仏壇を処分する方法6つ|費用相場や実際の流れ、注意点を徹底解説!

終活の一環で大きい仏壇を処分される方、またはその家を継ぐ人がおらず生前整理をする方、親戚の方が遺品整理をする段階でお仏壇を処分される場合など、お仏壇の処分方法に悩むことがあるでしょう。

本記事では仏壇の処分方法について解説していきます。

仏壇を処分する方法

お仏壇の処分方法に関しては、お寺や専門業者などに依頼する方法と、自分で処分する方法があります。この2つの方法に関してもさらに様々なやり方がありますので、詳しく見ていきましょう。

菩提寺にお願いする

まずひとつ目に検討したいのは、菩提寺にお願いするという方法です。使っていたお仏壇は「閉眼供養」といってお仏壇の役目を終わらせるための読経を必ずしてもらわなくてはなりません。

閉眼供養と処分を菩提寺にお願いできると連絡先もひとつで済むので楽ですし、安心感があります。最終的には菩提寺側でお焚き上げをして処分されることになるでしょう。(環境へ配慮してお焚き上げをしない場合もあります。)

ただし、注意点もあります。お寺によっては受けていない場合があるということ、費用に関してはお寺次第であるので、場合によっては他の処分方法よりも割高になる可能性があること、処分の際は自分でお寺に持ち込む必要があります。

仏具店にお願いする

次に検討したいのは仏具店に処分を依頼するという方法です。仏具店が自宅近くにある場合には、一度相談してみると良いでしょう。

お店によっては受けていない場合もありますが、受けている場合は自宅まで引き取りに来てくれることがほとんどでしょう。最終的には提携しているお寺でお焚き上げか、ごみとして処分という形になるので、どちらになるのか気になる場合には確認してみると良いでしょう。

また、そのお店で新しいお仏壇を購入するという場合には、処分費用を割引いてくれる場合もあります。仏壇の取り扱いには慣れているので、スムーズに事が運ぶとは思いますが、全てやってくれる分、処分のみを依頼すると割高となる可能性があります。

専門の処分業者にお願いする

専門の処分業者に依頼する場合は、仏壇を引き取りに来てくれる場合がほとんどです。オプションで閉眼供養のサービスがある業者もありますが、基本的には自分たちで閉眼供養は済ませておく必要があります。

最終的な処分はお焚き上げされるのか、ごみとして処分になるかはその業者次第ですが、全て行ってくれる分、自分達で処分するよりは費用は高くなってしまいます。

仏壇の大きさによって費用が決まっているので安心感がありますが、費用を抑えたい場合はいくつかの業者に見積もりを取って比較するなど、手間も発生します。

買い取り業者やリサイクルショップにもっていく

買い取り業者やリサイクルショップに持っていく場合には、買い取ってもらえるかは別ですが他の方法よりも金額がプラスになる可能性が高いです。そもそも取り扱いをしているかどうかは、事前に確認をしておきましょう。

取り扱いがある場合には、事前に閉眼供養やお掃除は済ませておきます。出張買い取りをしてくれる業者もありますが、その分買い取り価格から手数料は引かれてしまいます。

基本的には仏壇を自分で持っていかなければならないのと、ものによっては逆に処分費用を請求されてしまう可能性があるため、注意が必要です。

オークションサイト、フリマサイトで出品する

工芸品としても価値が高いようなお仏壇は、オークションサイトで売れる可能性があります。日本の仏壇は海外からの人気もあります。ただ、海外へ発送する場合には発送方法や送料に関しては出品前によく確認しておくようにしましょう。

また、創価学会などの特殊な仏壇や、現代仏壇で使用歴が浅いもの、状態が良いもの等はフリマサイトでも売れる可能性があります。気軽に出品できるので、処分を急がない場合には出品してみると良いかもしれません。

粗大ごみにだす

閉眼供養が終わった後の仏壇はただの木の箱になってしまいますので、ごみとして取り扱っても宗教上は問題ありません。ただ、ごみとして出す事に抵抗がある人が多いかもしれません。さらに、粗大ごみの指定場所(ごみ捨て場)等にそのままの形で置いてあるのは見ていて気持ちの良いものではありませんので、解体できるものはなるべく解体するのが良いでしょう。

また、粗大ごみとして出せる最大サイズを超えてしまうと、自分たちで地域のごみ処理場まで持っていく必要があります。

かかる費用は閉眼供養の費用と、地域のゴミ処理の費用なので費用は抑えて処分できますが、その分手間はかかります。

仏壇を処分する流れ

まずは処分をする前に、近しい親戚には事情を話して処分することを納得して頂くことをおすすめします。その家が長く続いたお家で、親戚の中では「本家」として扱われていたお家の仏壇の場合は、その家から出た方などで引き取りたいという方もいらっしゃるかもしれません。近しい親戚がいる場合には、勝手に処分してしまうとトラブルになる可能性もありますので、事前に許可を得ておきましょう。

そして、仏壇を処分する際に必ず行いたいのは閉眼供養です。そのまま捨ててしまうと、ご先祖様や故人の魂が入ったままの仏壇を捨てることになるので、絶対にやめましょう。新しいお仏壇を用意する場合には、同時に開眼供養をすると住職に来ていただくのも一回で済むので良いですね。

業者に処分を依頼する場合には、仏壇のサイズをはかり、見積もりをとります。引き取りに来てくれるのかどうか、最終的な処分方法はどのような形になるのか等々、納得が出来る業者に依頼をしましょう。

自分で処分する場合にも、ごみとして処分する場合には大きさによって処分費用が変わりますので、サイズを測っておきましょう。人の手に渡る可能性がある場合には、お掃除もしておくと良いでしょう。処分日が決まったら仏壇を運べる車を手配します。

仏壇の処分に費用はいくらかかる?

