老人ホームに入居しながら旅行する方法をご紹介!

老人ホームを検討する際に「せっかくの老後だし豪華な旅行もしてみたい」、「老人ホームに入居しても旅をしたいな」と思っていることはありませんか。

老人ホームに入居すると、中々旅行をすることが難しいイメージがあるかもしれません。

しかし、老人ホームに入居後も旅行へ行くことは可能です。

実際に、老人ホーム入居後に旅行をする場合は

  • 老人ホームの旅行企画で旅行するパターン
  • 外出許可を貰って家族で旅行するパターン

の2つがあります。

これら2つの旅行するパターンを紹介し、入居者と旅行する際の注意点を説明します。

老人ホームの旅行企画で旅行をする場合

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どの施設でも年間を通じて行事に合わせた旅行の企画が多いです。

例えば、春に近くの公園へお花見に行ったり、お祭りなどの行事に参加をしたりします。

それだけではなくバスなどで旅行へ連れてくれる施設もあります。

旅行を企画している3つの老人ホーム

バスなどで旅行ができる施設は下記の通りになっています。

出典:介護ホーム ロイヤル川口

名称:ロイヤル川口

所在地:埼玉県川口市

特徴:他の施設と合同で一泊二日の旅行を行いました。

出典:クラーチ・フィエラ鷺ノ宮

名称:クラーチ・フィエラ鷺ノ宮

所在地:東京都練馬区

特徴:毎月バスツアーが行われ、その季節に合った場所に行き、旅を楽しめます。

出典:住宅型有料老人ホーム 茅ヶ崎太陽の郷

名称:住宅型有料老人ホーム 茅ヶ崎太陽の郷

所在地:神奈川県茅ヶ崎市

特徴:近くの観光地や美術館などをバスで巡ります。

この他にも行っている施設もありますので、気になる方は施設へ直接問い合わせてみましょう。

旅行をすることのメリット

旅行をするメリットは2つあります。

①脳の老化を抑えることが出来る。

➁リフレッシュをすることが出来、気持ちが前向きになれる。

①:東北大学加齢医学研究所の調査によると脳の老化を抑えることは「運動(軽い運動も含む)」と「知的好奇心の高さ」だと発表をしています。旅行では、入居者が観光地を巡って歩いたり、「旅行先の文化や歴史を知りたい」と思ったりすることで、「運動(軽い運動も含む)」と「知的好奇心の高さ」の両方を経験することが出来ます。

また、旅行中だけではなく準備も効果があります。準備では行く場所や持ち物を組み合わせて考えることで脳の刺激になります。

これにより、脳の老化を抑えることができます。

➁:入居者は新しい場所に訪れて、美味しいものを食べたり、温泉などに入ったりすることで心身をリフレッシュします

また、入居者の中には気持ちが前向きになり、次の旅行までに「リハビリを頑張る」と意気込む方もいます。

以上が施設を使って旅行にいける施設とそのメリットです。

しかし、施設に入っても家族で旅行がしたいな」と思われる方もいるでしょう。

次に施設に入居している方が家族で入居できる方法を紹介します。

参考:旅行で認知症予防できる可能性

参考:車いす、足腰が不安なシニア層の国内宿泊旅行拡大に関する調査研究

参考:まごころ倶楽部とは

入居者が外出をして旅行をする場合

入居者が外出許可を取る場合は外出許可を申請する必要なケースもあります。そこで外出許可を貰い、旅行する方法をお伝えします。

入居者が外出して旅行する方法

入居者が外出や外泊をする際に届け出を出せば外出や外泊ができるようになります。

しかし、医療処置が常に必要な人や外泊が長期にわたる場合は控えるように助言してくれる施設が多いです。

また、介護保険の対象施設の施設では外出や外泊が可能ですがほとんどの老人ホームでは1人の外出や外泊を禁止しています。

そのため、旅行に行く際は家族の同伴が必要になります。

外出は申請書を出せばできる場合が多いですが、旅行中にも気を付けなければならないことが多いです。

次に旅行する際に注意することを紹介します。

入居者と旅行する際に注意をすること

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入居者と旅行をする際に気を付けておくべきことは3つあります。

