エンディングノートを無料でダウンロードできるおすすめサイト10選【PDF・Excel・Word】
近年認知度が上がってきた「終活」。
ただ、終活と一言でいっても生前整理として財産や物の整理をしたり、お墓やお葬式について考え準備をしておくなど、やることはさまざまです。
そこで、これから終活をはじめようと考えている方には、まず最初にエンディングノートを書くことをおすすめします。
エンディングノートとは今自分が置かれている状況や自分の気持ちを整理し、そのうえで将来どのように暮らしたいか、自分が死んだらどう対応してほしいのかをまとめておくためのノートです。
自分の老後の希望を叶えるとともに、家族に苦労をかけないためにもエンディングノートを残しておくことは非常に重要といえます。
ただ、いきなりエンディングノートを書こうと思ってもなかなか難しく、挫折してしまう方も多いのが現状です。
そこで、今回は無料で手軽にダウンロードできるエンディングノートを10個ご紹介します。
まずは気軽に無料でエンディングノートをダウンロードして、自由に書いてみましょう。
▼エンディングノートとは何か詳しく知りたい方はコチラ
目次
エンディングノートの形式
エンディングノートには決まった項目や形式はなく、自由に作っていくものです。記載しておくノートにも決まりはありませんが、形式として手書きとデジタルがあります。
手書きのものでは、レイアウトを自由に考え、思いついたままに書くことができます。一方で、膨大な量になるエンディングノートを手で書きあげるのは大変であることに加え、後から修正や削除をしにくいというデメリットがあります。
デジタルのものでは文字の大きさや書体などを自由に編集できるほか、文章の削除や修正、追加が簡単であるというメリットがあります。一方、PCやスマホを使い慣れていない方だと、書くのに時間がかかってしまうというデメリットがあります。
サイトでダウンロードできるエンディングノートには、WordやExcel、PDF形式のものがあります。プリントアウトすればどれでも手書きで使えますが、WordやExcelはPC上で編集することもできます。
手書きとデジタルのメリット・デメリットを把握したうえで、自分の書きやすいものを探して活用するようにしましょう。
1|「エンディングノート」葬儀ベストネット
ファイル形式:PDF
「葬儀ベストネット」という葬儀のポータルサイトが提供している「エンディングノート」です。
項目は自分のことや家族、友人のこと、財産や葬儀、埋葬、供養、パソコンやタブレットの情報に至るまで網羅されており十分な情報量です。
各項目の中でも、それぞれ詳細な内容を記せるように様々なチェックボックスや自由記入欄などが設けられており、それらをうめていくだけでエンディングノートを書ける点がおすすめです。
エンディングノートは各項目の中から自分の欲しい部分だけを選んで印刷することができます。不要なページまで印刷して紙を無駄にする必要がないのがうれしいところです。
2|エンディングノート制作支援サービスWADACHI
ファイル形式:PDF
ラスト・グラフィックデザイン制作を事業内容としているロム・グラフィックスが運営する、エンディングノート制作支援サービスWADACHIです。
下書き用のシンプルなデザインに加え、桜や花車、将棋を背景にしたおしゃれなエンディングノートも用意されています。
項目は大まかに「自分について」「医療・介護について」「葬儀・供養について」「遺産・相続について」の4つにわけられており、詳細な項目は1ページにおさまるようになっています。。
見やすいデザインになっており、記入するスペースも広くなっているため手書きで書きたい方におすすめです。
3|「終活ノート 」終活マガジン
ファイル形式:PDF
終活に関する情報を発信している終活マガジンが提供する「終活ノート」です。
項目は「基本編」「財産編」「保険・個人年金編」「遺言書・形見分け編」「もしものときの生活編」「葬式・お墓編」の大きく6つに分けられています。
必要な項目に絞った書きやすい内容になっており、デザインもシンプルです。それぞれの項目ごとにプリントアウトをする必要がありますが、それぞれに記載する内容は多くないため、空欄を少なくできることで見栄えが良く、初めてでも書きやすいところがポイントです。
4|「エンディングノート テンプレート 」Microsoft Office
