命日にすること|月命日・祥月命日の過ごし方やお供え物のマナーも解説

故人が亡くなった日のことを命日とよび、遺族にとっては故人のことを思い出したり、語り合う大切な日です。この命日には故人を偲ぶ他にどのようなことをすればよいのでしょうか。

この記事では、命日にすることや供養について解説していきます。

命日の種類

命日には種類があり、祥月命日月命日に分けられます。この月命日と祥月命日ではその意味合いに違いがあり、供養の方法にも違いがみ見られます。

月命日

月命日とは、故人が亡くなった日と同じ日のことを指します。例えば、2月10日にお亡くなりになった場合には、2月以外の月の10日が月命日になり、1年間に11回あります。月命日は故人が亡くなった次の月から始まり、最初の月命日のことを初月忌とよびます。

ただし、31日が命日であるが、月によって31日が無い場合や、うるう年でその日が無いような場合には月末の日を命日とすることが一般的ですが、絶対にそうしなければならないというルールはありません。

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祥月命日

祥月命日とは、故人が亡くなった月と日が同じ日のことで、年に1回しかありません。そのため、祥月命日はより特別な日となり、節目の年に参列者を招いて、お坊さんにお経をあげてもらう年忌法要はこの祥月命日に行われます。

特に、故人が亡くなってから日が浅いうちは、親族や関係者など広い範囲の方を招いて年忌法要を執り行われることも多いですが、年数がたつにつれて身内だけでの法要となっていきます。

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月命日にすること

一般的に月命日には、故人と一緒に暮らしていた家族や、故人に近しい身内の方がお仏壇に手を合わせて故人を偲ぶことが多いようです。

お墓が通える所にある場合は、お墓参りをされる方もおられます。月命日には故人を偲んで丁寧にお仏壇やお墓の掃除をして、お花とともに、故人のお好きだったものなどのお供え物をします。

月命日では、わざわざお坊さんに来て頂いて、読経をお願いすることまではをされない方が多いです。どのように供養するのかは、遺族の事情になわせて行うことで構いません。どのような形であっても大切なことは、故人への感謝の気持ちを表すことです。

また、月命日の供養には弔い上げというものがなく、いつまで行うのかも決まった物はありません。日常の中で折に触れて故人を思い出し、手を合わせる機会にすると良いでしょう。

祥月命日にすること

年に一1度の祥月命日は月命日とは違い、遺族にとっては特別な日となります。そのため、普段よりも丁寧な供養を行うようにします。

年忌法要

祥月命日の供養は身内で行うことが基本ですが、故人が亡くなられた後、特定の年に年忌法要を行います。年忌法要では、身内だけでなく親族や故人と関係の深かった方に参列して頂き、お坊さんを呼んでお経をあげてもらいます。また、年忌法要の後には参列者が会食を行い、故人を偲びます。この法要と会食をあわせて法事とよばれます。

年忌法要は故人が亡くなった次の年に行うのが一回忌で、その後は数えの年が3と7の年に行われます。したがって、亡くなった2年目に三回忌、6年目に七回忌の法要を執り行い、三十三回忌、または五十回忌で弔い上げとします。

卒塔婆供養

卒塔婆供養(そとばくよう)とは、故人やご先祖様を供養するために、お墓の墓石の後ろに卒塔婆とよばれる細長い木製の板を立てて、故人の供養を行うことをいいます。卒塔婆には法要の名や作成者の名、作成した日、梵字などが彫られています。

卒塔婆供養は初七日や回忌供養、お彼岸やお盆の供養などで行われます。故人が成仏できるように願う気持ちと、親族の近況などを故人へ伝える頼りの役割があるとされ、故人だけではなくお墓に祀られているご先祖様を供養するものでもあります。

この卒塔婆は年数がたつと増えてきますので、その場合にはお焚き上げを行って行くようにします。

ただし、浄土真宗では卒塔婆は用いません。卒塔婆供養をするかどうかは、宗派や地域によっても違いがあるため、事前に菩提寺などに相談しておくとよいでしょう。

仏壇・お墓の掃除

祥月命日にはお仏壇の掃除をします。普段のお掃除よりも念入りにお仏壇のお掃除をするようにしましょう。お仏壇は木製で塗りが施してあるものが多く、水気は十分にふき取りましょう。また、漆や金箔がはがれないように注意して丁寧に掃除をしますが、年に1回の祥月命日には専門の業者さんに依頼をしてきれいにしてもらうのも良いでしょう。

