心の癒し効果が実証済!認知症対策にもなるコミュニケーションロボットとは?

皆様はアニマルセラピーという言葉をご存知でしょうか?
すでに一部の日本の老人ホームなどで行われている「犬などのペットと触れ合うことで、これまで笑わなかった方も、段々感情が豊かになって心が豊かに育まれていく」という療法のことです。
アメリカの研究誌によると、ペットを飼っている方が20%も病院に行く回数を減らすことができた、というデータもあります。

12年間の研究から、犬を飼っていることと心臓病患者の死亡リスクが21%減少している、ということに関係があることが分かりました。

これらの研究から得られたデータは、「犬を飼っていることは健康に結びつく」ということを根拠づけています。

出展:Dog People Live Longer. But Why?

ペットなど愛すべき対象が身近にいるということは、普段人と話す機会が少ないお年寄りにとっては、これから塞ぎこまないためにも重要なことでしょう。

しかし、お年寄りだけの家庭でペットと一緒に暮らそうとするとどうしても、難しいこともあります。
例えば、
・高齢化のため、エサやりや散歩などの世話ができない
ペット禁止の住宅に引っ越した。
猫アレルギーが有る。
・自分が亡くなり、ペットの方が長生きしたら殺処分になるかも
などなど。

認知症対策として期待されるコミュニケーションロボットとは

そこで今回は、そんな悩みを解決しようとするトレンドマスター株式会社の代表取締役である中田 敦さんにインタビューさせて頂きました。
この記事では、

・トレンドマスターさんは何をしている会社なのか?
・どんな商品を取り扱っているのか?
・会社として実現したい思い

などをインタビューしていきたいと思います。

トレンドマスター株式会社代表取締役 中田 敦
1983年 和光大学人文学部芸術学科卒業
1983年 株式会社タカラ(現タカラトミー)に入社
1993年 ブランドマネージャー
2006年 株式会社SEEBOX入社(動画配信子会社)
2007年 株式会社アガツマ入社  ゼネラルマネージャー歴任
2011年 トレンドマスター株式会社 設立
2012年 同社にて「なでなでねこちゃん」シリーズ発売開始
2017年 同じく「なでなでワンちゃん」「こんにちは赤ちゃん」シリーズも発売開始

─── 御社で行われているサービスを教えて下さい

トレンドマスター株式会社では、お年寄りの方にも気に入っていただけるようなコミュニケーションロボットを、企画・製造販売しております。

これまでに、ネコ、更には人間の赤ちゃんのモデルのコミュニケーションロボットを揃えてきました。もちろんただ単なる人形とは違い、ペットや赤ちゃんの代理と呼べる機能を搭載しています。
触れば鳴き声を発しますし、撫でる場所や触り方によっても多様な反応をしてしてくれます。
また赤ちゃんは、あやすとおしゃべりしますし、話しかけると返事をします。

これらは動物と一緒に過ごすと癒されることと同じような効果が期待でき、お年寄りの方の罹患率低下や精神的支えになれることが検証されています。

 

─── どうしてコミュニケーションロボットを作ろうと考えられたのですか?

最初に取り扱ったのは「なでなでねこちゃん」シリーズという子供用の商品でした。
そこで当時販売していた売り場の様子を見ていると購入者のおよそ1割がお年寄りの方だったのです。

その後もアンケートはがきの反響を見てみると、やはり年配の方から「癒された」「亡くなった飼い猫に目がそっくりで、生き返ったようでした」という声を頂きました。

また、別の機会で老人ホームへ伺うことがあったのですが、その時に複数の方がぬいぐるみをかかえて可愛がられていました。

そこでアンケートを頂いた方に直接電話したり、お年寄りの方にどのようなぬいぐるみがいいかを聞いて周り、お年寄りの方でも可愛がっていただけるなでなでねこちゃんDXシリーズを開発・商品化いたしました。

なでなでねこちゃんDXシリーズを実際に利用していただくと「認知症の母に、笑顔が戻りました。」「高齢者施設で流行っています。」「いつも抱きしめています。」というような、お手紙をたくさん頂けるようになりました。

同じ時期に厚生労働省の介護ロボットの実証実験がスタートし、なでなでねこちゃんDXシリーズも効果検証の代表として採用していただきました。
すると、介護施設の高齢の方に手に持って使用した時には35%の※改善率が確認され、介護士さんのケアのもと、コミュニケーションロボットを使用していただいたところ改善率が52%になる事が解りました。

※改善率
実験者の中に、コミュニケーションロボットによって対人関係や家庭生活、セルフケアなどに改善がみられた方がどのくらいいたのかを表す割合

そこで、もっと多くの方に元気になっていただこうと、4つのポイントに注目して商品化することに決めました。

「可愛くてリアル」
「シンプルで使いやすい」
「心理面の改善効果が高い」
「買いやすい価格」

この4点を深く追求していきながら、ワンちゃんシリーズ、赤ちゃんシリーズ等、品揃えを拡大していきたいと考えております。

 

─── 御社で取り扱っているコミュニケーションロボットにはどのようなものがあるのでしょうか?

