特養の申し込み方法をわかりやすく解説!必要な書類や手続きを紹介

特別養護老人ホームとは、自宅での生活が難しい要介護3以上の高齢者に、介護サービスや生活支援を提供する施設です。

特養は入居一時金がかからない上に、月額費用も他の施設形態と比べて安いため、大変人気のある施設です。そのため、入居を考えていらっしゃる方は数多くいらっしゃるでしょう。

本記事では、そのような方に向け特養の申し込み方法をわかりやすく解説いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは入居条件を確認

特養の申し込み方法

特養の入居条件は、65歳以上で要介護3以上の方が原則となっています。65歳未満でも、特定疾患で要介護認定を受けた40~64歳までの方(要介護3以上)は特養の入居対象者となります。また、要介護1~2でも、介護虐待など特別の理由があると認められた方は入居対象となることがあります。

▼特養の入居条件の詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック

【特別養護老人ホームの入居条件】要介護3と認定されなくても入所する方法をご紹介

申し込みまでの流れ

申し込みまでの流れを簡単に確認し、申し込み方法についてイメージをつかみましょう。特養へ申し込みをするまでには、以下の流れとなっています。

  1. 入居したい施設を探す
  2. 施設が決まったら、希望の施設か自治体に問い合わせて提出が必要な書類の確認・受け取りをする
  3. 自分たちで記入する・役所へ請求する・専門職の人に頼むなどして、必要書類を過不足なく準備
  4. 全ての申し込み書類がそろったら、自治体か施設へ郵送するか直接提出をする

申し込みが完了すると、各自治体や施設で審査が行われます。入居順位や入居待ちをしている人数を公表している自治体も多いため、チェックしてみましょう。

▼介護施設へ入居するまでの流れや注意点を詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック

老人ホームの入居までの流れ|入居までの期間など、介護の専門家が解説!

申し込みに必要な書類

入居に必要な書類は、施設や自治体によって異なります。まずは、申し込みを希望している施設のHPか、その施設がある市区町村のHPで必要書類は何かを確認しましょう。分からない場合は、電話などで直接問い合わせてみてもよいでしょう。

必要な書類は自治体で決めているのか・施設がそれぞれで決めるのか、書類は役所などでももらえるのか・施設から直接入手しなくてはならないかなど、それぞれの自治体で申し込み方法は異なるため、まずは確認することが大切です。

ここでは、特養へ入居する際に必要とされることの多い主な書類を紹介します。どのように準備するかも紹介しますので、あわせてご確認ください。

入所申し込み書

こちらは、申し込みの際に必ず必要なものです。各自治体の窓口で配布している場合もあれば、各施設で受け取りが必要な場合もあります。また、市区町村や施設のHPからダウンロードできることも多いですが、記入の必要な様式が複数ある場合もあるため、抜け漏れが不安な方は直接問い合わせるのが安心です。

入所申し込み書には氏名・年齢・住所・家族構成など基本的なことから、なぜ特養の入所を希望するのかの理由、介護をする家族はいるのか、本人の心身の状況や介護が必要な程度などを記入します。

こちらは入居順位を決める際の資料になるため、抜け漏れなく正確に記入しましょう。

介護保険被保険者証

特養は要介護3以上が入居の対象者となっているため、要介護3以上であるかの確認に介護保険被保険者証が必要になります。

こちらはすでに所有しているはずですので、自分たちですぐに準備ができるでしょう。

直近3か月分のサービス利用票の写し

自治体や施設によっては提出を求められる場合があります。

在宅介護などで介護保険サービスを利用していた場合は、毎月ケアマネジャーが作成したものをもらっているはずですので、そちらを探しておきましょう。

調査票・意見書

ケアマネジャーや医師による調査票・意見書の提出を求められる場合もあります。こちらは、担当のケアマネジャーやかかりつけ医に作成を依頼しましょう。

作成には時間がかかることもあるため、必要だとわかったらすぐに相談しておくと安心です。

▼介護施設への入居申し込みや契約に必要な書類のまとめ記事はこちら

老人ホームとの契約に必要な書類とは?確認するべきポイントを詳しく解説!

よくある質問

ここでは、特養の申し込みについて、よくある質問について解説しています。気になる質問項目があった方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

県外や市外など、居住している自治体以外の特養にも申し込みできる?

居住している自治体にある施設以外にも、申し込みは可能です。家族が施設へ通う際に不都合が少ないのであれば、積極的に近隣の自治体の施設へ申し込みをしておくと良いでしょう。

ただし、市民や区民を優先としている自治体もあるため、注意しましょう。

特養の入居順位はどう決まる?

以前は申し込み順で入居までの順番が決まっていましたが、現在は施設への入居がどれほど必要かの緊急度を様々な観点から点数化して入居順位を決めています。

具体的にどのような項目があるのか、ご紹介します。

本人の状況

  • 要介護度
  • どの程度自立して生活できるか
  • 在宅サービス等の利用状況

在宅介護の困難度

  • 同居者や介護をしてくれる人の有無、その人の健康や就労状況
  • 住宅の有無
  • 介護がしやすい住宅かどうか

地域性

  • 居住地
  • 居住歴

待機の状況

  • 申し込みからの経過期間
  • どのくらい施設に申し込みをしているか

緊急度

  • 人的緊急性(病気や急死により介護をする人がいないなど)
  • 物的緊急性(立ち退きを迫られ住居が無くなる可能性があるなど)

この他にも施設や自治体によって様々な項目が設けられており、中には入居順位を決めるための項目を点数付きで開示している自治体もあります。自治体や施設によって基準や項目は異なっても、「緊急度の高い人から入居する」という考え方は変わりません。

▼特養の入居待ちはどれくらい?待機期間を短くするコツは?気になる方はこちらの記事をチェック

特養の入居待ちとは?期間の目安と待機時間を短くする方法をご紹介

何か所も同時に申し込みをしていい?

複数の特養へ同時に申し込みすることは可能です。特養は入居待ちの期間が長期にわたる場合が多いため、複数の施設に申し込みをしておいて、順番が一番早く回ってきた施設へ入居することが一般的です。

なお、複数施設へ入所の申し込みをする場合は、申し込みをする施設の数だけ書類が必要になります。同じ書類でも複数枚必要になるため、漏れがないようにしましょう。

まとめ

本記事では、特養の申し込み方法について解説いたしました。特養の申し込みには、必要書類が多くなることもあるため、計画的に書類集めをして漏れがないようにしましょう。

また、入居までの順番は申し込み順ではないため、慌てずに書類の不備がないようにしたいものですね。

▼こちらもおすすめ!老人ホームなど高齢者向け施設・住宅の種類まとめ

介護施設や老人ホームなど高齢者住宅・施設の全種類を解説|費用や特徴、選び方や種類ごとの違いとは?

当サイトでは、介護に関する情報以外にも、終活や健康、定年・子育て後の再就職について、役に立つ情報を毎週発信中!
「新着記事をいち早くチェックしたい!」「終活や老後の楽しみ方について、情報収集したい」という方にむけ、LINEアカウントでは新着記事の情報や充実したセカンドライフに役立つ記事を定期的に配信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね! 友だち追加はこちらから。

LINE友だち追加はこちら 新着記事をいち早くお届け!

この記事を書いた人:ヒトシア編集部

保有資格:高齢者住まいアドバイザー検定 ファイナンシャル・プランニング技能士(3級)
高齢者住まいアドバイザーの知見を活かしたわかりやすい解説を行っていきます。

関連する記事

記事のカテゴリ