「ケアマネジャーを変えたい!」変更の方法や手続き、注意点を解説

「最初は親切に対応してくれていたケアマネジャーが、最近面談もいい加減になってきて、このままお願いしていていいのか不安…」など、ケアマネジャーを変えたいと思う方も中にはいらっしゃるでしょう。

結論としてケアマネジャーを変えることは可能ですので、その具体的な方法や良いケアマネジャーの選び方を解説していきます。

ケアマネジャーの変更方法

ケアマネジャーは変更できる

最初は信頼してお願いしても、長く担当してもらっているうちに利用者本人や家族と合わないと感じることが増えたり、必要なサービスが変わったとき、提案してもらったケアプランがイマイチで「使えないな…」などと思ってしまうことがあるかもしれません。

そのような時は、ケアマネジャーの変更を視野に入れてみても良いでしょう。ケアマネジャーは利用者からの申し出で変更することが可能なため、我慢し続ける必要はありません。

ただし、ケアマネジャーの変更をする方は多くはないため、本当に変更する必要があるのか、今のケアマネジャーでも話し合いなどを設けて、うまくやっていく余地があるのではないかなどをよく考える必要があります。

ケアマネジャーの変更を考えるとき

ケアマネジャーの変更は慎重に行うべきですが、どのような場合に変更を行うことが多いのでしょうか。

基本的には、ケアマネジャーのことを「信用できない」と思ったときが変更を考えるタイミングとなります。ケアマネジャーの信用が著しく損なわれる原因として、以下のようなことが挙げられます。

  • 利用者本人や家族の希望を聞かず、一方的にケアプランを作成して押し付けてくる
  • 緊急時に電話がつながらず、全く対応してくれない
  • ケアマネジャーと事業所との連絡が取れておらず、サービスを計画通りに利用できない
  • 利用サービスの知識に乏しく、質問しても回答が頼りない

特に4つめに挙げた「利用サービスの知識に乏しい」ことは、ケアマネジャーが保有している基礎資格が利用したいサービスとそぐわない場合に起こることがあります。例えば、医療ケアを必要としているのに、ケアマネジャーの基礎資格が看護師ではなく社会福祉士であるため、医療サービスについて理解が乏しいなどが考えられます。

ケアマネジャーを変更する方法

ケアマネジャーと高齢者

ケアマネジャーを変更するにあたり、まず最初に考えるべきことは「同一事業所内でケアマネジャーだけ変える」か「利用している居宅介護支援事業所自体を変えるか」です。どちらを選択するかによって、変更の方法が異なるため、最初に考えておきましょう。

同一事業所内でケアマネジャーだけ変えるのは「介護サービスには満足しているが、ケアマネジャーの対応や態度に不安がある時」が多いでしょう。

一方で、「事業所の介護方針自体に賛同できない」「他に必要なサービスがあるのに、併設している事業所のサービスばかり利用させようとする」「ケアマネジャーに問題があると認識していながら、改善の姿勢が見られない」など、居宅介護支援事業所そのものに対しても不満がある時は、事業所ごと変更することを検討しましょう。また、事業所にケアマネジャーが1名しか在籍していない場合も事業所ごと変えることになります。

同一事業所内でケアマネジャーのみ変更したい場合

同一事業所内でケアマネジャーだけ変えたい場合は、事業所のなかに必ず管理者(主任ケアマネジャー)が居ますので、その人に相談して別のケアマネジャーに変更して欲しい旨を伝えます。

変更したい理由を尋ねられると思いますので、その際は理由を包み隠さず冷静に伝えましょう。

事業所ごと変更したい場合

事業所ごと変更したい場合は、自分たちで新しく依頼したい事業所を探すことになります。

事業所を探すには、地域包括支援センターか市区町村の介護保険課に行き、居宅介護支援事業所のリストをもらいます。その中から新しく依頼したい事業所を探して、電話などで担当を変更したい旨を伝えましょう。

このとき、「分かりました、前のケアマネジャーにはこちらから伝えておきます」と言ってくれるケースもあれば、「前のケアマネジャーにはそちらでお伝え下さい」と言われる場合があります。

