仏壇のサイズ|一覧で尺・号・代の一般的な大きさをわかりやすく解説

仏壇には仏壇特有の大きさを表す単位があるのをご存知でしょうか。仏壇を新しく購入する場合などは、この単位を知っているとスムーズに探すことが出来ます。

本記事では、仏壇の大きさを表す単位や、仏壇の選び方について解説していきます。

仏壇の大きさを表す単位

仏壇の大きさを表す単位は、大きく分けて「」「」「」の三種類あります。これは、お仏壇のタイプによって単位を使い分けることが多いのですが、最近ではどのタイプでも「号」を使って表記することが多くなりました。各単位を詳しくみていきましょう。

尺寸

仏壇のサイズは日本独自の長さの単位である尺貫法を元に考えられています。昔は仏間のサイズを「三尺仏間」「四尺五寸仏間」「一間(いっけん)仏間」などと表現したので、それに併せて仏壇も「三尺仏間用仏壇」→「三尺仏壇」などとよばれるようになりました

1尺は約30cmで、1寸は約3cmです。仏間の大きさを元に考えられているので、仏壇自体の大きさはメーカーによって微妙な違いがありますが、下記が大体の大きさです。

  • 三尺仏壇:高さ約155cm~170cm×幅約64cm~81cm×奥行約55cm~61cm
  • 四尺~四尺五寸仏壇:高さ約165cm~180cm×幅約110cm~135cm×奥行約62cm~75cm
  • 一間仏壇:高さ180cm~210cm×幅150cm~180cm×奥行約75cm~80cm

仏間を元にした大きさなので、台付き仏壇では尺寸を使ったサイズ表記がよくされていましたが、近年では台付き仏壇でも「号」を使った表記の方が多くなっています。

「号」はお仏壇の高さを意味しています1号は約3cmです。例えば18号サイズのお仏壇は高さが約54cmということです。

ただし1号(1寸)は3cmよりも少し大きいため、大きな仏壇の高さを見る場合には、号数に3をかけて計算した数字よりも大きくなるため注意が必要です。号数に3をかけた大きさよりも1、2センチ程度大きいものと考えておくといいでしょう。

「号」という単位は元々、上置きタイプの仏壇で使われていた単位ですが、今では仏壇全般に使われることが多くなっています。

「代」は御本尊様や脇侍の掛け軸を三幅かけることを前提に、どの大きさの掛け軸がかけられる内寸かということを表した単位です。これは金仏壇でよく使われている単位で、金仏壇は浄土真宗の宗派の方がよく使っています。

浄土真宗では、本山寺院より戴いた掛軸をお仏壇に祀りますが、その大きさが30代、50代、70代、100代、150代、200代となっています。この表記はあくまで内寸ですので、同じ50代の仏壇でも高さや幅、奥行きはそれぞれの仏壇で異なります。

台付き仏壇のサイズ

台付き仏壇は仏間や床の間など、床に直接置くことを前提としており、床置き仏壇ともよばれます。昔ながらの黒檀や紫檀などの唐木を使った仏壇もありますが、洋風の部屋にも合うような木を使ったデザインのモダンタイプもあります。

下記のように台付き仏壇では高さと横幅を合わせたサイズ表記もあります

  • 47ー16号:高さ約136cm×幅約48cm×奥行約50cm
  • 43ー18号:高さ約130cm×幅約54cm×奥行約48cm
  • 53ー18号:高さ約160cm×幅約54cm×奥行約56cm
  • 56ー20号:高さ約170cm×幅約70cm×奥行約60cm

例えば47ー16号では、高さが47号で幅が16号という意味です。ただし、同じサイズ表記でもデザインによって奥行に違いがあったりしますので、仏間の大きさに合わせる場合には細かいcm表記を確認するようにしましょう。

上置き仏壇のサイズ

上置き仏壇はコンパクト仏壇ともよばれます。タンスやチェスト、机などの家具の上に置くことを前提としており、デザイン性が高いものが多いです。台付き仏壇に比べると仏壇内部のスペースは狭くなっています。

上置き仏壇では下記の大きさが一般的に多く出回っています。

  • 16号:高さ約48cm×幅約30cm~38cm×奥行約24cm~28cm
  • 18号:高さ約54cm×幅約37cm~43cm×奥行約32cm~27cm
  • 20号:高さ約60cm×幅約48cm~42cm×奥行約36cm~30cm

「号」はあくまでも高さの表記なので、幅や奥行はその仏壇のデザインによって違いますが、幅は高さの7~8割、奥行は高さの5~6割の大きさになっているものが多いようです。

金仏壇のサイズ

金仏壇は、全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔や金粉が張ってある仏壇のことを指します。金仏壇は御本尊や脇侍の掛け軸を三幅かけることを前提に、どの大きさの掛け軸がかけられるかということを表した「代」という単位を使います。

  • 50代=三尺間用:高さ約152~155cm×幅約64~79cm×奥行約55~61cm
  • 70代=三~四尺間用:高さ約156~170cm×幅約80~84cm×奥行約60~69cm
  • 100代=四~五尺間用:高さ約171~180cm×幅約85~96cm×奥行約70~75cm
  • 150代=五~六尺間用:高さ約175~180cm×幅約97~111cm×奥行約76~79cm
  • 200代=六尺間用:高さ約180~192cm×幅約112~138cm×奥行約80~81cm

同じ50代でもデザインによって大きさが変わってきますので、購入する際には細かいcm表記を確認するようにしましょう。

ミニサイズの仏壇の大きさは?