仏教では祥月命日はお墓参りをする日とされており、その際にお墓のお掃除もします

敷地内の雑草を取り除き、墓石をやわらかいスポンジできれいに洗います。文字の部分はデリケートですので歯ブラシなどを用いて優しく汚れを落とすと良いでしょう。また、墓石の水分は乾いたタオルで水気を拭きとっておきます。

敷地内に玉砂利を敷いている場合は玉砂利を水洗いすると、土や苔が取れてお墓全体が明るく、きれいに仕上がります。

お墓参り・仏壇に手を合わせる

お墓やお仏壇のお掃除が終われば、故人が好きだった花やお供えをして、お線香は火をつけてお参りをしましょう。

線香は香炉や線香立てにお供えしますが、本数や置き方は宗派によって作法が違いますので注意が必要です。

なお、線香にはお墓参りに来たことを香りで故人やご先祖様たちに知らせる意味や、その場を浄化するというような意味合いがありますので、お参りに来た人が順番に焼香するようにしましょう。

お墓参りやお仏壇にお参りする時に、特にこれをしなければならないという決まりはありません。それよりも、故人やご先祖様に感謝の気持ちを持って、手を合わせることが大切です。

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命日のお供えにおすすめのもの

普段よりお仏壇にお供えをされていることもあるかも知れません。しかし、命日にお供えするものは、特に故人が好きだったものにするなど、故人を思い出しやすくなるような内容にすると良いでしょう。

故人が好きだった食べ物

お供えは菓子折りや果物などが多く、参列者が持参されることも少なくありません。故人が好きだった食べ物や果物だけでなく、よく飲まれていたお酒をお供えするのも良いでしょう。お供え物を通して生前の故人の思い出話に花を咲かせるのも、故人の供養になるでしょう。

花は長持ちしないため普段からお仏壇に花をお供えする方は多くはありませんが、命日には故人がお好きだった花や、彩のきれいな花をお供えするようにしましょう。一般的に白・黄色・青・紫などの花が好まれる傾向にあります。そのなかでも、日持ちしやすい花を選ぶようにすると良いでしょう。例えば、ユリやカーネーション、トルコキキョウ、菊などがおすすめです。

また、そのままお供えできるフラワーアレンジメントを選ぶのもひとつの方法です。花屋さんはお仏壇にお供えするのにふさわしいアレンジを心得ているので、迷うようであれば相談してみると良いでしょう。

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命日のお供えにむかないもの

命日のお供えには故人が好きだったものをお供えすればよいのですが、なかにはお供えには不向きとされているものもあります。

生もの

仏教では殺生をすることをタブーとしているため、それを連想させる肉や魚介類の生ものはお供えには不向きです。お寿司がお好きだったという方もいらっしゃると思いますが、お仏壇のすぐ前やそばにお供えすることは避けましょう。

とげのある花

バラやアザミなどのとげのある花は供花には向いていません。供花は故人やご先祖様に向けたものではなく、仏様から私たちに向けられたご慈悲の意味合いも含んでいます。

そのため、触ると痛みや血を流すことをイメージさせる、とげのある花をお供えすることはふさわしくないとされています。

まとめ

月命日や祥月命日は故人を偲ぶ特別な日です。お墓やお仏壇をきれいにし、お供えものやお花など故人のお好きだったものを通して、遺族や親しい身内で思い出話をすることが一番の供養になるでしょう。

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この記事を書いた人:寺岡 純子

この記事を書いた人:寺岡 純子この記事を書いた人:寺岡 純子

保有資格:終活カウンセラー上級、主任介護支援専門員、看護師、GCS認定コーチ
合同会社カサージュ代表。急性期の看護師として従事後、介護保険制度の開始と共に介護業界へ転身。超高齢社会の社会構造の変化を目の当たりにし、人生100年時代を自分らしく生きる必要性を実感する。 現在、20年間の介護業界での経験も生かしながら、終活をお手伝いする終活カウンセラーとして活動中。自分らしい人生を応援する『Happy Life College』を主宰。

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