エンディングノートの項目一覧|書いておきたい内容がひと目で分かる!

終活という言葉が広く知られるようになり、終活の一環としてエンディングノートを書く方が増えてきています。

しかし、いざ書き出してみるとその項目の多さに途中で挫折し、投げ出してしまっている人も多いのではないでしょうか。

エンディングノートには沢山の項目がありますが、全てを埋める必要はありません。したがってわざわざ市販のエンディングノートを準備しなくても、大学ノートで全く問題ありません。自分にとって必要な項目を選んで、まずは気楽にチャレンジしてみましょう。

ここでは、エンディングノートに記載しておくとよい項目についてご紹介します。以下の一覧を参考に、今の自分に必要な項目から書き始めてみましょう。

▼気になる項目はここからクリックしてチェック!

自分についての項目
日常における細かな契約の項目
介護についての項目
医療についての項目
葬儀についての項目
お墓についての項目
資産・相続についての項目
ペットについての項目
周囲への感謝

エンディングノートとは

エンディングノートのチェックポイント

©OleksandrDelyk/stock.adobe.com

そもそもエンディングノートとは、自分の死に備えて死後の希望やこれまでの人生について家族へ伝えるために書き留めておくものです。

エンディングノートを書くことは、自分の今までの人生を振り返り、今後の生き方を見直すきっかけみなります。家族としても、あなたが亡くなった後に葬儀や遺品整理に役立てることができたり、あなたの想いを感じ取ることができます。

近年では終活の一環として注目を集めており、まずは書いてみようと考える方が多くいらっしゃいます。

▼エンディングノートについて詳しく知りたい方はコチラ

エンディングノートとは?書き方や項目、無料で入手できる方法を紹介

エンディングノートの項目には決まりがあるわけではなく自由に記載してよいのですが、「何を書いたらいいかわからない」という方に向けて、次章から詳しく解説していきます。

簡単にできる書き方と項目の選び方

「まずは気軽にエンディングノートを書き始めたい」という方も多いでしょう。

ここでは、そのよう方に向けてエンディングノートを気軽にかける方法と、エンディングノートの項目の選び方についてお伝えします。

何に書いても良い

エンディングノートは、何か決まったものに書かなくてはいけないということはありません。そのため、自分の書きやすいものにまとめていくと良いでしょう。

エンディングノートとして販売されているノートや専用アプリ、自治体でもらえるエンディングノートなど、さまざまなものがあります。

一般的なノートやPCのワードに自分で項目を決めて書いたり、写真を添付して作成したりするなど、決まりはなく自由に書いていきます。

書きやすいと感じる、自分に合った方法を選びましょう。

▼おすすめのエンディングノートを知りたい方はこちら

おすすめの人気エンディングノートを種類別に終活のプロが紹介!

書ける項目から書く

エンディングノートに書く項目は自分で選んで自由に記載していくとお伝えしましたが、自由といわれるとかえって何から書くか迷ってしまうかもしれません。

そのような時は、自分が書きたいと思える項目や書ける項目から手をつけましょう。書き始めてから追加で書きたいことが出てきた場合は、後から付け足して書いけばよいのです。

また、すべての項目を書く必要はありません。自分が必要だと思う項目、家族に伝いたい項目だけ記載しましょう。

定期的に見直す

エンディングノートは定期的に見直すようにしましょう。

エンディングノートは一度書けば終わりというわけではありません。情報や自分の考えなどは日々変わっていきます。

変わった部分に関してはその都度、追加・修正するようにしましょう。年に1回など、決まった時に見返すという方法もおすすめです。

そうすることで、少しずつ書ける項目も増えていきます。

▼エンディングノートの書き方を詳しく知りたい方はコチラ

エンディングノートの書き方 | 書く内容とポイント【はじめての終活】

エンディングノートに書く項目

ここからは、エンディングノートに書く項目について紹介していきます。

全部を書く必要はないので、書きたいものや必要を感じたものだけ選んで書き始めてみましょう。

▼気になるものはここからクリックしてチェック!

