法事のお返しに添えるお礼状の書き方や文例などを解説!

法事のお礼状は、法事が終わった後に法事に来て頂いた方や、香典や供物を頂いた方へのお礼を書いて、返礼品に添えて出したりします。

本記事では、法事のお礼状の注意点やマナーなどについて解説していきます。

法事の後に出すお礼状とは

法事の後に出すお礼状は、参列して頂いた方や香典や供物を頂いた方宛に出します。法事に参列して頂いた方には、後日お手紙をお送りすることもありますが、近年では当日の引き出物や返礼品に添えてお渡しすることもあります。

また、法事の当日は欠席されたけれども香典や供物を頂いた方には、香典返しやお礼の品物と合わせてお礼状を後日お贈りするのが一般的です。

いつまでに出せばいい?

四十九日法要であれば、四十九日当日、もしくは四十九日法要から一週間程度、遅くとも一か月以内に出すようにしましょう。一周忌や三回忌法要も、法要を行ってから一か月以内に送るようにします。

どの宗派でも忌明けから一か月以内に贈るのが良いでしょう。

お礼状を書く紙は何がいい?

お礼状を書く紙で最も丁寧なのは奉書紙です。奉書紙は巻物状の長い上質な和紙で、罫線が無いのが特徴です。近年は、ハガキ大や二つ折りのカードタイプ、白い無地の便箋でも良いとされています。香典返しなどの品物につけるのしと一体型になっている、のし一体型タイプもあります。

近年は、通販や、百貨店・ギフトショップの品物とセットで送れる挨拶状も、奉書紙よりはカードタイプがメジャーになりつつあります。

ただし、奉書氏以外のカードタイプなどは略式のお礼状とされていますので、高額な香典を頂いた方などには奉書紙タイプでのお礼状にするなど、金額とのバランスも考えた方が良いでしょう。挨拶状を奉書紙で作成した場合は、封筒に入れます。(紙を封筒に入れず折りたたむ場合もあります。)

また、不幸が重なるのを避けるという考えから、封筒は中が二重になっていないものを選びます。

カードタイプの場合は、カードとセットになった洋風の封筒が用いられることが多いようです。

封筒に入れることは必ずではありませんが、入れたほうがより丁寧で好印象です。

法事のお礼状の書き方

法事のお礼状を出す際にはいくつかの注意点があります。親しい方へ出すにあたっても、お礼状に関してはマナーに従って出すのが良いでしょう。

どのような点に注意するべきなのか詳しく見てきましょう。

お礼状に書く内容

お礼状には、法事への参列して頂いたことや頂いた供物や香典に対してのお礼、法事を無事に終えたことの報告、略式となってしまうことに対してのお詫び等を記載します。

具体的には下記の流れに沿って文章を組み立てるのが良いでしょう。

1.頭語(謹啓、拝啓など)

頭語は入れなくても構いませんが、入れた場合は結語も必ず入れます。

時候の挨拶は入れても良いですが、省略しても構いません。

2.法事に来ていただいた事や供物・香典に対するお礼

3.法事が滞り無く終わったことの報告、戒名など

法事を行った日を記載したり、四十九日法要であれば戒名の報告をします

4.当日、欠席をされた方には香典返しの品物をお贈りしたという報告

5.本来、直接ご挨拶に伺うべきところを略儀で済ませることへのお詫び

「本来ならば直接お会いして~」などというお詫びを入れると良いでしょう。

6.結語(敬白、敬具など)

頭語を入れた場合は必ず結語も入れます。

7.日付

日付は、お礼状を書いた日、四十九日や命日などの当日、法事を行った日、品物を届ける日のどれかを書きます。

品物をお礼状と合わせて直接届けるのか、郵送するのかによっても変わりますが、年月のみで日にちを入れないという選択肢もあります。

8.差出人の名前

喪主となる方の名前を書くのが一般的です。

余裕があったら親戚や友人など、パターンを分けて挨拶状を作成するのも良いでしょう。負担となってしまう場合は、皆さんに同じ内容でも失礼にはあたりません。

お礼状は手書きする?印刷でも構わない?