余裕があるプランを作成する

高齢者は体力もなく、動きが鈍くなってしまいます。しかも頻尿に悩む人も多いためトイレに行く機会が多いので余裕があるプランにして焦らないようにします。

予定を詰めすぎないで、余裕をもって計画を作成して充実する旅行にしていきましょう。

持ち物リストと緊急体制を作成する

入居者と旅行をする際は、荷物が多くなります。

例えば、薬、リハビリパンツ、尿取りパットなど緊急時にないと困るものが多くあります。そのため、抜け漏れがない持ち物リストを作成して行きましょう。

また、 要介護者が体調不良になった場合に備えて、医師や介護施設との連絡手段を整えておきましょう

事前にトイレの場所をチェックする

高齢者の方はトイレが近い人が多いです。

そのため、行く前に地図などで旅行先のトイレの位置を確認しておく必要しておいて、計画的にトイレに立ち寄るようにします

そのときはトイレに行きたくなくても、出発した途端に尿意を感じたりするのも高齢者の特性ですので注意が必要です。

また、車椅子を利用する場合は障碍者トイレがあるかなどを確認だけではなく、排泄に失敗した場合に備えて汚物処理場があるかも確認しておくほうが良いでしょう

もし、不安な場合は旅先に問い合わせてみても良いでしょう。

ユニバーサルデザインやバリアフリーがあるか確認をする

ユニバーサルデザインやバリアフリーがあるか確認しておいたほうがよいでしょう。

ユニバーサルデザインとバリアフリーの説明は下記のようになっております。

バリアフリー(barrier free)とは

「バリアフリー(barrier free)」とは、「バリア(障壁)」を「フリー(のぞく)」、つまり障壁となるものを取り除くことで生活しやすくしようという考え方です。

引用:バリアフリーとは?

ユニバーサルデザインとは

バリアフリーは、障害によりもたらされるバリア(障壁)に対処

するとの考え方であるのに対し、ユニバーサルデザインはあらかじめ、障害の有無、年齢、

性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする

考え方。

引用:ユニバーサルデザインとは

家族で介護をしている人たちが旅行に行った際に苦労したことは入浴やトイレ、移動などの介護だそうです。

例えば、ホテルなどに手すりが施されていない場合、ホテルの部屋に着くのに一苦労しまい、介護者と入居者の方が疲れてしまいます。

そのため、ホテルなどを予約する際には事前に確認をして、入居者が安心して旅行ができるホテルを選びましょう。

例えば、トイレと浴室が一緒のユニットバスであれば、空間も狭く介助者が介助することも難しいので、トイレや浴室が十分なスペースかどうかも確認が必要です。

ホームページでは『建物内完全バリアフリー化』などと紹介されていても、それは一般の方の目

線でしかありませんので、実際に旅行に行く本人の身体面の特性を理解・把握した上でなるべく具体的に問い合わせてみましょう。

また、車イスなどが必要な方は用意してくれるか確認をしましょう。自力で歩行が可能な人も旅先で疲れたり、膝関節に痛みを感じてしまう可能性があるので、車イスを要する場合があります

参考:車いす、足腰が不安なシニア層の国内宿泊旅行拡大に関する調査研究

まとめ

老人ホームに入居してから旅行に行きたい場合は老人ホームの企画で行く場合か外出許可を貰って行く場合の2通りがあります。

入居している老人ホームの企画に参加する場合はバスやホテルなどを手配し、職員がついているので、家族の手間がかからなく入居者が楽しめます。

家族で計画をする場合は外出許可を貰ったり安全面などを考慮したりと多少手間が掛かりますが、家族と大事な時間を過ごすことが出来ます。

どちらの選択を取るかは本人やご家族次第ですが、自分に合った選択を取りましょう

監修者:陽田 裕也

監修者:陽田 裕也監修者:陽田 裕也

資格:社会福祉士 生活相談員 介護福祉士 介護支援専門員
2001年介護福祉士の養成校を卒業と同時に介護福祉士を取得、翌年には社会福祉主事任用資格も取得した。 2002年から特別養護老人ホームで介護職員として勤務しており、その後、同一施設内で生活相談員や施設ケアマネジャーなどを経験しながら社会福祉士の国家試験に合格した。 現在は副施設長を兼任し生活相談員として相談援助に携わっている。 今後は権利擁護への知見を広げるため、成年後見人養成研修にも参加予定である。