遺影の選び方 |背景や表情などに決まりはある? 故人らしい遺影を選ぼう!

写真 選び方

いざ遺影を選ぼうとしたとき、または遺影を決めておこうと思った時に、どのような写真を選ぶべきかご存知ですか?

自分が気に入っている写真でしょうか。それとも背景や表情など、定められたものを選ぶ必要があるのでしょうか。

家族が遺影写真を選ぶ場合には、「突然遺影写真を選ぶことになったけど、事前に遺影を決めていなかった。どのような遺影がいいのかわからないし、結局微妙な写真を遺影に…」なんてことになりかねません。

遺影は「人生で一番見る機会が多い写真」といわれるほどずっと見ていくものになります。

そのため、故人もご遺族も良いと思うような写真を選びたいですよね。

今回はどのような遺影写真を選んだらいいか分からないという方のために遺影を選ぶ際のポイントを解説していきます。

遺影の選び方のポイント

遺影

遺影はまずお葬式でお披露目され、その後に家に飾られます。

遺影を選ぶうえで一番大切なのは、遺族全員が納得できる遺影を選ぶことです。

ポイントとしては、年齢・表情・写真の解像度、故人らしい写真であるかなどがあげられます。

では具体的に遺影の選び方のポイントについて見ていきましょう。

故人の年齢

遺影は、生前の故人を偲び、思い出すきっかけとなるアイテムの一つです。

ですので、年齢は亡くなった年齢に近いものを選ぶとよいでしょう。

80歳で亡くなったのに、30代の写真ではやはり違和感が出てしまいますよね。

ただ、遺影写真に決まりはありません。

いくら亡くなった年齢に近いとはいえ、病気でやつれた写真よりは元気だった頃の写真がよいと思う人もいることでしょう。

もしも、晩年は入院しており入院中はあまり人と会っていなかったという場合には、たくさんの人の記憶のなかにある入院前の元気な写真を選ぶのが良いのではないでしょうか。

また、晩年の写真が残っていなくて若い時の写真しかない場合もあるでしょう。その場合は若い頃の故人の写真で構いません。

つまり、年齢も大切ですが、総合的には出来上がった遺影を見て故人を偲ぶことができるものを選ぶのがよいのです。

表情

昔の遺影は正面を向いて真面目な表情をしているものがほとんどです。

これは遺影が厳格なものでなければならないというかつての風習からです。

しかし現代では、遺影に柔らかい印象をだすために微笑んでいる写真を使うことが多くなりました。

表情によって遺影の印象は大きく変わります。

どのような表情であるかは、そのまま故人らしさに通じます。

とても元気で優しい方だったのに遺影はすごく真面目な顔をしている…となると違和感を感じるでしょう。逆もまたしかりです。

遺影は沢山の人が目にしますので、どのような表情がいいかは、故人を思い出しやすいような「故人らしい」表情の遺影を選ぶとよいでしょう。

選ぶ表情に困っているという方は次のような表情をお勧めします。

  • 気難しい・頑固・クールな方⇒真面目な表情
  • 愛らしい・優しい・上品な方⇒柔らかく微笑んでいる表情
  • 元気・お転婆・無邪気な方⇒歯を見せて笑っている表情

老人 笑顔

顔がはっきり写っている

遺影は、四つ切サイズまで引き伸ばして作ります。

そのため、ピントが合っている物、顔ができるだけ大きく映っている写真を選びましょう。

せっかく故人らしい写真を選んでも、顔がはっきり映っていないと、引き伸ばした時にぼやけてしまいます。

遺影を写真ではなくデータで作る場合には、画素数が大きいものか確認をしておきましょう。

最低600万の画素数があれば、綺麗に遺影を作ることができます。

顔の一部が隠れていたりする写真も遺影には向きませんので気を付けましょう。

故人らしさが出ている場面の写真

遺影はその人そのものを表すものです。

これまでも遺影は故人らしさが大切と言ってきましたが、少しでも遺影は故人らしいものを選ぶためには、その写真がどのような場面で撮られたものかが大きく左右します。

例えば、

  • 趣味のゴルフをしている姿
  • 旅行に行った時の写真
  • 釣りで大物を釣った時の記念写真
  • 可愛がっているペットと一緒に写った写真
  • お友達やデイサービスなどのイベントで楽しんでいる姿

