お彼岸の服装|墓参りや合同法要、初彼岸で訪問をする場合について解説

お彼岸は日本古来からの風習で、お彼岸の期間にはお墓参りをされるという方は多いと思います。お彼岸にお墓参りに行くときの服装では、何か注意しなければいけないことはあるのでしょうか。本記事で詳しく解説していきます。

お彼岸とは?

お彼岸とは春と秋に1回ずつ年に2回あり、春分の日と秋分の日の前後の1週間の期間のことをいいます。また、お彼岸の初日は「彼岸の入り」、終わりの日は「彼岸明け」とよばれます。

春分の日や秋分の日は年によって異なりますが、2021年であれば、3月20日が春分の日であり、3月17日が彼岸の入り、3月23日が彼岸明けとなり、春分の日の3月20日のことを中日とよびます。同様に、秋のお彼岸は9月20日が彼岸の入り、9月23日が中日、9月26日が彼岸明けということになります。

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お彼岸ではなにをする?

お彼岸に何をするのかというと、主なものではお墓の掃除とお墓参りがあげられます。お彼岸のお墓参りの前にお墓を掃除し、ご先祖様を供養する準備をするのが作法です。お墓の掃除は墓石を水洗いして汚れを落とし、お墓の敷地のゴミを拾ったり、雑草を取り除いたりします。そして、お墓の掃除をした後にお墓参りをするようにしましょう。

お彼岸のお墓参りでは、故人やご先祖様に感謝と供養の気持ちをもって手を合わせるようにします。

お彼岸でお墓参りをする際の服装

お彼岸にお墓参りに行くときには、基本的には普段着で構いません。ただし、派手な色使いやデザインや肌の露出の多い服装などはご先祖の供養を行うということを考えると、好ましいとはいえません。普段着といえども節度をわきまえた服装を心がけるようにしましょう。

また、状況によっては何でもよいというわけではありません。その場にふさわしい服装というものがありますので、意識するようにしましょう。

お墓を掃除する時の服装

お彼岸にお墓の掃除をする時には、動きやすい服装で、汚れても気にならず洗濯ができるものが好ましいです。また、履物もヒールや革靴ではなくスニーカーやヒールのない靴の方が危険がなく動きやすいのでおすすめです。ですから、法事などがない場合のお墓参りでは、黒やグレーなどの落ち着いた色味の袖のある上着に、ロングパンツなどの動きやすい服装とすると良いでしょう。

初彼岸での服装

故人が亡くなって、四十九日が過ぎ初めて迎えるお彼岸は「初彼岸」とよばれます。注意しなければいけないのは、四十九日が明けるまでにお彼岸の日を迎えた時です。この場合は初彼岸とはよばれず、あくまでも四十九日が明けてから初めて迎えるお彼岸が初彼岸となります。

法事をおこなう場合の服装

初彼岸を迎えるにあたっては、特別に何かをするということはありません。普段のお彼岸と同様にお墓参りをします。ただし、お彼岸に法要を行うということもあります。この場合には、通常のお彼岸に法事をする際の服装と同様の注意点で問題はありません。

訪問をする場合の服装

お彼岸に故人の家を訪問する場合には、カジュアルすぎる普段着ではなく、ある程度のマナーに準じた服装をしていくように気をつけましょう

派手な色は避け、落ち着いた黒やグレー、紺などの色を選び、男性はスーツやブレザーを着用すると丁寧な印象を与えます。女性の場合も派手な色やデザインは避け、ワンピースやアンサンブル、ブラウスを選ぶようにします。

お彼岸に法事をする際の服装

お彼岸に法事を行う場合には、平服ではなくフォーマルな服装で出席するようにします。

  • 男性

男性の場合は、黒などの落ち着いた色のスーツに黒のネクタイを着用します。また、靴下も黒で統一するようにしましょう。

  • 女性

女性の場合は、黒やグレー、紺など落ち着いた色のスーツやワンピース、アンサンブルなどが好ましいです。黒のストッキングを着用し、靴はヒールが高すぎず、装飾のないものを選ぶようにします。また、光物のアクセサリーは避け、結婚指輪以外のアクセサリーは控えるようにしましょう。

