高級老人ホームってどんなところ?気になる費用やメリットなど実態を徹底解剖!

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高級老人ホームとは、介護施設の種類を指す言葉ではなく、「有料老人ホーム」の中でも費用が高額な施設のことを指す言葉です。

有料老人ホームは、民間によって運営されている介護施設で、そのサービスや設備などは千差万別で、高齢期になって快適な生活をすることにスポットを当ててサービスが提供されています。

その有料老人ホームのなかでも、富裕層をターゲットにして、通常の有料老人ホームよりさらに快適な生活を送るため施設が『高級老人ホーム』と呼ばれます。

高級老人ホームはとにかく、外観や設備、サービスが充実しており、ワンランク、いやツーランク上の穏やかで快適な生活を送ることができるように設計されています。

この記事ではそんな高級老人ホームの気になる費用や、どんな設備があるのかについて見ていきます。

高級老人ホームの特徴・メリットについて

高級老人ホームと呼ばれている施設で実際に生活をすると、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか?

ひとつずつ解説していきます。

人生最期のライフステージを最高の生活ですごすことができる

おそらく高級老人ホームでの生活を希望されている方々は、現役時代ではお仕事バリバリされており、相当の努力をされている場合も多いと思います。

そのような方々が、人生の後半部分で自分へのご褒美の意味も込めて、入居することにより理想の老後を手に入れることができるのです。

「趣味のカラオケを継続してやりたい」

「社交ダンスにも興味がある」

「いつまでも健康を維持するために軽い運動をしたい」

「大好きな温泉に毎日つかる」

など、様々な施設を取り揃えている高級老人ホームだからこそ理想を形にして実現することができるのです。

たくさんの方と交流をすることができる

高級老人ホームは当然のことながら同じような世代の方が入居しています。

もちろん、今までの生活や趣味に違いがあっても、同世代の人達がひとつのホームに入居することにより団結力が生まれ、そのなかで社会的な結びつきも強くなります。

一戸建てだと、同じ地域に子育て世帯など若い人が多い場合には、なかなか価値観が合わずに孤立するケースもありますが、高級老人ホームに入居すれば似た価値観や共通の趣味を持つ同年代の方との交流を楽しむことができます。

また、ゴルフ場やテニスコートをはじめとしたさまざまなアミューズメントを楽しめる設備があるので、趣味を通じて人間関係を構築しやすい環境が用意されている施設も数多くあります。

万が一の時にも安心して生活できる

高齢者の方は、健康に不安を感じているという方も多くいらっしゃるかと思います。

いつ、どのような場面で急に体調を悪くするか分かりませんが、高級老人ホームだと24時間スタッフが常駐している施設も多く、看護師や医師と契約して医療に関してもサポートされていることもあります。

例えば、トイレや浴室で気分が悪くなった際に、スタッフ呼び出しボタンなどが設置されている施設も多く、万が一の際には迅速な対応を期待できるのです。

防犯面での安心も確保できる

最近は物騒な事件や事故も増えてきています。

強盗が自宅に押し入り、金品を盗んでいったというニースも耳にするようになりました。

高級老人ホームの多くでは、管理人が常駐しており、関係者以外は侵入できず住民だけが立ち入ることができ、防犯面も万全です。

施設によっては、セコムやALSOKなどの警備会社と契約をしているところもあります。

リゾート地や都心など最高の立地で生活を送ることができる

高級老人ホームの多くは快適なシニアライフが送れるように海の見える場所や、山の中でアクティビティを楽しめる場所などリゾート地にあるか、都心のアクセスがいい場所にあります。

日々の生活するのはもちろんのこと、家族が来た場合に一緒に遊ぶこともできるため、老後を最大限楽しむことができる環境が用意されています。

高級老人ホームの費用の相場はどのくらい?

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通常の老人ホームと高級老人ホームと呼ばれる施設の大きな違いは、やはり費用になります。

有料老人ホームは費用を自由に決めることができるため、施設によって費用は異なるものの、おおよそ月額が30~50万円ほどが相場といわれています。

ただし高額な老人ホームだと、前払い金だけで1億円、月々の費用で100万円以上という施設も存在しています。

有料老人ホームの費用 | 相場や支払い方法は?返還金の計算方法も解説

入居の際に気を付けるべきポイント

高級老人ホームは、決して簡単に入居を決めることができるものではありません。

サービスに見合った費用が必要になってきますし、一度入居すればなかなか引っ越しすることは難しいでしょう。

ここでは、高級老人ホームに入居する際に、配慮するべきことを丁寧に解説していきます。

今後必要になってくる費用については入居前に必ず確認しよう

例えば、「前払い金0円でも入所可能!」という広告が目に飛び込んで実際に入居してみたら、月々の支払いが高額であり、生活ができる状態ではないということも考えられます。