自分についての項目
日常における細かな契約の項目
介護についての項目
医療についての項目
葬儀についての項目
お墓についての項目
資産・相続についての項目
ペットについての項目
周囲への感謝

自分についての項目

何より先に書くのが自分についてのことです。わかりやすいところから書き始めていきましょう。

自分についての項目

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自分の基本情報

自分自身の個人情報を書き留めておきましょう。家族が知っている内容もあれば、知らないこともあります。あなたの情報が必要になった時に基本的な情報がわかるようにまとめてあると安心です。

また、いつ書いたものかわかるように日付も必ず入れるようにしておきましょう。

  • 氏名
  • 現住所(住民票のある住所)
  • 電話番号
  • 生年月日
  • 血液型
  • 勤務先
  • 緊急連絡先
  • 本籍地

自分史

自分の人生をふり返り、自分を見つめ直すための情報です。今までの人生を棚卸することで、これからの人生の目標や生き方、やりたいことが見えてきます。思い出したくないことや、忘れてしまったことは無理に書く必要はありません。

  • 出生時の情報(出生地、出生時間、生まれた時の身長、体重)
  • 名前の由来
  • 家族について(名前や思い出など)
  • 家系図
  • 学歴
  • 職歴
  • 保有資格
  • 住んだことのある場所
  • 行ったことのある場所
  • 生まれてから今までの人生の軌跡
  • 年代ごとのエピソード、思い出、好きだったこと、お世話になった人など心に残っていること
  • 親しい方々のリスト

日常における細かな契約の項目

日常生活をおくるなかで何かしらの契約をしていらっしゃると思います。家族が把握できていない契約もたくさんあるでしょう。

亡くなったら自動的に契約や登録が消えるものばかりではありません。

何かあったときのために、自分が今どのような契約や登録をしているのかを書き出しておきましょう。

スマホ・インターネット関連

  • 料金の発生しているサイトの有無
  • SNS(facebook、Twitter、Instagramなど)のアカウントの処理の希望
  • インターネットバンキングやネットでの株取引の情報
  • アカウントのIDやパスワードなどの情報

その他の契約に関する項目

  • 駐車場などの契約
  • 会費の必要な会員になっているもの
  • サークルや習い事
  • 貸金庫や貸倉庫
  • 保有資格に関連して入会している協会

介護についての項目

介護が必要な状況になった場合に、どのような生活を送りたいと思っているのかを書いておきましょう。

今は元気だからまだ書かなくてもいいと思っていても、いざその時になると、遠慮や認知機能の低下などにより本心が伝えられなくなることもあります。元気なうちに、どのように考えているのかを書いておくようにします。

車椅子で介護を受けるおじいさん

©akoji/stock.adobe.com

施設に入居したい場合

  • どのような状態になれば施設を希望するのか
  • どんな施設を希望するのか(施設の種類、場所、金額、設備など)
  • どんな生活を望んでいるのか

在宅で介護を受けたい場合

  • 誰に介護をしてもらいたいか
  • 介護サービスはどの程度利用したいか
  • 認知症などでや意思の表示ができなくなればどうしたいか
  • 介護にかかる費用はいくらを想定しているか、誰に出してほしいと思っているか

医療についての項目

終末期の医療をどうしたいと思っているか、意向を書いておきましょう。自分自身のからだのことだけでなく、看取りを迎えたい場所や延命治療の希望、臓器提供の意向についてもできるだけ細かく書いておくことが大切です。

健康状態について

  • 現病歴、既往歴
  • アレルギー
  • かかりつけ医、薬局
  • 搬送してほしい病院
  • 看取りを希望する場所
  • 臓器提供の希望の有無

告知について

  • がんの告知の希望
  • 認知症の告知の希望

延命治療について

  • 人工呼吸、
  • 心臓マッサージ、
  • 胃ろうなどによる栄養の投与について

葬儀についての項目

亡くなった後、どのようにして供養してもらいたいと思っているかを書いておく項目になります。

残された家族は、亡くなってから葬儀を行うまでの短い時間でさまざまなことを決めていかなくてはなりません。すでに準備してあることや自分の希望を書いておくようにしましょう。

葬儀についての項目

©あみえら/stock.adobe.com

安置場所について

  • 自宅以外で死亡した場合の安置場所の希望

葬儀の内容について

  • 互助会の加入の有無、連絡先
  • 葬儀の方法(葬儀場、家族葬、密葬、供養の方法)
  • 喪主の希望
  • 納棺時の服装、棺に入れて欲しいもの
  • 希望する遺影の写真
  • 参列者の希望
  • 葬儀の費用はどこから出すか

宗教について

  • 信仰している宗教、宗派
  • 戒名、法名

お墓についての項目

生前から自分のお墓を準備される方も増えています。準備してあるものがあれば、その内容も書いておきましょう。

また、互助会に入会されている場合などはその情報も書いておくようにしましょう。

  • 菩提寺の名前、連絡先
  • お墓の有無や契約内容
  • お墓や供養のしかたの希望
  • 互助会の名称、連絡先

資産・相続についての項目

所有している財産や相続人の希望について書いておきましょう。また、財産について書くときは借金などの負の財産などの少し書きにくいものに関しても、家族のために記載しておくようにしましょう。

