葬儀のお礼はメールでもいい?返信は?会社や友達など宛先別に例文を紹介

葬儀が終えたあとは、お世話になった方へのあいさつやお礼を欠かさないのがマナーです。無事に葬儀を執り行えたことや、ご厚意をいただいたことに感謝の気持ちを込めて、お礼をしましょう。

では、そのお礼にメールを使ってもいいのでしょうか。また、お礼のメールはどのような文面が良いのでしょうか。本記事では、葬儀の御礼メールに関するマナーを解説します。

葬儀のお礼をメールで送ってもよい?

参列のお礼には、本来はお礼状を使います。葬儀に参列した方には、受付にて会葬御礼品と共に、会葬礼状を渡しているかと思います。

しかし、友人関係や親しい同僚など、特別親しい方には会葬礼状を渡すだけではなく、個人的なメールで改めてお礼を述べたいと思われる方もいます。親しい関係の方に、伝えきれなかった気持ちをメールにて伝えることに、問題はありません。

ただし、会葬礼状を渡さずメールのみで済ませることは、基本的にはマナー違反です。

【場合別】葬儀のお礼メールの例文

メールでお礼を贈る際も、お礼状としてのマナーを守って送るべきです。ここでは具体的なお礼メールの文面を紹介します。

一人一人に合った文章を送ることができる点がメールのメリットです。忙しい場合にも、なにか一言、オリジナルの文章を入れられると良いでしょう。

通夜に参列していただいた際のお礼メール

通夜に参列していただいた方に送るメールの例文です。父親が亡くなった際に、駆け付けてくれた友人に送る想定です。

件名:通夜参列の御礼 ○○
○○様

この度はお忙しい中、亡父○○の通夜にご参列いただきましてありがとうございました。

おかげをもちまして、通夜ならびに葬儀・告別式を、滞りなく済ませることができました。

 

大勢の方々にお別れをしていただき、父もさぞ喜んでいることでしょう。

 

入退院を繰り返しながらも、弱音を吐くこともなく、病に向き合ってきた父でした。

家族で支えた闘病生活が終わりを迎え、

覚悟はしていたものの、いざとなると気が動転してしまうものですね。

そんな時に、○○さんの顔を見たらなんだか心が落ち着きました。

 

本来であれば、直接ご挨拶をすべきではありますが、

取り急ぎメールにてお礼させていただきます。

ありがとうございました。

○○ ○○

葬儀に参列していただいた際のお礼メール

葬儀に参列していただいた、職場関係の方に送るメールを想定してます。

件名:葬儀参列の御礼 ○○
○○様

 

亡父○○○○葬儀の際はご多忙にも関わらずわざわざご会葬賜り、

ご丁重なお心遣いを賜りまして、厚く御礼申しあげます。

○○様にご参列いただき、父もきっと喜んでいることと思います。

 

お陰様で、葬儀・告別式を滞りなく済ませることができました。

 

父の口癖は「なにごとも一生懸命にやれ」でした。

父の教えを忘れることなく、

これからも日々精進していきたいと思っています。

 

今後とも、何かとお世話になるかと思いますが、

何卒宜しくお願い致します。

 

本来であれば直接ご挨拶させて頂くべきではありますが、

取り急ぎメールさせて頂きました。

 

後日改めてご挨拶に伺わせていただきます。

ありがとうございました。

 

○○ ○○

葬儀のお手伝いをしてもらった際のお礼メール

葬儀の受付手伝いなどをしてくれた方への、お礼メールの例文です。会社内の関係する部署の方々へ送る想定です。

件名: ○○より 葬儀をお手伝いいただいたお礼
○○部の皆様へ

 

このたびはお忙しい中、亡父の葬儀告別式にお手伝いを頂き、ありがとうございました。

皆様のおかげで、葬儀告別式を滞りなく済ませることができました。

当日はきちんとしたお礼も申し上げず、大変失礼をいたしました。

 

私たち家族にとっては、皆様の存在が大変心強く、

母は「良い方々に囲まれて、ありがたいことね。」と言っておりました。

父も安心してくれたことと思います。

 

今後は、これまで以上に精進して参りたいと存じます。

今後ともご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

取急ぎお礼を申し上げたくメールさせていたしました。

この度は、ありがとうございました。

 

○○部

○○ ○○

弔電をいただいた際のお礼メール

弔電や弔事を送ってくださった取引先への御礼メール例文です。

件名:弔電の御礼 ○○
株式会社○○

○○課 ○○様

 

平素より大変お世話になっております。

株式会社○○の○○でございます。

 