ファイル形式:Word
MicroSoft社もWord用のエンディングノートを作成用のテンプレートを公開しています。
「私に関すること」「メッセージ」「医療」「葬儀」「財産」の4つの章から成り立っており、それぞれの項目をうめていくシンプルな内容になっています。
文字だけでなく、写真などの画像を貼り付けることもでき、パソコンの操作が苦手でない方では工夫次第でオリジナルのエンディングノートを簡単に作成することができます。
データ入力が苦手な方は印刷をして、手書きをすることも可能です。
5|「エンディングノート」日刊葬儀新聞
ファイル形式:PDF、Word
葬儀・供養に関する情報を集めた日刊葬儀新聞社という葬祭の総合サイトである「日刊葬儀新聞」でも、無料のエンディングノートを公開しています。
こちらはPDF版とMicrosoftWordやキングソフト、オープンオフィスを使用している方が編集できるように記入用のファイル形式にしたものが準備されています。
このエンディングノートの特徴は、何といっても130ページにもわたるボリュームです。生まれてから現在までを書く自分史のページも、30代、40代など年代ごとにそれぞれの段階で思い出を書き記せるようにしっかりと作りこまれています。
項目としては「自分史」「メッセージ」「介護・医療」「葬儀」となっていますが、どれも詳しく記載できるように豊富な項目が設けられています。
自分にもしものことがあった場合のことも、細かい内容まで希望を記しておくことができるようになっており、詳細に希望や想いを記載して残しておきたい方におすすめです。
6|「自分史・エンディングノート」百人百想
ファイル形式:PDF、Word
このエンディングノートは「私の自分史」と「私の記録」という二部で構成されており、エンディングノートとして一緒に利用するほか、それぞれ別々に切り離して使うこともできます。
「私の自分史」は自分史や自叙伝の出版をしたい場合の原稿としても使えるほど内容は充実しており、葬儀の時に参列者に配布する冊子としても利用できます。
家族や身内に伝えたい内容を記した「私の記録」は自分用の備忘録としても活用が可能です。
シンプルなデザインで、葬儀や財産などについての項目は含まれていませんが、自分について詳細に書き記しておきたい方におすすめです。
7|「ラプラージュ綜合法務事務所のエンディングノート」ラプラージュ綜合法務事務所
ファイル形式:PDF、Word
「エンディングノート」と「スターティングノート」の二部構成で、内容はシンプルなつくりになっており、自分で自由に記載できる部分が多いことが特徴です。
「エンディングノート」には自分史やもしもの時のための希望を書いておいたり、周囲の人に伝えたいことを書いておきます。
「スターティングノート」は自分らしい人生のゴールをめざし、これから挑戦したいことやかなえたい夢、やめたいことなど、これから先の人生を計画していく内容になっています。
8|「エンディング・ノート」ライフエンディング・ステージ情報
ファイル形式:PDF
こちらのエンディングノートは「葬儀編」「財産編」「ラストライフ編」の3つがあり、自分に必要なもののをチョイスできるようになっています。
シンプルなデザインですが、3つのノートにはそれぞれ充実した項目がそろっています。
自分に関する項目はありませんが、自分にもしものことがあった時、家族の負担を減らすために最低限の準備をしておきたいという方におすすめです。
9|「エンディングノート シングル編」グリーフワークス
ファイル形式:PDF
「エンディングノート シングル編」はシングルの女性を対象にしたエンディングノートです。
独身者にとっての気がかりなペットのことや後見人について、終末医療の希望などに重点がおかれています。
表紙のデザインも女性らしくかわいらしいものになっています。
自分に関する項目はありませんが、万一の時に家族や周囲の方が困らないような情報をまとめておけます。
10|「エンディングノート」島田屋本店
参考:【終活】エンディングノート~いざという時に、大切な人へ伝えたい~|島田屋本店
ファイル形式:PDF
島田屋本店という葬儀関連の企業のオリジナルのエンディングノートです。
自分に関する項目や、介護・葬儀、財産に関する項目があり、もしものときに備えて必要な情報をまとめておくことができます。
