葬儀・通夜に子供を参列させても良い?服装や靴・髪型のマナーもご紹介

葬儀やお通夜に子供も参列しなくてはならなくなった際、失礼のない服装やマナーについて気になる方は多いのではないでしょうか。また、子供がまだ幼い乳幼児である場合は、葬儀に参列していいのかも悩むポイントでしょう。

今回は、葬儀に子供を参列させて問題はないか、子供が葬儀に参列する際は、どのような服装がふさわしいのかを詳しく解説いたします。

通夜や葬儀に子供を参列させても問題ない?

結論として、子供が葬儀に参列することは問題ありません。しかし、乳幼児は葬儀の途中で泣き出してしまったり、走り回ったりしてしまう可能性もあるため、参列すべきか特に悩むことが多いでしょう。

子供を葬儀に参列させるかどうか悩んだ際は、次にご紹介する3つを基準にして判断してみると良いでしょう。

子供と故人の関係性

故人が子供の祖父母や、叔父、叔母などの近親者にあたる場合は、子供が未就学児であっても葬儀に参列させることが多いです。

特に、子供が故人にとって孫にあたる場合、「最期に孫の顔を見せたい」「最期のお別れをしたい」と考える親は多いでしょう。

また、幼いうちに葬儀に参加することによって、子供が「死」と触れ合う経験の場としたいと考える方もいらっしゃいます。

ただし、新生児や乳児などまだ赤ちゃんである場合は、遺族から葬儀に参列しなくてもよいと気遣いをいただくこともあります。

その際は、無理をして赤ちゃんを参列させる必要はないでしょう。赤ちゃんを誰かに預け、親だけで参列するという方法もあります。

一方で、故人と子供の関係性が希薄である場合は参列させないという考えが一般的になっています。

通夜・葬儀が行われる場所

故人と離れて暮らしていた場合、葬儀が遠方で行われることもあります。長時間の移動は幼い子供にとって負担となることもあるため、移動による負担が大きようであれば、子供を知人などに預け夫婦のみで参加することも選択肢に入れると良いでしょいう。

地域のしきたり

葬儀は地域ごとの慣習に大きく影響を受けるものです。例えば、地域によって火葬を通夜の前に執り行う、六曜で友引にあたる日は葬儀を行わないなど、地域によって葬儀の内容やマナーは異なります。

慣習に従わない行動をとってしまうと、気にされる方もいらっしゃるため、事前に確認しておきましょう。

子供を通夜・葬儀に参列させる場合

子供を葬儀に参列させることになった際には、失礼のないよう、事前の準備をしておくと安心です。また、子供が幼い場合、参列中に泣き出してしまうことなどが考えられるため、落ち着いて対応できるようにしましょう。

ここでは、葬儀に子供を参列させる際に必要な確認事項や準備を3つご紹介します。

喪家への確認

幼い子供の参列を決めた場合、まず子供が参列しても問題ないかを喪家に確認しましょう

確認する際は「子供も参列する」と伝えるだけではなく、まずは「もし迷惑でなければ、子供を連れて参列したいが、問題がないか」という聞き方をすると良いでしょう。

葬儀場や斎場には幼い子供の参列も想定して、おもちゃやキッズスペースが用意されていることもあります。また、遺族控室は授乳室として代用することができる場合もあるため、そちらも事前に確認しておくとさらに安心です。

子供への事前説明

子供がまだ幼い場合は、葬儀について事前にわかりやすく説明しておくことも必要です。

これから行くのはどのような場所であるか、誰が亡くなり、子供にとってどのような関係であったかを伝えます。また、葬儀ではどのように振舞うべきか、最低限のマナーも教えるようにしましょう。

