科学的な介護予防が可能!注目の歩行分析デバイスAYUMI EYEとは?

近年進んでいる高齢化、2020年では人口の約1/4が65歳以上の高齢者であるのに対して、今から20年後の2040年には総人口の1/3が65歳以上になります。
これからわかることは、確実に介護費用は今より必要になってくるということです。
しかし、それを負担する若者の数は減ってくる一方であり、財源確保は難しいということになります。

参考:高齢化の現状と将来像

これから介護費用を出す政府の財布の紐が固くなってくることは明らかであり、「どの事業所に予算を出して、どこには予算を出さないか」という判断が厳しくなってくると考えられます。

そのような緊縮財政のなかで役に立つのは、株式会社早稲田エルダリー・ヘルス事業団の「AYUMI EYE」というサービスです。

この記事ではAYUMI EYEは、
・どのようなサービスなのか?
・誰にとってどのようなメリットがあるのか?
・実際に導入されている方からの声
など、について取り上げていきます。

㈱早稲田エルダリー・ヘルス事業団
設立:2004年5月26日
本社:東京都港区高輪4-24-58
HP:早稲田エルダリー・ヘルス事業団
事業内容:
・「早稲田イーライフ」通所介護・介護予防通所介護事業所の運営及び代理店展開
・介護予防プログラムの普及
・特定高齢者向け介護予防事業受託
・介護予防コンサルティング、介護予防効果の評価、分析

産学連携から発明された歩行測定デバイス

─── 御社が取り扱っている「AYUMI EYE」とはどのようなサービスなのでしょうか?

私たちの取り扱っている「AYUMI EYE」という製品は、測定器(加速度センサー)を装着して6~10m歩行していただくだけで、着けている方の歩行状態が測定・解析できるというシステムです。

「見える化」された歩行データをもとに、医療機関や介護施設で行われる機能訓練の成果測定や運動指導に利用することが可能です。

─── どうしてこのようなサ-ビスを立ち上げられたのですか?

早稲田エルダリー・ヘルス事業団は、早稲田大学エルダリー・ヘルス研究所で開発された介護予防プログラムを広く社会に還元する役割を果たすことを目的として設立されました。
具体的には

・自治体や介護現場での介護予防プログラムの導入に関するコンサルテーション
・実施後のデータの予防効果や経済効果の解析
・各自治体、施設での取り組み結果のベンチマークに基づくプログラムの改善のコンサルテーション

などを通じて、早稲田大学エルダリー・ヘルス研究所の成果を広く社会に還元することを目的とした団体です。

早稲田大学エルダリー・ヘルス研究所との産学連携で得たノウハウや研究成果を実際の介護現場に生かすべく生まれたのが、私たち早稲田エルダリー・ヘルス事業団です。

そのような理由から早稲田大学スポーツ科学学術院と深く関わらせていただき、産学連携で介護予防プログラムを提唱していくことで介護予防に努めています。

介護予防プログラム

厚生労働省が公表している、利用者の状態の悪化を未然に防ぐために6つの項目についての介護サービスを提供する施策。
1.運動器の機能向上
2.栄養改善
3.口腔機能の向上
4.閉じこもり予防・支援
5.認知症予防・支援
6.うつ予防・支援

一方で、このプログラムの価値を評価するため、また利用者のモチベーションアップのために、目に見える分かりやすい指標を必要としていました。
そこで歩行解析デバイスAYUMI EYEを使用して、簡単に測定できて介護の現場でも活用ができるアウトプット(装置)を開発致しました。

 

操作もデータをとるのも簡単なデバイス

─── AYUMIEYEの使い方やできることを具体的にお聞きしてもいいですか?

まず、使い方についてご説明させていただきます。
①端末(iPhone、iPad)などと接続した計測するためにAYUMI EYEを第三腰椎(図1)に当たるようにベルトで固定します。


モジュールを専用のベルトへつけ、歩行者の第三腰椎に装着します。

 

②腰にAYUMI EYEを付けたまま歩いていただきます。

端末に表示されている測定開始のボタン(図3)を押すと計測が始まります。
事前に入力された測定距離(6~10m)の歩行が完了したらスマホの測定完了ボタン(図3)を押せば歩行の測定完了です。
取得した歩行データは自動で専用のクラウドサーバへ保存されます。


図3 測定開始と測定終了画面

図3-1 測定開始画面
図3-2 測定終了画面

③計測ページには先ほど計測した歩行データ(図4)が瞬時に表示されますので、こちらでご自身の歩行データを確認したり、印刷したりすることができます。

図4 測定後の分析結果画面

④AYUMI EYEでは主に「推進力、バランス、リズム」の3つの要素を分析することができます。

推進力は「前に進む力や勢いの強さ」、バランスは「歩行中の左右の揺れの程度」、リズムは「歩行のリズムがばらつき」を計測しており、AYUMI EYEではそれらの分析結果を図や数値を用いて表しています。(図6)




図6.バランスとリズムを可視化したグラフ

測定された方の機能維持・改善に必要なトレーニングメニューを表示させていただきます。(図7)

図7.測定者に合わせた改善点や注意点

図7.測定者に合わせた改善点や注意点

─── AYUMIEYEを導入する利点について詳しくお伺いできますか?

