サ高住の入居条件について解説|いつまで入居し続けられるかも紹介

近年、全国的に数が増えているサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)。入居者も増えているため、老後の住まいとして気になっている方も多いのではないでしょうか。

介護施設や老人ホームと比べてサ高住は入居条件が厳しくはありませんが、「夫婦で入居を考えているけど、その場合は入居条件ってどうなるの?」「介護が必要になった時は入居し続けられるの?」など入居に関する疑問がある方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、サ高住の入居条件や入居に関する疑問について、解説していきます。

【おさらい】サ高住とは?

サ高住の入居条件を確認する老夫婦

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サ高住とは、バリアフリー仕様など高齢者に配慮された設備や設計になっており、生活相談などのサービスを利用できる高齢者向けの住宅です。

サ高住では生活相談と安否確認のサービス提供が義務付けられているため、体調に不安がある際の相談から、「部屋の電球を変えてほしい」などちょっとした困りごとの相談まで、何かあった時に頼れる相談員や職員が駐在しています。

介護施設や老人ホームとは異なり、サ高住は住宅であるため、プライバシーを守りながら自分のペースで生活できることが特徴です。

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サ高住とは?サービスの特徴や実際にかかる費用を徹底解説!【2021年最新版】

サ高住の入居条件

サ高住に入居するための条件は60歳以上の方、もしくは要支援・要介護認定を受けている40歳以上の方です。

介護度による条件はないため、自立から要支援、要介護の方までどなたでも入居可能です。認知症の方でも入居できる住宅も多く、幅広い層の方が入居可能です。

ただし、サ高住は経営主体が様々であり、サ高住として登録するための条件も少ないため、住宅によって提供するサービスの違いが大きいです。

もう少し詳しく解説すると、サ高住は住宅の色が強く、自立の方を対象とした住宅、より介護がしやすい設備になっている住宅、クリニックが併設されていたりターミナルケア・看取りに対応しているなど医療ケアが手厚い住宅などが存在します。

サ高住全体としては幅広い層で入居が可能ですが、それぞれの住宅で介護度や認知症の有無、必要な医療ケアの程度によって入居条件を設けている場合があるため、入居を検討する際はよく確認するようにしましょう。

夫婦で入居する場合の入居条件とは

サ高住には2人部屋が用意されている住宅も多く、夫婦で入居することも可能です。夫婦で入居する場合の条件は以下の通りです。

  • 配偶者であること(事実上夫婦関係にある者も含む)
  • 60歳以上の親族
  • 40歳以上で要支援・要介護認定を受けている親族
  • 特別な理由により同居させる必要があると知事が認める者

つまり、夫婦のどちらかが60歳未満でもサ高住への入居が可能です。

また、2人部屋への入居以外にも、空室があれば2人がそれぞれ別の部屋へ入居することも可能です。ただし、費用は単純に2倍になるため、2人部屋に入居する方が費用を抑えることができます。

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サ高住にいつまで入居し続けることができるの?

サ高住にいつまで入居し続けられるかは住宅によって差がありますが、介護度がかなり重くなったり、より高度な医療行為が必要になった場合は、住み替えとなる場合が多いです。

サ高住は生活相談と安否確認のサービスを提供していればサ高住として認められるため、基本的に住宅に駐在しているスタッフが介護や医療行為を行うことはありません。

そのため、介護が必要になった場合は外部のデイサービスや訪問介護などの介護サービスを利用し、住み続けることになります。

比較的介護度が軽ければ問題はありませんが、要介護4や5になると、費用のことを考えて特養に移り住むことも選択として考えることがあります。

また、医療ケアが必要になった場合も訪問看護を利用して住み続けたり、医療法人などが運営する住宅であれば、ある程度の医療ケアや医療行為には併設のクリニックなどで対応してくれることが多いため、住み続けることは可能です。

しかし、より高度な医療行為や恒常的な医療ケアが必要となると、やはり介護医療院や病院に移らなければならないこともあります。

先述した通り、サ高住は住宅によって提供しているサービスに違いがあるため、同じ介護度や医療依存度でも住み続けられる住宅もあれば、住み替えを余儀なくされる住宅もあります。

先々のことも考えつつ、入居を検討する際はどのようなサービスのある住宅が最適かを見極めるようにしましょう。

サ高住の費用

サ高住への入居にあたって必要な費用は、敷金と月額の賃料です。サ高住は介護施設ではなく住宅であるため、入居前に賃料数か月分の敷金、入居した後は賃料が必要となります。

敷金の相場金額は0~数百万円、賃料の相場は10万~数十万円となっています。夫婦部屋であれば一人部屋よりも高くなります。また、介護サービスを利用する際は賃料とは別に費用が発生するため、注意しましょう。

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サ高住の費用はいくら?タイプ別に初期費用や月額費用の相場を解説

まとめ

本記事ではサ高住の入居条件について解説しました。

サ高住は基本的に60歳以上であれば介護度に関係なく入居が可能であり、生活相談と安否確認のサービスがついています。そのため「ある程度自立して生活はできるけど、何かあった時に心配…」という高齢者におすすめの住宅です。

もちろん、介護が必要な方も入居可能ですが、住宅によって住み続けやすいところとそうでないところがあるため、自分にあった住宅を探してみましょう。

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監修者:陽田 裕也

資格:社会福祉士 生活相談員 介護福祉士 介護支援専門員
2001年介護福祉士の養成校を卒業と同時に介護福祉士を取得、翌年には社会福祉主事任用資格も取得した。 2002年から特別養護老人ホームで介護職員として勤務しており、その後、同一施設内で生活相談員や施設ケアマネジャーなどを経験しながら社会福祉士の国家試験に合格した。 現在は副施設長を兼任し生活相談員として相談援助に携わっている。 今後は権利擁護への知見を広げるため、成年後見人養成研修にも参加予定である。

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