葬儀やお通夜の持ち物チェックリスト~参列者編~ ❘ 出かける前に必ず確認しよう

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はじめに

葬儀の日程は故人が亡くなってから一週間以内に組まれ、お通夜は急に連絡が来ることがほとんどです。遺族以外の方が日程を聞いた際には、当日まで日にちがあまり無い場合が多いのではないのでしょうか。

参列する当日に慌てないように、必要なものは事前にチェックリストで確認し、準備しておくようにしましょう。

この記事では、葬儀に行く前に確認しておきたい持ち物とその選び方をチェックリスト形式でまとめているので、当日になって慌てないようしっかり確認していきましょう。

葬儀やお通夜に持参する基本的な持ち物

葬儀やお通夜に参列する際は、基本的には荷物を最小限に抑えて持っていきます。

式場によっては焼香の際、狭い場所を他の人とすれ違わなければいけなかったりすることもあります。焼香をする時に手荷物を持っていると邪魔にもなるので、自分の手荷物は席や手荷物置き場に置いていくことも多いです。クロークやロッカーに預けることも可能な場合もありますが、葬儀場によっては大きいロッカーがない場合もありますので注意しましょう。

基本的に必要になる持ち物は下記にて確認しましょう。

□香典

仏式の葬儀の場合は、香典袋は「御霊前」か「御香典」の袋を用意します。仏式でも浄土真宗のみ「御仏前」か「御香典」になります。神道は「御玉串料」か「御霊前」、キリスト教は「御花料」か「御霊前」の袋を用意すれば、細かい宗派内の宗旨が違っても問題ありません。

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□袱紗

御香典は袱紗に包んで持っていくのがマナーです。紫や紺、その他地味な色の不祝儀用の袱紗を用意しましょう。無い場合は白無地のハンカチや地味な色の風呂敷などでも代用可能です。

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□数珠

仏式の葬儀の場合は数珠を使います。もし自分の物を持っている場合には忘れずに持っていくようにしましょう。

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□ハンカチ

親しい人が亡くなった場合など、故人の顔や遺影を見たら自然と涙が出てきてしまう場合もあります。また、大判のハンカチであればひざ掛けの代わりにもできます。

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□ポケットティッシュ

涙が出ると鼻水が出てしまうこともあるでしょう。服や靴が汚れてしまった場合などもティッシュがあるとさっと拭くことが出来るので、何かとあると安心です。

□貴重品袋

焼香をする際には、ハンドバッグなどは手荷物置き場や座席に置いていくことがほとんどです。その場合、貴重品は別にロッカー等に預けた方が安心ですので、貴重品を分けておける貴重品袋を持っていくと良いでしょう。

□財布(お金)

香典袋にお金を入れたと思っていても、当日バタバタしていて入れるのを忘れてしまうケースもあります。香典袋そのものを持ってくるのを忘れてしまう場合もあります。また、当日仲の良い人同士で供物を出そうという話になる事もあります。葬儀だけに参列して帰るつもりでも、念のため香典に入れる金額+α程度はお財布に入れておくと安心です。

親族やお手伝いする場合の持ち物

葬祭ホールでの葬儀やお通夜ですと、ほとんどが斎場のスタッフが取り仕切るのでお手伝いの必要はありません。ですが、葬儀のやり方や地域によっては親族や近所の人がお手伝いをする事もあります。

お手伝いが必要な場合には事前に依頼があることがほとんどです。当日の状況によっては事前に依頼されていた内容以外の事も対応する必要がある場合がありますので、お手伝いの依頼があった場合には下記の物を準備しておいて損はないでしょう。

□エプロン

エプロンは黒いもの、無ければダークカラーの地味な色で出来れば無地の物が良いです。刺繍はワンポイント程度であれば大丈夫です。エプロンをしていれば、お手伝いの人というのがすぐわかるのでしておくのが良いでしょう。特にお茶出しをしたりする場合にはあったほうが良いですね。ホール葬でも飲み物はセルフサービスだったりするので、その際お手伝いの方がお茶出しなどをする場合もあります。また、自宅葬の場合などは食事の準備、後片付けなどをする際にもあった方が望ましいでしょう。

□着替え

持っている喪服がスカートしかない場合などは、動きやすい黒いパンツとTシャツなどを持っていくのが良いでしょう。お手伝いをしていると、汚れてしまう場合もありますし、後片付けなどを手伝う場合には動きやすい方が良いです。

□メモ帳・ペン

受付などを手伝う場合もありますし、おつかいなどを依頼される場合もあります。どちらもメモ帳やペンがあると安心です。

□雑巾やタオル

参列者の方が飲み物などをこぼしてしまうこともありますし、汚れた箇所をさっとふけるようにあると安心です。

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もしもの時のために持っておくといいもの

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葬儀やお通夜に参列する際には、荷物を最小限に抑えるという話を前述しましたが、もしもの時を考えて余裕があれば持っておいた方が良いものがあります。もし公共交通機関ではなく、自家用車で参列する場合には、車の中に置いておいても良いでしょう。

