葬儀の受付をして頂いた方へのお礼 | お手伝い料の相場とお礼を渡すタイミング

葬儀は喪主やご遺族だけでは執り行うことができず、様々な方の協力を得る必要があります。

その代表的な例として葬儀の受付が挙げられます。

葬儀の受付は、 親族にお願いするだけでなく、場合によっては近所の方にお願いする場合も出てくるでしょう。

多くの方が参列する葬儀ともなれば、受付を行うだけでも大変な稼働にもなります。

そのため、葬儀の受付を担当してくれた方へは、しっかりとお礼を伝えたいですね。

今回は、葬儀の受付をしてくれた方へのお礼について解説していきます。

お礼の仕方やマナーについて触れていくので、参考にしてみてください。

そもそも葬儀の受付は何をする?

葬儀の受付は、葬儀の参列者をお迎えする大切な役割です。主な仕事内容としては、以下の3つが挙げられます。

  • 弔問客のお迎えと記帳などの対応
  • 香典の受け取り
  • 会葬御礼や香典返しのお渡し

香典を受け取る係であるため、この他にも香典金額の管理や会計を任されたり、会場内の案内係を兼ねることもあります。

葬儀の規模にもよりますが、2、3名は手配しておく必要があります。

通夜・葬儀の受付は何をする?仕事内容や対応、受け答えのマナーを解説

葬儀の受付は誰に頼むか

葬儀の受付は、故人との関係が遠い親戚や近所の方、故人の友人や会社関係者に依頼することが一般的です。

そして、葬儀の受付を担当してくれた方へのお礼の仕方は、ご遺族との関係によって異なります。

基本的に、お礼はお金を包むことになりますが、ご遺族との関係によっては逆に失礼になってしまう場合もあるので注意が必要です。

親戚以外

故人のご近所に住んでいる方や友人など、親戚以外の方にお願いする場合には、お金を包む場合もあればお菓子などを用意する場合もあります。

親しい関係にあり、頻繁につきあいがあるような方であれば、お金でお礼をすると逆に関係がギクシャクすることも考えられます。

付き合いの頻度や関係性に応じて、お礼を検討すると良いですね。

親戚

ご遺族と近い関係にある親戚の方が受付を担当した場合、お金を包んでも問題はありませんが、あまり良くない印象を与えてしまう場合もあります。

上述した親戚以外の場合と同じように、付き合いの頻度や関係性によっては、お金に変わるお菓子などを用意することも検討した方が良いでしょう。

子供・孫

故人と直系の関係にある子供や孫は、葬儀の受付を担当することは基本的にはありません。

しかし、何らかの事情で受付を行なった場合、しっかりとお礼を用意すべきでしょう。

基本的に子供や孫に葬儀の受付をお願いした場合には、お金よりも商品券やカタログギフトなどで用意すると良いかもしれません。

会社関係の方

会社関係の方に葬儀の受付をお願いした場合には、お礼としてお金を包むことが一般的です。

最低でも2時間程度は時間を拘束し、しっかりとした受付での対応を求めることになりますので、依頼した側もしっかりとお礼の気持ちを伝えることがマナーとなります。

お金を包む際のマナーや注意点については、以下の「受付へのお礼の仕方」で解説していますので参考にしてみてください。

葬儀の受付を頼める人がいない場合は?

親族に高齢者が多かったり、小規模な葬儀のため受付のお手伝いを頼める人がいない場合は、葬儀社に仕事を依頼できる場合があるため、葬儀社に確認するとよいでしょう。ただし、香典を受け取った後にその中身までは確認してもらえないため、注意しましょう。

また、受付業務を無料でおこなってもらえる場合もありますが、オプション料金がかかったりすることもあるため、事前に確認しておきましょう。

受付のお礼としておくるもの

では、受付へのお礼の仕方として、以下の場合について解説していきます。

  • 「心付け」としてお金を包む場合
  • お礼の品を用意する場合
  • 食事を用意する場合

それぞれのマナーや注意点などについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、葬祭においては、一般的なマナーだけでなく地域の習慣などによるマナーや注意点もあります。

