香典のお札の入れ方 | お札の向き・中袋・香典袋の包み方のマナー

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通夜や葬儀、告別式に香典を持参することになった場合に香典袋にどのような向きでお札を入れれば良いのかと迷うことはないでしょうか。

香典の入れ方や香典袋の包み方を間違えると相手に不快感を与えてしまうだけでなく、常識を知らない人という印象を与えてしまうかも知れません。そのように思われないためにも、香典に関するマナーは知っておきましょう。

この記事では香典のお札の入れ方や中袋の扱い、葬儀などに香典を持参する際の包み方など香典を持参する時に役に立つマナーについて解説します。

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お札を準備する際に気を付けておきたい3つのマナー

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お札は新札を避けて用意する

香典を準備する際は硬貨ではなくお札を準備しましょう。

会社の同僚などと複数名でお金を出し合い合同で香典をお渡しする場合でも、集めたお金をそのまま入れるのはよくありません。必ずお札に両替をして香典袋に入れてお渡しするようにします。

また、お札の新しさにも気をつけましょう。結婚式などの慶事ではご祝儀袋には新札を入れるのがマナーですが、香典には新札は使わないようにします。

これは、新札を準備しておくということは亡くなるのを待っていたとも受け取れるためです。相手を不快にさせてしまうこともあるので気をつけましょう。

とはいうものの、香典としてお渡しするお札がかなり使い古しのものであったり、汚れているというのも良くありません。そのため、なるべく綺麗なお札を準備するか新札に一度折り目を付けてから香典袋に入れるようにしましょう。

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香典のお札はどの向きで包む?新札はNG?お札に関するマナーを解説

相場にあった金額を準備する

香典にいくら包めばよいのかは多くの人が悩むところです。

香典は故人との関係性や付き合いの深さによっておおよその相場がありますが、必ずその金額という決まりはなく相場を参考にしながらいくらにするかを決め構いません。もし、いくらにすればよいのかを迷う場合には、自分と同じ立場の人に相談して同じ金額にするというのも良いのではないでしょうか。

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お札の枚数は偶数はNG

お札の枚数にも注意が必要です。香典として入れるお札の枚数にもマナーがあり、一般的には1枚、3枚、10枚のいずれかの枚数にするのが良いとされています。

逆に「死」や「苦」を連想させ縁起が悪いと考えて嫌われる数字の4や9は避けるようにします。

ほかにも、偶数枚は故人とのつながりが切れると考えられ、特に高齢者ではこのようなことを気にする方もいます。そのため、香典に入れるお札の枚数はこれらの数字にならないように気をつけましょう。なお複数枚のお札を入れる時はお札を同じ向きに揃えるようにします。

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香典では偶数を避けるべき?金額や枚数は「割り切れないもの」がマナー

中袋(封筒)へのお札の入れ方

香典袋の中にはお金を入れる白い無地の封筒がついていることがあり、これを中袋と言います。

中袋の表面には香典の金額を書き、裏面には自分の住所、氏名をフルネームで書くようにします。この時の筆記用具は筆ペンまたは毛筆を使用しますが、中袋に書く時には必ずしも薄墨である必要はありません。

中袋の氏名や住所は遺族が誰から頂いた香典かをわかるようにしたり、香典返しを送ったりする際に必要になるため必ず記入する必要があります。

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お札の上下

中袋にお金を入れる際にはお札の上下をどのように入れるかに気をつけましょう。

お札の上下に関しては明確なルールが決められているわけではありませんが、一般的には肖像画の描かれている方を下にして中袋に入れるようにします。

香典では中袋の裏側がお札の肖像画の描かれている方になります。

したがって、中袋を裏返しにしてお札を入れると上下を間違えずに入れることができます。

お札を入れる向き

お札を入れる向きも不祝儀袋と慶事で用いる祝儀袋では入れ方が異なるため注意が必要です。

香典を包む不祝儀袋では表面を上にした時に、お札の肖像画の書かれている方が裏向きになるようにして入れます。慶事の場合にはこの逆にするのが一般的なルールになりますので覚えておくようにしましょう。

中包みへのお札の入れ方

香典を包む際には中袋ではなく中包みを使う場合もあります。金額や名前の書き方などは中袋と代わりませんが、封筒ではなく一枚の紙となっているため、中袋よりも入れ方がすこし複雑です。

