「脳検」で自分の脳年齢を把握して認知症予防に努めよう|脳活性総合研究所取材監修

高齢者の約4人に1人は認知症または軽度認知障害(MCI)(2012年時点※1)

 

厚生労働省の発表では認知症患者数は462万人にものぼると言われており、超高齢社会の日本における課題の1つです。

参考:認知症施策の総合的な推進について 令和元年6月20日厚生労働省老健局

 

認知症は一度なってしまったら治りにくい病気のため、脳機能が健全なうちから予防に努めることが肝要です。

そこで今回は「アレアレ症候群」のテレビCMでおなじみ脳検を提供する株式会社脳活性総合研究所、代表取締役の太田芳徳様にインタビュー形式で、認知症や脳検について解説してもらいます。

認知症についての基本的な解説から、脳検のサービスを行っているからこそ伝えられる、是非知っておきたい情報を解説していきます。


TVCMで一度はご覧になった方も多いと思います。

株式会社脳活性総合研究所…
本社:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6F
2019年4月:カード会員様のサービス拡充を目的としてクレディセゾンから出資を受ける
2019年9月:脳の衰えをweb上で確認でき認知症予防に役立つ「脳検」をリリース
2020年4月:薬局など店頭にて検査可能な据え置き版をリリース予定

認知症についてプロがわかりやすく1から解説

認知症について

「認知症という言葉自体は知っている」

「何となく内容は漠然と知っている」

 

しかし実際認知症のことをくわしく知っている方はあまり多くはないでしょうか?

 

このサービスを始めるにあたり、60代~90代の方にお話を伺った際に1つの特徴がありました。元気な方は海外旅行に行きたいであったり、少し体が不自由になってきた方は国内旅行に行きたいという要望であったり、これからも健康に長生きしたいなど、皆さんニーズは様々ありました。

しかし、皆さん共通したニーズが1つありました

それは認知症にはなりたくないという意見です。

 

中には「もし認知症になるなら全ての記憶を消し去って欲しい」そんな意見もありました。

 

その言葉は切実でした。

 

ただ皆さん認知症にはなりたくないという考えはあるものの、実際認知症のことを詳しく知っているかという必ずしもそうではありませんでした。

よくわからないけど、話とかを耳にして漠然と怖いなという印象を抱いている方が多いようです。

そのためまずは認知症について正しい理解をすることから始めていければと思います。

 

具体的にどういった症状が認知症なのか?老化と認知症の違いは何か?といったところからまずは解説していきます。

認知症の症状と4大認知症について

認知症とは、1度正常に達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下して、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態を言い、それが意識障害のないときに見られるものを言います。

 

認知症は主に4種類あり、4大認知症と言われるのは以下のものがありそれぞれ原因となる病気によって、でやすい症状が異なります。

  • アルツハイマー型認知症
  • レビー小体型認知症
  • 脳血管性認知症
  • ピック症

老化と認知症の違いについて

認知症による記憶障害は、加齢による物忘れと混同されがちですが、昨日食べた夕食が思い出せない物忘れとは異なり、認知症では夕食を食べた体験自体を忘れてしまうことを言います。

老化 認知症
原因 加齢による「物忘れ」 脳細胞の損傷や神経伝達物質の死滅
記憶 体験の一部を忘れる 体験そのものを忘れる
時間や場所 見当がつく 見当がつかない
自覚 忘れた自覚はある 自覚がない
症状の進行 年相応に進行 著しく進行することも
生活への影響 大きな支障はない 支障が生じる

どのように認知症は始まるか?