今までの歩行測定は、相当大がかりな3Dの計測装置が必要だったのが、AYUMI EYEひとつでほぼ同等の歩行時間、推進力、左右のバランス、歩様のリズムについての計測を瞬時に行うことができますし、理学療法士やリハビリドクターでなくても誰にでも扱えます。

歩数計とは違い、歩行の量的評価ではなく「質」を手軽に測定・数値化することで歩行能力が低下している部分に対応した運動プログラムを提供することでき、運動能力の改善につなげることができます。

介護予防の実現のために歩行能力を維持することは非常に大切です。
この端末で自分の歩行能力が細かく見えるようになりますので、改善点がすぐにわかるようになり、効果的な運動につなげることで歩行能力の向上を促します。
そして、自分の力で歩きたいという意欲を引き出し、運動習慣を身につけていただくことにもなります。

AYUMI EYEは、スターターキット1セットを導入いただくことで、測定者や測定回数は上限を設けていないので何人のデータもとることができます。
従来は専門家のいる医療機関でしか受けることのできなかった歩行解析を比較的安価に様々な場面で受けることが可能となります。

現在は、主に医療機関・介護施設・自治体・その他企業など、医療や介護予防・ヘルスケアに取り組まれている法人や団体向けの製品として販売をしておりますが、今後は個人が「いつでも・どこでも・簡単に、歩行の質を測ることができる」ように開発を行っていきたいと考えております。

 

色々な方に使われている実績をもつ

─── どのような方がサービスを利用されることが多いですか?

この端末は手軽に扱えることから、最近では介護施設だけでなく老人ホームや病院、自治体など様々な介護や医療の現場で活用いただいています。
例えば、宮崎県の日南市では地域の高齢者の皆様へ「一般介護予防事業」として実施されている『元気で長寿!!キープアップ教室』(介護予防推進サポーターが、介護予防を目的とした運動教室)にて、参加者様の再現性の高い効果測定・モチベーションの維持向上ツールとして活用いただいており、参加者様より「普段意識をしていない歩き方の癖がわかる。」「結果がすぐ出てよい」とご好評いただいております。

介護に関する多くの事業所様にもご利用されています。
例えば、デイケア・デイサービス事業所の方には機能訓練(リハビリ)の効果を測ったり、介護保険の加算申請に利用されております。

また、福祉用具貸出事務所の方には営業用ツールとして使っていただいています。
様々な杖や歩行器などの商品があると、どのような効果の違いがあるのか分かりづらいという悩みを解消するお手伝いをしております。

さらに、病院や介護老人保健施設の方には患者様のリハビリ効果を測定するため、加えて患者様のモチベーションアップのために使われています。
機能改善の様子が数値や図として見ることができると、患者様のモチベーションが上がり、更に頑張ろうという気持ちになっていただけます。

─── 実際のお客様の声を教えていただけますか?

早稲田イーライフ仲池上(通所介護施設 管理者) 古村 薫平様
「AYUMI EYEを導入してからは、歩行の質の評価が簡単かつ分かり易くできるので、説明がし易くご利用者様も日々の運動の効果を感じていただき易いので、ご利用者様とのコミュニケーションがスムーズになりました。
ご利用者様もご自身の歩行状態の変化を実感できるため「もっと点数を良くしたい!」と意欲的に運動に取り組んで下さっています。
また、歩行の点数化は、普段取り組まれている運動の様子を見ることのできないご家族様にとっても、課題や現状・目標を共有できるため、ご家族様にも興味を持っていただいています。」

─── 御社の今後のビジョンについて教えてください。

病気に罹ってしまい、自由に動くことができなくなってしまった時の年齢を「健康寿命」と言います。
元気に不自由なく生活していくためにも、健康寿命の延伸には運動が不可欠です。

また、高齢化がますます進み、社会保障費である介護保険の捻出が困難になると言われている中、寝たきり状態になってしまうとこれまで以上に家計からの介護費が増えてしまうかもしれません。
そうなると働きながら、もしくは一緒に住みながら介護している方も疲弊していく世の中になってしまいます。

まだまだ元気な方にはご自身の歩行の計測を行い、正しいトレーニングを行うことで健康寿命を延ばすことに繋がります。
現在、支援や介護を受けられている方にとっては「元気に歩きたい」という意欲を高め、それによる運動の習慣化をおこなうことで、寝たきりになることの予防や、健康寿命の延伸に繋げるのが私たちの使命です。

まとめ

今回は歩行解析デバイスAYUMI EYEを扱っている早稲田エルダリー・ヘルス事業団について書かせていただきました。

会社の発祥が早稲田大学関係の研究機関ということで、とても科学的に介護予防について考えていらっしゃる印象を受けました。

介護事業所だけではなく、福祉用具貸出事業所、医療機関さらには自治体までもが導入され、皆様に利用されてきた実績のある「AYUMI EYE」は以下の画像から購入ページ・詳細情報を見ることができます。

▼AYUMI EYEホームぺージ

ヒトシア編集部

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