など、その人らしさであふれている場面のものが良いでしょう。

昔は堅苦しい遺影写真でしたが、今では、帽子をかぶっていたり、ペットと一緒に映っていたりする遺影も少なくありません。

顔だけを切り取るという場合でも、自分の好きなことをしているときの故人の表情は生き生きとしていて魅力的なのでじゃないでしょうか。

©maroke/stock.adobe.com

遺影として選ばれることが多い写真の例

では実際に遺影として選ばれることが多い写真はどのような写真なのでしょうか。

一般的に遺影として選ばれることが多い写真には、次のようなものがあります。

  • 結婚記念日など記念写真
  • 娘や孫の結婚式や孫誕生や七五三の時の記念写真
  • ディナーショーやパーティーなどで撮った写真
  • 旅行の際に撮った写真
  • 普段の家族写真
  • 施設などで記念にとってももらった写真

こうしてみると、記念写真が多いですね。

記念写真が選ばれることが多い理由としては、正装をしてプロのカメラマンに撮影してもらっているためです。

写真がとても鮮明で、引き伸ばしてもぼやける可能性がほとんどなく、とても綺麗に仕上がることが多いのです。

もちろん家族がとった写真も多く選ばれているので、「プロのカメラマンにとってもらった写真なんてない!」と焦る必要はありません。

加工・修正が可能なもの

遺影を作る際は、写真の加工・修正をおこなうことができます。

写真を切り取って遺影にした際に不自然さが出てしまったり、表情がいい写真があるのに他の条件が悪いなどの場合には写真を加工して良いものにしましょう。

遺影にできる加工としては以下のようなものがあります。

  • 背景を消す・新しい背景を入れる
  • 口角を上げる
  • 正面を向かせる
  • 影で暗い肌を明るくする
  • 服装を変更する
  • 写真のサイズ変更する

ただ、故人らしさを失わせる加工や、目を大きくしたりなどの華美にする修正は避けましょう。

あくまで、遺影写真を綺麗に自然に見えるようにする程度が良いでしょう。

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遺影写真がない場合

故人が写真嫌いであったり、長年別居をしていたりすると写真が無いということもあります。

遺影写真が無い場合は、無理に作る必要はありません。

もともと遺影は、宗教的な意味は無く、絶対に必要というものでも無いからです。

遺影を作るか作らないかは遺族の考え次第なので、遺影が無くても葬儀を済ませることはできます。

なんとか遺影を作りたいという場合には、証明写真を探す、他の人から写真を譲って貰うなどしてみましょう。

それでも写真を用意するのが難しい場合は、似顔絵を描いてもらい、それを似顔絵とするのでも構わないでしょう。

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遺影撮影で自分らしい遺影を残そう

祭壇と遺影

これまで遺影は、亡くなってから遺族が写真を探すことを前提に遺影写真を選ぶときのポイントを解説してきました。

しかし現在では、自分の遺影を生前に撮影して準備しておく人が増えてきています。

遺影はずっと残り何度も見られるものであるからこそ、自分らしく、写りのいい写真を残したいというのは当然ですよね。

また、生前に遺影を撮影する人の多くはこれまで遺族の立場を経験されており、家族が時間が無いなかで写真を探す大変さを少しでも軽減したいという人も多いです。

「遺影は自分のお気に入りの写真にしたい」「家族が遺影写真を探す負担を減らしたい」という方は生前に遺影を撮影しておくことをおすすめします。

今では、終活イベントの中で遺影写真を撮るサービスなども始まっていますので、積極的に自分らしい遺影を残しておきましょう。

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まとめ

まとめてみると、遺影は下記を軸として選ぶとよいといえます。

  • 亡くなった年齢と近いもの
  • 表情がふさわしいもの
  • はっきりと顔が大きく映っているもの
  • 故人らしいもの

遺影はお葬式から沢山の人に見て、故人を思い出してもらうためのものです。

本人やご遺族が納得できる写真を選ぶようにしましょう。

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ヒトシア編集部:舩越 結

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