老夫婦と若い夫婦

©keatikun/stock.adobe.com

財産について

  • 預貯金のある金融機関名、口座種別、通帳や印鑑、キャッシュカードの保管場所
  • 保有している株、有価証券の有無
  • 不動産
  • ローン、キャッシング、借入金などの負債
  • クレジットカードの情報

保険について

  • 生命保険(保険証書の保管場所、保険の種類、受取人)
  • 年金(公的年金、個人年金の内容)
  • 火災保険、地震保険
  • 自動車保険

相続について

誰に何を相続させるかについてはっきりと書いておくことは、とても重要です。ただし、エンディングノートに法的な効力はありません。したがって相続人の希望や個別に贈与したい物がある場合には、遺言書の作成が必要になりますので注意してください。

  • 遺言書の有無、保管場所
  • 相続の希望

ペットについての項目

現在ペットを飼っておられる方も多いのではないでしょうか。自分の死後、家族同様に暮らしてきたペットがどうなるかは気がかりですよね。

そのような方は、ペットをどのようにお世話して欲しいかを書いておくようにしましょう。

しかし、現状の法律ではペットに相続をさせることはできませんので、注意が必要です。

  • ペットの世話を託したい人
  • ペットのお世話のために使うお金について
  • ペットのお世話のポイント
  • ペットが好きな食べ物
  • かかりつけの動物病院

周囲の人への感謝

家族や周囲の人に対しての思いを伝えるようにしましょう。改めて人とのつながりの大切さを再確認する機会にもなるでしょう。

家族

©信敏 佐藤/stock.adobe.com

家族へのメッセージ

  • 感謝のことば
  • 思い出
  • 伝えておきたいこと

仲間や親友へのメッセージ

  • 友人への感謝のことば
  • 思い出

エンディングノートの項目を書いていくうえで注意しておきたいこと

エンディングノートは遺言書とは違い、生前から家族と共有することがあります。そのため、気をつけておいたほうがよいこともあります。

エンディングノートの注意点

保管場所に注意する

エンディングノートには重要な個人情報が含まれているため、万一盗難に遭うなどすると悪用されてしまう可能性があります。

そのため、机の上に見えるように置くことは避け、金庫や鍵付きの引き出しにしまうようにしましょう。簡単には見られないようにすることが重要です。

ただし、厳重に保管しすぎてもいざという時に家族がエンディングノートを見つけられなくなってしまうため、普段からエンディングノートを書いていることを家族に伝えておきましょう。

法的拘束力はない

遺言書とは異なり、エンディングノートに法的拘束力はありません。

そのため、遺産相続をしたい場合や、その他法的に対処してほしい事柄は遺書にまとめておきましょう。

ただし、エンディングノートに財産や遺産について書くこと自体は問題ないため、遺書との違いを把握したうえで書き進めましょう。

銀行口座の暗証番号は書かない

エンディングノートには利用しているサービスのIDやパスワードを書くことがありますが、銀行口座の暗証番号は書かないようにします。

盗難に遭った場合など、悪用されてしまう可能性があるため、口座番号やキャッシュカードのありかだけにとどめておきます。

正式な相続人であることが証明できれば、暗証番号はなくても口座を引き継いで管理することができるため、暗証番号を書く必要はありません。

負債などあまり知られたくない項目の管理

借金などの負債やパスワードなど今は家族には知られたくない情報もあります。そのような場合は、別の紙に書いて封筒に入れて密封しておいたり、上から紙を貼るなどして見えないようにしておきましょう。

まとめ

エンディングノートを書く目的は「死ぬための準備」ではなく、「自分らしい人生を送るための終焉に向けての準備」をすることで「より良い死を迎える」ことです。

死は誰にでも必ず訪れることを前向きにとらえることで、自分らしく生きていくことができるようになります。

堅苦しく考えず書き記しておけそうな項目から気楽に始めて、過去や身辺を整理してみましょう。

これからの未来をより良く生きていくために、人生の棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人:寺岡 純子

保有資格:終活カウンセラー上級、主任介護支援専門員、看護師、GCS認定コーチ
合同会社カサージュ代表。急性期の看護師として従事後、介護保険制度の開始と共に介護業界へ転身。超高齢社会の社会構造の変化を目の当たりにし、人生100年時代を自分らしく生きる必要性を実感する。 現在、20年間の介護業界での経験も生かしながら、終活をお手伝いする終活カウンセラーとして活動中。自分らしい人生を応援する『Happy Life College』を主宰。

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