以下でご紹介する内容は一般的なものなので、実際に用意する際にはご家族などと相談しつつ用意するようにしてください。

「心付け」としてお金を包む

まずは、「心付け」としてお金を包む場合についてです。

「心付け」としてお金を包む場合には、封筒に入れてお渡ししてください。

封筒は一般的な無地の封筒で問題ありませんので、お金を裸で用意することのないようにご注意ください。

表書きの書き方は、目上の方や敬意を払う場合には「御礼」とし、親しい間柄の方に渡す場合には「寸志(志)」とします。一般的に「寸志(志)」は目上の方には使いませんのでご注意ください。

お礼の金額相場

お礼の金額は、通夜・告別式のいずれか1日であれば3,000円〜5,000円程度が相場です。

両日ともお願いした場合には、2日分として6,000円〜1万円程度となります。

ただし、1日だけお願いする場合であっても、長時間拘束するなど多くの稼働をお願いする場合には、1万円前後のお礼をするケースもあるようです。

お礼をどのくらいの金額で包むかは、受付でお願いする内容や拘束時間などを考慮しつつ決定すると良いでしょう。

お礼の品を用意する

親戚や近所の方などに手伝っていただいた場合は、金銭ではなく品物でお礼を用意することもあります。

親しい関係の間柄で金銭を渡すと、逆に失礼な印象を与えてしまいますので、金銭ではなく品物でのお礼も検討しておくと良いかもしれません。

葬儀などに関連する贈り物は、一般的に消え物が良いとされています。

これは、悲しみや不幸な出来事が続かず立ち消える意味が込められています。

では、お礼の品物としては、具体的にどのような品物が好まれているのでしょうか。

お礼として好まれている品物をご紹介するので、選ぶ際の参考にしてみてください。

お菓子

お礼の品物として最も選ばれやすいものが、お菓子のセットです。

お菓子の種類は洋菓子でも和菓子でも問題はありません。

ただし、焼き菓子などを中心とした日持ちの良いものを選ぶようにしてください。

クッキーなどの個別包装された詰め合わせやマドレーヌなどが人気です。

また、和菓子ではどら焼きやせんべい、あられ、羊羹(ようかん)などが良く選ばれています。

カタログギフト

品物を選ぶ際には、どのような品物を贈るべきか、相手の嗜好なども考えながら選ぶので迷われる方が多くいらっしゃると思います。

そのような場合に良く選ばれているのが、カタログギフトです。

カタログギフトであれば、お送りした相手が気に入ったものを自由に注文でき、贈る側は品物選びで迷わずに済みます。

どちらにとってもメリットがあるため、最近ではカタログギフトを選ばれる方が増えてきています。

タオル

タオルも、葬祭事での贈り物に良く選ばれている品物です。

タオルには、

  • 「悲しみを拭い去る」「悲しみを覆い包む」という意味があること
  • 普段から良く使われ消耗が激しいため消耗品として「消え物」と扱われる

などの理由から、葬祭事での贈り物に選ばれています。

タオルを贈る際には、無地のものやシンプルなデザインのものを選ぶにようにすると良いでしょう。

柄が派手なものやデザイン性に富んだものは、相手の好みに合わない場合もありますので、普段から使えるようなデザインのものを選ぶように心がけてくださいね。

食事を用意する

葬儀の受付をしていただいたお礼としては、金銭を包んだり品物を用意することが一般的ですが、地域の風習などによっては、葬儀後の食事を持ってお礼とするケースもあります。

葬儀後の食事は「精進落とし」と呼ばれ、参列者の方を食事でもてなして、故人を供養しながら思い出などを語り合う場です。

食事を用意する場合には、参列者が帰られた後に参列者と同じ料理やお酒などを振る舞い、お礼とすることが一般的とされています。

お礼をおくるタイミングと渡し方

では、葬儀の受付を担当してくれた方にはいつのタイミングでお礼をお渡しすれば良いのでしょうか。

葬儀中は大変忙しいため、状況によっては渡しそびれてしまう恐れがあります。

そのため、お礼を渡すタイミングを事前に把握しておき、スケジュールに組み込んでおくことがおすすめです。

では、いつのタイミングでお礼を送ればマナー違反とならないのか、以下で解説していきますので整理してみてください。

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葬儀の直前

葬儀が終了した後は、何かとばたつくタイミングでもあり、渡しそびれてしまう可能性があります。葬儀の直前であれば、全員揃っている時にお礼をお渡しすることができるでしょう。

