特養の入居待ちとは?期間の目安と待機時間を短くする方法をご紹介

特養は最後(看取り介護)まで支援をしてくれる施設で、費用も比較的安価であるため人気の高い施設です。

しかし、その分全国的に待機者が多く、入居申し込みをしてもなかなか入ることができないのが現実で、特養が人気の地域では1年以上入居を待つケースも多々あります。

特養は『原則要介護3以上』が入所の条件となっていますが、要介護度の高い『要介護5』や『要介護4』が優先され、『要介護3』ともなると長期間待機しなければならないケースもあります。

特養とは?気になる費用や入居条件について詳しく解説!【2019年度最新版】

特養の入居待ち期間の目安

地域にもよりますが、要介護4や5でも1年以上入居待ちをすることもあります。

そのような場合は、一旦特養を諦めてロングショートやサ高住を利用しながら順番を待つ人も多いです。

要介護3にもなると、2年以上待機するケースもありますが、地道に待つしかありません。

入居待ちが長くなる地域の特徴として、予想できると思いますが高齢者の数が多いにも関わらず、施設全体の数が少ないところがあります。そうなるとやはり諸島・山間部などの地域はどうしても待機期間が長くなる傾向にあるでしょう。

逆に、都市部では有料老人ホームなども含めて介護施設が多く、特養の待機期間が短い傾向にあります。

いずれにしても、都会になるほどサービスを選択できる種類が多いので、待機期間が長いからといって困ること自体が少ないです。

入居待ちを短くして特養に入所する方法とは

特養は緊急度が高ければ入所に順番が早くなります。

緊急度は主に『要介護度』と『その方の介護環境』によって決定します。

それでも、入居待ちをしなければならない場合は以下の3つを検討してみましょう。

ユニット型や個室型の特養へ入所する

地域性にもよりますが、料金が安価な多床室よりも、料金が割高になるユニット型個室などの方が待機者が少ない場合があります。

一旦、そちらに入居しながら、多床室が空くのを待つのも一つの方法でしょう。

例えば、要介護5で多床室なら約7万円前後の料金が必要ですが、ユニット型個室なら約12~13万円ほどが必要になるでしょう。

それでも、サ高住に入居し、外部の介護保険サービスを利用するよりも費用を抑えることができます。

ユニット型特養とは?気になる費用や特養との違いをご紹介

地方の特養に入所する

地域密着型特養でなければ、自分の住んでいる自治体以外の特養に入居することも可能です。

例えば、近隣の自治体の方が全体的に待機者が少ないという情報があれば、そちらに申し込みをするのも一つの方法でしょう。

自分の住所でない地方で特養に入所することになったとしても、施設自体の費用が特別高くなることはありませんが、家族が面会などに行く際に交通費が必要になることを抑えておく必要があります。

先述しましたが、住んでいる住所以外の特養に入所したい場合は、『地域密着型特養』でなく全国どこからでも入居できる『広域型特養』でなければならないことに注意しましょう。

ショートステイを利用する

特養に入居したいということは、家族にも限界が来ているということでしょう。

そんな時には、宿泊を伴うケアをしてくれて、家族の負担軽減になるショートステイが有効的です。

例えば、月~金曜日をショートステイ過ごしてももらい、土・日曜日を自宅で過ごしてもらうだけでも家族の負担軽減になります。

しかも、そのショートステイと同法人の特養を希望するのであれば、職員への情報の共有がスムーズで、少しでも手間を省くことができます。

また、保険者(自治体)が認めてくれれば、特養入居を前提とした待機状態として、ショートステイを連続して利用する『ロングショート』を利用することもできます。

ロングショートを利用したい場合には、担当のケアマネジャーに相談しましょう。

ロングショートの1ケ月の費用は施設によって違いますが、特養を1ケ月利用した場合の金額とそれほど差はありません。

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監修者:陽田 裕也

監修者:陽田 裕也監修者:陽田 裕也

資格:社会福祉士 生活相談員 介護福祉士 介護支援専門員
2001年介護福祉士の養成校を卒業と同時に介護福祉士を取得、翌年には社会福祉主事任用資格も取得した。 2002年から特別養護老人ホームで介護職員として勤務しており、その後、同一施設内で生活相談員や施設ケアマネジャーなどを経験しながら社会福祉士の国家試験に合格した。 現在は副施設長を兼任し生活相談員として相談援助に携わっている。 今後は権利擁護への知見を広げるため、成年後見人養成研修にも参加予定である。

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