月命日はいつまでお墓参りや月参りを行う?ふさわしい時期をご紹介

故人がお亡くなりになってから、しばらくの間は毎月の月命日にお墓参りに行ったり、菩提寺のお坊さんにお参りに来ていただいたりするご家庭もあるのでしょう。

長く月参りなどをしていると、月命日はいつまで供養をすればよいのか疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、月命日をいつまで行うかについて解説します。

月命日とは

月命日とは、故人が亡くなった日と同じ日のことで、毎月訪れます。

たとえば、2月1日にお亡くなりになったのであれば、毎月1日が月命日になります。ただし、故人がお亡くなりになった日が31日などの月によっては存在しない日である場合には、月の最終日を月命日とすることが一般的です。

この月命日にはお墓参りをしたり、月参りとよばれる法要を行ったりして故人を偲びます。

祥月命日とは

故人が亡くなった日にちだけでなく、月日が同じ日のことを祥月命日とよびます。したがって、祥月命日は年に1回、月命日は年に11回あることになります。

一周忌や三回忌などの年忌法要はこの祥月命日に営まれることが基本となっており、年忌法要を行わない年ではお墓参りに行くなどして故人の冥福を祈るというようなことが行われます。

月命日はいつまで続ける?

毎月訪れる月命日の法要はいつまでするのが一般的なのでしょうか。実は、月命日にはいつまで続けるかの決まりはなく、いつまで続けるかは遺族のお気持ちや状況で中止する時期を決めて構いません。

月命日は、月に一度故人を偲んで供養を行うものですが、遺族の悲しみの気持ちを癒す機会にもなります。そのため、遺族の心の整理がつき、月命日をする必要性が感じられなくなってきた、月命日をすることが負担になってきたなどの事情があれば、無理をしてまで月命日を続ける必要はないということになります。

月命日のお墓参りはいつまで続ける?

故人が亡くなってから日が浅いうちは、月に一度でもお墓参りをして故人の冥福を祈ることで遺族自身も気持ちの整理ができることもあるでしょう。しかし、月命日は年に11回ありますので、毎月お墓参りに行くとなると負担に感じる場合もあるかも知れません。

月命日のお墓参りをいつまで続けるのかに決まりは特になく、遺族の気持ちや都合によって続けても中止をしても問題ありません。

月参りはいつまで行う?

月参りは菩提寺の住職に家に来ていただき、読経をお願いしたり、檀家がお寺に出向いて供養を行ったりすることです。菩提寺との関係性もあり、この月参りの辞め時をどうするかは悩むところかも知れませんが、いつまで続けるのかには決まりはありません。

そのため、ずっと月参りを続けている家庭もあれば、一周忌や三回忌の年忌法要を目途にやめるご家庭、檀家で月参りを続ける期間を決めている場合もあります。月命日にご住職に読経をしてもらわないと、故人が成仏できないわけではありません。したがって、檀家の間で取り決めがないような場合には、いつまで月参りを続けるのかは遺族の気持ちで決めることで良いとされています。

一般的には、年忌法要を区切りとしていつまで行うのかを決めている場合が多いようですが、お世話になっている菩提寺に月参りのお参りをお断りするのは伝えにくいものです。菩提寺側からいつまでにしましょうとの提案を受けることはごくまれなケースで、遺族から伝えないといつまでも月参りに来ていただくことになります。

月参りをいつまで行うのかは、基本的には遺族の気持ちによって決めるものですので、区切りをつけるためには家族で「月参りは次の年忌法要までにしよう」などと相談し、月参りに来られた住職に意向をお伝えすると良いでしょう。

祥月命日・年忌法要はいつまで行う?

最近では、法事の回数を減らす傾向がみられてきています。これは、昔とは違い家族が離れて暮らすことが増え、仕事で都合が合わななどの理由により、親族が一度に集まることが難しくなってきていることも影響しています。また、30年を過ぎると世代交代があり、故人のことを良く知る人の数も減ってくることも影響しているといわれています。

そのため、一般的には三十三回忌を「弔い上げ」として盛大な法要を行い、これをもって年忌法要を終えます。したがって、祥月命日の法要も同様に弔い上げをもって終えることになります。

月命日はいつから始める?