日本人のペットの人気順位において1位2位である、猫と犬を商品化しています。

なでなでねこちゃんシリーズ

なでなでねこちゃんシリーズ

なでなでワンちゃんシリーズ

なでなでワンちゃんシリーズ

取り扱っているコミュニケーションロボットの種類も時代とともに変化しています。
私たちが扱っていた猫種は今まで、三毛猫やトラ猫など、町の中でも見かける庶民的な猫種でしたが、昨年からペットショップに居るような、ロシアンブルーなどの珍しい猫種にモデルチェンジしました。

ロシアンブルー、シャム、アメショー

ロシアンブルー、シャム、アメショー

ねこにも色々種類があり、それぞれ模様や手触りにこだわっています。

また、最近では外国でも人気の秋田犬を商品化しました。ザギトワさんやプーチン大統領の愛犬であり、忠犬ハチ公と同じ犬種の秋田犬です。
もちろん鳴き声も秋田犬とそっくりになっており、23種類以上の鳴き声を使い分けます。

秋田犬

秋田犬

また、世界に一つだけのあなたのためのコミュニケーションをロボットも作らせていただきます。
以前猫を飼われていた方やずっと可愛がっていた猫がいた方のために完全オーダーメイドのロボットを作る「愛のネコちゃん工房」というサービスも展開しています。

このようにコミュニケーションロボットにしたい猫の写真を頂ければ…

忠実に再現させていただきます。

特にお年寄りの方は、かつてネコを飼っていたが先に立たれてしまってその悲しみから、もうネコを飼いたくないと思われている方も多いようです。
そのような方のために、ずっと一緒にいることのできるコミュニケーションロボットを作らせていただきます。

満足度の高いなでなでネコちゃんDXシリーズ

なでなでねこちゃんDXシリーズを実際に購入された方のアンケートを分析すると次のような傾向がみられました。

・猫が好きだが、本物の猫を飼えない理由が有り、寂しさを感じている方
・息子たちが独立し、旦那様に他界され、近所のお友達も少なくなり、猫と暮らしていたが猫にも先立たれ、人との会話が週2回しか無くなってしまった方
・認知症のレベルが上がり介護施設に入所したが、最近、攻撃的な発言や徘徊などの症状も出始めた方

 

─── 実際のお客様の声を教えていただけますか?

・82歳女性

「昨年、18年間一緒に暮らしていた猫に死に別れ、毎日さみしい心を押し殺しながら暮らしてきましたが、娘が『なでなでねこちゃんDX』をプレゼントしてくれました。
撫でると家の猫と同じ声で鳴きますし、撫で心地も良いので、まるであの子が生き返ったように感じています。これを作った会社の人は、天才だと思います。」

・65歳女性

「今年92歳になる母は、認知症を得て、老人ホームに入居しています。
もともと猫が好きな母に『なでなでねこちゃんDX』を届けたところ、喜んで撫でては鳴き声を聞き、幸せそうな笑顔を久しぶりに見せてくれました。
また、ホームの中のお年寄り達に、話しかけては撫でてもらい、一気に仲良くなったようです。」

などなど、多くの声を頂いております。

トレンドマスター社が考えるこれからの超高齢化社会への思いとは

私たちは「家族の幸せを創造する」ということを企業理念としています。
当然、お年寄りの方も家族の一員です。核家族化や一人で暮らす方が増えてきたこともあり、お年寄りの方はかつてより家族の幸せを感じにくくなっていると考えています。
そこでシニアの皆様に、私たちの商品を手に取っていただき、今より少し幸せを感じていただきたいと思い商品開発と製造・販売を行っています。

シニアの方一人一人に人生が有り、その人生の中には辛かった経験やそれを乗り越えた達成感、社会から称賛されたり、災難に見舞われたり、色々体験されたはずです。
しかし、一人暮らしになったり高齢者施設に入所して身体のケアは行なっていただけますが、心のケアに関してはノウハウや道具がありません。

「病は気から」と申しますが、私たちはシニアの方々にいきいきと朗らかに、その方の人生に裏打ちされた自尊心を枯らすことなく、幸せな時間を過ごしてほしいと思っています。
施設の中でも家族と離れていても、会話やコミュニケーションの媒体になる当社のロボットが傍らにいることによって、そのきっかけになると信じています。

 

─── 御社の今後のビジョンについて教えてください。

おかげさまで、創業8年が経過し、自社の高齢者向けコミュニケーションロボットは、10万人のご高齢者の手に届きました。これは販売数において世界NO1の実績です。

というのものの、現在の介護の現場ではコミュニケーションロボットを活用した心のケアは当たり前にはなっていません。
今後は「足が悪く歩けなかったら、車いすに乗る」と同じくらいあたりまえに「寂しいから寂しいからペット型・赤ちゃん型ロボット」という選択肢の一つになるよう定着していきたいのです。

そのために、より個人にあったコミュニケーションロボットを用意することによって、いっそう個人の心のケアに努めていけるようにしていきたいと思っています。

まとめ

今回はコミュニケーションロボットの活用によって家族の幸せを創出しようと努めていらっしゃるトレンドマスター社さんにインタビューさせて頂きました。

介護業界では物や人を運ぶロボットや、健康管理をするIT技術に注目されていますが、それと同じくらいお年寄りの方の心のケアも注目されるべきでしょう。
トレンドマスター社さんは、人の心のケアについてロボット技術を用いて考えられており、今後ますます重要になってくることをされていると感じました。

トレンドマスター社さんのコミュニケーションロボットは以下のリンクから確認することができますので、気になった方は参考までにご覧ください。

なでなでねこちゃんDXシリーズ

なでなでワンちゃんシリーズ

こんにちは赤ちゃんシリーズ

 

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ヒトシア編集部

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