  • 子ども

子どもの場合には、制服があればそれを着用することでフォーマルな服装となります。制服がない場合には、スーツやワンピースなどを着用し、なるべくフォーマルな服装をするようにします。もし、どうしてもフォーマルな服装をすることが難しい場合には、普段着でも構いませんが、派手な色やキャラクターが付いたようなものは避けるようにしましょう。

彼岸会・合同法要の服装

お彼岸に寺院で行われる彼岸会や、他の檀家さんと一緒に行ったり、自分の家の複数の故人の法要を行う合同法要や、お彼岸に寺院で行われる彼岸会は正式な法要になります。ですから、これらに出席する場合には、きちんとした服装で参列するようにします。特に故人の遺族である場合には、喪服を着用するのがマナーです。

友人などの場合では喪服である必要はありませんが、男性の場合は黒やそれに近い色のスーツを着用し、女性ではダーク系の地味な色のワンピースなどが望ましいです。

また、柄やストライプのデザインのものは避け、無地のものを選びベルトや靴も黒の無地ので飾りがついていないものを着用しましょう。

お彼岸での持ち物

お彼岸で出かける時には、その目的によって持ち物に違いがあります。出かける前にチェックしておき、忘れ物がないようにします。

お墓参りをする際の持ち物

お彼岸にお墓参りに行くときに必要な持ち物は、普段のお墓参りに行くときと基本的には同じで、お墓参りに必要なものと、お墓の掃除に必要なものに分けられます。

お墓参りに必要なものは、線香やお供え物、お墓にお供えする花、お供え物の下に敷く半紙など、ろうそく、ろうそくに火をつけるためのマッチやライターなどです。また、お参りの際には数珠を手に持って手を合わせます。

お墓の掃除を行うのに必要なものは、お墓の周囲のゴミや枯葉などを集めるためのほうきやちりとり、ゴミ袋、水を入れる手桶、お墓をきれいにするためのスポンジや歯ブラシ、お墓を拭き上げるための雑巾やタオル、軍手などです。墓地に準備してあったり、ホームセンターなどでお墓参りの掃除用のセットとして販売しているところもあります。

法事をおこなう際の持ち物

お彼岸に法事を行う際には僧侶や寺院に対して感謝の気持ちを表すためのお布施が必要になります。お布施は、彼岸会に参加する場合では3千円~1万円程度、個別の法要を行う場合には3~5万円程度が相場となります。僧侶に自宅に来ていただいて法事を行う時には、お布施に加えて3~5千円程度のお車代を準備しお渡しするようにします。

また、寺院で法要を行う時にはお供え物や花も持参します。お供え物はクッキーやおせんべい、おまんじゅうなどの日持ちのするお菓子が一般的です。花は故人がお好きだった花のほか、花持ちが良く、香りが強すぎず、とげのない花を選ぶようにします。

訪問をする際の持ち物

親族や知人や知り合いの法事に訪問をする際は、お菓子や果物などの食べ物や故人がお好きだった飲み物のほか、お線香やろうそく、花などをお供えとして持参するようにします。

また、法事に参列する場合は香典も準備するようにします。表書きは仏教では「お香典」や「御払前」とするのが一般的です。香典の金額は故人との関係性にもよりますが、知人や友人であれば5千円~1万円、親族であれば1~3万円程度が相場となります。

まとめ

お彼岸は故人やご先祖様のことを偲んで、いつも自分たちを見守っていただいていることへの感謝を気持ちを表すことが大切です。お墓参りや法要を行う時にはそれぞれの場に応じた服装ができるよう、あらかじめしっかりと準備をしておくようにしましょう。

▼お彼岸に香典は必要?表書きや金額は?気になる方はこちらの記事をチェック!

お彼岸に香典は必要?初彼岸の場合や相場金額、香典袋の書き方を解説

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この記事を書いた人:寺岡 純子

保有資格:終活カウンセラー上級、主任介護支援専門員、看護師、GCS認定コーチ
合同会社カサージュ代表。急性期の看護師として従事後、介護保険制度の開始と共に介護業界へ転身。超高齢社会の社会構造の変化を目の当たりにし、人生100年時代を自分らしく生きる必要性を実感する。 現在、20年間の介護業界での経験も生かしながら、終活をお手伝いする終活カウンセラーとして活動中。自分らしい人生を応援する『Happy Life College』を主宰。

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