希望する居宅介護支援事業所先のケアマネジャーがその話を受け入れてくれ、面談をして家族も利用者も納得すれば、そのまま契約し再スタートとなります。

変更手続きは対応しなくて大丈夫

ケアマネジャーの変更が決定した場合、「何か変更手続きがあるのだろうか」と思われるかもしれませんが、基本的に手続き関係は事業所が対応してくれますので、心配する必要はありません。

変更する際に注意しておきたいこと

ケアマネジャーの変更を考える女性

ケアマネジャーを変更することは可能ですが、本当に変えるかどうかは慎重に検討しましょう。検討をする上で考えておきたいことや、ケアマネジャーを変更した時に伝えておくべきことをご紹介します。

デメリットを理解しておく

担当のケアマネジャーに不満がある場合、変更したい気持ちでいっぱいになってしまうかもしれませんが、ケアマネジャーの変更に伴うデメリットも考えたうえで、決定を下しましょう。

ケアマネジャーを変更するということは、信頼関係を築きなおす必要があります。また、事業所自体を変更した場合は、契約を結びなおしたり、利用者の状況や希望するサービスなどを一から説明しなおす必要があります。さらに、ケアマネジャーを変えたからといって、必ずしも新しい担当が利用者や家族と相性が良いとも限りません。このような点に注意して、ケアマネジャーを変更するかどうかを決めましょう。

変更理由は正確に伝える

ケアマネジャー変えたいと申し出た際に、その理由を聞かれることがあるでしょう。その場合は、変更したい理由を明確に伝えましょう。

変更したい理由を正確に伝えなくては、どの点に問題があったのかが分からず、次にお願いしたケアマネジャーも前の担当と同じような対応や態度をとる可能性があるためです。

変更に至った経緯や原因をはっきりと明確に伝えれば、新しい事業所やケアマネジャーも問題があった点に配慮して対応してくれるはずです。

ケアマネジャーを変えた時、ケアプランはどうなるのか?

通常であれば、前のケアマネジャーから新しいケアマネジャーに情報が届くことになります。

そのなかにケアプランもありますので、それを参考にして新しいケアマネジャーが作成することになります。

よって、全てが白紙の状態になるわけではありませんので、そのまま利用しているサービス事業所を利用することになります。そのため、前に利用していたサービスをそのまま利用したい場合は、その旨を新しいケアマネジャーに伝えておきましょう。

もし、新しいケアマネジャーに切り替わる際に、追加で要望などがあればそちらも伝えます。条件が合えばケアプランに反映してもらえることができます。

良いケアマネジャーの選び方

一度不満があってケアマネジャーを変更するのですから、次にお願いする人は良いケアマネジャーにしたいですよね。信頼できる良いケアマネジャーを選ぶには、どのような点をチェックすれば良いのでしょうか。

前の担当に不満があった点をクリアしてくれるケアマネジャーであることは大前提として、ケアマネジャーを選ぶ際には能力と人柄を注意深くみてみましょう。例えば、以下のような点を確認してみます。

  • 利用したいサービスについての知識は十分にあるか
  • 相談しやすい・話しやすい雰囲気であるか
  • 親身に話を聞いてくれるか
  • 利用者本人と家族に対して公平な態度か(偉そうな態度をとらないか)
  • 利用者の立場にたって納得できるケアプランを提案してくれるか
  • 分かりやすい説明をしてくれるか
  • 相談したいときなどの電話がつながりやすく、何かあった時の対応が早いか
  • 良い事は『YES』、おすすめ出来ない事は『NO』とはっきり言ってくれるか

また、事業所ごと変更する場合は、併設型か独立型か、併設型の場合はどのようなサービスを提供する事業所に併設しているのかや、併設事業所以外の介護サービスも利用できるかを確認すると良いでしょう。

まとめ

様々な理由でケアマネジャーを変えたいと思ったときは、本当に変える必要があるのかを吟味したうえで、変更の申し出をしましょう。

また、ケアマネジャーを変更する場合、居宅介護支援事業所自体を変更するという方法もあるため、状況に合わせてどちらがよいかを検討してみましょう。

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この記事を書いた人:ヒトシア編集部

保有資格:高齢者住まいアドバイザー検定 ファイナンシャル・プランニング技能士(3級)
高齢者住まいアドバイザーの知見を活かしたわかりやすい解説を行っていきます。

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