先日はお忙しい中、丁寧な弔電を頂き、誠にありがとうございました。

謹んでお受けし、霊前に供えさせて頂きました。

 

本来なら直接お伺いすべき所ではございますが、取り急ぎメールにて失礼させて頂く無礼をお許し下さい。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

株式会社○○

○○ ○○

供物・供花などをいただいた際のお礼メール

供物や供花を頂いた際には、メールだけで済ますのではなく、改めてお礼状や御礼の品物を贈るのが良いでしょう。

件名:ご供花の御礼 ○○
○○様

 

先日は、亡父〇〇の葬儀に際し、立派なご供花を賜り誠にありがとうございました。

謹んでお受けし、霊前に供えさせて頂きました。

○○様からの美しいお花に、故人も喜んでいることと存じます。

 

また、生前故人が賜りましたご厚情に対しましても合わせて感謝申し上げます。

 

本来なら直接ご挨拶すべき所ではございますが、取り急ぎメールにて御礼させていただきますことをお許しください。

今後とも、何卒宜しくお願い致します。

 

○○ ○○

職場の方から香典をいただいた際のお礼メール

職場の方から参列時に香典をいただいた場合のお礼メールです。

件名:○○より 参列及び香典の御礼
○○部

○○様

 

先日はお忙しい中、父の葬儀にご参列いただき誠にありがとうございました。

また過分なお心遣いをいただき、お礼申し上げます。

忙しい時期にご迷惑をおかけすることとなり、申し訳ございませんでした。

おかげさまで無事、葬儀を終えることができました。

 

本来であれば直接お礼を申し上げるべきところですが、

取り急ぎお礼を伝えたくメールをさせていただきました。

 

また改めて出社の際にご挨拶させていただきます。

今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

○○部

○○ ○○

お礼メールの書き方のマナー

メールでお礼を伝える場合にも、抑えておきたいポイントがあります。より良い関係になるよう、失礼のないメールを心がけましょう。

葬儀が終わってから、早めに送る

気持ちを速やかに伝えられる点がメールを使うメリットです。メールは取り急ぎ送るものであって、正式なお礼ではありません。

葬儀が終わってからは、諸手続きなどで忙しくなってしまいますが、できるだけ早く、遅くとも一週間以内には送るようにしましょう。

基本的なメールのマナーには準じる

基本はビジネスメールのマナーと同じです。親しい間柄であっても、くだけた文面にするのではなく敬語を使用しましょう。

絵文字は使用してはいけません。件名は分かりやすく、簡潔なものにしましょう。

忌み言葉をさける

忌み言葉は使用しないようにしましょう。「重ね重ね」、「再び」といった重ね言葉は、「不幸が重なる」ことを連想させるためNGです。別の言葉に置き換えるようにしましょう。

また、宗教によっても避けるべき言葉がありますので、気を付けるようにしましょう。

略式であることをお詫びする

送る相手が誰であっても、「取り急ぎ、感謝を伝えるためメールをしている」という旨を書くのがポイントです。

お礼は本来、直接もしくは書面で伝えるのがマナーです。メールだけで済ませることは相手に失礼であることを理解しておきましょう。

葬儀のお礼メールをもらったら、返信はどうする ?

葬儀のお礼状に関しては、「不幸が繰り返す」ため、返信は不要という考えがありました。しかしながら、お世話になっている方、取引先からメールが来た場合、「返信しなくて良いの?」と気になることでしょう。

お礼メールに返信をすることは、マナー違反ではありません。ただし、返信に返信を重ねる必要が無いように配慮をする必要があります。例文を紹介します。

件名:Re:(届いたメールのタイトル)
○○様

 

ご丁寧にお礼メールを頂きありがとうございます。

あらためてお悔やみ申し上げます。

暫くは、心休まる間もないことかと思いますが、

どうぞご自愛ください。

 

この後の返信には及びません。

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

○○ ○○

まとめ

葬儀後は忙しい時期ですが、なるべく早く御礼の気持ちを伝えたいものです。メールはあくまでも略儀でありますが、すぐに相手に届けられるところが特徴です。今後のお付き合いも考えて、相手に合わせた文章で作成しましょう。

この記事を書いた人:澤田ゆか

この記事を書いた人:澤田ゆかこの記事を書いた人:澤田ゆか

保有資格:葬祭ディレクター技能審査1級
大手互助会系の葬儀社に9年勤務し、管理者の経験を経て退職。現在はフリーの葬儀アドバイザーとして葬儀や終活相談、葬儀スタッフの育成を行っています。

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