学校への連絡と確認

子供が就学している場合、学校への連絡も忘れずに行います。

また、忌引きの日数や、忌引きが適用される親族の範囲は学校や市町村によって異なるため、学校に確認することが大切です。

場合によっては忌引きではなく通常の欠席扱いとなったり、忌引きをするために書類の提出が必要なこともあるため、臨機応変に対応できるようにしましょう。

式中の対応

事前に葬儀について説明し、マナーを教えたとしても、小さな子供が長い時間大人しくしていることは難しいものです。

葬儀の途中に乳児が泣き出してしまったり、幼児がむずがってしまった場合は、焼香や読経の最中であっても、他の参列者に軽く会釈をしてその場を離れて問題ありません。すぐに席を外せる場所で参列すると、スムーズでしょう。

席を外したら、キッズスペースや遺族控室などをうまく使い、子供の気分を落ち着かせてあげましょう。子供の様子をみて、式に戻れるようであれば会場に入り、まだ難しいようであればそのまま中座していて問題ありません。

「まだ子供は幼いのだから、大目にみてもらえるだろう」と慢心するのではなく、親として誠意をもって対応することが重要です。

万一、他の参列者の気に障ってしまうことがあれば、きちんと謝罪することも大切です。

とはいえ、マナーを守り故人の最期を子供と見送りたいという謙虚な気持ちがあれば、子供の参列を快く迎え入れてもらえるでしょう。

子供でも香典や記帳は必要?焼香はする?

子供と一緒に通夜や葬儀に参列する場合、子供名義での香典は必要ありません。親の名前で香典を出します。

ただし、子供の同級生の葬儀など子供だけで参列する場合は、親名義でも香典を包む必要はありません。その場合は、焼香のみをすることが一般的です。

また、記帳も基本的には親の名前のみで問題ありませんが、子供の友人やその親の葬儀などの場合は子供の名前も一緒に記帳します。判断が難しい場合は、受付で係の方に確認するとよいでしょう。

焼香については、何歳からしなくてはならないという明確な決まりはありませんが、小学生前後から見よう見まねで焼香ができるでしょう。子供に焼香をさせる場合は、事前に焼香のやり方を説明しておくと安心です。

焼香ができない場合でも、親が焼香している横で合掌させるという方法もあります。

子供を通夜・葬儀に参列させない場合

子供が幼く、葬儀に参列させない場合は、子供の世話をしてもらえる方が必要になります

両親や知人・友人などになるべく早めに事情を説明し、お願いするようにしましょう。

子供の世話をしてもらえる人が見つからなかった場合は、夫婦のどちらかが残り子供の世話をすることになります。

一般的には、夫方の親戚の葬儀であれば妻が残り、妻方の親戚の葬儀であれば夫が残って世話をします。その際は、子供が幼いために葬儀の参列を遠慮する旨を喪家に伝えるようにしましょう。また、夫婦のどちらかのみが参列する場合でも、香典は夫婦連名で書くことがマナーになっています。

なお、子供と故人と近しい親族である場合は、喪家に子供は参列しないことをあらかじめ伝えておくことも重要です。

子供が通夜・葬儀に参列する際の服装マナー

子供が葬儀に参列する際の服装は、マナーに沿って失礼がないようにしたいものです。

幼稚園や学校の制服がある場合、制服を着用すれば問題ありませんが、制服が無い場合は黒やグレーなど落ち着いた色の服で参列することが望ましいとされています。

乳児の服装

乳児の服装としては、黒色や白色が好ましいとされています

しかし、新生児服やベビー服で黒色の服を探すことは難しい場合もあるため、ベージュや薄い水色といった落ち着いていて派手でない色であれば問題ありません。さらに、暗い色の柄やワンポイントであれば、無地でなくても大丈夫です。