仏壇を処分する際に、どこまでの範囲を自分でやるのかによっても費用が変わってきます。処分方法によってどの程度の費用の差があるのか見てみましょう。

菩提寺にお願いする場合

菩提寺にお願いする場合の相場は3万~10万程度です。閉眼供養のみの場合は1万~5万が相場です。閉眼供養代と処分代で価格が決まっている場合もあります。ただし、お寺によってそれぞれ費用が違いますので、あくまでも相場として考え、実際の金額はご自身の菩提寺に確認してみるようにしましょう。

住職がはっきり金額を仰らない場合には、相場の金額を入れておくと良いでしょう。また、お寺にお渡しするお金は、特に指示が無ければ「御布施」の袋に入れてお渡しするようにします。

決まった菩提寺が無い場合などは、お寺側も檀家以外の仏壇処分の依頼は断わっている事もあります。

仏具店にお願いする場合

仏具店に依頼する場合には、1万~8万程度が相場です。ただし、全ての仏具店で請け負っている訳ではありませんので、事前の確認が必要です。

仏壇を引き取りに来てくれるケースもありますが、その場合は距離によって費用が変わりますし、大きい仏壇ほど運ぶのに人手が必要になりますので、費用が高くなるでしょう。最終的には提携しているお寺でお焚き上げ、もしくはごみとして処分となるので、近くに菩提寺が無い場合などは相談してみると良いでしょう。

専門の処分業者にお願いする場合

専門業者は、遺品整理の業者や配送業者、引っ越し業者、地域の便利屋さんなどです。費用相場は1万~8万円です。中にはオプションで1~3万円で閉眼供養を行ってくれる業者もあります。基本的には大きさによって費用が変わるので、サイズを測り、業者に依頼するだけです。引き取りにも来てくれ、自分たちの手間がかからない分、かかる費用は高めです。

買い取り業者やリサイクルショップにもっていく場合

分で買い取り業者やリサイクルショップに持っていく場合には、車の手配が自分でできればかかる費用はありません。

ただし、自分で持っていったとしても、買い取り金額は数千円~どんなに良いものでも数万円程度です。金仏壇や創価学会の仏壇以外は、買い取ってくれる業者を見つける方が難しい場合もあります。

粗大ごみにだす場合

各自治体のルールに合わせる必要がありますが、500円~数千円程度が相場です。自治体や仏壇の素材にもよりますが、自分で小さく解体すれば可燃ごみに出せるところもあります。

仏壇を処分する際に注意すること

仏壇を処分する際には注意したいことがいくつかあります。細かくみてみましょう。

粗末に扱わない

閉眼供養を終えた後は宗教上、ただの木の箱になったものとはいえ、長年御本尊様やご先祖様を祀ってきた仏壇です。粗末に扱うことはやめましょう。

閉眼供養(魂抜き)をする

仏壇を処分する際には必ず閉眼供養をしてください。もし位牌や仏具、遺影等も処分するのであれば、こちらも魂抜きをしていただくことが望ましいです。特に位牌はご先祖様そのものですので、大切に扱ってください。

引き出しの中身を確認する

仏壇を処分する前には必ず引き出しの中身をすべて確認しましょう。経本や過去帳、数珠やご先祖様の遺影などが入っている場合もあります。昔から受け継がれてきた仏壇には、隠し引き出しがある場合もあります。家系図や通帳など、その家にとって大切なものを昔の人は仏壇に保管することもあったので、引き出し内などに残されているものが無いか確認します。

宗派ごとのルールに従う

仏壇や仏具の処分は宗派ごとにルールが決まっている場合もあります。わからない場合は一度菩提寺に相談すると良いでしょう。

まとめ

仏壇を処分する際には、運搬が自分たちでできるのかどうかによっても費用が変わってきます。また、最終的な処分方法がお焚き上げにして欲しいのか、ごみとして処分されても良いのかということによっても、処分方法が変わってきます。かかる費用を確認した上で、自分たちで納得できる処分方法を選ぶと良いでしょう。

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この記事を書いた人:富永 ゆかり

この記事を書いた人:富永 ゆかりこの記事を書いた人:富永 ゆかり

資格:終活アドバイザー、終活ガイド
大学卒業後、IT系企業にて4年間営業として就業。その後、葬祭業・仏具販売店を経営する家に嫁ぎ、現在は家事・育児と本業の葬祭関連業務のかたわら、ライターとしても活動中。

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