認知症が始まりかけた高齢者

「何かおかしい…」という感覚が最初に出てきます。

参考までに厚生労働省が掲載しているMCIの特徴を以下に引用で記載します。

認知症のサインまではいかなくても、少しだけ正常のもの忘れが強いと感じたら、軽度認知障害の可能性も考えられます。

軽度認知障害の特徴としては、下記の4つが挙げられます。

ほかの同年代の人に比べて、もの忘れの程度が強い

もの忘れが多いという自覚がある

日常生活にはそれほど大きな支障はきたしていない

もの忘れがなくても、認知機能の障害が1つある

この場合の認知機能とは、失語・失認・失行・実行機能のことです。

失語:言葉の障害(言葉が理解できない、言おうとした言葉を言うことができない、など)

失認:対象を正しく認識できない:知り合いの顔、色、大小などを認識できない、など

失行:くわえたタバコにライターの火をつけられない、服を着ることができない、茶葉とお湯と急須を使ってお茶を入れることができない、など

実行機能の障害:計画をたててその計画通りに実行していくなどができない

同世代と比べてもの忘れの程度が強く、こうした認知機能にも障害があると感じられたら、軽度認知障害のサインかもしれません。

引用:認知症|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

軽度認知障害(以下MCI)とよばれる状態はそこからさらに認知機能が低下する可能性のある状態ですが、原因となる病気によっては16~41%の人が健康な状態に戻った報告もあります。

参考:認知症疾患診療ガイドライン2017|p147

 

ただ認知症に関しては現時点では根治する薬は開発されていないため、発症した場合現代の医療では根治が難しいです。

そのため何かおかしい…という感覚があったら直ぐに行動をすることが大事です。

脳検でまずは自分の脳機能のチェックを

脳検_ロゴ

提供:株式会社脳活性総合研究所

直ぐに行動することが大事。では具体的には何をすればよいのでしょうか?

ここでは脳活性総合研究所が提供する脳検について取り上げていきます。

 

脳検はダイエットで例えるなら体重計と同じような役割です。

ダイエットでは自分の体重を把握した上で、運動なり食事の調整を行うことで実際に痩せていきます。

脳検も100回やったからといって脳機能が向上するわけではなく、あくまでも現状を把握した上で継続的に認知症予防に取り組み、認知機能を半年ごとにチェックしていくことが大事です。

 

定期健康診断のように使っていくことがおすすめです。

 

また認知症リスクをチェックする方法は様々ありますが、例えば長谷川式認知症テストは、これが解けない時点で認知症です

 

つまり「もう遅い」テストです。

 

また血液検査、脳のMRI、脳血流シンチグラフィ、アミロイドPETなどは値段が高いうえに、正常時に認知症の兆候を診断するのは、現時点での医学では不可能となっております。

結果が出るのが怖くても決して放置してはいけない!

認知症の結果を受けるのは怖い

怖いという感情を少しでも和らげるためにも、認知症に対して正しい認識を持つことが重要です。

 

例えば大学受験の模試であれば、受けないことには志望校などを判断することができないので、大学受験をする上で半ば強制的に受けざるを得ません。

しかし認知症検査の場合、外的要因により受けなければいけないといったものがありません。

 

そのため自分は絶対平気だ!と自信のある方は多く受験されるのですが、あれ…もしかしたら自分は認知症かも?と思っている方の中には、もし認知症やMCIと診断が出たらどうしよう…と現実を見るのが怖く受験に中々踏み出せない方もいらっしゃいます

 

ただ現時点で認知症になってから治すのは難しいですが、MCIの段階であれば進行を遅らせたり改善させることもできます

悪い結果を突きつけられることは誰しも怖いですが、認知症について正しく理解し予防や進行を遅らせることに努めることが肝要です。

WHOのガイドラインを元に認知症予防について解説

世界保健機関(WHO)では認知症と認知機能を予防するための具体的な介入方法をまとめたガイドラインを公開しています。

認知症リスクは生活習慣改善により減らせるとしてWHOは各国に対応を求めています。

参考:WHO | Risk reduction of cognitive decline and dementia

WHOのガイドラインを元に、脳検で自身の認知機能を把握した上で認知機能を予防するための具体的な方法についてここからは解説していきます。

具体的な方法は簡単にまとめると以下の通りになります。

  • 運動、身体活動:推奨グレード強
  • 栄養バランスの良い健康的な食事:推奨グレード条件付き
  • 肥満や過体重のある人では、介入して適正な体重にコントロール:推奨グレード条件付き
  • 高血圧のある人は、WHOのガイドラインに従い適切な治療:推奨グレード強
  • 糖尿病のある人は、適切な治療を受け生活スタイルを改善推:奨グレード強
  • たばこを吸う人は禁煙が勧められる:推奨グレード強
  • 社会的な交流と支援は人生を通じて健康や幸福に強く関連

特に行うべき内容や補足するところをこれから解説していきます。

現在WHOのガイドラインにおいてエビデンスがあるのは有酸素運動です。

Physical activity should be recommended to adults with normal cognition to reduce the risk of cognitive decline.