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お札の向き

香典袋には中袋ではなく中包みになっているものもあります。

中包みとは中袋のように封筒条になっているのではなく、和紙にお札を包んで外袋に入れるようにするものです。香典は中包を正面に向けた時にお札の裏側が前にくるようにお札を包まなければなりません。

そのため、最初にお札を置く位置と向きを間違えないように注意しましょう。

もし中包みがなければ奉書紙という和紙に包むようにします。ただし、地域によっては二重に包むことで不幸が重なると連想されることを縁起が悪いと考えられ、外袋に直接香典を入れることもありあえて中包みのない香典袋が売られることも増えてきています。

中包みの包み方

香典を中包みに包むときの包み方は

  1. 中包みの下方に肖像画が書かれている方が上にして右上がりになるようにお札を置く
  2. 下、左、右の順番に香典袋よりひとまわり小さい大きさに折りたたむ
  3. 左角に向かって2回折る
  4. 右下に空きができていればよい

中包みの表面には香典の金額を書き、裏面には自分の住所と氏名を記載しておきます。

香典袋へのお札の入れ方

香典持参する時にお金を入れる袋のことを香典袋と言います。

香典袋には帯紐の水引が付いているものやあらかじめ水引が印刷してあるものなどさまざまな種類がありますが、中に入れる香典の金額に応じた香典袋を選ぶようにしましょう。

また、市販されている香典袋には中袋の付いているものと付いていないものがあります。中袋の有無により、それぞれのお札の入れ方には違いがあることを知っておきましょう。

中袋・中包みありの場合

中袋のある香典袋では中袋の中にお札を入れます。

お札の裏表では中袋の表面を上にして、お札の肖像画の面が裏側になるようにします。また、お札の上下は肖像画が下になるように入れるようにしましょう。

次に中袋の表面に香典の金額を漢数字を使って記入しておきます。この漢数字は一から三までは正式の漢数字を用いるようにします。なお、裏面の住所は香典返しを送られる際の手間を省くためにも、きちんと郵便番号から書くようにします。

中袋なし・中包みの場合

香典袋に中袋が付いていない場合には香典袋で直接お札を包むようにします。

この際には、中袋にお札を入れる時と同様に香典袋の表面を上にした場合に肖像画の書かれている方が裏側になるようにお札を包なまければなりません。上下についてはお札の肖像画のある方を下にして包むようにしましょう。

また、香典袋を折り返す時には先に下側を折り返して、次に上側をかぶせるようにし水引をかけるようにするのがマナーです。

この場合には、香典袋の裏面に直接金額や住所を書く必要があり忘れないようにしましょう。

ふくさへの香典の入れ方

通夜や葬儀告別式に香典を持参するときは直接香典袋を差し出すのではなく、ふくさという四角い絹やちりめんの布に包みます。

ふくさに香典袋を包む事は相手に対する敬意と礼を重んじ心遣いをしているという気持ちをあらわすことになるのです。

この香典袋を包むふくさの色は決まっていて、グレーや紫色のものを使用するようにし、結婚式などの慶事で用いる暖色系のものは用いません。

ふくさへの香典袋の包み方として、祝儀袋を挟むタイプのものでは左開きになるようにして香典袋を入れておきます。

ふくさを広げて包むタイプのものでは、爪がある場合は爪のある方を左側にし菱形に広げ、ふくさの中心よりやや右に香典袋を置きます。そして右、下、上の順に折り、最後に左の端を追って挟み込み、爪が付いている場合はそれを用いて留めましょう。

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香典袋の上下

香典袋をふくさに包む時の上下は自分から見て文字が読める向きにしておきます。

そして受付等で香典袋をお渡しする際に香典袋をふくさから取り出し、相手に読める向きに香典袋を反時計回りに回転させるようにするのがマナーです。

香典お渡しする時には「この度はご愁傷様でございます」などのお悔やみの言葉を添えて差し出すようにしましょう。

香典袋を入れる向き

香典袋をふくさに包むときは香典袋の表面が上になるように包むようにします。

このように包んでおくとふくさを広げた時にも、香典袋の表面が上にくるため、そのままスムーズに相手にお渡しする事ができるのです。

この時ふくさを折りたたんだり、台付きのふくさの場合には台の上に乗せることでより丁寧な香典の渡し方となります。

葬儀の香典の袱紗(ふくさ)への入れ方・包み方

よくある質問

香典にお札を入れる際、基本的なマナーは知っていてもその場に応じて細かい事が気になったことはありませんか。ここでは、よくある質問に回答していきますので、参考にしてみてくださいね。

お札を入れる向きに決まりがある理由は?

