法事の日程の決め方について知らないとまずい基礎知識

日本では、故人が亡くなられた後、死者を弔う法事を執り行う慣わしがあります。

法事には前もって準備が必要なうえ、身内や親戚が出席しますので、早めに日にちを決めておかなければなりません。法事の日程の決め方にもマナーがありますので、法事を執り行う前に、基本的な知識を押さえておきましょう。

今回は、法事の日程の決め方について知っておきたい基礎知識をご紹介します。

法事の日程の決め方に関する基礎知識

法事の日程を決めるにあたり、知っておくべき基礎知識を3つご紹介します。

1. 法事の日程は節目の日より前に設定するのが基本

法事の日程を決めるにあたり、まず押さえておかなければならないポイントは、節目の日より前に設定しなければならないということです。たとえば一周忌法要なら、故人が亡くなられてから丸一年経つよりも前に法事を行います。

節目より前に法要を行ってもいいの?と疑問に思われるかもしれませんが、逆に節目の日より後に法要を執り行うと、故人をお待たせしてしまうことになってしまいます。

早めに行うぶんには問題ありませんので、自身や身内、親戚の都合を考えて、最適な日にちを決めましょう。

2. なるべく平日は避ける

法事にかかる時間は内容によって異なりますが、会食をともなう場合は3時間程度、納骨なども行う場合は4時間程度かかります。

もし平日に行うとなると、参加者は学校や仕事を休まなければならず、スケジュールの調整が難しくなってしまいます。参加者に負担をかけないためにも、法事の日程はなるべく土日祝日に設定したほうがよいでしょう

3. 法事の日程と六曜の関係

冠婚葬祭では「大安」や「仏滅」といった六曜を気にするのが一般的ですが、法事の場合、基本的に六曜は関係ありません。そもそも中国で生まれた六曜と、仏教をもとにした法事には直接的なつながりはないのです。

法事の日程を決める際、「仏滅」「友引」に行ってもよいのか悩む方もいるようですが、特別六曜を気にする必要はないでしょう

法事の日程の計算方法に関する基礎知識

法事には、命日から7日単位で行われる「忌日法要」と、命日から年単位で行う「年忌法要」の2つがあります。

忌日法要の計算方法

忌日法要は命日から数えて7日目にあたる「初七日」を筆頭に、14日目の二七日、21日目の三七日…と続いていきます。

7日ごとに法事を行うのは、故人が7日ごとに閻魔大王による審査を受け、7回目にあたる四十九日に審判が決するためといわれています。

ただ、実際に法事を行うのは、故人が三途の川に辿り着くとされる初七日と、審判が行われる四十九日、1回目の審判で極楽に行けなかった故人が再度審判を受ける百か日の3回のみというケースが多いようです。

近年は参加者の負担を考慮し、四十九日と百か日の法事をまとめて行うケースも増えています。

年忌法要の計算方法

年忌法要は命日から満一年の節目に行われる一回忌、亡くなった年の翌々年に行われる三回忌、そして亡くなってから満6年の節目に行われる七回忌、満12年を迎える十三回忌などがあります。

一般的に、七回忌~十三回忌までは遺族や親族のみで執り行い、それ以降は十七回忌、二十三回忌…と続いていきます。回を経るごとに規模が縮小されていき、三十三回忌または五十回忌を区切りとして年忌法要を終了します。

法事の準備の大まかな流れを紹介

ここまでご紹介してきた法事の日程の決め方や、日程の計算方法などをもとに、法事の日程決めを含む準備のおおまかな流れをご説明します。

1.法事の日程を決める

法事の日程は忌日法要や年忌法要の計算方法をもとに決定しますが、準備期間がありますので、日程そのものは予定日の2~3ヶ月前に決めるのが一般的といわれています。

命日や忌日のギリギリに日程を決めようとすると、お坊さんの都合が合わなかったり、会食や出席者に手渡す引き出物の手配が間に合わなくなったりするおそれがあります。

出席者の方も、突然「来週◯日に法事をします」といわれてもスケジュールの都合をつけにくいので、最低でも1ヶ月半前までには日程を決め、出席者にお知らせするのがマナーです。

もちろん、初七日や四十九日など日程が差し迫った法事に関してはこの限りではありませんが、出席者の負担を減らすためにも、なるべく早めに日程を決めるようにしましょう。

なお、お坊さんの都合によっては日程をずらさなくてはならない可能性もあります。

第一希望が通らなかった場合のことも考慮し、第二希望、第三希望くらいまで予備の日程を決めておくとよいでしょう。

2.お寺に連絡する

法事の日程が決まったら、お寺に連絡して都合を伺います。初めて法事を行う場合は、お坊さんに渡すお布施や各種費用についても事前に尋ねておきましょう。

会食を行う場合は、お坊さんに会食に参加するかどうかの予定も聞いておきます。もし会食を辞退するという場合は、別途会食費+αを目安としたお膳料を用意します。

また、会館などお寺とは別の場所で法事を行う場合は、お車代も必要になります。お車代の相場はお寺から会場までの往復タクシー代が目安といわれていますが、一般的にはキリよく5,000円~1万円を手渡すケースが多いようです。

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法事のお布施|使う封筒や相場金額、表書きの書き方や渡し方などを解説

3.出席者に連絡する

法事の正式な日程が決まったら、出席者に場所と日程を伝えます。

近親者だけの法要なら電話連絡のみでもかまいませんが、四十九日や一周忌など大きな法要を執り行う場合は、ハガキまたは封書で案内状を作成し、送付するのが理想です。

法事の案内状はただ日程を伝えるだけでなく、出欠も取らなければならないので、往復はがきを使うか、返信用ハガキを封書に同封して送付しましょう。

4.会食会場を決める

会食をともなう法事の場合は、会食会場を決めておきます。

会館やレストラン、ホテル、料亭などを利用するのが一般的ですが、場所を決めるときはお寺からのアクセスも考えましょう。

移動するのが大変という場合は、お寺の一室を借りて、仕出し弁当を供するという方法もあります。

5.引き出物を決める

法事では香典をいただいたお返しとして、出席者へ引き出物を手渡します。持ち帰り時の負担も考えて、引き出物はなるべくかさばらず、軽いものを選ぶのがポイントです。

具体的には、お菓子やタオル、コーヒーやお茶の詰め合わせなどのアイテムが人気のようです。準備した引き出物は当日、法事が始まる前に会食会場に運び入れておきましょう。

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法事の引出物|おすすめの品物や相場、のしの掛け方などを詳しく解説

まとめ

法事の日程を決めるときは基本的なマナーを忘れずに!

法事の日程は、故人の命日から数えて節目にあたる日を迎える前に設定する必要があります。六曜は特別気にしなくても問題ありませんが、出席者の都合を考慮し、なるべく土日祝日を選びましょう。

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