Quality of evidence: moderate

Strength of the recommendation: strong

引用:english_foreward_executive_summary_dementia_guidelines.pdf

そのため脳活性総合研究所でも脳活総研エクササイズというものを、三重大学医学部附属病院認知症センター長の佐藤 正之先生監修のもと開発をしています。

またティップネスさんとも業務提携を結び、脳検の受検者に対して脳活総研推奨プログラムとしてエアロ1、ステップ1のレッスンが受けられるようになっています。また、ティップネス会員様がこの脳検を受検するよう促進し、認知症予防の啓蒙をしていきます。

参考:(株)ティップネスと提携し脳活性エクササイズを提供|PRTIMES

 

そのほかにもメタボにならない食事・栄養補給(管理)や、質の良い睡眠(生活習慣)も大事になります。

 

自分の認知機能の現状を知り、認知症予防に努める。そして定期的に脳検を受けて効果測定をしていくことが認知症予防に繋がります。

脳検を実際に受けた方の口コミ

既に脳検を受験した方から頂いた口コミを4つほど記載します。

(57歳男性)

自分の脳年齢が実際の年齢よりも若いのか、老いているのか、客観的に判断したかった

今回受験したことで、実際の年齢より脳が老けていることがハッキリ分かった

自分は、まだまだ記憶力が衰えていないから脳年齢は低下していないと思い込んでいる人は受けるべき。

 

(56歳女性)

30、40代の時と比べ、他人の名前や必要なものを買い忘れるようになった

なんとなく頭の回りが遅くなったように感じるようになったから受験した

自分の頭の状態を知れない方が怖いし、周りの人々(特にパートナーや子ども)に迷惑をかけるようなことはなくしておきたい

祖母、実母が認知症になったので心配。

 

(60歳女性)

認知症になりたくないという恐怖感で受験した。結果を知るのは全然怖くなかった

怖がって、放置するなんて、人生投げ出すのと一緒

だから現状を知って、自分の人生を自分でコントロールしたい。

1回だけ受けるのではなくて、期間中何回でも受けられるのがポイント。

 

(68歳男性)

人生の最大の関心後との1つが「認知症になりたくない」ということだから受験した。

妻はきっと認知症になったら介護してくれると思うが「老老介護」は、無理だとも思っている。

父が認知症になりその怖さも目の当りにした

脳検は安価で好きな頻度でMCIのリスクを事前に知ることができるので、今後も使わせてもらいます。

まとめ

認知症は一度なると治るのは難しく、誰にでもなる可能性があります。そのため正常時から定期的に脳検を受けて自分の状態を常に把握し、有酸素運動や栄養管理で予防していくことが大事です。

また現在提供されているwebサービス版の脳検の他に、4月から薬局などの店舗で測定ができる据え置き型の脳検も今回特別にお見せしてもらいました。

据え置き型の脳検

血圧計のように簡単に脳年齢をチェックできる世の中が実現しそうですね。

※1:2012年が最新の情報となっています。厚生労働省 老健局 認知症政策推進室に参考資料について問い合わせたところ「認知症自体は病気ではないため正確な数字の把握が難しい」との回答を頂いております。

ヒトシア編集部

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ヒトシア編集部です。 シニアの方々の、これからの人生がイキイキとなるような記事を執筆していきます。 毎月、ヒトシア編集部員が旅行、趣味、健康・美容、終活、介護についての先進的な取り組みをしているサービスや企業の事例をお届けします! フェイスブックを登録するとお得な情報を素早く取り入れることができます。

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