介護付き有料老人ホームの入居条件とは?種別ごとにわかりやすく解説

介護付き有料老人ホームは有料老人ホームの中でも人気の高い施設であり、入居を検討されている方も多いでしょう。

介護を行う高齢者向け施設の中では比較的広い範囲を対象者としている介護付き有料老人ホームですが、本記事ではその入居条件を詳しく解説していきます。

【おさらい】介護付き有料老人ホームとは?

まずは、介護付き有料老人ホームとは何かを簡単におさらいしておきましょう。

介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた事業者が運営する施設をさし、生活支援や介護、リハビリなどのサービスを提供している施設です。

介護付き有料老人ホームには「自立型」「混合型」「介護専用型」の3種類があり、それぞれ対象としている利用者が異なります。次の章にて、その違いを詳しく見ていきましょう。

▼介護付き有料老人ホームの特徴やサービスなどを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック

介護付き有料老人ホームとは?サービス内容や入居条件を徹底解説【介護福祉士監修】

介護付き有料老人ホームの入居条件

一般的に、老人ホームや介護施設への入居条件として挙げられるのは要件は以下の5つです。

  1. 「年齢」
  2. 「介護が必要な程度」
  3. 「必要な医療ケアの程度(持病の有無)」
  4. 「支払い能力」
  5. 「身元保証人の有無」

今回は、このうち「年齢」「介護が必要な程度」「必要な医療ケアの程度(持病の有無)」に焦点をあて、介護付き有料老人ホームの入居条件について解説します。

入居時の年齢についての要件

介護付き有料老人ホームの年齢要件は、基本的に65歳以上となっています。中には60歳以上でも入居が可能な施設がありますが、その数は限られていると考えた方がよいでしょう。

必要な介護の程度についての要件

介護度によって、先ほどご紹介した「自立型」「混合型」「介護専用型」のうち、どの施設に入居できるかが異なります。

「自立型」では、入居時に要支援・要介護状態になく、自立している方が対象となります。ただし、自立型の中には介護が必要になった際に退去しなくてはならない施設と、残り続けることができる施設がありますので、希望している施設がどちらに該当するかも確認しておきましょう。

「混合型」では、自立~要介護認定を受けている方まで、幅広い層を受け入れています。施設によっては「自立の方は何名まで」と制限を設けていることもあり、空きがあるからといって必ず入居できるとは限らないため、注意しましょう。

「介護専用型」は要介護1以上の方を対象としています。したがって、夫婦の一方が自立だと入居ができないため、夫婦での入居を考えている方は、混合型を検討するとよいでしょう。

医療ケアの程度(持病の有無)についての要件

持病の有無として一番気になるのが、認知症ではないでしょうか。

介護付き有料老人ホームでは認知症の受け入れが可能な施設が大多数であるため、それほど心配する必要はないでしょう。

ただし、どの程度症状が進行した認知症まで受け入れてくれるかは施設によって異なります。重度の認知症で、他の入居者への迷惑行為が懸念される場合は入居を断られたり、入居しても退去となる可能性があるため、心配な場合はまず相談してみることをおすすめします。

その他、胃ろうや人工肛門(ストーマ)、インスリン注射などは施設によって受け入れ可能なことも多いですが、夜間における痰の吸引など専門的な医療ケアが必要な方は入居が難しくなることもあるため、持病がある方は確認が必要です。

また、近年では看取りに対応する介護付き有料老人ホームもだんだんと増えてきており、終身利用する施設として安心できるのではないでしょうか。

介護付き有料老人ホームの費用

介護付き有料老人ホームの入居に必要な費用は、入居一時金と月額費用になりますが、近年では支払い方式が複数あるため、施設によって異なります。

多くの施設で採用している入居一時金+月額費用の支払いであれば、入居一時金が数十万~1,000万円以上、月額費用が5万~50万円と、施設や介護度によって費用に幅があります。

また、入居一時金+月額費用の支払い方式(一部前払い・一部月払い方式)以外にも、以下の3つの支払い方式が存在します。

  • 全額前払い方式:終身にわたって必要な費用を全額前払いする方式
  • 月払い方式:前払い金はなく、必要な費用を月額で支払う方式
  • 選択方式:一部前払い、全額前払い、月払いから支払い方式を選択できる方式

支払いが可能かどうかは、老人ホームや介護施設への入居を検討する際に重要な条件になるため、希望の施設がどのような支払い方式を採用しているのかは、しっかりと確認しておきましょう。

▼介護付き有料老人ホームの費用や内訳をさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック

介護付き有料老人ホームの費用の平均や内訳を徹底解説

まとめ

本記事では、介護付き有料老人ホームの入居条件について、詳しく解説しました。

介護付き有料老人ホームでは、自立~要介護5まで、幅広い高齢者を受け入れています。認知症の高齢者も受け入れてくれる施設が多く、費用と相談しながら施設を探せば、特養やケアハウスなどよりもずっと早くで入居できる可能性が高まります。

支払い方式や費用感は施設によって様々であるため、条件にあった施設を見つけたいですね。

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この記事を書いた人:目黒 颯己

保有資格:高齢者住まいアドバイザー検定 ファイナンシャル・プランニング技能士(3級)
大学卒業後、株式会社ネオキャリアに入社。総合求人サイトの立ち上げの経験後、老後を自分らしく過ごすための情報サイト「ヒトシア」の立ち上げを経て介護施設・老人ホームの紹介事業を行っております。
現在はヒトシアと並行して介護士向け求人サイトも兼務しており、介護全般に精通しています。
参考:http://ksa-kentei.com/adviser/3695

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