ショートステイの利用条件とは?長期利用する際の日数制限や費用も解説

冠婚葬祭や旅行などの外せない予定が入っている時や、介護者の急病などで一時的に介護が難しい時に便利なのが、ショートステイ。介護者が休息をとるレスパイトケアとして利用されることもあります。

本記事では「ショートステイが気になっているけど、利用できる対象者は誰か知りたい」という方に向け、ショートステイの利用条件を詳しく解説いたします。

ショートステイを利用する高齢者

ショートステイとは

ショートステイ(短期入所生活介護・短期入所療養介護)は、特養や老健などの施設に1日~1週間ほどの短期間で入所できるサービスです。ショートステイを利用している最中は、滞在している施設で生活支援や介護サービス、機能訓練などを受けることができます。

利用日数に制限はあるの?長期利用はできる?

ショートステイは短期利用を想定しているため、利用できる日数に制限があります。具体的には、以下の2つの日数制限があります。

  • 1ヶ月のうちに連続利用できるのは30日まで
  • 要介護認定の有効期限までの残日数のうち、半分の日数が利用できる最大日数

2つめの条件を具体的にわかりやすく説明すると、要介護認定の更新日までの日数が200日ある方は、その半分である100日までがショートステイを利用できる日数です。

ただし、ショートステイを1ヶ月で連続利用できるのは30日までであるため、実際は100日間連続して施設に滞在できるわけではなく、最大30日までで何回かに分けてショートステイを利用することになります。

なお、ショートステイを30日間など連続で長期間利用することは「ロングショートステイ」と呼ばれ、特養などの入居待ちをしている間に施設入居の暫定的な措置として利用されることがあります。

ショートステイの利用条件

介護保険サービスとしてショートステイを利用する場合、利用対象者は要支援1~2、もしくは要介護1~5の認定を受けている方となっています。原則として65歳以上が対象ですが、要介護認定を受けていれば利用ができるため、特定疾病によって要介護認定を受けている40~64歳の方も利用が可能です。

ただし、自立の方でも有料老人ホームなどでサービス提供されている、介護保険が適用されないショートステイであれば利用することができます。もちろん、要介護認定を受けている方も介護保険適用外のショートステイを利用することはできますが、介護保険が適用されないため滞在にかかる費用は全て自己負担となり、割高になる可能性があることに注意が必要です。

ショートステイの利用にはケアプランが必要

介護保険サービスとしてショートステイを利用するには、ショートステイをケアプランに組み込んでもらう必要があります。そのため、ショートステイを利用したい場合はまずケアマネジャーに申し出て、ショートステイを組み込んだケアプランを作成してもらいましょう。要支援の方は地域包括支援センターでケアプランを作成してもらっていると思いますので、ショートステイをしたい場合は地域包括支援センターに相談し、ショートステイを組み込んだケアプランを作成してもらいます。

注意しておきたいのは、ショートステイは予約枠が埋まりやすいということです。そのため、冠婚葬祭などで利用したい日があらかじめわかっている場合は、早めに相談しておきましょう。

ただし、介護者の急病や急死などで他に介護できる人がおらず緊急を要する場合は、ケアプランなしでもショートステイを利用できることになっています。どのような状況であれば緊急時と認められ利用できるかは、市区町村によって条件が定められているため、緊急の場合はケアマネジャーなどに問い合わせて確認しましょう。

なお、介護保険サービスでないショートステイを利用する場合は、ケアプランの作成は不要です。

ショートステイにかかる費用

ショートステイをする際にかかる費用の内訳は、以下の通りになっています。

  • 【介護保険適用】介護サービス費
  • 【介護保険適用外】施設滞在費
  • 【介護保険適用外】食費
  • 【介護保険適用外】送迎代、生活日用品代など

介護保険が適用されるサービスは原則として1割の自己負担で利用できます。それ以外のサービスについては介護保険が適用されないため、全額自己負担となります。

上記のサービスがショートステイで提供されますが、一日あたりの費用相場は合計2,500~6,000円程度となっています。費用は施設や地域、利用者の介護度によって異なるため、実際にどれくらいの費用がかかるかはケアマネジャーや施設にきいてみるとよいでしょう。

なお、介護保険給付の上限額までで利用できる日数を超えてショートステイを利用する場合、上限額を超えた分の滞在費用は介護保険サービスも含め全額自己負担となるため、注意しておきましょう。

まとめ

今回は、ショートステイの利用条件について詳しく解説しました。ショートステイを利用するには条件は大きく分けて3つ、要介護認定を受けていることと、利用できる日数制限以内であること、ケアマネジャーにショートステイを組み込んだケアプランを作成してもらうことです。

ショートステイは緊急時を除いて、利用したいと思ったときにすぐ利用できるサービスではないため、前もって計画を立てたうえで、ケアマネジャーか地域包括支援センターに利用の申し出をしましょう。

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この記事を書いた人:ヒトシア編集部

保有資格:高齢者住まいアドバイザー検定 ファイナンシャル・プランニング技能士(3級)
高齢者住まいアドバイザーの知見を活かしたわかりやすい解説を行っていきます。

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