行くと関宿のちょっとディープな文化を楽しめます。

 

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関宿のグルメを堪能!おすすめの食事処3つ

観光といえば、その地のグルメを味わうことも醍醐味のひとつです。関宿の町で美味しい食事を楽しめるお店をご紹介します。

會津屋

地元の主婦たちが中心となり、手作りの「山菜おこわ」と「街道そば」を中心に惣菜や甘味などの伝統の味を提供してくれる人気のお店です。

會津屋自慢の山菜おこわは持ち帰り用の弁当としても販売されています。

山菜おこわのほかにお土産として人気なのが、「アクピタ」という會津屋の女将さんが考案した灰汁を取るための道具です。

デコボコのしゃもじに灰汁がくっつくことから発想を得て作り出されたアイディア商品で、鍋のつゆや具材を無駄にせず、灰汁だけを取り除ける優れものです。

 

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和洋レストラン山石

そば・うどんなどの軽いものから、定食・丼物・ステーキセットといった、幅広い食事が楽しめます。

朝8時から夜遅くまで営業しており、時間を気にせず立ち寄れる気軽さとメニューの豊富さが魅力のお店です。

7月~1月までは期間限定で松茸懐石を提供しているので、関宿で豪華な食事を堪能したい方にもおすすめのお店です。

昭和の喫茶店のような雰囲気にノスタルジーを感じながら、ほっと一息つける居心地の良さを感じることができます。

 

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ウーノ ボーノ

モダンでありながら関宿の伝統的な町並みに違和感なく溶け込んでいるカフェです。

ガラス張りの店内に飾られているフィアット500が目印で、お店の前を通ったら思わず足を止めてしまう佇まいが特徴です。

ここでは本格的なイタリア料理とデザート、ウーノ ボーノオリジナルのペーパードリップコーヒーなどをリーズナブルな価格で楽しむことができます。

関宿伝統の料理を味わった後には、まるで空間が切り取られたような独自の世界観を持ったこのカフェで、優雅な時を過ごすのも良いでしょう。

 

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関宿おすすめの散策コース

関宿の町を散策する中で、ぜひプランに取り入れて欲しいお立ち寄りスポットをご紹介します。

小萬の湯(足湯)

どなたでも無料で利用できる足湯です。

関宿観光用の無料駐車場の脇にあるため利用しやすく、タオルの販売もしているので手ぶらで立ち寄ることができます。

こちらの足湯はとても泉質が良く、多くの疾患に対して効能がある高張性弱アルカリ性冷鉱泉が、町の散策で疲れた足をじんわりと癒してくれます。

 

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百六里庭

関宿の通りに面した小さな公園です。ここには階段を登って町並みを見渡せる「眺関亭」というビュースポットがあります。

江戸時代に宿場町として栄えていた様子をイメージして眺めてみると、この景色を守っていこうと頑張っている地元の方々の気持ちがよくわかるかもしれません。

 

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関宿祗園夏まつり

道の両側に家屋が立ち並ぶ狭い通りで、2日間に渡り行われる関宿の伝統行事です。

昼は勇ましい男たちが神輿を担ぎ、夜には沢山の提灯で飾られた4つの山車が、多くの観衆をかき分けるようにして巡行します。至近距離から観ることができるので、まさに迫力満点です。

 

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関宿でおすすめのお土産

関宿の観光を楽しんだら、そこにしかないお土産を買って帰りましょう。

もらった人がきっと喜んでくれる、おすすめのお土産をご紹介します。

銘菓 関の戸

関宿のお土産といったら、まず挙げられるのがこの銘菓 「関の戸」です。

創業約380年という老舗中の老舗、深川屋が江戸時代から続く製法を守り、ひとつひとつ丹精込めて作り続けています。

こしあんを餅で包み高級な砂糖の一種である和三盆をまぶして作られる関の戸は、その上品な味わいから関宿を訪れていた諸大名にも愛されていたという経緯を持っています。

徳川家光の時代から変わらぬ味を、ご家族や友人にも味わってもらいましょう。

 

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関宿名物 志ら玉

こちらの「志ら玉」も江戸時代から作られている銘菓で、関宿を行き交う人々がお茶うけとして好んで食べていたそうです。

こしあんを米から作った生地で包んだお菓子で、モチモチとした食感と、砂糖の使用を少なめに抑えていることによるほのかな甘みが特徴です。

透明感のある白い色の志ら玉に、四季を表現しているという残り3色の彩りが添えられていることで、とても楽しげで可愛らしい見た目に仕上がっています。

 

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関宿へのアクセス

電車と車それぞれの関宿への行き方をご案内します。

電車での行き方

電車で行く場合は、関宿に最も近い「関駅」を目指すのが良いでしょう。各方面からの電車での行き方をご案内します。

名古屋方面から 「名古屋駅」から「亀山駅」までJR関西本線 亀山 行で1時間20分→「亀山駅」から「関駅」までJR関西本線 加茂 行で6分→「関駅」から「関宿」まで徒歩10分
京都方面から 「京都駅」から「柘植駅」までJR東海道本線 柘植行で1時間20分→「柘植駅」から「関駅」までJR関西本線 亀山 行で20分→「関駅」から「関宿」まで徒歩10分
奈良方面から 「奈良駅」から「加茂駅」まで大和路快速 加茂 行で15分→「加茂駅」から「関駅」までJR関西本線 亀山 行で1時間10分→「関駅」から「関宿」まで徒歩10分

 

車での行き方

車で行く場合は、東名阪自動車道「亀山IC」か名阪国道「関IC」を目指して走るルートがおすすめです。

名古屋方面から 「名古屋IC」から「上社JCT」まで名古屋第二環状自動車道で2分→「上社JCT」から「名古屋西IC」まで名古屋第二環状自動車道で25分→「名古屋西IC」から「亀山IC」まで東名阪自動車道で45分→「亀山IC」から「関宿」まで国道1号線を3分
京都方面から 「京都南IC」から「草津JCT」まで名神高速道路で20分→「草津JCT」から「亀山IC」まで新名神高速道路で45分→「亀山JCT」から「亀山IC」まで東名阪自動車道で7分→「亀山IC」から「関宿」まで国道1号線を3分
奈良方面から 奈良市から「関IC」まで名阪国道で80分→「関IC」から「関宿」まで5分

駐車場

関宿付近にある駐車場をご案内します。

観光駐車場 住所:〒519-1111 三重県亀山市関町新所1974-1

駐車可能台数:大型4台 普通16台、おもいやり駐車1台

駐車料金:無料

 

まとめ

 

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江戸時代の情緒を今に伝える東海道 関宿は、今も地元の人々の生活が息づく魅力的な町です。

普段は静かで落ち着いた雰囲気を持ちながら、祭りとなると地元民と観光客が一体となり町全体が熱気に包まれます。

関宿の魅力である保存状態の良さは、ひとえにこの関宿の町並みを守っていこうとする地域の人たちの努力の賜物です。

この素晴らしい町を維持してくれていることに感謝をして、関宿の観光を最大限楽しみましょう。
今まで旅行先として宿場町を選択することがなかった方は、この関宿への観光をおすすめします。

きっとこの伝統ある町の雰囲気が気に入り、以降は各地の宿場を訪れてみたくなることでしょう。

 

この記事を書いた人:斎藤 誠

この記事を書いた人:斎藤 誠この記事を書いた人:斎藤 誠

旅行・温泉・ラーメンが大好きな、自称アウトドア派の30代。47都道府県すべてに訪れた経験を活かし、あなたにとって本当に役に立つ情報を発信します。

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