家族葬はどこまでが参列者の範囲?人数の平均や案内方法

近年の日本では高齢化や核家族化の影響により、地域社会との関係が希薄になってきました。その影響で、近親者を中心に親しかった友人を招く家族葬をおこなう方が増えてきました。

しかし家族葬をおこなうときに疑問に思うのが「葬儀に誰を呼ぶべきか」というところでしょう。

家族葬だから一緒に暮らしていた家族だけなのか、親族も呼ぶのか、友人は呼んでも良いのか…。

ここでは家族葬での参列者の範囲と参列者への案内の仕方について紹介していきます。

▼そもそも家族葬について知りたい方はこちら

【家族葬まとめ】費用や流れ、参列時のマナーや香典まで解説

家族葬の参列者はどこまで?

葬儀の花

©abodestock@New Africa

一般葬であれば、親族に友人・近所・会社などの参列者が参列の範囲であるとイメージ出来ます。

しかし、家族葬の場合はどうでしょうか。

家族葬は一般的に近親者を中心に親しかった友人を招きます。

一方で、家族葬は家族だけで行う葬儀と考えられている方もいらっしゃるでしょう。

実は、どちらも正解です。

実は家族葬に、参列者のハッキリした定義は今のところありません。

そのため、家族葬の参列者は、人によって認識が異なってしまいます。

親戚にしても、普段付き合いが無い方を呼ぶのか呼ばないのか。近親者のみで、親しかった友人は呼ぶのか呼ばないのか。家族の中でも意見が分かれてしまうところでしょう。

意見が分かれてしまってはトラブルの原因になってしまいますので、事前に家族会議を行う必要があります。家族で『我が家の家族葬の参列範囲』を決めましょう。

この後、家族葬でどこまで呼べばどのくらいの人数になるかの目安を説明します。

家族葬の参列人数の平均は?

家族葬は、小規模な葬儀を想定している場合がほとんどです。

家族葬の参列範囲として多いのは、一般的に10人~30人程度の規模でしょう。

最近増えている家族葬ホールなども、この人数を目安にしている場合が多いです。

人数の目安としては、

  • 10人程度であれば、『故人の配偶者・故人の子供と孫まで』
  • 20人程度であれば、『故人の配偶者・故人の子供と孫に故人のきょうだい』
  • 30人程度であれば、『故人の配偶者・故人の子供と孫・故人のきょうだいに親しかった友人』

が目安でしょう。

葬儀

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参列者への案内の仕方

参列者へ案内を行う場合は、必ず自身で全員に案内するようにしましょう。

これは、遺族が呼びたい人以外の参列者が来てしまうのを防ぐためです。

家族葬は人数の把握がしやすいことがメリットの1つです。

ですが、他の方が気を遣って別の方に連絡してしまうと、予定していた方以外の参列者が来てしまったというトラブルに繋がりかねません。

家族葬で呼ぶ方には自分が連絡をしている旨を伝えておいた方が良いでしょう。

家族葬を行う際のマナー

家族葬を行う場合のマナーは、どのようなものがあるでしょうか。

参列者が良かれと思って行った行動がマナー違反な行動になってしまう場合もあります。

一般葬を選ばず、家族葬を選んでいるということは何かしらの事情があるはずです。

ここで重要なのは、遺族がなぜ家族葬を行っているのか理由を汲み取ることでしょう。

香典を辞退する場合

葬儀式場に参列者が到着した後で、香典辞退を伝えている光景を見かけることがあります。香典を出した際に、香典辞退を伝えられても心情としては気持ちが良いものではありません。

遺族側の対応としては、訃報連絡の際に香典辞退を伝えておくべきでしょう。これだけでトラブルは防げます。

参列者側からすれば、香典辞退を聞いていなければ香典を包んで問題ありません。

香典辞退を聞いている場合には香典を包むのは避けるべきといえます。

家族葬で香典を辞退をするときのマナーについて専門家が解説

参列をお断りする場合

家族葬を行う場合、参列の範囲は決めていることでしょう。

ですので、参列を断る場合は家族葬を行い少人数である旨をハッキリ伝えましょう。

家族のみであったり、親しい方とのお別れを希望するのは悪いことではありません。

断り切れずに予想外に人数が増えてしまい、希望する葬儀が出来なかったと後悔された方に会ったことがあります。

参列する側としても、声がかからなかった場合は参列を控えるべきでしょう。

家族葬への参列の断り方は?香典や供物も辞退する?意向をしっかり伝えましょう

香典・供花などを頂いた場合

通常の葬儀であれば、参列者に対して会葬礼状や返礼品の用意をされることでしょう。

家族葬を行う場合には、参列者の顔触れによって敢えて礼状や返礼品を用意しないというケースも出てきます。

先程、香典辞退の場合にも触れましたが、香典を辞退する場合には事前に伝えるようにしましょう。しかし香典を辞退したから安心というわけでもなく、供花を出される場合もあります。

香典も供花も辞退したいということであれば、連絡する際に忘れずに伝えることが必要です。

良かれと思って出した香典や供花が迷惑になってしまっては、元も子もありません。

辞退をされていない場合に香典や供花をいただいたら、その場でお礼を伝え、後日改めてお礼をしましょう。

家族葬でトラブルにならないためのポイント

家族葬でトラブルが起きる原因として多いのは、認識の違いによるものです。

せっかく家族葬を行うと決めたのにトラブルになっては気分も良くありません。

トラブルになるケースとして多いものを事前対策として紹介します。

家族葬でトラブルになる家族

©abodestock@buritora

親族の了承を得ておく

葬儀を行う際のトラブルとして多いのが『親族の理解が得られないこと』です。

考え方の問題もありますが、葬儀は地域性が色濃く出ます。

都市部であれば家族葬も多いでしょうが、地方に行けば一般葬を行っているということもあり得ます。

そういった場合に、家族葬を行うとだけ伝えては理解が得られないかもしれません。

親族に伝える際は、家族葬を行う理由を一緒に伝え、了承を得ておく必要があるでしょう。

参列者の範囲をしっかりきめておく

冒頭にも説明したように、家族葬の参列範囲というのは明確な定義がありません。

ですので、遺族が話し合いを行い参列者の範囲を明確にする必要があります。

親族以外にも故人とお別れしたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。親しい友人の方も招待する場合は問題ありませんが、そうでない

場合はお別れがしたかったとお叱りを受けるかもしれません。

しかし明確な理由があってまで怒ったり、トラブルになったりということは無いはずです。自身の身を守るためにも、参列者の範囲はしっかりと決めておきましょう。

まとめ

ここまで家族葬の参列範囲やマナーを紹介してきました。

家族葬を行う方の中で多いのは、家族を中心とした少人数でゆっくりとお別れをしたいという方たちです。

その気持ちを大切に、トラブルを防止するための参考にしていただければ幸いです。

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この記事を書いた人:畑中 誠

保有資格:葬祭ディレクター技能審査 葬祭ディレクター(1級)
大学卒業後、大手冠婚葬祭企業に入社。約10年間葬儀担当者として従事。現在は、葬儀関連の会社に勤務しながら終活ライターとして活躍中。

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