また、大人と同様に帽子やヘアアクセサリーなどは控えましょう。

制服がない場合

子供が小学生までの場合、モノトーンの服装や制服風の服装が望ましいです。中学生以降であれば、制服風の服装や大人と同じようにブラックフォーマルを着用します。

サテンなど光沢のある素材は避けるようにしましょう。

男子の場合、ネクタイはつけなくても問題ありません。ネクタイを着用する場合は黒が良いですが、急で用意できない場合は派手でないものを選ぶと良いでしょう。

靴や靴下に関しても、黒や白、グレー、紺で問題ありません。派手でないスニーカーやローファーを履いていきましょう。

コートに関しては、葬儀場内で脱いでしまうため厳密なルールはありませんが、落ち着いた色でシンプルなものであれば問題ありません。

制服がある場合

基本的に制服を着用すれば問題ありません。学校の制服は正装であるため、制服のネクタイやリボンはそのまま着用しても問題ありませんが、もし赤色や派手な柄がためらわれる場合は、外していきます。男子の場合、黒いネクタイをつけても良いでしょう。

また、夏服が半袖である場合、制服であれば着用しても問題ありません。襟がついているものを着用しましょう。

さらに、幼稚園や小学校の制服が半ズボンである場合は、そのまま着用して参列できます。中高生は、夏であっても半ズボンでなく長ズボンを着用して参列しましょう。

靴下は、黒色が好ましいとされていますが、制服がある場合は白や紺、グレーでも問題ありません。無地やワンポイントの派手でない靴下を選び、ニーハイソックスやくるぶし丈は避けるようにしましょう。

靴の色についても、黒以外に白や紺、グレーなどで問題ありません。学生であれば、派手なスニーカーでなければ失礼にあたらず、ローファーも着用可能です。

避けるべき服装

ジーンズやTシャツ、パーカーなどカジュアルな服装は避けるようにしましょう。フリース素材もカジュアルなためマナー違反とされています。

また、コートを着用する際はフェイクであっても皮や毛皮など殺生を連想させるものの着用は避けましょう。着脱式のファーがついたコートであれば、外していきます。

靴について、子供であればローファーや地味なスニーカーでも着用して問題ありませんが、サンダルや音が鳴るような靴は避けるべきです

通夜・葬儀での子供の髪型

通夜・葬儀に子供を参列させる際は、髪型にも気を配るようにしましょう。

女の子で髪が長い場合は、耳より低い位置で結んで顔に髪がかからないようにします。ゴムも、黒や紺といった目立たない色を使い、華やかな髪飾りは避けるようにしましょう。

男の子の場合も、清潔感のある髪型にして参列します。前髪が目にかかる長さであれば、切って整えるか前髪をあげるようにします。また、中高生などで整髪剤を使っている場合は、ツヤがでるものは避けましょう。

喪服はレンタルすることも可能

子供の成長は早く、服のサイズもすぐに変わってしまいます。そのため、葬儀のために服を新しく買っても、次の葬儀では着れなくなってしまっていることもしばしば起こるでしょう。

すぐにサイズが変わってしまう子供のために葬儀用の服を買うことがためらわれる場合は、子供用の喪服をレンタルするということも一つの手段です。

急な通夜でも、指定の時間までに注文すれば翌日届けてもらえるサービスもあるため、探して活用すると便利です。

まとめ

子供が幼い場合、葬儀に参列させても問題ないか、悩むことが多いでしょう。

故人との関係性や葬儀が行われる場所などから判断して、参列させることになった場合は、失礼がないように事前の連絡や準備が大切です。また、参列中も子供がぐずりだした際の対応をしっかりと行うようにしましょう。

急な葬儀で、新たに洋服を準備する時間がないこともありますが、乳児の場合、落ち着いた色味の服装であれば問題ありません。制服がある場合は、制服を着用すれば失礼にあたりません。

故人とのお別れの時間を大切にできるよう、しっかりと準備をして臨むようにしましょう。

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ヒトシア編集部:舩越 結

資格:終活ガイド
介護福祉士の母と兄を持つWEBマーケター。「ヒトシア」を通じて老後を人生で一番楽しい時間にするためのお手伝いをします。気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

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