仏壇の値段相場は?種類ごとの価格や、費用を抑える方法を解説!

新しく仏壇を購入しようと考えたときに、値段は購入を決める際の重要な要素の一つでしょう。本記事ではどの仏壇がどれくらいの相場で購入できるかや、購入する際のポイントを解説していきます。

仏壇の値段を決める要素

お仏壇と一言にいっても様々なサイズや形、素材を使ったものがあります。どういった種類があるのか詳しく見ていきましょう。

国産か外国産か

まず一つ目のポイントは国産か外国産かという部分です。お仏壇は日本の伝統工芸品でもあるので「国産が多いのでは?」というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、今は市場に出回っている仏壇の8割は外国産です。

同じ木材を使って、似たようなサイズ・デザインでも国産の仏壇は外国産と比べると約1.5倍程度は価格が高くなります。産地の表記については、国産・日本組立品・外国産の3パターンがほとんどになります。

使われている木材・塗装

使われている木材やどのような塗装がされているのかは、価格を決める重要なポイントです。「銘木」と呼ばれる、黒檀、紫檀、欅などを使っている場合には高くなりますし、更にその中でも「本〇〇」と記載があるものはその木材の中でも最高級品です。

「〇〇調」の様な表記があるものは、実際には銘木を使用せず芯材にプリントなどで木目を印刷し、その木材に似せた物になりますので価格は抑えられます。

塗装も、漆塗りやラッカー塗装、オイル仕上げなど様々あり、それによって費用がかわります。

デザイン

近年は洋室にも合うようなシンプルなデザインのお仏壇が増えていますが、細かい装飾があったり、曲線が多く華やかなデザインはそれなりに高い傾向があります。直線的でシンプルな物ほど低価格で購入できます。

大きさ

仏壇には、台座が付いた仏壇から、台座が付いていない上置きタイプの仏壇、上置きタイプよりも更に小さいミニ仏壇まであります。シンプルなデザインで、同じ材木を使っていれば、基本的には小さければ小さいほど低価格で購入できます。

仏壇の種類ごとの値段相場

仏壇の平均購入金額は34万円という調査があります* 。近年は住まいに合わせて、比較的コンパクトな仏壇が人気ですが、仏壇は大きさやその種類によって価格に幅があります。実際にどの程度の費用で各種類の仏壇を購入できるのか、相場を確認していきましょう。

*出典:「人気の仏壇の条件とは?サイズやデザインに高まる関心 仏壇購入実態調査2017

唐木仏壇

唐木仏壇は黒檀や紫檀などの美しい木目を生かした仏壇のことを差します。特に、東南アジア産の銘木の黒檀、紫檀、鉄刀木、国産銘木の欅、桑、屋久杉、桜は高価です。

唐木仏壇も上置きタイプと呼ばれるコンパクトな物から、台付き仏壇で高さがあるものから様々あります。上置きタイプの小さいものでは10万前後~、台付き仏壇では50万~100万程度が相場となります。表面だけ銘木を使って芯材は別の木材を使って価格を抑えている商品もありますし、100万以上する高価で立派な仏壇もあります。

金仏壇

金仏壇は全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔や金粉が張ってあります。使われている金箔の質と量、塗られた漆の厚さなどによって値段が変わってきます。

金仏壇は伝統工芸士がパーツや工程別に作っていることも特徴としてあり、手間もかかっているため相場は100万~150万円と高めです。主に浄土真宗の宗派の方が使います。

モダン仏壇

モダン仏壇は、洋室にもあうようなデザインの仏壇のことで、台付きタイプも上置きタイプもどちらもあります。洋風仏壇や現代仏壇、リビング仏壇などとも呼ばれたりします。

使われている材木は銘木を使ったものから、メープルやウォールナットなどを使った商品があり、価格も様々ですが、台付きタイプでも30万~50万程度が相場となります。

上置き仏壇

上置き仏壇とは、台付き仏壇の様に下に台座がなく、タンスやチェストなどの上に置いて使う、比較的コンパクトなものを指します。上置き仏壇は、唐木仏壇や金仏壇、モダン仏壇まで様々ありますが、シンプルなデザインの物も多く、台付き仏壇に比べると低価格で購入できるものが多いです。上置き仏壇は10万~30万程度が相場となります。

ミニ仏壇

ミニ仏壇は上置きタイプよりもさらに小さく、ステージタイプや壁掛けタイプなどもあります。一般的な仏壇とは違い、御本尊様等は祀らずに故人を偲ぶために使われる方多いです。ミニ仏壇の相場は2万円~10万円程度です。

仏壇を購入する方法

仏壇を購入するにはインターネットで購入するか、実際に仏具店で購入するかのどちらかになります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

インターネットで探す

インターネットで探す場合には、たくさんの物の中から選べるので気に入ったものが見つけやすいです。訳あり品やセール品なども見つけることが出来ますし、実店舗を持たないために安く販売されている物もあります。

しかし、ある程度事前に条件を絞って探さないと、なかなか希望するものを見つけられない可能性もあります。実際に見て購入できるわけではないので、色合いや細かい装飾などのデザインが写真などではわかりづらかったり、届いた商品がイメージとは違ったという事が起きてしまう可能性もあります。

