一日葬の流れとかかる時間の目安

通常であれば葬儀は通夜・告別式の流れで行われますが一日葬は通夜を省略して行われます。

通常であれば通夜・告別式と二日かかるところですが、通夜を省略することで一日で葬儀を終えることが可能になります。そんな一日葬の流れについて解説していきます。

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一日葬とは?費用と流れ、参列時のマナーをプロがまるごと解説

通常のお葬式と一日葬のスケジュールの違い

一日葬のスケジュール

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一日葬は、通常の葬儀と比べて通夜を省略したものとなっています。

流れの上では通夜が省略されるだけですが、時間の使い方によってスケジュールはさまざまに変化します。

通夜が無いことで時間的な余裕が生まれます。そのため、どのように時間を使うのかが一日葬を行う上でのポイントになるでしょう。例えば、故人の傍でゆっくりと時間を過ごしてお別れをされる方もいらっしゃいますし、告別式の時間に合わせて集まられる方もいらっしゃいます。決まりはありませんから、どちらの場合も間違いではありません。

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一日葬の流れ

一日葬の流れ

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一日葬というと特別なことをするように感じるかもしれません。しかし実際には、特別なことは何もありません。

結局のところ、『これはする。これはしない。』の積み重ねです。

ここでは実際に、一日葬の流れを紹介します。

初七日の法要は行わなかったり、食事は用意しないという場合もあります。その場合は、不要な部分を飛ばして読むようにしてください。

ご逝去

病院・施設・自宅など亡くなる場所は違っても亡くなった後は、医療従事者の方がエンゼルケアと呼ばれる身体の死後処置を行います。

この処置に概ね60分~90分程かかる場合が多いです。

病院や施設の中には、お風呂に入れてあげる。洋服を着せてあげる。化粧をしてあげるところもあります。

葬儀社への依頼

亡くなった後、葬儀を依頼する葬儀社に連絡を入れます。

葬儀社が病院・施設・自宅へ向かうのに場所によっては多少の時間が必要です。

亡くなった後に待ち時間というのは、誰しも不安なものです。亡くなった後は早めに連絡を入れるようにしましょう。

搬送

亡くなった場所から、一度自宅へ連れて帰る、または、直接葬儀会場へお連れします。

「自宅へ帰りたいけど、自宅へ連れて帰ることが難しい」そういう場合は、自宅付近を霊柩車で経由して葬儀会場へお連れすることも可能です。

ただし、その分搬送料金が増えるので注意が必要です。

安置

宗旨に合わせてお参りが出来るように準備を行いましょう。

自宅へ安置の場合は、布団が必要な場合もあります。

自宅の場合は仏間や出入りのしやすい部屋へ安置することがおすすめです。

打ち合わせ

葬儀形式・日程・規模など金額を含めた詳細の打ち合わせを行います。

搬送が夜間の場合には、翌朝改めて打ち合わせとなる場合もあります。

ご家族にとって身体的にも精神的にも疲労した状態での打ち合わせは非常に辛いものです。可能であれば、事前に見積もりをとっておくと良いでしょう。

打ち合わせでの負担をかなり軽減することが出来ます。

告別式

告別式は、打ち合わせを行った内容に基づいて進行されます。

ただ開式前に流れの再確認であったり、変更事項がある場合は、直前に会館入りをしてしまうと慌ただしくなってしまいます。

開式より少し早めに会場入りするようにしましょう。

告別式では出棺前に、お花や嗜好品などを入れてお別れを行う方が多いです。火葬場によっては、柩の中に入れてあげることが難しいものも出てきます。

事前に入れることが出来るか確認しておくことをおすすめします。

火葬

告別式が終われば、葬儀会場から火葬場へと移動します。

火葬場の場所は事前に確認しておきましょう。また、土地勘が無い方は霊柩車の後ろについて行くようにしましょう。

火葬時間は地域や年齢・性別などによって差が出てきますので、目安の時間を聞いておきましょう。

初七日法要

葬儀当日に、繰り上げて初七日法要を行う方が増えています。