一般的には上置き仏壇の中でもよりコンパクトな、11号~18号(高さ約33cm~約54cm)くらいの仏壇がミニサイズの仏壇とよばれるでしょう。高さだけでなく、幅や奥行もコンパクトなので、テーブルの上などにも置いておくことが出来ます。また、箱型で扉がついている物だけでなく、ステージタイプや壁掛けタイプもあります。

仏壇の大きさを決める際のポイント

仏壇を新しく購入する際にはまず大きさを確認します。大きさを決めるポイントを詳しくみていきましょう。

どこに置くかを決め、寸法をはかる

まずは仏壇をどこに置くかを決めます。仏壇には各宗派で推奨されている向きもあります。また、直射日光や湿気が多い場所も避けた方が良いです。

仏間がある場合は仏間、無い場合には設置場所の高さ、幅、奥行のサイズを測ります。扉や他の家具が近くにある場合には、仏壇を置いても問題なく使えるかどうか考えたサイズを測るようにします。

扉を開いた状態のサイズも勘定にいれる

多くの仏壇は扉が観音開きとなるタイプの仏壇です。基本的には仏壇の扉は開けたままにして使いますので、扉を開いた状態で置きたい場所の寸法に収まるか、他の家具を使用したりする際に邪魔になる大きさではないか等の確認をします。

扉を開くと、大体仏壇の幅×0.25倍の長さずつ左右に広がると考えておくと良いでしょう。(全体で仏壇の幅×1.5倍の長さ)

代々受け継いでいる位牌がある場合は奥行や高さに注意

新しく購入する仏壇に代々受け継いでいる位牌を置く場合には、奥行や高さに注意が必要です。昔の位牌は大きいものが多く、複数ある場合などは入りきらない場合もあります。継承した位牌がある場合には、それらの寸法も測り、仏壇の内部に入るかどうかを確認しましょう。

また、大きな位牌を継承しているがコンパクトな仏壇を購入したい場合には、回出(くりだし)位牌とよばれる、板型の位牌を8~10枚収納出来る一つの位牌に、今ある位牌を集約してしまうという手段もあります。その場合には、今ある位牌から新しい位牌への開眼供養をする必要がありますので、菩提寺などに相談すると良いでしょう。

仏壇の選び方

仏壇の選び方には、何を基準に合わせるかによって、条件を選ぶ順序があります。詳しくみていきましょう。

置く場所に合わせて選ぶ

近年は仏間などの仏壇をおくスペースとして用意されたスペースが無い住居が増えています。置く場所に合わせて仏壇を選ぶ場合には、まずは大体の仏壇の大きさを決め、そのあとに材木やデザインなどその他の条件を決めていきます。

仏壇を置くスペースがあるので、高さがあっても良いという場合には、台付きタイプ、仏壇自体をおくスペースがあまり無いので他のタンスやチェスト、机などの上に置きたいという場合には上置きタイプ、と置く場所をまず選び、大体の大きさを決めてから好きな材木や好きなデザインを選ぶと良いでしょう。

インテリアに合わせて選ぶ

インテリアや部屋の雰囲気に合わせて、まずは好きな材木やデザインで仏壇を決めていくという方法もあります。この場合には好きな材木、洋風か和風かなどを決めた後に大きさで絞り込んでいきます。

和室に置く場合は、昔ながらの黒檀や紫檀などの唐木を使った仏壇でも合いますし、デザインによっては現代仏壇でも合う場合もあります。

洋室に置く場合には、家具調仏壇・リビング仏壇とよばれるもので、メープルやウォールナットなどの材木を使用したものも合うでしょう。洋風な仏壇の場合には、それに合わせて仏具もお洒落なデザインの物を選ぶと部屋全体の雰囲気を壊さずに設置することが出来るでしょう。

まとめ

仏壇には種類によって様々な単位があります。近年は「号」で表現されている物が多いですが、同じ号でもメーカーやその仏壇のデザインによって大きさは微妙に違ってきます。

買ってしまった後に、「仏壇が設置場所に入らない」「扉が開かない」等のトラブルを防ぐためにも、事前に設置場所の寸法を測り、他の家具家電を使う際に邪魔にならないかなどを考慮してから購入するようにしましょう。

仏壇|配置する場所やお供え物の並べ方、掃除方法、処分までを解説!

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この記事を書いた人:富永 ゆかり

資格:終活アドバイザー、終活ガイド
大学卒業後、IT系企業にて4年間営業として就業。その後、葬祭業・仏具販売店を経営する家に嫁ぎ、現在は家事・育児と本業の葬祭関連業務のかたわら、ライターとしても活動中。

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