タイミングとしては、葬儀の準備が終わった受付の前がベストです。受付開始前なのでまだ参列者は来ておらず、葬儀の準備も終わっているため、落ち着てお礼をすることができるでしょう。

葬儀の直後

葬儀の直後が最も渡し易いタイミングですが、葬儀の直後は非常に慌ただしく、しっかりとお礼を渡す時間を作っておかないと渡しそびれてしまう可能性が非常に高いです。

そのため、葬儀の直後にお礼を渡すのであれば、一人で対応しようとせず周りの方の協力を得ることがおすすめです。

特に、葬儀社のスタッフの方の協力を得るようにしましょう。

葬儀社のスタッフにあらかじめ葬儀後にお礼を渡す旨を伝えておくことで、対応していただくことができます。葬儀社のスタッフは葬儀に関するプロです。

不明な点などは事前にしっかり相談しつつ、協力を得られるようにしておくと良いですね。

葬儀の翌日・翌々日

葬儀の直後が難しい場合でも、翌日または翌々日までに渡せば問題はありません。

葬儀の直後の忙しさを考慮すると、翌日または翌々日までにお渡しする方が現実的かもしれませんね。

ただし、葬儀が終わってあまり時間が過ぎてしまっては失礼になりますので、遅くとも葬儀の翌々日までには渡せるように準備しましょう。

訪問して直接お礼をお渡しする際には、服装にも気を遣うようにしましょう。

喪服などで訪問する必要はありませんが、あまりカジュアル過ぎても非常識と見られてしまいます。

あまり派手な服装ではなく、シンプルで清潔感のある服装を心がけましょう。

お礼をおくる際の言葉

葬儀の手伝いをしてもらったお礼をお渡しする際は、感謝の言葉を述べることも忘れないようにしましょう。お礼を渡すタイミングごとで、かける言葉の例文を紹介します。

  • 葬儀の前

「お忙しい中、受付係のお手伝いを引き受けてくださり、ありがとうございました。本日は、どうぞよろしくお願い致します。」

  • 葬儀の後

「お陰様で、葬儀をつつがなく終えることができました。お忙しい中ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。皆様の心のこもった受付で弔問者を迎え入れていただき、故人も喜んでいると思います。家族一同、感謝申し上げます。」

  • 葬儀の翌日以降

「この度は、葬儀の受付をお手伝いいただき、お世話になりました。お陰様で、葬儀を無事に終えることができました。本当にありがとうございます。」

葬儀社の方に代行を依頼した場合のお礼

様々な事情により、葬儀の受付を誰にも頼めない場合も考えられます。

そのような場合には、葬儀社に受付の代行を依頼すると良いでしょう。

どの葬儀社でも、オプションとして葬儀の受付代行を行なっていますので、利用したい場合は葬儀社との打ち合わせ段階で打診しておきます。

なお、オプションで葬儀の受付の代行を依頼する場合、その分のオプション料金が費用に上乗せされます。

したがって、オプションとして費用を支払っているため、それとは別にお金を包んだりする必要はありません。

まとめ

今回は、葬儀の受付を担当してくれた方へのお礼について解説してきました。

葬儀では様々なマナーがあり、マナー違反と思われる行動は避けたいところです。

お金を包む場合や品物を贈る場合など、それぞれでマナーや気をつけたい点があります。

今回の記事を参考にしつつ、葬儀の受付を担当してくれた方へのお礼について改めて確認してみてください。

▼通夜・葬儀のお手伝いをする際のマナーや役割を知りたい方はコチラ

通夜・葬儀のお手伝い|内容と服装・断りたいときのマナーを解説

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この記事を書いた人:えばし 和彦

現在、通信会社で営業の仕事をしている傍ら、WEBライターとして活動中。終活に関する記事を100本以上執筆。

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