記載項目はそれほど多くなく、ポップなデザインで見やすいため、エンディングノートを気軽に書き始めてみたいという方におすすめです。
市区町村が配布する無料エンディングノート
最近では終活や葬儀関係の企業だけでなく、各自治体でもエンディングノートを無料配布しているところが多くなってきています。
必要最低限の項目で構成されているエンディングノートからたくさんの項目で構成されているものまで、自治体によってさまざまなエンディングノートがあります。
なかには自治体内で項目ごとに相談できる窓口が紹介されていたり、身近な役所の窓口が紹介されていたりと、困ったときにすぐ相談できる連絡先がのっているエンディングノートもあります。
必要最低限とはいっても十分な項目が用意されていますので、重要な情報をシンプルに残しておきたい方におすすめです。
上でご紹介した無料のエンディングノート同様、パソコンから無料ダウンロード可能なエンディングノートもありますので、お住まいの地域の自治体がエンディングノートを配布していないかを確認してみましょう。
以下ではどの地域にお住まいの方でもダウンロードできる市町村のエンディングノートを紹介しています。
▼市区町村が配布している無料のおすすめエンディングノートを知りたい方はコチラ
エンディングノートを無料でダウンロードするメリット
エンディングノートは市販されているものもありますが、ネットからダウンロードできるものもたくさんあります。
実際に書き始める前にエンディングノートをダウンロードして利用するメリットを知っておきましょう。
いろいろなエンディングノートを試せる
エンディングノートを無料でダウンロードすることの一番のメリットは、いろいろと試すことができる点です。
エンディングノートの種類はたくさんありますが、自分が書きやすい物を選ばないと途中で挫折してしまうことになります。
その点、ネットからのダウンロードでは中身を事前に確認することが可能です。
無料でダウンロードできるエンディングノートの場合、「いろいろな種類のエンディングノートを試したい」「今使ってるエンディングノートが書きにくい」「思っているものと違う」と感じたときには別のものをダウンロードし直すことができます。
いろいろなエンディングノートを比較しながら、気に入ったエンディングノートを選びましょう。
気軽にダウンロードできる
そろそろ終活してみようかなと思った方や子供に終活を勧められた方などはエンディングノートを書いてみようかなとは思っても、わざわざ買うほどでもないと辞めてしまう方も多いでしょう。
無料ダウンロードできるエンディングノートであればお家で気軽にはじめることができますね。
無料ダウンロードのエンディングノートの場合、もし家族に一緒にエンディングノートを書いてもらいたい場合でも同じものを複数印刷して簡単に準備することができます。
終活は思い立った時に手軽にはじめることが必要です。そのため最初から手間をかけずにエンディングノートをダウンロードするところからはじめられるところは大きなメリットです。
有料版のエンディングノートとの違いは?
ここまで無料でダウンロードができるエンディングノートについてご紹介してきましたが、世の中には有料で売られているエンディングノートもたくさんあります。
無料版と有料版の違いはどこにあるのでしょうか?
市販されているエンディングノートとの違い
市販されているエンディングノートは書店や文房具店などで購入することができますが、多くの品ぞろえがない場合、中身を見て比較することが難しくなります。
そのため、購入時に妥協をしたり、いざ書き始めると、書き進めにくかったりすることがあります。
その反面、デザインや作りにこだわりのあるものが見られます。
有料のアプリとの違い
データで作成するエンディングノートアプリのなかには有料のものがあります。この場合、データをクラウドなどに保存することができるようになっています。
自宅やパソコンなどにエンディングノートを保管する場合には、どこに保管してあるのかを家族に知らせておく必要がありますので、他の家族と共有できるという点では、アプリの利用は便利です。
しかし、有料という点で手軽さには欠けます。
まとめ
このように無料のエンディングノートといっても、その内容は有料のものに比べても全く引けを取らず、充分に活用できる内容のものが多くみられます。
是非、気軽にダウンロードをしてみて、すぐにでも終活ライフの第一歩を始めてみましょう。