また、介護が必要になっても、同額の料金で介護が受けられる思っていたら別途必要だということを知らなかったなど、今後自分が高級老人ホームで生活する上で、5年後、10年後、20年後、いくらぐらい費用が必要になるのか計算して入居する必要があります。

また、施設によっては余暇活動に参加する際には別途で料金がかかることもありますので、よく調べておく必要があるでしょう。

老人ホームでかかる費用を徹底解説!内訳から各施設の平均的な相場を紹介!

費用と設備やサービスのバランスは適切か

高額な費用を支払って入居してみたが、実際に思っていたような設備でなく満足できるものではなかったということもよくあります。

よく耳にするケースに『食事』に関することがあります。

いくつになっても美味しいものを食べたい気持ちは変りません。

しかし、施設を運営する側は、少しでも食材やそれにかかる人件費を安く抑えたいと思う気持ちがあることは確かです。

そのような考えが極端に偏っていれば、入居者の「美味しいものを食べたい!」という気持ちを無視した調理になり、満足のできない食事が提供されることがあるのです。

高級老人ホームでは体験ツアーなどの企画をしている施設もあるので、食事や生活環境はなるべく見学に行き実際に自分の目で確かめるといいでしょう。

老人ホームの食事は工夫がいっぱい!普段のメニューからイベントの食事までご紹介

長く生活を送ることができる立地環境かどうか

人生の後半部分を快適に送るために立地環境に着目しておくことは重要です。

健康な状態で入居して、さらにいつまでも若々しく元気で生活するには、社会活動性を充実させる必要があります。

万が一、足腰や膝が痛くなっても、その社会活動性を末永く充実させるには、日用品や食料を気軽に買えるスーパーが近くにあったり、最寄の駅やバス停留所までの距離は自分で歩いて行ける距離がいいでしょう。

立地条件は簡単に事前確認ができますので、必ずしておきましょう。

将来的に車椅子生活になった場合に備えて、介護タクシーがすぐ迎えに来てくれる場所にあるかも併せて確認しておきましょう。

老人ホームは立地から選ぶ|施設選びのポイントを解説

いつまで住み続けられるのか確認しよう

高級老人ホームと呼ばれる施設のなかでは、介護が必要になれば退去を迫られる施設もあれば、介護を受けながら生活できる施設もあります。

また、医療を受ける必要性が高くなり、長期入院ともなれば既に生活している高級老人ホームをどうするかまで考えておかなければなりません。

仮に、転倒して骨折だと分かり、入院して手術をしてリハビリをしていたら、3ヶ月を越えて自宅の高級老人ホームから離れていることになります。

多くの施設では3ヶ月を越えて入院する場合は、退去を迫られる場合があります。

老人ホームから退去勧告受ける可能性のある5つの理由とその対処法とは?

入院中は一部費用は継続して支払い続けていくことになりますので、経済的に不安になることも考えられます。

介護が必要になればどこでサービスを受けることができるのか?

医療についてはどこまで受けることができるのか?

将来のことを考えて入所するようにしましょう。

まとめ

高級老人ホームは老後の生活を豊にしてくれる最高の生活環境が整っています。

しかし、運営する側は必死で入居者の獲得に力を入れており、競争が激しいのも事実です。

そのなかから、自分に最も合った高級老人ホームを選択肢、後悔のないシニアライフを送って下さい。

老人ホームの種類をまとめて解説!全7種類の費用や特徴を徹底比較!

 

監修者:陽田 裕也

監修者:陽田 裕也監修者:陽田 裕也

資格:社会福祉士 生活相談員 介護福祉士 介護支援専門員
2001年介護福祉士の養成校を卒業と同時に介護福祉士を取得、翌年には社会福祉主事任用資格も取得した。 2002年から特別養護老人ホームで介護職員として勤務しており、その後、同一施設内で生活相談員や施設ケアマネジャーなどを経験しながら社会福祉士の国家試験に合格した。 現在は副施設長を兼任し生活相談員として相談援助に携わっている。 今後は権利擁護への知見を広げるため、成年後見人養成研修にも参加予定である。

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