健康型有料老人ホームとは?気になるサービス内容や費用をご紹介

健康型有料老人ホームとは利用者が家事などのサポートを受けることができて、充実した日常生活を送るための施設です。

そのため、「親が一人暮らしで心配」というご家族の方や「老後を楽しく暮らしたい」と考えている方におすすめの施設です。

今回は健康型有料老人ホームの設備やサービス内容に加え、入居条件や費用の内訳などを詳しく解説していきます。

▼有料老人ホームの種類やそれぞれの特徴をおさらいしたい方はこちらの記事をチェック!

有料老人ホームとは?費用や入居条件について徹底解説!

健康型有料老人ホームの入居条件

健康型有料老人ホームに暮らす老夫婦

©milatas/stock.adobe.com

健康型有料老人ホームの目的は利用者が自立した生活を送ることであるため、入居条件は60歳以上かつ自立している方(介護認定なしか要支援状態)に限られます。

要支援とは、要介護認定(介護が必要な方の状態を7段階で認定する制度)における認定結果で、介護の必要はないが将来的には要介護が必要になる状態のことを言います。

以上が簡単な入居条件のご説明でしたが、注意しなければいけない点もありますので見ていきましょう。

健康型有料老人ホームに入居する際に注意すべき2つの点

健康型有料老人ホームへの入居を検討する際に注意すべき点は2つあります。

1.施設数が少ない

1つ目は、全国に施設が16軒のみとそもそもの施設数が少ないため、入居の定員数自体が限られている点があげられます。

また施設を探してはみたものの、そもそも地元に健康型有料老人ホームがないといった場合や、仮にあったとしても満室で地元付近に他には施設がないといった場合がありますので探すのに苦労をするでしょう。

※16棟しかないためインターネットで「健康型有料老人ホーム」と検索しても、老人ホームの検索サイトが提供している解説記事が多く、施設自体のホームページが発見できないことが多いです。
また老人ホーム検索サイト内で健康型有料老人ホームを検索しても0件であったりと、掲載の提携をしていないところも多く施設を探すこと自体が難しいといった状況です。
そのためこちらで健康型有料老人ホームの施設紹介のページを見つけましたので共有しておきます。

参考:健康型有料老人ホーム | 熱海 伊豆山温泉・ハートピア熱海(静岡県熱海市)

2.要介護になると退去が必要

2つ目は利用者の要介護度が上がり、介護が必要と判断された場合、退去をする必要があります。

健康型有料老人ホームは自立や要支援状態の健康な利用者が過ごすための施設ですので、介護施設のような設備は整っておらず要介護状態になると入居し続けることは厳しくなります。

しかし健康有料老人ホームでは、利用者が健康に自立状態を維持できるサービスや設備が充実しているのも特徴です。

ここからは施設で提供されるサービスについてご説明致します。

健康型有料老人ホームのサービス内容

健康型有料老人ホームのサービス

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厚生労働省は有料老人ホームとは以下のサービスを提供する施設と定められております。

  1. 食事サービス
  2. 介護のサービス
  3. 家事のサービス
  4. 健康管理

のいずれか1つを提供する。そして健康型有料老人ホームは食事サービスと家事サービスの2種類を提供しています。

例えば、施設で働いている栄養管理士が考えた食事サービスを提供したり、利用者の手が届かない場所の掃除などの利用者本人の体調に配慮した家事サービスを提供したりしています。

もちろん上記のサービスだけではなく、有料老人ホームならではのアクティビティや設備面においても充実しており、温泉や麻雀、エステ、バー、トレーニングルームなどが併設されていたりと優雅な老後を過ごせるようになっています

また温泉やトレーニングルームなどで人と接する機会を得られるため、多くの人とコミュニケーションをとることで認知症の予防にも繋がります。

参考:認知症予防の5つのキーワード|全日本民医連

間違えやすい健康型・介護付き・住宅型のサービス内容の違い

介護付き有料老人ホーム住宅型有料老人ホームも同じように娯楽サービスが充実していると思う方もいるかもしれません。

また、介護付きと住宅型は退去の可能性がほぼないので、退去の可能性がある健康型有料老人ホームにわざわざ入居しようと考えにくいかもしれません。

しかし娯楽サービスにおいては健康型有料老人ホームのほうが充実しています。

どのように娯楽サービスが違うか、実際にある3種の有料老人ホームを見比べて比較してみます。

健康型有料老人ホーム ハートピア熱海のサービス内容

(1)天然温泉への入浴
(2)熱海駅へ定期無料シャトルバス(毎日運行)
(3)嘱託医の健康相談(月2回)
(4)栄養士管理メニュー3食食事付
(5)ご家族及び身元保証人の方は、併設のホテルにて宿泊・レストラン・売店等が特別料金にてご利用いただけます。
(6)毎月「お誕生日夕食会」で特別ディナー食事会
(7)日帰りバス旅行・敬老会・クリスマス会等、開催
(8)「熱海海上花火大会」「伊豆山花火大会」など花火大会が見られます。

引用:ハートピア熱海 サービス

住宅型有料老人ホーム メディカルホームグランダ三軒茶屋のサービス内容

  • ケーキバイキングや季節感のある飲み物の提供などを行う青空カフェの実施。
  • セルフのカフェコーナーがあり、コーヒー・紅茶・緑茶等を用意している。

参考:メディカルホームグランダ三軒茶屋 ホームの内容

介護付き有料老人ホーム トラストガーデン南平台 のサービス内容

  • お正月、夏祭り、クリスマスなど季節に応じた各種イベント、レクリエーションを開催。

参考:トラストガーデン南平台 その他サービス

このように健康型有料老人ホームは退去の心配はありますが、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームよりも娯楽のサービスは充実しているのが特徴です。

健康型有料老人ホーム入居の費用相場は?