□黒のストッキング

女性の場合、途中でストッキングが伝線してしまうこともあります。予備で一枚持っていくと安心です。

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□名刺

受付が無い場合などは、記帳を行わずに祭壇に香典を置きます。遺族の方と面識がない場合などは特に、香典と一緒に名刺を重ねておくと会社関係の方だとわかりやすいですね。また、会社関係で上司の代理で参列する場合は特に、上司の方の名刺を頂いて持っていきましょう。

□サブバッグ

葬儀の帰りは荷物が増えてしまうこともあります。黒色のサブバッグや地味な色の風呂敷等を持っていくと安心です。

□ソーイングセット

礼服などはたまにしか着ないので、定期的にメンテナンスしていないとボタンが取れてしまったり、裾がほつれてしまったりという事がよくあります。もしもの時にさっと仮縫い出来るように持っておくと良いでしょう。

身だしなみも一緒にチェック!

葬儀やお通夜に参列する際は、身だしなみも重要です。基本的に通夜・告別式に参列する際は喪服を着用します。地域によっては通夜は平服でもマナー違反ではない所もありますが、遺族や他の参列者が「失礼だ」「非常識だ」と感じてしまう可能性もあります。

また、喪服をしばらく着ていなかったりすると、現在の体型に合わなくなってしまっている場合もあります。

前回着た時から時間が経っている場合は、参列が決まり次第、一度袖を通して状態を確認しておくようにしましょう。

もし、喪服が用意出来なくても、黒や紺のジャケットやパンツなどに白いシャツを合わせ、極力地味な服装を心掛けるようにしましょう。

男性の身だしなみ

男性は特に皆さん同じような格好になるので、一人だけ違う服装をしていると目立ってしまいます。

基本的にシャツは白、それ以外の物は黒と覚えておけば間違いありません。

スーツやシャツに皴がある場合は、ぜひアイロンをかけてから清潔感のある服装で参列しましょう。

  • スーツ:喪服(ブラックスーツ、ダークスーツ)
  • ネクタイ:黒のネクタイ
  • シャツ:白無地のシャツ
  • ベルト:黒い革のベルト
  • 靴下:黒い靴下
  • :黒い革靴
  • 腕時計:時計はしていても構いませんが、キラキラと光を反射させたり、派手な装飾があるものは外します。
  • アクセサリー類:結婚指輪以外のアクセサリーは外します。ピアスや指輪、ネクタイピンなど普段している方は注意しましょう。カフスボタンはつけていても良いですが、黒い色のものにします。

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女性の身だしなみ

女性は普段おしゃれに着飾っている方も、喪服を着る際は「地味」「目立たない色」「ナチュラルに」ということを意識しましょう。葬儀の場は故人の冥福を祈る場所であるということを意識した身だしなみにしましょう。

  • 服装:ワンピースやアンサンブル、パンツスーツなどの礼服がベストです。もし、用意できなければ、黒や濃紺などの地味な色のものにします。
  • ストッキング:30デニール程度の黒のストッキングを用意します。タイツは避けるようにしましょう
  • :革張りか布張りの黒のパンプスにします。光沢があったり派手な装飾があったり、ヒールが高すぎるものは避けるようにします。
  • バッグ:黒の布張りの物がベストです。金具が光るような物、派手な装飾があるものは避けましょう。また、動物の革を使ったバッグも殺生を想像させるので避けた方が良いとされています。
  • メイク:アイシャドウやチーク、リップなども色味の強いカラーは使わずに、極力ナチュラルメイクを心がけましょう。ネイル等もオフ出来る場合はオフしてから参列します。出来ない場合は手袋を推奨します。(手袋をする場合は焼香の際は外します。)
  • :髪の毛が長い方は、一つにまとめたりすっきりとさせましょう。ヘアゴム・ヘアピン等も黒などの地味な色を使います。ゴムも、黒いリボンがついていたりする、ワンポイント程度の装飾でしたら大丈夫です。
  • アクセサリー類:結婚指輪はつけたままで大丈夫です。それ以外は、一連の真珠のネックレス、一粒のピアスかイヤリングならばOKです。それ以外のアクセサリーは外すようにしましょう。

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まとめ

葬儀や通夜に参列することになるのは、急に決まることが多いでしょう。しかし、式の前日までに参列が決まっているのであれば、決まった時点で必要な物、礼服などを一度クローゼット等から出してみましょう。

前回使った時から時間が経っているとサイズが合わなかったり、汚れていたり、破けていたり、紛失してしまっているケースもあります。

当日焦ってしまうと忘れ物をしてしまうことにも繋がりますので、なるべく早目に準備して無い物は購入しておく等出来ると良いですね。

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この記事を書いた人:富永 ゆかり

この記事を書いた人:富永 ゆかりこの記事を書いた人:富永 ゆかり

資格:終活アドバイザー、終活ガイド
大学卒業後、IT系企業にて4年間営業として就業。その後、葬祭業・仏具販売店を経営する家に嫁ぎ、現在は家事・育児と本業の葬祭関連業務のかたわら、ライターとしても活動中。

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