行われるタイミングとして多いのは、告別式に引き続き行う場合・火葬を行ってから行う場合です。お寺様と、初七日法要をどのタイミングで行うのか確認します。

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精進落とし

精進落としとは、忌明けの食事として食べられていた食事でした。

現在では、初七日法要の際に遺族を労う宴席に近いかたちになっています。

精進落としは食べるタイミングが地域で異なります。

初七日法要の後に召し上がる地域もあれば、火葬中に召し上がる地域もあります。

どちらの場合にしても、数に不足が無いよう準備しましょう。人数分用意が出来るのが理想ですが、難しい場合は勿体ないですが多めに用意するのが無難です。

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一日葬にかかる時間

一日葬にかかる時間

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七日法要を行わない、食事は行わないという場合もありますが一日葬を行う場合の所要時間は4時間~5時間程になると思います。

具体的な内訳としては、告別式に1時間程。火葬を行い収骨するまでに2時間程。火葬場の移動時間。初七日法要、精進落としに2時間程。

これは、通常の葬儀でおこなわれる告別式の当日のスケジュールと同じです。

葬儀時間だけで見ると4時間~5時間程度と説明しましたが、火葬を行うには亡くなってから24時間以上経過していなければいけません。

つまり夕方に亡くなった方が翌日の日中に葬儀は出来ないということです。

葬儀時間は短くても葬儀を終えるまでにかかる時間は通常の葬儀と変わらない点は注意が必要です。

葬儀が終わった後にすること

葬儀が終わったら今度はさまざまな手続きをする必要があります。

公的な手続き

年金・国民健康保険・相続の手続きなどがあげられます。

年金は給付停止の手続きが必要です。

国民健康保険は脱退手続きを行いましょう。

相続は、申告や必要に応じて納税の手続きが必要です。

これらの手続きは亡くなってから手続きを行うまでの期限が早いものになりますので、葬儀が終わったら速やかに手続きを終えるようにしましょう。

公的な手続きの中には、一時金や給付金をもらえる場合があります。該当するようであれば忘れずに申請しましょう。

任意の手続き

生命保険・不動産・預貯金・自動車・各種公共料金・クレジットカードの手続きなどがあげられます。

生命保険に関しては死亡保険請求を行います。

不動産・預貯金・自動車・各種公共料金に関しては名義の変更を行います。

クレジットカードは解約の手続きを行います。

これらの手続きは全員が行うものではありません。

故人の名義になっていなければ名義変更の手続きは発生しませんから、必要に応じて手続きを行ってください。

手続き先によって必要書類が異なる場合がありますから、事前に連絡してから必要書類を揃えて手続きを行う方が良いでしょう。

法要の準備

葬儀が終わった後にも、手続き関係や法要の準備があります。

どちらも期限がありますので、早めに行うようにしましょう。

お寺と日程や会場の打ち合わせをしたら、親族への出欠確認を行います。法要の際に用意する食事は懐石の場合が多いですから、人数の把握はしっかりとしておきましょう。

また、お寺様から指示されている法要に必要なものの手配も早めにしましょう。直前に用意をしようとして、お店が開いておらず困って相談を受ける場合が多々ありますから、早めの準備を心掛けてください。

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まとめ

一日葬は通夜を行わない分、前日にゆっくりと時間が使えます。

しかし、通常の葬儀に比べて通夜が無いだけともいえます。

物事の有無で時間が変わったりしますので、打ち合わせできちんと流れを確認し、しっかりと準備をして慌てることがないようにしましょう。

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この記事を書いた人:畑中 誠

保有資格:葬祭ディレクター技能審査 葬祭ディレクター(1級)
大学卒業後、大手冠婚葬祭企業に入社。約10年間葬儀担当者として従事。現在は、葬儀関連の会社に勤務しながら終活ライターとして活躍中。

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