葬儀に参列できません…欠席連絡や香典のマナーは?

訃報連絡を受けたものの、日程や場所の関係で参列するのが困難な場合があります。

その場合には、参列出来ない旨をどのように伝えるべきなのでしょうか。

この記事では、欠席する場合の連絡方法や香典を送る場合のマナーについて説明していきます。是非、最後までご覧ください。

© hanack/stock.adobe.com

通夜・告別式のどちらかに参列できないか確認!

近年、通夜を省いた葬儀も増えてきてはいるものの、一般的な葬儀は、通夜・告別式と2日に渡って行われることが多いです。

葬儀に参列する場合、通夜か告別式のどちらかに参列出来れば問題ありません

大半の場合は、通夜に参列する方の割合が多く、告別式に参列する方の方が少ないです。通夜と告別式のどちらにも参列出来ない場合には参列出来ない旨を伝えることが必要でしょう。

喪主(遺族)に参列できないことを伝える方法

通夜も告別式もどちらも参列出来ない場合は、喪主に参列出来ない旨を伝えます。もし、喪主以外の方の関係で参列出来ない場合は、遺族に伝えても問題ありません。

伝える方法としては、電話・メール・参列する方に伝えてもらうという3種類の方法があります。

© hanack/stock.adobe.com

電話で伝える場合

まず、電話で参列出来ない旨を伝える方法です。この場合に注意するポイントは、長く話し過ぎないということです。
参列出来ない方がやってしまいがちなのは、長話をしてしまうことでしょう。これは、喪主(遺族)の時間を必要以上に取ってしまい喪主(遺族)の負担になってしまいます。

電話で参列出来ない旨を伝える場合は、お悔やみの言葉を添えて参列できない理由は要点を絞って短く伝えることが重要です。参列出来ない理由を伝えるのは大事ですが、詳しすぎる理由を述べるのは好ましくありません。

メールで伝える場合

次に、メールで伝える方法です。この方法であれば、喪主や遺族が都合の良い時間に確認出来ますから負担は少なくて済みます。

しかし、負担が少なくて済むからといって長文のメールを送るのは避けるようにしましょう。電話で伝える場合と同じようにお悔やみの言葉を添えて参列出来ない理由は要点を絞り伝えるべきです。この場合でも、参列出来ない詳しい理由を書くのは好ましくありません。

メール例文

葬儀に参列出来ないことをメールで伝える文例を紹介します。

〇〇様(故人の名前)のご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます
本来であれば葬儀に参列するところですが参列できないご無礼をお許しください
御家族の皆様にはどうかお力落とされませんようご自愛ください
略儀ながら書中にてお悔やみ申し上げます

ポイントは、お悔やみの言葉・お詫びの言葉・遺族を気遣う言葉を入れることです。

参列する方に伝えてもらう

最後に、参列する方に伝えてもらう方法です。この方法は、会社などで代表の方だけが参列する場合に多く見られる方法になります。

電話やメールの場合と同様、お悔やみの言葉・お詫びの言葉・遺族を気遣う言葉を入れて参列される方に伝えてもらいます。代表して参列する方も、話が長くなり過ぎないように注意が必要です。ここでも配慮するべきは喪主や遺族の負担にならないようにすることといえます。

参列できない場合の香典の渡し方

参列出来ない場合の連絡の方法をここまで紹介してきました。

しかし「葬儀に参列は出来ないけど、香典は送りたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
ここでは葬儀に参列出来ない場合の香典の送り方を紹介します。

参列する人に代理で渡してもらう

会社関係で参列する場合は、仕事の都合もありますから代表の方が参列するというケースが非常に多いです。その場合には、代表の方が参列出来ない方の香典も預かって代理で渡すという方法をとります。

各自が香典袋に包んでいる場合は、後から何人で包んだのか容易に確認することが出来るでしょう。

ですが、〇〇(会社名や部署)一同というように複数人で香典を包んでいるときには何人で包んでいるのか分かりにくい場合も出てきます。その場合には、何人で香典を包んでいるのか分かるようにしておくことが望ましいでしょう。

▼香典を代理で渡すよう頼む時のポイントはコチラ

香典を代理で預かったときの記帳の書き方・渡し方を解説

後日お参りした際に渡す

葬儀に参列出来ない場合でも、後日自宅へ訪問することが可能である場合はその際に香典を渡すという場合もあります。

この場合には、電話・メールなどで参列出来ない旨を伝えた時と同様にお悔やみの言葉・お詫びの言葉・遺族を気遣う言葉を直接伝えましょう。
言葉で伝えると、どうしても話が長くなってしまいがちですので注意が必要です。葬儀が終わっても遺族は通常の生活とは違う感覚で生活しています。その点に十分配慮することで、遺族の負担を軽減することが出来るでしょう。

郵送で送る

代理で香典を渡してもらうことが難しく、いつお参りができるかわからない場合には、郵送という方法が考えられます。

この場合の郵送は、現金書留で送ることになります。現金書留も普通郵便と同じ届け日数がかかりますから配送先に注意が必要です。

葬儀に間に合うようであれば、葬儀場へ送ります。間に合わない場合は、葬儀が終わって7日から10日を目安に喪主の自宅へ送るようにしましょう。

現金書留で送る場合には、香典袋とは別に挨拶状を同封する方がより丁寧であるといえます。

香典を郵送する方法は?手紙の文例や送るタイミング、封筒などを解説

弔意を伝える3つの方法

事前の連絡や香典だけでは、自身の弔意を伝えきれていないという方もいらっしゃるかもしれません。その場合により喪主(遺族)に弔意を伝える方法を3つご紹介します。

© takasu/stock.adobe.com

弔電を打つ

弔電は電報によってお悔やみの言葉を送るものです。現在では、NTTをはじめとして日本郵便・運送会社など様々な弔電サービスを利用することが出来ます。弔電サービスを行う会社それぞれで金額や種類も多様化していますので自身の条件に合った弔電を選ぶようにしましょう。