香典袋にお札を入れるときには、お札の裏面を表に向けて揃えて入れるのがマナーです。なぜ香典袋にお札を入れるときは裏面が上なのでしょうか。

諸説ありますが、肖像画が書いてある表面を伏せることによって悲しみに顔を伏せる、という意味があるからといわれています。さらに、通常は表面でやり取りするお札を裏にすることで、非日常を表しているともいわれています。

中袋がない場合の金額や住所の書き方を知りたい

中袋が無い場合は、香典袋の裏に住所と氏名、金額を直接書きましょう。基本的には香典袋の裏面の半分より左側に、縦書きで住所、氏名、金額の順番で改行をして記載します。住所が長い場合は途中で改行しても構いません。

また、金額だけ右側の下に横書きで記載する形もあります。香典袋自体に裏面に記入欄がある場合には、それに従って記載します。

▼中袋がない時の香典の入れ方や書き方を詳しく解説

香典を中袋なしで渡す場合の書き方・お札の包み方

5,000円を香典として包みたい場合、1,000円札5枚でもいい?

1,000円札5枚で5,000円として香典を包んでも問題ありません。しかし、お札の枚数が多いとそれだけ数え間違いをしてしまう可能性があります。自分も相手も数え間違えを防ぐためにも、もし両替出来るのであれば、5,000円札一枚で包んだ方が良いでしょう。

香典に20,000円を包んでもいい?

「故人との縁を切ってしまう」という意味で割り切れる偶数、「死」や「苦しみ」を連想させる、4や9の数字は避けられてきました。

香典には1・3・5・10の数字で入れると良いとされていますが、1万円の次が3万円だと負担も大きいですがら、2万円は例外的に認められている傾向があるようです。

2万円を包む際には、内袋の表側中央に縦書き、内袋が無い場合には表袋の裏側の右下などに横書きで「金弐萬圓」と旧字で記載するのが正式です。横書きの場合には「20,000円」と数字で記載しても構いません。金額の記入欄がある場合には、その場所に記載します。

また、偶数になるという事を気にして「5千円2枚、1万円1枚の合計2万円」で包んだ方が良いのか、と考える方もいますが「1万円2枚の合計2万円」で包んで構いません。基本的には、香典は「最も大きい単位のお札を使って、なるべく枚数を少なくする」という考え方で包みます。

地域によっては「5千円2枚、1万円1枚の合計2万円」の方が良いと考える地域もありますので、不安であれば周囲の年長者に確認すると良いでしょう。

ちなみに、10万円までくると縁起などは考慮されなくなりますので、偶数や奇数などは気にしなくても良いですが、切りの良い数字にすると良いでしょう。(10,15,20など)

四十九日など法要ではお札の入れ方は変わるの?

お札の入れ方は変わりません。葬儀同様に、お札の肖像画が下を向くようにして香典袋に入れます。ただし、葬儀とは違って、四十九日法要以降は予め日程が決まっていますので入れるお金は新札でも構いません。

しかし、地域などによっては仏事は全て旧札を使うべきという考え方もあるようです。気になる場合には、新札を使う際には葬儀の際と同様に折り目を付けて入れると良いでしょう。

まとめ

香典の包み方には絶対にこうしなければいけないという決まりはありませんが、一般的なマナーを守る事で相手を不快にする事がないように配慮する事になります。

香典を準備したり渡したりする機会はそれほど多いものではないため、いざという時に戸惑わないようにしっかりとマナーを身につけておきたいものです。

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この記事を書いた人:寺岡 純子

保有資格:終活カウンセラー上級、主任介護支援専門員、看護師、GCS認定コーチ
合同会社カサージュ代表。急性期の看護師として従事後、介護保険制度の開始と共に介護業界へ転身。超高齢社会の社会構造の変化を目の当たりにし、人生100年時代を自分らしく生きる必要性を実感する。 現在、20年間の介護業界での経験も生かしながら、終活をお手伝いする終活カウンセラーとして活動中。自分らしい人生を応援する『Happy Life College』を主宰。

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