お礼状は手書きの筆で書く、というのが最も丁寧な方法です。墨は濃い墨を使うのが一般的ですが、地域によっては四十九日法要のお礼状は薄墨を使うといったルールがある場合もあります。筆は使い慣れていないのでボールペン等を使う、といった方法もマナー違反ではありません。その場合は、黒いインクのペンを使うようにしましょう。

また、たくさんの方にお礼状を出す場合など、一つ一つ手書きで書くのは現実的ではないこともあります。通販などのwebサービス、印刷業者、郵便局に依頼して印刷したり、自宅で自分でテンプレートを作成し、印刷することもできます。

もちろん、全ての方に印刷で渡しても構いませんが、親しい方や多くの供物を頂いた方には手書きのお礼状を送る、といったように分けても良いでしょう。

お礼状を書く際の注意点

法事のお礼状を書く際には、縦書き、句読点を使わない、忌み言葉となる重ね言葉を使わない、宗教・宗派による言葉の違いに気を付ける、といったルールがあります。

一般的に、法事のお礼状に句読点は使いません。これは、法事が滞りなく済むようにという意味から、文章を区切る句読点を使わないという説があります。もともと書状には句読点を用いないため挨拶状にも用いないという理由もあります。

重ね言葉は、「重ね重ね」や「わざわざ」、「様々」といったように、音を繰り返して使う言葉を差します。不幸が繰り返さないようにという意味で音が重なる言葉は弔事では避けられています。

「わざわざ遠いところご参列くださり…」や「重ねて御礼申し上げます」などは言葉として使ってしまいがちですが、お礼状は残ってしまうものですから特に気を付けるようにしましょう。

また仏教では忌明けは四十九日となり、「満中陰」(西日本でよく使われる)「七七日忌」とも言い換えることができます。

神式では、忌明けの供養にあたるのは、亡くなった日から五十日目の、五十日祭になります。

キリスト教の場合忌明けという考え方はありません。カトリックでは亡くなってから一か月後に命日祭を行ったり、プロテスタントでは礼拝堂で神に祈りを捧げたりしますが、遺族の意向によります。

また、人がなくなることをカトリックでは「帰天」、プロテスタントでは「召天」と言います。

お礼状では仏教の例文が出ていることが多くありますので、仏教以外の方は間違えないように注意しましょう。

法事のお礼状の例文

実際に法事のお礼状はどのような文章にしたらよいのか、法要の内容別に例文を詳しく見ていきましょう。

四十九日法要で香典や供物をいただいた方へのお礼状

謹啓

先般 亡〇(続柄)〇〇(故人名)の四十九日法要に際しましては御多用中にも関わらず ご丁重なるご厚志を賜り誠に有難く 厚く御礼申し上げます

また生前についても 故人への多大なるご交誼を賜りましたこと 故人に成り代わりまして感謝申し上げます

お陰様をもちまして〇月〇日に

◯◯院◯◯◯◯居士

四十九日の法要を滞り無く営ませて頂きました

つきましてはご芳志のお礼と致しまして 心ばかりの品をお届けさせて頂きます

何卒ご受納くださいますよう よろしくお願い申し上げます

本来であれば拝眉の上で御礼申し上げるべきところ 略儀にて失礼とは存じますが

書中をもってご挨拶申し上げます

敬白

 

令和〇年〇月〇日

喪主 〇〇〇〇

一周忌法要でお手伝いいただいた方へのお礼状

普段より格別のご厚情を賜り 心よりお礼申し上げます

このたび 故〇〇〇〇儀 一周忌法要に際しましては 御多用中にも関わらずご参列頂き さらにはご丁重なご芳志 ご尽力を賜り 誠にありがとうございました

一周忌法要を滞りなく営ませて頂きましたのは 〇〇様の多大な御助力のおかげでございます

改めましてまして御礼申し上げます

御厚情に感謝申し上げますとともに 今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます

本来ならばお目にかかりお礼を申し上げるべきところ 失礼ながら書中にてのご挨拶となりますことをご容赦頂きますようお願い申し上げます

 

令和〇年〇月〇日

喪主 〇〇〇〇

三回忌法要に参列いただいた方へのお礼状

拝啓

〇〇の候 ますますご清栄のこととお慶び申し上げます

さて先日は 亡〇(続柄)〇〇(故人名)儀の三回忌法要に際しまして ご多用のところご参列くださり誠にありがとうございました

故人もさぞ喜んでいることと存じます

故人に代わりまして心より感謝申し上げます

何とぞ今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう よろしくお願い申し上げます

末筆ながら皆様のご健勝とご活躍を心よりお祈りいたし 略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます

敬具

 

令和〇年〇月

喪主 〇〇〇〇

まとめ

法事のお礼状は、法事への参列のお礼や、頂いた香典や供物のお礼を記載して、法事が終ってから一か月以内に相手方に届くように出します。

法事を欠席された方には、香典や供物の返礼品に添えて贈るのが一般的です。普通の手紙とは違い、いくつかの注意点やマナーがありますので、喪主として手配する場合には注意するようにしましょう。

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この記事を書いた人:富永 ゆかり

資格:終活アドバイザー、終活ガイド
大学卒業後、IT系企業にて4年間営業として就業。その後、葬祭業・仏具販売店を経営する家に嫁ぎ、現在は家事・育児と本業の葬祭関連業務のかたわら、ライターとしても活動中。

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