仏具店に足を運ぶ

仏具店へ足を運ぶ場合は実際に見て決められるので、購入した後に「こんなイメージではなかった」ということは無いでしょう。サイズ等も実際に見られるので自宅への設置後のイメージがつきやすいと思います。

店頭に無い商品も、カタログ等を見て取り寄せてもらえる可能性があります。ただし仏具店の場合、インターネットよりは割高の商品も多いですし、店頭に長く置いてある商品のこともありますので、気に入った商品の価格が適正であるかどうかはしっかりと見極めるのが良いでしょう。

仏壇を購入する際のポイント

仏壇は購入した後に返品等を行うのは難しい商品です。買った後に後悔しないように購入時のポイントをしっかりと抑えましょう。

置く場所を決め、採寸する

まず仏壇を初めて置くお宅の場合には、置く場所を決めて採寸します。近年は仏間があるお宅も減っていますので、ここに置かなければならないという場所はありませんが、仏壇は湿気に弱いのでなるべく風通しの良い場所に決めると良いでしょう。また、生活の動線の中で邪魔にならない場所が良いです。

置く場所が決まって、採寸が終わると、どの大きさの仏壇が置けるかというのが決まるので、「〇号」の仏壇という仏壇のサイズで探す際に絞り込みやすいです。

宗派による違い

宗派による違いも重要です。浄土真宗は金仏壇、創価学会は創価学会用の仏壇があります。

宗派によってお祀りする御本尊様や仏具も違ってきますので、御本尊様や仏具をどこまで揃えて置きたいのかというのでも仏壇のサイズが変わってきます。不安な場合は、仏具店や菩提寺に確認してみると良いでしょう。

購入時期や納期

お盆やお彼岸前は比較的新しい仏壇を購入される方が多いですが、この時期は納期が長くなることもあります。

また、春頃は仏壇メーカーで展示会などが開催されることも多く、地域の仏具屋さんもその後は品揃えが豊富なこともありますので、急がない場合にはそういった時期を狙ってお店に行ってみるのもおすすめです。

仏具をそろえることにもお金がかかるので注意!

仏壇を新しく購入する場合には、仏具も揃えなければなりません。仏具もセット販売しているケースもありますが、基本的には別料金と考えましょう。仏壇の大きさにもよりますが、御本尊様、本位牌、香炉、ろうそく立て、花立、おりん・りん棒などは最低限用意した方が良い仏具です。

大きさや、素材にもよりますが5,000円~30,000円程度で仏具のセット(具足セット)は用意できます。御本尊様は5,000円~20,000円前後、本位牌も5,000円~20,000円前後で購入できるでしょう。予算が決まっている場合には、どういった仏具を購入するかも考えて検討しましょう。

仏壇の値段を安く抑える方法

仏壇自体にはあまり費用をかけたくない、という方もいらっしゃると思います。仏壇の値段を安くするためにはどういう物を選んだらよいのか詳しく見ていきましょう。

外国産の仏壇を買う

市場に出回っている仏壇の8割は外国産ですが、国産の方が外国産よりも割高になります。外国産でも、日本で組み立てているものもありますし、検品は日本で行っているという商品もあります。こだわりが無ければ、同じ材木、同じようなデザインでも外国産の仏壇の方が安く購入できます。

小さいものやシンプルなデザインの仏壇を買う

小さい仏壇は使われている材木の量も少ないので、大きい仏壇よりは安く購入できます。また、細かい装飾が無く、シンプルなデザインの仏壇は凝ったデザインの仏壇よりは手間がかかっていませんので、その分安く購入できます。

銘木以外の木材を使った仏壇を買う

銘木と呼ばれる、黒檀、紫檀、欅などを使っている仏壇は高くなります。逆に「〇〇調」と書かれた仏壇は、銘木の木目に似せてプリントなどがしてある仏壇になりますので、実際に銘木を使っている仏壇よりははるかに安く購入できます。

また、表面にだけ銘木を使っていて、芯材は別の木材を使っている商品もあります。特にこだわりがなければ、木材は指定せずに探したほうが安く購入できるでしょう。

インターネットで買う

インターネットでは、そもそも店舗を持たずに出店しているお店もあるので、同じ商品でも実店舗よりは安く買える可能性が高いです。セールやポイントを使えばお得に購入できることもあるでしょう。また、訳あり商品なども出品されていますので、少しくらい傷がついていても良いというような場合には探してみると良いでしょう。

ただし、仏具店で購入するのと違って設置などは自分でしなくてはならないので、大きい仏壇を購入する場合には注意しましょう。

まとめ

仏壇の値段を決める要素は、木材・デザイン・大きさなど様々あります。また、店頭で購入するか、ネットで購入するかどうかによっても価格が変わってくることもあります。新しく自宅に置く際には、何が優先事項なのか、どこにこだわりたいのかという事を順番に考えて絞り込んでいくと良いでしょう。

仏壇は何度も買い替えるような商品ではありませんので、納得して購入できると良いですね。

この記事を書いた人:富永 ゆかり

この記事を書いた人:富永 ゆかりこの記事を書いた人:富永 ゆかり

資格:終活アドバイザー、終活ガイド
大学卒業後、IT系企業にて4年間営業として就業。その後、葬祭業・仏具販売店を経営する家に嫁ぎ、現在は家事・育児と本業の葬祭関連業務のかたわら、ライターとしても活動中。

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