命日の日に送るお供え物は何を選べばいい?ふさわしいものの選び方や渡し方についてご紹介!

故人やご先祖様の霊を祀る日として命日やお盆、お彼岸などがあります。命日には年に1回の祥月命日と、祥月命日のある月以外の毎月、つまり年に11回の月命日があり、お墓参りに行ったり仏壇に手を合わせて故人やご先祖様を偲びます。

命日は残された遺族にとっては特別な日であり、命日にお供え物として贈り物をすることができます。ただし、命日に送るお供え物としてふさわしいものや贈るタイミングなどのマナーがあり、相手に失礼のないように配慮が必要となります。

この記事では、命日にふさわしいお供え物にはどのようなものがあるのかや、贈るのにふさわしいタイミングなどのマナーについてご紹介していきます。

命日の日にふさわしいお供え物とは

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命日の日にふさわしいお供え物は、飲食として消費することができるものや消耗品となります。重たいものやかさばるもの、肉や魚などの殺生を連想させるものやお酒はお供え物としてはふさわしくありません。

お供え物として遺族に贈る時もこれらを踏まえ、定番のものを渡すのがマナー違反にならず喜ばれるでしょう。

お菓子

お供え物の定番は日持ちのするお菓子です。消費期限が長いことで、お供えしているときに傷んでしまうことを気にする必要がなく、安心してお供えすることができるのでそのようなものを選ぶようにします。

それらを考慮しておすすめなのが、クッキーやマドレーヌ、カステラなどの焼菓子、和菓子ではようかんやまんじゅうなどがあげられます。これらは日持ちするものが多く、かさばることもないためお供えとしてぴったりでしょう。また、お下がりとして身近な人に振る舞うこともあるため、常温での保存が可能で個別に包装してあるようなものを選ぶようにしましょう。

果物

果物もお供えものとして代表的なものになります。果物を選ぶときには故人の好きだったものやその時期の旬のものを選ぶようにすると良いでしょう。なかでも、丸い果物はお供え物としてふさわしいとされ、メロンやリンゴなどがおすすめです。ただし、果物を贈る際には縁を切る意味合いを避けるため、1,3,5など割り切れない奇数の個数にして送るのがマナーとされます。また、奇数であっても忌み数である9個は避けるようにしましょう。

自分で選ぶのが難しい場合は、お店にお供え用でと予算を伝えると、それに合わせて箱詰めやかご盛にしてもらうことも出来ます。

故人が好きだった花をお供えするのもおすすめです。花を選ぶ際には花もちが良く、花びらが散ってしまうことが少ないものを選ぶようにするとよいでしょう。また、香りの強いものやとげのあるもの、鉢植えなどはお供えとしてはふさわしくありません。また、仏花としてふさわしい花の色は白や黄色、青などとなり、具体的には、菊やリンドウ、シャクヤク、ユリ、カーネーション、ストックなどが定番です。これらを組み合わせてアレンジするのも良いでしょう。

線香

消耗品である線香もお供え物として贈るのにふさわしい品物です。ただし、遺族の香りの好みや住環境によって香りの強いものを避けたい場合もあるため、送り先の住宅環境や好みなどを考慮して選ぶようにすると良いでしょう。もし、どのようなものが好みなのかが分からないときには、香りが控えめで煙の少ないタイプのものを選ぶのが無難です。

普段使いではあまり買わないような少し高級な線香を選んでも喜ばれるでしょう。

お供え物に現金を送ってもいい?

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遺族に役立ててもらうためにお供えとして現金をお渡ししても構いません。現金だけをお供えとして贈っても良いですし、現金とお供え物の両方を贈る場合もあります。

命日に現金を贈る場合の相場は、故人との関係性によって変わってきますが、親族では3,000円~1万円、友人や知人であれば5000円~1万円程度となります。現金を贈ることで少しでも遺族の役に立ててほしいという想いを伝えるため、親族以外の人が現金を贈る場合は少し高目の金額を贈るようにしましょう。

お供え物の金額の相場

お供え物の金額の相場は、故人との関係性によって変わってきますが、お供え物のみを贈るのであれば、3,000円~5,000円程度が一般的です。あまりにも高額なものを贈ると遺族にかえって気を遣わせてしまうことになるため注意が必要です。

また、地域の風習によってはお供え物と現金の両方を贈るところもあるため、分からない場合は事前に親戚などに相談したり調べておくようにしましょう。

お供え物を送る際にのしは必要?

お供え物を贈る時にはのし紙をつけるのが一般的とされておりのし紙は外のしにします。命日にお供え物を贈る際には双銀または白黒、関西地方では黄白などののしとし、水引は不幸を繰り返さないという意味合いで「結び切り」とします。ただし、のしは地域の風習によって違いがあるため、事前に確認しておくことも大切です。

のし紙の表書きは黒の薄墨を用いて、お供え物であれば「御供(ごくう)」、現金であれば「ご仏前」や「御供物料」と記載するのが一般的です。

命日のお供えはいつまでに渡せばいい?

命日にお供え物を贈るには年に1回の祥月命日に贈るのが良いでしょう。なぜなら、祥月命日では親族や故人が生前親しかった友人を招いて法要を行うこともありますが、毎月の月命日には特段そのような法要を行うことが少なく、故人を偲ぶ機会にする意味合いが強いからです。

祥月命日にお供えを贈る時には、法要に参加する場合には持参するようにします。もし、法要などがない場合や参加しないときには祥月命日の前に到着するように準備をしましょう。

お供え物をいただいた場合のお返しの対応について

命日を迎えるにあたり、故人への気持ちや遺族を気遣って贈られるものがお供え物です。そのためお供え物をいただいた時には、頂いたことに対する感謝の気持ちをお返しするのが一般的なマナーです。

お供え物へのお返しの相場は、基本的には頂いた金額の3分の1程度となり、それに応じた品物を贈るようにします。また、お返しする品物は、形の残らない消え物が良いとされ、日持ちのするお茶やお菓子などを選ばれることが多いようです。

頂いたお供え物へのお返しは、遅くても1か月以内にするようにし、気遣いに対するお礼状を添えるようにしましょう。

まとめ

命日は遺族にとって特別な日であり、その命日にお供えを贈る時には、故人が好きだったものを選ぶようにすると喜ばれるでしょう。ただし、それだけでなくご遺族の状況にも配慮し、適したものを選ぶことでより喜ばれるお供えとなります。

また、のし紙の書き方やお供えを贈るタイミングなどさまざまなマナーがあるため、それらも押さえておき、相手に失礼のないように気をつけましょう。

これらを踏まえて、故人を偲びどのようなものを贈るのかを考えたり、遺族と故人の思い出を語ることも故人に対する供養になります。是非、遺族への配慮をしながら、自分の気持ちを伝えられるようなお供え物を選ぶようにしてください。

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この記事を書いた人:寺岡 純子

保有資格:終活カウンセラー上級、主任介護支援専門員、看護師、GCS認定コーチ
合同会社カサージュ代表。急性期の看護師として従事後、介護保険制度の開始と共に介護業界へ転身。超高齢社会の社会構造の変化を目の当たりにし、人生100年時代を自分らしく生きる必要性を実感する。 現在、20年間の介護業界での経験も生かしながら、終活をお手伝いする終活カウンセラーとして活動中。自分らしい人生を応援する『Happy Life College』を主宰。

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