費用を気にする高齢者

©jedi-master/stock.adobe.com

ここでは参考になるよう費用の内訳を例としてご説明していきます。
費用の内訳はおおまかに入居一時金と月額利用料にわかれております。

入居一時金について

入居時に支払う費用です。

施設によって提供しているサービスに差があるため、入居一時金の幅が広くなっており、0円のところもあれば数千万円までかかるところもあります。

理由としては、入居時に施設を終身利用する権利として一括で数千万支払うことで月額費用が抑えられている場合と、入居一時金は0円の代わりにその分月額費用が加算される2種類の支払い方法があります。

月額利用料について

月額費用の目安は15万~30万円程度です。

その費用の内訳は主に以下の5つになります。

  1. 家賃:都心に近い場合、費用が高くなります。
  2. 管理運営費:職員の人件費が含まれます。
  3. 光熱水費:水道代や電気代やガス代の料金です。
  4. 食費:費用が高くなればなるほど、食事が豪華になります。
  5. その他生活費:電話代、理美容代、レクリエーション費、医療費などの費用が発生します。

▼有料老人ホームの費用相場とその内訳を詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

有料老人ホームの費用 | 相場や支払い方法は?返還金の計算方法も解説

健康型ならではのメリットとデメリットについて

ここまで取り上げてきた内容を改めて整理し、健康型有料老人ホームならではのメリットとデメリットをまとめていきます。

3つのメリット

メリットは主に3つあります。

1.設備やサービスが充実している

健康型有料老人ホームは温泉やトレーニングルーム、プール、ジムなどの設備面が充実しており、また趣味や体操などのサークル活動も盛んにおこなわれています。充実したシニアライフを送ることができるでしょう。

2.自分の時間が多くなる

利用者がが今まで家事や食事などに使っていた時間を自分の時間に使うことが出来ます。
さらに施設の設備も充実しているため、麻雀やカラオケなど好きなことに時間を割くことができます。

3.一人暮らしの利用者が不安を解消できる

年を取るにつれて、体の機能が低下していくので日常生活でも不安を抱えることは多くなります。
まだ介護施設で介護を受ける状態ではないものの不便は感じる…という方もいらっしゃるでしょう。
そのような方にとって、健康型有料老人ホームは自立した方でも食事サービスや家事サービスを受けることができるため、安心した一人暮らしの生活ができます。

2つのデメリット

1.要介護度が上がると退去しなければならない

健康型有料老人ホームでは食事の提供や家事をしてもらえますが、身体介助をすることはできません。
そのため身体介助を要する要介護度まで上がった場合、施設から退去を促され、直接身体的介護を受けられる施設に移行しなければらならいケースもあります。

2,施設数が少なく、探すことが難しい

健康型有料老人ホームは全国に16施設しかなく、他の有料老人ホームに比べて施設数が圧倒的に少ないです。
そのため家の近くに施設がない可能性が高いでしょう。

まとめ

健康型有料老人ホームで暮らす高齢者

©paylessimages/stock.adobe.com

ここまでご覧頂き有難う御座いました。

健康型有料老人ホームは費用は高いものの、サービスが非常に充実している施設だということがお分かりいただけたと思います。

しかしその一方で、ご家族が「要介護度」の認定者、あるいは「要支援」認定者ではあるものの不安な方は、軽度の要介護認定者を受け入れてくれる住宅型有料老人ホームへの入居も一緒に検討してみるのがよいでしょう。

デイサービスなどの利用ができる施設もあるので、有料老人ホームの雰囲気を掴むこともできます。デイサービスとは在宅で住んでいる要介護状態の利用者が有料老人ホームに通い受けられるサービスです。

サービス内容は利用者の送迎がつき、食事や入浴のサービスが提供されます。デイサービスの施設は有料老人ホームの他にもデイサービスセンターや養護老人ホームなどがあります。

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この記事を書いた人:目黒 颯己

保有資格:高齢者住まいアドバイザー検定 ファイナンシャル・プランニング技能士(3級)
大学卒業後、株式会社ネオキャリアに入社。総合求人サイトの立ち上げの経験後、老後を自分らしく過ごすための情報サイト「ヒトシア」の立ち上げを経て介護施設・老人ホームの紹介事業を行っております。
現在はヒトシアと並行して介護士向け求人サイトも兼務しており、介護全般に精通しています。
参考:http://ksa-kentei.com/adviser/3695

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