月命日は故人の亡くなった日を指しますが、いつからはじめるのが良いのでしょうか。

月命日は故人が亡くなった次の月から始めます。たとえば、故人がお亡くなりになったのが2月10日である時は、3月10日が最初の月命日になります。

また、初めての月命日のことを「初月忌」とよび、まだ故人が亡くなってから間もない遺族にとっては、故人を思い出す大切な日になります。四七日と五七日の法要と同様に、亡くなってから1か月が過ぎたことを感じながら故人を偲んで過ごすと良いでしょう。

月命日におこなうこと

月命日に行うことは、祥月命日に行うこととあまり変わりはありません。故人がお好きだった食べ物や飲み物、お花などをお供えし、お仏壇やお墓をお参りします。

お墓参り

月命日に必ずお墓参りをしなければいけないという決まりはありません。しかし、お墓が家の近くにあるのであれば、お墓参りを通して故人を偲ぶきっかけにもなります。きれいにお墓の掃除をして、故人がお好きだったものやお花をお供えし、お線香をあげてゆっくりと故人を思い出すのも良いでしょう。

お墓の場所が遠方であったり、仕事などで忙しい場合には無理をする必要はありませんが、都合がつく時にはお墓参りをすることをおすすめします。

月参り

地域の風習や檀家の習慣として、法事や法要の時と同様に、月命日にもお坊さんに来ていただいて読経をしてもらう場合もあります。

一般的には毎月の月命日に僧侶に読経までお願いすることはあまり多くありません。それぞれの状況に応じて月参りをしてもらうかどうかは決めて構いません。何よりも大切なことは故人のことを忘れずに、命日には偲ぶ気持ちを持つことです。

お仏壇に手を合わせる

月命日にお墓参りや月参りをしない場合には、お仏壇に手を合わせて故人のことを思い出すようにしましょう。月命日にはお仏壇を普段より念入りに掃除をして、故人のお好きだったものやお花をお供えするようにするとよいでしょう。

月命日におすすめのお供え

月命日にお供えするものは、お線香やお花、食べ物、飲み物などが一般的で、故人がお好きだったものを選ぶと良いでしょう。しかし、お供えとしてふさわしいものや好ましく無いものもあるため注意が必要です。

お花

お花を供える時は、香りが強すぎず、白や黄、青、紫などの落ち着いた色の花で花びらの散りにくいものがおすすめです。最近ではすぐに供えることができるようにアレンジメントのものが選ばれることも多くなっています。花の種類では菊やリンドウ、カーネーション、ユリ、トルコキキョウなどがおすすめです。また、とげのある花や鉢植えの花などは月命日にはふさわしくない花とされています。

お菓子

お菓子類をお供えする時には日持ちのするものを選ぶと良いでしょう。お供えした後にお下がりとして分けられるように、個包装されているクッキーやおせんべいなどがおすすめです。ほかにも、羊かんや饅頭なども日持ちがするため、月命日のお供えとしてよく選ばれます。お供えのお菓子は和菓子でも洋菓子でも構いませんが、日持ちがしない生菓子は避けるようにしたほうが良いでしょう。

果物

果物は月ごとに旬のものがあるため、毎月訪れる月命日のお供えものにするのにおすすめです。長時間お供えしていても傷みにくいものや、持ち帰りやすく分けやすい果物がお供えに向いています。特にお供えしやすい果物はバナナやりんご、ぶどう、メロン、もも、柿などがあげられます。

故人が好きだったもの

故人のお好きだったものをお供えすることで、故人との思い出が思い出されることでしょう。故人を思い出し偲ぶことが、何よりの一番の供養になります。時には故人のお好きだったものや花をお供えして故人と過ごした日々を思い出してみるようにしましょう。

まとめ

月命日は遺族の都合に合わせて、月参りをお願いしたり、お墓参りや仏壇に手を合わせるなどの供養の方法をすることで構いません。何より大切なことは、命日に故人を偲び、改めて冥福を祈る供養の気持ちです。

もし、地域の風習などで分からないことや心配なことがあれば、家族の中で相談したり、菩提寺の住職に相談してみると良いでしょう。

この記事を書いた人:寺岡 純子

この記事を書いた人:寺岡 純子この記事を書いた人:寺岡 純子

保有資格:終活カウンセラー上級、主任介護支援専門員、看護師、GCS認定コーチ
合同会社カサージュ代表。急性期の看護師として従事後、介護保険制度の開始と共に介護業界へ転身。超高齢社会の社会構造の変化を目の当たりにし、人生100年時代を自分らしく生きる必要性を実感する。 現在、20年間の介護業界での経験も生かしながら、終活をお手伝いする終活カウンセラーとして活動中。自分らしい人生を応援する『Happy Life College』を主宰。

関連する記事

記事のカテゴリ