親の介護で兄弟が不仲に!?トラブルを避け、介護を分担する方法とは

親の介護をきっかけに、それまで仲の良かった家族関係にヒビが入り、兄弟が不仲になるケースは意外と多く見られます。「我が家には関係無い」と他人事と考えていると危険なこともあるため、未然に防げるようにしっかりと手を打っておきましょう。

親の介護をめぐって兄弟が不仲に!?

親の介護をめぐる不仲

厚生労働省の調査(令和元年「国民生活基礎調査の概要」)によると、介護が必要になった時の主な介護者は同居の子と子の配偶者が約28.2%となっており、前回の調査より3.3%低下しています。また、別居の家族が主介護者となっている割合は13.6%となっていて、前回より1.4%増加しています。

このように、同居、別居に関わらず子どもが親の介護を担うことが増加傾向にありますが、少子高齢化の影響もあり、親の介護をする年代と子育てが重なったり、仕事と介護の両立が難しいなど、親の介護に専念できない状況である人も多いでしょう。

そのため、親の介護に協力することが出来ない人が出てくる、家族の中で特定の人の負担が大きくなるという場合があります。すると、介護負担の大きい人と介護をあまりしない人との間で家族仲が悪くなってしまうことがあります。

また、直接的な介護だけでなく、金銭面や介護の方針の違いなど親の介護をめぐるトラブルの原因となるものがあります。「自分たちは大丈夫」と思っていても、長い介護生活の中で少しずつ不満が蓄積することもあるので注意が必要です。

親の介護について兄弟姉妹間でよくおこるトラブル

兄弟(姉妹)喧嘩

親の介護についての揉め事やトラブルはいくつかの要因があります。ですから、兄弟間の不仲を起こさないようにするためにはあらかじめそれらに気をつけておき、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。

親の介護を誰がするか、押し付け合いで家族が崩壊

仕事や育児があると、親の介護にかける十分な時間が取れない、自分の家族を優先したいという気持ちを持つことがあります。兄弟が全員そのような状況であることも珍しくなく、誰が親の介護を担っていくのかで押し付け合いになりトラブルになるケースがあります。

自分だけが頑張っている…親の介護に協力しない兄弟と喧嘩

兄弟の中で、仕事や育児がない人が介護の担い手とされる場合、介護に関することをその人に丸投げしてしまう場合があります。

しかし、特定の人に介護の負担が偏り、他の兄弟からの協力が少ないと、徐々に他の兄弟に対して不満が蓄積し、兄弟間でのトラブルに発展してしまいます。

費用負担による金銭トラブル

介護に必要なお金は、基本的には親のお金で払うようにすることが望まれますが、それだけでは不十分な場合は子供が負担をしなければならないこともあります。

また、介護をするための自宅からの交通費やちょっとした買い物など、介護をする人が見えにくい費用の負担をしている場合があり、介護が長期間になると金銭的な負担は大きくなります。それらを兄弟間で平等に負担するようにしておかないと、トラブルになる危険があります。

お金に関するトラブルは、兄弟と言えども大きな問題に発展することが多く注意が必要です。

親の介護をしない兄弟と相続問題へ発展

兄弟間で親の介護をせず、他の兄弟の不満が蓄積していた場合、介護が終わった時に介護を担っていた兄弟が介護に要した労力を相続から金銭的な報酬として貰いたいと相続問題に発展することがあります。

話し合いでの解決が困難になると、裁判になるなど大きなトラブルになるケースも珍しいことではありません。

兄弟とのトラブルや揉め事を避けるには

親の介護をめぐってのトラブルを避けるためには、その理由を知りあらかじめ対策を立てておくようにします。一度、関係性がこじれてしまうと修復するのに時間がかかることも予測されるため、早くから取り組んでおきましょう。

親の意向を確認しておく

当事者である親が、どこで、誰に、どんな介護をしてほしいと希望しているのか等の意向を、元気な時から確認しておくようにします。

兄弟間で役割を決める

介護が始まる時に、それぞれがどのような役割を担えるのかを話し合い、役割分担をしておくようにします。日々の介護、通院介助、金銭的な援助など最初に決めておき、特定の人に負担が偏ることを未然に防ぎましょう。

▼兄弟と親の介護をどのように分担するかさらに詳しく知りたい方はコチラ

親の介護は兄弟とどうやって分担する?トラブルや不仲を防ぐには

両親の介護で不仲になった兄弟と和解する方法はある?

一度、親の介護で兄弟が不仲になってしまうと、すんなり和解をするのが困難なことも多く、そのまま疎遠になってしまうこともあり得ます。そのため、不仲になる前に家族間やケアマネジャーなどの専門的な知見を持つ第三者を入れての話し合いの機会などを持つようにすると良いでしょう。

まとめ

兄弟は親の介護が終わった後も長い付き合いをすることになり、なるべくトラブルは未然に防ぎ、解決しておきたいところです。

しかし、身内でのトラブルの解決は感情がぶつかり合ったりしてうまく行かないこともあります。そのような場合でも、第三者の専門職が介入する事で良い解決方法が見つかることがあり、こじれる前の早い段階で相談しておくことをおすすめします。

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この記事を書いた人:寺岡 純子

保有資格:終活カウンセラー上級、主任介護支援専門員、看護師、GCS認定コーチ
合同会社カサージュ代表。急性期の看護師として従事後、介護保険制度の開始と共に介護業界へ転身。超高齢社会の社会構造の変化を目の当たりにし、人生100年時代を自分らしく生きる必要性を実感する。 現在、20年間の介護業界での経験も生かしながら、終活をお手伝いする終活カウンセラーとして活動中。自分らしい人生を応援する『Happy Life College』を主宰。

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