「老活」で「終活」の一歩先をいけ!老活は老後を最大限楽しむための準備活動

「人生100年時代」という言葉の浸透もあり、最近では少しでも老後を過ごしやすく、楽しくするために、いろいろな準備をしておこうという活動が盛んになっています。

「老活」と呼ばれるものもその一つで、最近耳にすることが増え、書籍でも紹介されるようになってきました。

終活じゃないの?何が違うの?と思われる方のためにも、ここでは、老活とはどのようなことをすることなのか解説していきます。

老活とは

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老活とは「おいかつ」または「ろうかつ」と2通りの読み方で呼ばれていますが意味はどちらも同じです。

年をとって徐々に老いていく過程においての活動のや、それを見越して若いうちからやっておく準備のことを指します。

ただし、死と向き合いながら生前にやっておきたいことや準備をしていく終活とは違って、老活は老後を楽しく、より良く過ごすことに重きをおいた活動といえます。

老後を楽しく過ごすためにはお金や健康など欠かせないものもたくさんあります。

これらを充実させておくことで第2の人生をアクティブに行動できるようにする、これが老活なのです。

ですから、老活は40代からはじめても決して早いわけではなく、むしろしっかりと準備をするためには早くから始めておくほうがよいでしょう。

大切なのは「老後を徹底的に楽しむ」「快適に過ごす」ための、その土台を作っておくことです。

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終活とは?やり方やメリット、ポイントを解説

老活が必要な理由

定年や子育てが終わった後も人生はまだまだ長く続きます。

これまで忙しかった分、時間に余裕ができるのです。

せっかく時間があるのですから楽しまないと損ですよね。

しかし長く続く老後が元気にいきいきとして過ごせないと「楽しむ」ことはなかなか難しくなります。

とはいえ金や健康な体作りは短期間では難しいため、老後を迎えてからではなく、その前からしっかりと準備をはじめておく必要があるのです。

加えて老後を楽しむためには、お金や健康のことだけでなく、趣味があったり、共に行動してくれる仲間がいたりということも大事になってます。

それでも歳をとると体力は少しずつ低下し、家事やものの整理が億劫になってきまうものです。

あらかじめリフォームをしたり物の整理をしておくことで、年をとっても不自由なく住み慣れた家でいつまでも暮らすことが可能になるでしょう。

このようなことから今、老活が注目されているのです。

ここからは老活をおこなう上でかかせない準備の例をご紹介していきます。

「死ぬまでにやりたいこと」をまとめる

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いざ時間的な余裕ができると「何をすればいいのか分からない」という方も…

そのような方はまずは何も考えないで「死ぬまでにやってみたいこと」をリストアップしてみましょう。

もしかしたら全部叶えるということは難しいかもしれません。

重要なのは「またまだしたいことがたくさんある!」と実感することです。

「老活」は老後を充実させるための活動であり、つまりそれらの「やりたいこと」を叶える・叶えるために必要な準備を整えることだといえます。

もちろん、楽しいことだけ考えればいいというわけでもありませんので、エンディングノートなどを活用し、将来に向けて現在の状況を整理するのが良いでしょう。

エンディングノートとは?書き方や項目、無料で入手できる方法を紹介

老前整理をしておく

老いて体が動かなくなる前に身の回りのさまざま物の整理をしておきましょう。

年をとるにつれ家の中やクローゼットの中が、しばらく使っていないものや不要なものなどたくさんの物であふれているという光景が良く見られます。

老後の生活を見据えてそれらのものを整理しておくことを老前整理と言います。

住居のリフォーム同様に物の整理をしておき、シンプルで安全な環境に整えていきましょう。

また、物の整理を通じて、自分の人生で大切なものやこれからの生き方を考えていくきっかけにもなります。

必要なものともう必要ではないものに分けることで、これからの自分にとって大切なものは何かを見い出していくことができるでしょう。

老前整理は50代・60代で済ませよう!やり方の手順やコツをわかりやすく解説

老後の住まいを考える

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老後も住み慣れた自宅で過ごしたい、最期も自宅で迎えたいという人は多いという結果が様々な調査で出ています。

しかし、病気になったり介護が必要になったりすることをきっかけにして、自宅での生活が困難になることもあります。

そうなると段差が多かったり浴室やトイレが利用しにくい、寒いというような住環境は高齢期には不向きです。

また、子供たちが巣立ったあと使用していない部屋があったり、広すぎる家は掃除が大変になります。

これらを踏まえて、コンパクトにシンプルに生活ができるようなリフォームをしたり、高齢者向け住居のようなバリアフリーの住宅に住み替えておくと、老後も快適な住環境で過ごし続けることができるでしょう。

高齢者向けの施設としては、介護施設の他に「サ高住」や「シニア向け分譲マンション」「住宅型有料老人ホーム」など介護サービスは提供していないものの、高齢者が安心した生活を遅れるような設備が整った施設がたくさんあります。

介護施設や老人ホームなど高齢者住宅・施設の全種類を解説|費用や特徴、選び方や種類ごとの違いとは?

老後資金を貯める・作る

これからの時代、公的年金だけで生活していくことは難しいといわれています。

となると、老後は自分の貯蓄を取り崩しながら生活をしなければならないということです。そのような状況に備えて老後の資金として、収入があるうちは少しでも多く貯蓄を増やしておくようにする必要があります。

また、早い時期から資産の運用をしたり無駄な出費を省くように家計の見直しをするなど、しっかりと老後のお金についての準備をしておきましょう。

資産運用については若いうちから知識をつけて、リスクを回避することも重要です。

このほか、不要なものを売ったり、自宅の住み替えをすることで老後の資金を作ることもできる場合もあります。

老後に楽しめる趣味をつくる

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老後の生活を楽しむために趣味を持つことは大事なことです。

なぜなら、仕事や子育てに時間を追われていた時とは違い、老後の生活では自由に使える時間はたくさんあります。

時間はたっぷりあるのに、することがないというような毎日は決して楽しいものではありません。

特に男性では会社以外での交流や趣味を持たない傾向が強く、定年後は自宅に閉じこもりがちになる人が多いです。

健康のためにスポーツをやってみたり、興味のあることにチャレンジする、得意なことを生かした趣味を見つけるなどで、いきいきとした毎日が過ごせるようにしていきましょう。

趣味を通じて新たな人とのつながりが増えたり、居場所ができることになります。

家族以外とのコミュニケーションも活発となり趣味が生きがいとなり得るでしょう。

ヒトシアで趣味を見つける

まとめ

このように、老活は第2の人生を自分らしく楽しく過ごすために若いうちからやっておく活動と言えます。

40代や50代となり次の人生の次のステップを考えるきっかけづくりとするためも老活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人:寺岡 純子

保有資格:終活カウンセラー上級、主任介護支援専門員、看護師、GCS認定コーチ
合同会社カサージュ代表。急性期の看護師として従事後、介護保険制度の開始と共に介護業界へ転身。超高齢社会の社会構造の変化を目の当たりにし、人生100年時代を自分らしく生きる必要性を実感する。 現在、20年間の介護業界での経験も生かしながら、終活をお手伝いする終活カウンセラーとして活動中。自分らしい人生を応援する『Happy Life College』を主宰。

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