弔電の送り方

弔電は、電話以外にもインターネットからも送ることが出来ます。
弔電を送る場合に、最低限把握しておいたら良い情報は以下の5点です。

  1. 喪主の名前(フルネーム)
  2. 弔電の送り先住所・会館名
  3. 葬儀日時
  4. 弔電を送りたい相手と故人との関係
  5. 弔電の支払い方法(クレジット決済の場合はクレジットカードの情報)

弔電を送る場合には、『敬称』と呼ばれる弔電特有の相手への敬意を示す言葉が使われます。弔電を受け取る方と故人との関係が分かれば難しいことではありませんので、安心してください。

弔電を送る際に気をつけておくべきこと

弔電を送る場合、弔電サービスの文例を使用して弔電を送る方が大半です。

ただ中には自身の言葉で弔意を示したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合に注意すべきは、『忌み言葉』です。
日常で何気なく使用している言葉が、葬儀の場面では使うのを避ける言葉ということも考えられます。

「ますます」や「たびたび」という重なる言葉、死を連想させる言葉というのが『忌み言葉』になりますから使用するのは避けてください。

▼弔電の送り方やマナーまとめはコチラ

香典と弔電(電報)は両方送ったほうがいい?送り方のマナーや片方だけでいい場合を解説

供物・供花をおくる

弔電以外にも弔意を示す方法があります。供物や供花を送る方法です。

とはいえ供物や生花の持ち込みを許可していない葬儀場もありますから、葬儀を行う葬儀場に確認してから注文する方が良いでしょう。直接葬儀場に注文することも可能です。供物も供花も何種類か金額の設定してある場合が殆どでしょう。

ですが、親族より豪華な供物や供花を出してしまうのは失礼になってしまいかねませんので注意が必要になります。

葬儀で供花を手配する方法とは?贈る前に知っておきたいマナーや相場について解説

お悔やみの手紙をおくる

弔電や供物・供花を送る以外にも、お悔やみの手紙(お悔やみ状)を送るという方法もあります。

お悔やみ状は、出来るだけ早く届くように送るのがマナーです。遅くとも初七日が過ぎるまでに届くように送りましょう
文面ですが、遺族を気遣う言葉を入れるようにします。手紙なので季節の言葉を入れてしまいそうになりますが、この場面で季節の言葉を入れるのは好ましくありません。
お悔やみ状は単体で送るよりは、香典と一緒に送る方がより深い弔意を伝えることが出来るでしょう。

お悔やみの手紙の例文

お悔やみ状を書くときは、薄墨を使って書きます。
そして、白無地の封筒に入れるなど色物や柄物は避けるようにしましょう
実際の文面ですが、以下の内容を文例として紹介します。


〇〇様(弔電と同じように受け取る方と故人との続柄で変えます。)の御逝去を悼み謹んで御悔み申し上げます
本来であれば御葬儀に参列するところですが参列できない御無礼を御許しください
心ばかりではありますが御香典を同封いたしますので御尊前に御供えいただけますと幸いです
御家族の皆様にはどうか御力落とされませんよう御自愛ください
略儀ながら書中にて御悔み申し上げます

以上の文章をベースにし、必要に応じてアレンジするのが良いでしょう。

葬儀後に改めて訪問する

葬儀後に改めて訪問する場合は、遺族の予定を確認しておく必要があるでしょう。葬儀が終わっても、遺族は手続き関係で忙しい時間を過ごします。

遺族の負担にならないように、自身の都合と遺族の都合を擦り合わせることが大切です。
後日改めて訪問するのは、葬儀が終わった後に亡くなったことを知った場合にも使えます。喪中はがきで亡くなったことを知るというケースも増えていますから、知っておけば応用することが出来るでしょう。

まとめ

ここまで葬儀に参列出来ない場合の欠席連絡や香典の送り方を説明してきました。最低限抑えておかなければいけないマナーについては確認していただけたのではないでしょうか。
自身の弔意を伝えることが最も重要ですが、最低限マナーは知っておく必要があります。この記事が葬儀に参列出来ない場合に役に立てば幸いです。

▼葬儀のマナーまとめはコチラ

葬儀やお通夜に参列する前に知っておきたい7つのマナー ❘ 服装や香典のマナーなどを解説

当サイトでは、終活や葬儀・法事でのマナー以外にも、介護や健康、定年・子育て後の再就職について、役に立つ情報を毎週発信中!
「新着記事をいち早くチェックしたい!」「終活や老後の楽しみ方について、情報収集したい」という方にむけ、LINEアカウントでは新着記事の情報や充実したセカンドライフに役立つ記事を定期的に配信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね! 友だち追加はこちらから。

LINE友だち追加はこちら 新着記事をいち早くお届け!

この記事を書いた人:畑中 誠

保有資格:葬祭ディレクター技能審査 葬祭ディレクター(1級)
大学卒業後、大手冠婚葬祭企業に入社。約10年間葬儀担当者として従事。現在は、葬儀関連の会社に勤務しながら終活ライターとして活躍中。

関連する記事

記事のカテゴリ